2015年09月24日
裏剱縦走(室堂~池の平~欅平)①
日程:2015年9月19日~22日(3泊4日)
天候:晴→晴→晴→晴




▲剱沢キャンプ場(つるぎさわ)
標高:2,520m
(富山県)
(地理院地図はこちら)
▲池の平小屋(いけのだいらごや)
標高:2,040m
(地理院地図はこちら)
▲阿曽原温泉(あぞはらおんせん)
標高:860m
(地理院地図はこちら)
<ルート>
1日目:◎室堂 ~ 雷鳥沢 ~ 新室堂乗越 ~ 剱御前小舎 ~ ▲剱沢キャンプ場
2日目:▲剱沢キャンプ場 ~ 剱沢雪渓 ~ 真砂沢ロッジ ~ 二股吊橋 ~ ▲池の平小屋
3日目:▲池の平小屋 ~ 仙人池ヒュッテ ~ 仙人温泉小屋 ~ 仙人ダム ~ ▲阿曽原温泉
4日目:▲阿曽原温泉 ~ 水平歩道 ~ ◎欅平
<関連記事>
2012年9月15日 剱岳-登山
9月連休は毎年恒例の北アルプス遠征!
そして今回は珍しくピークハント無し...
テント3泊、4日間で室堂から欅平までの裏剱ルートをじっくりと縦走する。
最終日には崖っぷち?あの水平歩道が待っている。
果たして、無事に下山し最後のトロッコ列車へ乗ることが出来るか?
今回の遠征メンバーはいつものメンバー、やす氏とS氏の3名である。
いつもの遠征と同様で、3名とも仕事から帰り、その夜中に出発となる。
先ずは車移動。
高速道で岩手~宮城~福島~新潟~富山と移動する。
今回はやす氏が車を出してくれた。

富山県の黒部ICで高速道を下り、近くのコンビニ(K)で朝食やらを調達する。
その後は数分の移動、夜間のうちに目的地の宇奈月温泉駐車場へ辿り着いた。
(夜明けまで車中で仮眠する。)
今回の山行計画ではマイカー移動の他に公共交通機関も利用する計画である。
こういった移動系の計画は個人的に苦手な方だ。
しかし、今回の裏剱ルートは私の希望が強めでもあり...
移動系はS氏へお任せという訳にもいかず、珍しく事前調査も行った。
<宇奈月温泉駐車場>

宇奈月温泉の駐車場は予想以上に広かった。
350台の駐車が可能とのことで、今回は余裕で駐車できた。
しかし、連休などで日中には満車になることもあるので要注意かな。
(駐車料金は1回=900円。)
富山側のアルペンルート入口である立山駅までは富山電鉄の特急アルペン2号で移動する。
これなら乗り継ぎ無しで立山駅まで移動が可能だ。
出発時間も7時47分と、岩手からの車移動も考えると無難な手段だろう。
<特急アルペン2号>

その他、ここから室堂までは直通バス(アルペンライナー)が1日1本だけ出ている。
こちらは宇奈月温泉の出発時間が10時と遅めで、室堂到着は13時である。
バスは止めて鉄道を選択した訳である。
駐車場に隣接する黒部峡谷鉄道の宇奈月駅。

最終日の水平歩道を無事通過し、このトロッコ列車に乗ることができればちょうどこの駅へ戻って来るのだ。
<黒部峡谷鉄道のトロッコ列車>

さて、富山電鉄の宇奈月温泉駅まで徒歩移動だ。(5分程度)
この時は小雨が降っていた...
天気は回復傾向にあり、この4日間の天気は今日だけが不安だな。
大型ザックのやす氏とS氏の後ろを歩く。



駅の券売機で特急アルペン号の切符を購入する。
立山駅までの料金は特急券210円を含めて2,310円である。
途中、寺田駅での乗り継ぎも無いので、1時間30分程で立山駅まで移動できる。



テン泊用のマイザックはオスプレーのイーサー70。

結構パンパン...
テントやシュラフのスタッフサックを収納し易いように大きめのものに変えてきた。
その為、圧縮性はイマイチだが自宅段階で17kgとまずまずの軽量化は行ってきた。
まあ、重めのものを持ってこなかっただけだが...
これに水と若干の食糧がプラスされる。
いつもザックが重いのがやす氏である。
今回もまたまた20kg越えだとか、一体どんなモノが入っているのだろう?
改札を越えてホームへ下りる。
そして既に待機している特急アルペン2号へ乗り込んだ。
空いていたので座席にザックも置いたまま移動ができた。



アルペン号は7時47分に宇奈月温泉駅を出発。
鉄道での移動中、青空の下に日本海を眺めることが出来た。
海側は天気が良いみたい。
しかし、この時の山側は厚い雲に覆われていた...

電車がスイッチバックする寺田駅を過ぎると、終点の立山駅まではノンストップだった。
電車は山間に入ってくる。
立山駅の手前にある鉄橋は高くて細い...ここを電車はスピードを落として進む。

3年ぶり。
立山駅へ予定通りに到着した。(9時24分)

前回来た時はチケット売り場に行列が出来ていたが、今回はやけに空いている。
既に9時を過ぎているし、混み合う時間帯はもう過ぎたのかな?
まあ、アルペンルートのチケットはS氏がWebで予約済なので関係ない。
一応、チケットの引き換え窓口の混雑を予想し、余裕をもって10時のチケットを予約していた。
ここからはケーブルカーとバスを乗り継いで室堂まで移動する。
立山駅から室堂までの料金は2,430円。
その他、ザックが10kg以上の場合はバスに乗る際に荷物台として300円がかかる。
(3年前の様子はこちら)
立山山麓、立山駅の周辺は天気が悪かった。
しかし、駅のライブカメラを見てみると、最上部の室堂だけは青空!?
室堂は雲の上か!?




ライブカメラで見た通り!
バスで高度を上げていくうちにガスが晴れて青空が広がってきた!
よし、いいぞ!
そんな訳で青空の室堂に到着した。
早速、ホワイトボードの登山情報が目に入る。
相変わらず剱岳周辺では事故が起きているようだ。
8月末の雪渓崩落事故では1人死亡、1人がまだ見つかっていない。
今回は該当のルートを歩くことになっているはず...
剱沢の野営場管理所にてしっかりとルートの情報を確認しよう。

山へ入る前にまずは昼食だ。
ネットでよく見る「立山」文字入りカマボコ。
室堂で食べたこの「肉ごぼう蕎麦」はとても美味かったな。(850円)

いよいよフィールドへ出る。
そこには青空で最高の景色が広がっていた。
出発前に3人で記念撮影しよう。
3年前に撮影時、立山の「立」が隠れてしまったので今回はその撮り直しだな。
(3年前の様子はこちら)

今日のキャンプ地の剱沢を目指して登山開始。
コースタイムは3時間半。

(その2へ続く)
いつもの遠征と同様で、3名とも仕事から帰り、その夜中に出発となる。
先ずは車移動。
高速道で岩手~宮城~福島~新潟~富山と移動する。
今回はやす氏が車を出してくれた。

富山県の黒部ICで高速道を下り、近くのコンビニ(K)で朝食やらを調達する。
その後は数分の移動、夜間のうちに目的地の宇奈月温泉駐車場へ辿り着いた。
(夜明けまで車中で仮眠する。)
今回の山行計画ではマイカー移動の他に公共交通機関も利用する計画である。
こういった移動系の計画は個人的に苦手な方だ。
しかし、今回の裏剱ルートは私の希望が強めでもあり...
移動系はS氏へお任せという訳にもいかず、珍しく事前調査も行った。
<宇奈月温泉駐車場>

宇奈月温泉の駐車場は予想以上に広かった。
350台の駐車が可能とのことで、今回は余裕で駐車できた。
しかし、連休などで日中には満車になることもあるので要注意かな。
(駐車料金は1回=900円。)
富山側のアルペンルート入口である立山駅までは富山電鉄の特急アルペン2号で移動する。
これなら乗り継ぎ無しで立山駅まで移動が可能だ。
出発時間も7時47分と、岩手からの車移動も考えると無難な手段だろう。
<特急アルペン2号>

その他、ここから室堂までは直通バス(アルペンライナー)が1日1本だけ出ている。
こちらは宇奈月温泉の出発時間が10時と遅めで、室堂到着は13時である。
バスは止めて鉄道を選択した訳である。
駐車場に隣接する黒部峡谷鉄道の宇奈月駅。

最終日の水平歩道を無事通過し、このトロッコ列車に乗ることができればちょうどこの駅へ戻って来るのだ。
<黒部峡谷鉄道のトロッコ列車>

さて、富山電鉄の宇奈月温泉駅まで徒歩移動だ。(5分程度)
この時は小雨が降っていた...
天気は回復傾向にあり、この4日間の天気は今日だけが不安だな。
大型ザックのやす氏とS氏の後ろを歩く。



駅の券売機で特急アルペン号の切符を購入する。
立山駅までの料金は特急券210円を含めて2,310円である。
途中、寺田駅での乗り継ぎも無いので、1時間30分程で立山駅まで移動できる。



テン泊用のマイザックはオスプレーのイーサー70。

結構パンパン...
テントやシュラフのスタッフサックを収納し易いように大きめのものに変えてきた。
その為、圧縮性はイマイチだが自宅段階で17kgとまずまずの軽量化は行ってきた。
まあ、重めのものを持ってこなかっただけだが...
これに水と若干の食糧がプラスされる。
いつもザックが重いのがやす氏である。
今回もまたまた20kg越えだとか、一体どんなモノが入っているのだろう?
改札を越えてホームへ下りる。
そして既に待機している特急アルペン2号へ乗り込んだ。
空いていたので座席にザックも置いたまま移動ができた。



アルペン号は7時47分に宇奈月温泉駅を出発。
鉄道での移動中、青空の下に日本海を眺めることが出来た。
海側は天気が良いみたい。
しかし、この時の山側は厚い雲に覆われていた...

電車がスイッチバックする寺田駅を過ぎると、終点の立山駅まではノンストップだった。
電車は山間に入ってくる。
立山駅の手前にある鉄橋は高くて細い...ここを電車はスピードを落として進む。

3年ぶり。
立山駅へ予定通りに到着した。(9時24分)

前回来た時はチケット売り場に行列が出来ていたが、今回はやけに空いている。
既に9時を過ぎているし、混み合う時間帯はもう過ぎたのかな?
まあ、アルペンルートのチケットはS氏がWebで予約済なので関係ない。
一応、チケットの引き換え窓口の混雑を予想し、余裕をもって10時のチケットを予約していた。
ここからはケーブルカーとバスを乗り継いで室堂まで移動する。
立山駅から室堂までの料金は2,430円。
その他、ザックが10kg以上の場合はバスに乗る際に荷物台として300円がかかる。
(3年前の様子はこちら)
立山山麓、立山駅の周辺は天気が悪かった。
しかし、駅のライブカメラを見てみると、最上部の室堂だけは青空!?
室堂は雲の上か!?




ライブカメラで見た通り!
バスで高度を上げていくうちにガスが晴れて青空が広がってきた!
よし、いいぞ!
そんな訳で青空の室堂に到着した。
早速、ホワイトボードの登山情報が目に入る。
相変わらず剱岳周辺では事故が起きているようだ。
8月末の雪渓崩落事故では1人死亡、1人がまだ見つかっていない。
今回は該当のルートを歩くことになっているはず...
剱沢の野営場管理所にてしっかりとルートの情報を確認しよう。

山へ入る前にまずは昼食だ。
ネットでよく見る「立山」文字入りカマボコ。
室堂で食べたこの「肉ごぼう蕎麦」はとても美味かったな。(850円)

いよいよフィールドへ出る。
そこには青空で最高の景色が広がっていた。
出発前に3人で記念撮影しよう。
3年前に撮影時、立山の「立」が隠れてしまったので今回はその撮り直しだな。
(3年前の様子はこちら)

今日のキャンプ地の剱沢を目指して登山開始。
コースタイムは3時間半。

(その2へ続く)