2013年07月12日
早池峰山-登山

日程:2013年7月7日(日) 日帰り
天気:曇り

▲早池峰山(はやちねさん)
標高:1,917m
岩手県(宮古市・遠野市・花巻市)
日本百名山
<ルート>
小田越~山頂~川原の坊
<関連記事>
2013年6月 (小田越坊より)
2012年8月 (河原の坊より)
2012年5月 (小田越より)
2011年7月 (河原の坊より) 2011年6月 (小田越より) 2010年9月 (河原の坊より)
「山へ登りたい」という一人を名峰「早池峰山」へ案内した。
個人的には今が見頃のハヤチネウスユキソウを楽しみに...
交通規制の為、登山口まではバスで向かうことになる。
岳駐車場からの往復運賃は1,400円。
我々は7時出発のバスへ乗り込んだ。
出発直前に多くの登山者がバスへ乗り込み、天気が悪いながらもバスは満車となった。


今回選択したルートだが、登りが最短ルートの「小田越」、下りが「河原の坊」である。
初登山の「G氏」の様子をみて、下山の楽な小田越ルートのピストンも検討する。
▲7:30 小田越登山口
では、小田越登山口を出発!
小田越の天気だが、「雲の中にいる」といった感じである。
もちろん早池峰山の山容も見えず、全体がガスに覆われていた。
天気予報では岩手内陸は回復傾向にある? 果たして晴れるか?


樹林内は樹から水滴が雨の様に落ちてくる。
初登山のG氏のテンションもやや低めといった感じだ。
今日の自分はガイド気分だったので、見つけたギンリョウソウを適当に説明...
濡れたギンリョウソウはユウレイ茸とも言われるように透明感がある。

熊対策のドラム缶。 以前の物とは異なる缶がぶら下がっていた。
そして、携帯トイレ用のテントも設置されていた。


▲8:00 1合目
歩くこと30分、樹林を抜けて1合目に出る。
雄大な景色が広がる場所なのだが、残念ながらガスで景色が悪い...
と思いきや、一瞬で景色が開ける。
如何にも高山らしい展開。
こういう方が山へ来たという実感が沸くだろう?


そしてまたガスが出て景色も無くなる。
まあ、雨も降っていないし、逆に涼しいので登りやすい。

意外にもG氏は疲れることなく順調に登っていた。
ペ-スもまずまずのペースであった。
それを見て安心した。
なので... 自分も今日の目的である「花見」を楽しむことにしよう!
まずは早池峰山の花、ハヤチネウスユキソウ。
ちょうど今が見頃といっても良いだろう。
その他、ナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ミヤマオダマキ、
ミヤマシオガマ、ミヤマアズマギク、ホソバイワベンケイ、咲き残りのイワウメなど。




















上部(9合目~山頂付近)にはコバイケイソウが綺麗に咲いていた。
ホント、早池峰山はいろいろな花を見ることが出来て楽しめる。
G氏、お気に入りの花はあったのだろうか?
そして、登山は順調に進む。
▲9:10 7合目付近の梯子
名物の「ハシゴ」も無事に登り終えた。


途中、監視員の方といっしょに登っていたので「ハシゴ」の上部付近で起きた事故の情報が入っていた。
強風でヘリも来れず、肩腕の骨折で背負うことも困難だとか。
このハシゴを下すのは大変なことだろう。
▲9:30 早池峰山山頂
そして花見をしながら早池峰山の山頂へ無事登頂。
お疲れさんでした! いつもの三角点タッチ!




山頂はなかなかの賑わいぶりだった。
お気に入りの早池峰山頂のポジションに座り、曇った下界を眺めながら休憩。
カップラーメン、コーヒー、アップルパイ...


初心者のG氏にもガスストーブ等を貸していた。
山頂で食す、温かい食べ物やコーヒーも気に入ってくれたようだ。
さて、ここまでG氏も元気だったので「河原の坊」への下山を決定する。
▲10:15 下山開始
川原の坊ルートの急な岩場の道を下って行く。
慎重に下るG氏。
登りの登山者に配慮しながら、挨拶や会話も楽しんで、マナーも良し!
最初のうちは何とか順調だった。




▲10:50 打石
名所の「打石」でそれらしいポーズをとる。
まだ余裕が見られるようだが...
河原の坊コースの下りはそこそこ長い...
しかも全ての道のりがゴロゴロ岩の上を歩く。
だんだんと岩が濡れて滑りやすくなっていく。
G氏は「あとどれくらい」と言うようになってきた。
GPSを見るとまだ3分の1だ。
明らかに表情が変わっていた...余裕が消えている...
これは川原の坊へ案内した自分の判断ミスだった。




▲12:15 水場
水場付近で、脚が限界とのG氏...
水場の水を美味そうに飲んでいたが、足取りが不安定だった。
3つの渡渉ポイントがあるが、ブレークダンス状態で渡るG氏。
3つ目の渡渉で3度の転倒に濡れ濡れ...
(なかなか面白かったが、これは危険か...)


▲13:05 川原の坊登山口
なんとかゴールしたG氏。
お疲れさんでした。


まあ、半分楽しく、半分辛かったらしい。
でも、また行きたいと言ってくれた。 (レベルを下げて...)
教訓はペットボトルの水を3本凍らせてきて、殆ど融けなかったことらしい。
では、また山で! (完)

岳駐車場からの往復運賃は1,400円。
我々は7時出発のバスへ乗り込んだ。
出発直前に多くの登山者がバスへ乗り込み、天気が悪いながらもバスは満車となった。


今回選択したルートだが、登りが最短ルートの「小田越」、下りが「河原の坊」である。
初登山の「G氏」の様子をみて、下山の楽な小田越ルートのピストンも検討する。
▲7:30 小田越登山口
では、小田越登山口を出発!
小田越の天気だが、「雲の中にいる」といった感じである。
もちろん早池峰山の山容も見えず、全体がガスに覆われていた。
天気予報では岩手内陸は回復傾向にある? 果たして晴れるか?


樹林内は樹から水滴が雨の様に落ちてくる。
初登山のG氏のテンションもやや低めといった感じだ。
今日の自分はガイド気分だったので、見つけたギンリョウソウを適当に説明...
濡れたギンリョウソウはユウレイ茸とも言われるように透明感がある。

熊対策のドラム缶。 以前の物とは異なる缶がぶら下がっていた。
そして、携帯トイレ用のテントも設置されていた。


▲8:00 1合目
歩くこと30分、樹林を抜けて1合目に出る。
雄大な景色が広がる場所なのだが、残念ながらガスで景色が悪い...
と思いきや、一瞬で景色が開ける。
如何にも高山らしい展開。
こういう方が山へ来たという実感が沸くだろう?


そしてまたガスが出て景色も無くなる。
まあ、雨も降っていないし、逆に涼しいので登りやすい。

意外にもG氏は疲れることなく順調に登っていた。
ペ-スもまずまずのペースであった。
それを見て安心した。
なので... 自分も今日の目的である「花見」を楽しむことにしよう!
まずは早池峰山の花、ハヤチネウスユキソウ。
ちょうど今が見頃といっても良いだろう。
その他、ナンブトラノオ、ナンブイヌナズナ、ミヤマオダマキ、
ミヤマシオガマ、ミヤマアズマギク、ホソバイワベンケイ、咲き残りのイワウメなど。




















上部(9合目~山頂付近)にはコバイケイソウが綺麗に咲いていた。
ホント、早池峰山はいろいろな花を見ることが出来て楽しめる。
G氏、お気に入りの花はあったのだろうか?
そして、登山は順調に進む。
▲9:10 7合目付近の梯子
名物の「ハシゴ」も無事に登り終えた。


途中、監視員の方といっしょに登っていたので「ハシゴ」の上部付近で起きた事故の情報が入っていた。
強風でヘリも来れず、肩腕の骨折で背負うことも困難だとか。
このハシゴを下すのは大変なことだろう。
▲9:30 早池峰山山頂
そして花見をしながら早池峰山の山頂へ無事登頂。
お疲れさんでした! いつもの三角点タッチ!




山頂はなかなかの賑わいぶりだった。
お気に入りの早池峰山頂のポジションに座り、曇った下界を眺めながら休憩。
カップラーメン、コーヒー、アップルパイ...


初心者のG氏にもガスストーブ等を貸していた。
山頂で食す、温かい食べ物やコーヒーも気に入ってくれたようだ。
さて、ここまでG氏も元気だったので「河原の坊」への下山を決定する。
▲10:15 下山開始
川原の坊ルートの急な岩場の道を下って行く。
慎重に下るG氏。
登りの登山者に配慮しながら、挨拶や会話も楽しんで、マナーも良し!
最初のうちは何とか順調だった。




▲10:50 打石
名所の「打石」でそれらしいポーズをとる。
まだ余裕が見られるようだが...
河原の坊コースの下りはそこそこ長い...
しかも全ての道のりがゴロゴロ岩の上を歩く。
だんだんと岩が濡れて滑りやすくなっていく。
G氏は「あとどれくらい」と言うようになってきた。
GPSを見るとまだ3分の1だ。
明らかに表情が変わっていた...余裕が消えている...
これは川原の坊へ案内した自分の判断ミスだった。




▲12:15 水場
水場付近で、脚が限界とのG氏...
水場の水を美味そうに飲んでいたが、足取りが不安定だった。
3つの渡渉ポイントがあるが、ブレークダンス状態で渡るG氏。
3つ目の渡渉で3度の転倒に濡れ濡れ...
(なかなか面白かったが、これは危険か...)


▲13:05 川原の坊登山口
なんとかゴールしたG氏。
お疲れさんでした。


まあ、半分楽しく、半分辛かったらしい。
でも、また行きたいと言ってくれた。 (レベルを下げて...)
教訓はペットボトルの水を3本凍らせてきて、殆ど融けなかったことらしい。
では、また山で! (完)

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Posted by PALOMON at 00:17│Comments(6)
│早池峰山
この記事へのコメント
普通は河原坊から登って、小田越えへ降りる人が多いように思うんですが、どうですか?
又一般的には、登りはきつめの方を選んで、下りは楽な方を選ぶのが、良さそうに思ってます。
早池峰も危険なんですね。確かにあの岩場で転べば、只では済まないようには感じてました。早池峰の岩場は滑りやすいとか、注意に越したことは無いですね。
それにしても綺麗な花が一杯咲いてますね。今は、花を見て楽しむ季節なんですね。
どっか行きたくなりました。
又一般的には、登りはきつめの方を選んで、下りは楽な方を選ぶのが、良さそうに思ってます。
早池峰も危険なんですね。確かにあの岩場で転べば、只では済まないようには感じてました。早池峰の岩場は滑りやすいとか、注意に越したことは無いですね。
それにしても綺麗な花が一杯咲いてますね。今は、花を見て楽しむ季節なんですね。
どっか行きたくなりました。
Posted by isamrx72 at 2013年07月12日 00:54
河原の坊に下りましたかw 長いですよね
初めての早池峰山では、河原の坊から小田越、車道歩きをしましたが
今思うと良くやったなーと思います。
はい、想像のとおりヘロヘロでした(笑)
歩いた達成感と心地よい疲れって癖になるんですね。
きっとお友達さんも同じ気持ちかも
次は和賀岳か岩手山ですか?(笑)
初めての早池峰山では、河原の坊から小田越、車道歩きをしましたが
今思うと良くやったなーと思います。
はい、想像のとおりヘロヘロでした(笑)
歩いた達成感と心地よい疲れって癖になるんですね。
きっとお友達さんも同じ気持ちかも
次は和賀岳か岩手山ですか?(笑)
Posted by tap at 2013年07月12日 07:38
▼ISAMRX72さん
こんにちは。
河原坊に下りたのは久しぶりですね。
やはり、初心者連れて、下りに河原を選んだのはミス...
しかし、蛇紋岩は滑りやすいので注意です。
そんな中に綺麗な花が多いですから、曇り天気ながらも混んでいましたよ~!
こんにちは。
河原坊に下りたのは久しぶりですね。
やはり、初心者連れて、下りに河原を選んだのはミス...
しかし、蛇紋岩は滑りやすいので注意です。
そんな中に綺麗な花が多いですから、曇り天気ながらも混んでいましたよ~!
Posted by PALOMON
at 2013年07月12日 08:18

▼Tapさん
こんにちは。
河原に下りたのは久しぶりです。
でも、河原を登るのは山頂直下辺りがかなりきついですよね。
逆に河原駐車場→小田越の道路を登ったこともありますが、何か無駄な歩きでした...
ヒッチハイクとかが有効ですかね?
次回は未定...
本来なら7月連休は遠征なんですが、天気も悪いし・・・
こんにちは。
河原に下りたのは久しぶりです。
でも、河原を登るのは山頂直下辺りがかなりきついですよね。
逆に河原駐車場→小田越の道路を登ったこともありますが、何か無駄な歩きでした...
ヒッチハイクとかが有効ですかね?
次回は未定...
本来なら7月連休は遠征なんですが、天気も悪いし・・・
Posted by PALOMON
at 2013年07月12日 08:23

高山植物が綺麗ねえ・・・
友人も納得の山行きだったのでは??
初参加なのに鎖場とか梯子とか難所もありで・・・スゲー
八兵衛も次の週末には・・・
天気さえ良ければ・・・。
友人も納得の山行きだったのでは??
初参加なのに鎖場とか梯子とか難所もありで・・・スゲー
八兵衛も次の週末には・・・
天気さえ良ければ・・・。
Posted by うっかり八兵衛
at 2013年07月13日 22:57

▼八兵衛さん
こんにちは!
今年はやや遅め、今が花盛りでした!
G氏もまた行きたいと言ってくれまして、よかったです。
今年の3連休は遠征もできませんでした。
昨年はニアミスでしたね。
行きたくてウズウズ・・・
こんにちは!
今年はやや遅め、今が花盛りでした!
G氏もまた行きたいと言ってくれまして、よかったです。
今年の3連休は遠征もできませんでした。
昨年はニアミスでしたね。
行きたくてウズウズ・・・
Posted by PALOMON
at 2013年07月14日 08:45
