2014年02月25日
八幡平-山スキー①
日程:2014年2月23日(日) 日帰り
天候:雪
▲八幡平(はちまんたい)
標高:1,613.3m
岩手県(八幡平市)
秋田県(仙北市・鹿角市)
日本百名山
▲茶臼岳(ちゃうすだけ)
標高:1578.3m
▲源太森(げんたもり)
標高:1595m
<ルート>
御在所 ~ ▲茶臼岳 ~ 茶臼山荘 ~ 黒谷地湿原 ~ ▲源太森 ~ 陵雲荘 ~ ▲八幡平山頂(ピストン)
<関連記事>
2012/01/29 八幡平-山スキー(秋田八幡平スキー場より)
2011/02/26 八幡平-山スキー(岩手八幡平スキー場跡より)
今シーズン2本目の山スキーは八幡平に決定。
積雪期の八幡平に挑むのは3度目になる。
目的は八幡平の樹氷を観賞すること!
そして茶臼岳からのパウダーラン!
天気予報を見る限りでは、まずまずの天気になりそうだった。
まあ、「樹氷原で少しでも青空が出れば良いだろう」的な考えである。
テンションは高まっていたがいつもながら体力だけが心配だ...
天候:雪
▲八幡平(はちまんたい)
標高:1,613.3m
岩手県(八幡平市)
秋田県(仙北市・鹿角市)
日本百名山
▲茶臼岳(ちゃうすだけ)
標高:1578.3m
▲源太森(げんたもり)
標高:1595m
<ルート>
御在所 ~ ▲茶臼岳 ~ 茶臼山荘 ~ 黒谷地湿原 ~ ▲源太森 ~ 陵雲荘 ~ ▲八幡平山頂(ピストン)
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2012/01/29 八幡平-山スキー(秋田八幡平スキー場より)
2011/02/26 八幡平-山スキー(岩手八幡平スキー場跡より)
今シーズン2本目の山スキーは八幡平に決定。
積雪期の八幡平に挑むのは3度目になる。
目的は八幡平の樹氷を観賞すること!
そして茶臼岳からのパウダーラン!
天気予報を見る限りでは、まずまずの天気になりそうだった。
まあ、「樹氷原で少しでも青空が出れば良いだろう」的な考えである。
テンションは高まっていたがいつもながら体力だけが心配だ...
▲6:50 御在所
八幡平アスピーテラインの中腹、標高1,000mの御在所までやってきた。
何とも... 天気が良くない。
雪が降っているものの、風が弱いという面は幸い。
朝7時、御在所の駐車場スペースに車は2台だけだ。
早速、山スキーの準備に取り掛かる。
昨年不具合報告したシール「Gecko」だが、新たに交換してから2シーズン目となる。
今のところエッジ部分の糊面が少し剥がれてきているが大丈夫使えている。 (Gecko 不具合)
先日購入したスキー靴「コーチス・プロライト」が此処へ来て初使用だ。
さて、使用感はどうかな?
最初、履く時はきついが履いてしまえばイイ感じだ。
▲7:10 御在所 出発
気温は-7℃、御在所を出発する。
今回のルートだが、いつも参考にさせて頂いているタラさんのルート情報を参照してきた。
アスピーテラインから恵比須沢へ突入し、茶臼岳へと続く尾根へと取りついて行く。
このルートが最短ルートだろう。
早速、右手に大きな建造物を目にする。
あれは何だろうな?
大きな建造物を通り過ぎ、アスピーテライン道路を右手山側へ反れる。
ここから恵比須沢へと突入していく。
今日のところは雪崩も心配なさそうだ。
恵比須沢から抜けて尾根へと取りついた。
前山方面の斜面に単独で登っている山スキーヤーを見た。
彼は何処を目指すのか?
登るに連れて雪が深くなっていく。
とりあえずこの尾根伝えに茶臼岳を目指した。
天気はなかなか回復せず...
回復どころかだんだんと雪が強くなってきた。
しかし、滑りには最高といえる深雪コンディション。
滑り重視のパートナーも、この斜面の雪質にはとても嬉しそうだった。
今日は天気悪いし...
茶臼岳からの滑りだけでも良いかな、と妥協させられる面もあった...
毎度、パートナーから遅れて登っている私である。
今日は新しいスキー靴「コーチス・プロライト」で登っている。
前のスキー靴より軽量、そしてウォークモードがとてもイイ感じだ。
いつもだと、登り初めて1時間後には脛が痛くなる。
今日はなんて快適なことだろう!
インナーブーツについてだが、お店で購入した時には、
「暖かいインナーなので靴下は厚めにしない方が良い」とアドバイスを頂いた。
逆にネットでは、「軽量化のため薄いインナーである」という情報を知った。
この時期は冷たいかと思ったが、結果的には「中厚の靴下で丁度良い」ということで...
上部へ来ると流石に風も強まる。
粉雪が舞えば視界も悪くなる。
天気に期待してきた今日、ついていない... 最近の山天気、ついていない...
今日の目的地は八幡平山頂。 まだまだ距離があるので体力温存を考えた。
なのでここは巻いた方が良いだろうと思ったが、相方が「せっかくだから」と言う。
そういうことで茶臼岳山頂に立つことにした。
ちょっと急登だったが斜面は長くない。
▲9:15 茶臼岳
久しぶりの茶臼岳へ登頂! (2009年10月の茶臼岳はこちら)
ここまで2時間ちょっと、お疲れさんでした。
こちらは「茶臼岳山頂」の証拠写真。
ここから眺める岩手山がイイのだが...
山友のS氏の表現を借りて「心の目で岩手山を眺める」とでも書いておこう...
モノクロの景色ではあるが、此処にある雪のオブジェはなかなか芸術的。
そんな景色を味わいながら、いつものおやつ「どら焼き」も味わう。
ポットの暖かいコーヒーと伴に「どら焼き」を食べて体力回復。
山頂では風の防げる場所が無いのがネック...
寒そうに「どら焼き」を食べている私だが(↓)
今日着込んでいるアンダーウェア、ノースフェイスの「ホットジップアップ」。
これが汗冷えせずになかなか良かった!
ノースフェイス ロングスリーブホットジップアップ
さて、茶臼岳山頂で15分程度の休憩を終える。
ここから八幡平方面(西方向)を眺めたがとても行けそうにない。
一度「茶臼山荘」へと下りるしかない。
既に山頂から茶臼山荘が見えていた。
山頂直下の斜面をトラバースして茶臼山荘へ向かう。
風雪に晒されて出来た硬い雪板の上にパウダーが20cmほど積もっていた。
フワフワの中はガリガリで、この差がちょっと怖い... ここは慎重に下った。
樹氷的障害物をくぐり抜けて進んで行くと茶臼山荘が見えてくる。
▲9:40 茶臼山荘
山頂から無事「茶臼山荘」へと下山した。
急登やトラバースなど、ここまで来れば困難な箇所も終わりとなる。
ここから八幡平山頂までは緩やかな雪原(黒谷地湿原)が続くのみだ...
シールを外して滑るような斜面はないので、引き続きシール歩行となる。
さて、積雪期の八幡平へ挑むのはこれで3度目だ。
冬季は八幡平を横断する道路「アスピーテライン」が閉鎖されるため、
「らくらく百名山」な八幡平も、私的には「挑む」という表現になる。
3年前に初めて岩手県側の八幡平スキー場跡から八幡平山頂を目指した。
右のルートでここ茶臼山荘を通過している。(御在所~大黒森~恵比須森~茶臼山荘)
この時はタイムオーバー。 この先の「源太森」まで行って引き返した。
八幡平-山スキー(岩手八幡平スキー場跡より)
その翌年、秋田県側の秋田八幡平スキー場から入り八幡平山頂へ登頂。
初めて八幡平の樹氷を目の当たりにした。
一瞬の晴れ間が訪れた時、そこに現われた青空と樹氷の美しさは忘れられない。
八幡平-山スキー(秋田八幡平スキー場より)
そして翌年は岩手県側からリベンジしようと思っていた。
問題は私の体力と時間的なこと。
それまでの自分は積雪期にも関わらずスキーとスキー靴をザックで担ぎ...
スノーシューを履いて、深雪の中を彷徨っていたわけだ...
このスタイルでは体力消耗が著しく、時間のロスに繋がっていた。
今思えば、とても哀れなスタイルだ...
その後、ディアミールとシールを揃え、漸く世間のスタイルに追いつく。
昨年、岩手県側からのリベンジを試みたが、運悪く悪天候...
予定変更せざるを得なかった。 (源太ヶ岳へ)
今年は更にウォークモード対応の新たなスキー靴も購入した。
3年前から考えれば装備は万全だ!
ここからまだ距離があるが最後まで頑張ろう!
(その2へ続く)