2013年09月29日
岩手山(柳沢・馬返し)-登山①
日程:2013年9月23日(月) 日帰り
天気:晴→曇 →
▲岩手山(いわてさん)
標高:2,038m
岩手県(滝沢村・八幡平市・雫石町)
日本百名山
柳沢コース
(馬返し登山口:650m 標高差:1,388m)
<ルート>
馬返し登山口~二合五勺~旧コース~七合目~八合目避難小屋~不動平~▲山頂
~お鉢巡り~八合目避難小屋(昼食)~七合目~新コース~馬返し登山口
<関連記事>
2012年6月24日 岩手山-登山 (焼走りルート)
2010年10月2日 岩手山-登山 (網張ルート)
今回は地元岩手の最高峰である「岩手山」へ、馬返し登山口から挑む。(9月23日)
前回に続き、山仲間のやすさんと同行だ。
岩手山には幾つかの登山ルートがあるが、今回の馬返し登山口から登るルートが最もメジャーと言える。
小さい頃から何度も登っているルートであるが、日帰り登山ではそこそこ体力が必要とされるルートだ。
では、今回も頑張って登ろう!
9月23日、冷え込んだ岩手県内。今朝の盛岡の気温は9℃である。
気温は低いが、今日の天気は良さそうだ。
馬返し登山口へ向かう途中、岩手山の眺めが良い場所で車を停めた。
▲6:30 馬返し駐車場
登山口の駐車場は結構広い。
3連休も今日が最終日ということもあり、今朝の駐車スペースには余裕があった。
昨日は満車となり、路駐も多かったとか...
さて、車を降りて登山準備を開始する。
風があってちょっと寒いが、登り出せばすぐに暑くなるであろう。
と、出だしは夏と変わらぬ服装で出発することにした。
駐車場に隣接する馬返しキャンプ場を経て、少し登った場所に岩手山登山口はある。
トイレ、水場(鬼又清水)が此処に有り。 最終準備を整えよう。
▲6:55 馬返し登山口出発
では、岩手山目指して登山口を出発!
一般コースタイムは約4時間の様だ。
始めは樹林帯を歩く。 (一合目までが結構長い... )
前回、このルートを登った時は8月中旬だった。(2009年8月の記事はこちら)
暑くて大変だった記憶があるが、今日はとても涼しい。
登山には最高のコンディション。 これで樹林帯も順調に登ることができる。
▲7:18 0.5合目
0.5合目から1合目までは新旧2通りのコースがある。(どちらも10分程度)
いつもどちらを歩いているのか記憶にない...
今回は左方面の「旧道」から登ってみることにした。
今日は登山道も乾いており、樹林帯は登りやすい方だ。
しかし、雨などで濡れていると、踏み固められた土の上は結構滑りそうだ。
木の根も複雑に張っていて歩きにくい箇所もある。
0.5合目からの「旧道」を進んで行くと「桶の淵(こがのふち)」という箇所を通過する。
ここから少しだけ岩手山の上部を眺めることが出来る。
▲7:30 一合目
登山口から35分。
漸く一合目の広場へと到着する。
ここの広場には木製のベンチがあり。
これに座ってのんびりと休憩していたいところではあるが...
いやいや、まだ一合目だ。
水を一口飲み、息を整えたところで早々と一合目を出発した。
一合目を出発して、次は整備された階段を上ることになる。
若干、樹林が開けている場所を登る。
後を振り返ると、結構離れたところに駐車場が見えていた。
この辺りは足場がザレていてちょっと登りにくい...
そして二合目は一合目の時と違って直ぐに現れる。
▲7:45 二合目
一合目からは15分程で二合目へ到着した。
二合目を通過して間もなく、登山道は再び樹林内へと入っていく。
そして二合目と三合目の中間に、「二.五合目」という分岐点がある。
ここで、ルートは新道と旧道の2つに分かれる。
私はいつも「旧道」を登っている。
三合目より上部は、旧道の方が開けていて景色が良いからだ。
今日も天気が良いので、いつも通り旧道を選択した。
▲8:00 三合目(旧道)
三合目にも休憩できるベンチや座りやすい岩がある。
辺りを見廻すと、三合目付近の紅葉は若干進んでいた。
何という植物か分からないのだが、この赤色に秋の雰囲気を感じさせられる。
三合目の紅葉を眺めながら更に上へ登っていく。
登山道の樹林は四合目に近づくと再び開ける。
そして風当たりも強くなってきた。
▲8:20 四合目(旧道)
四合目で樹林は完全に開ける。
標高は1,250m。 登山口から600m標高を上げたことになる。
予想より風が強かったが、急登を続けるには涼しくて都合がよい。
ガレた登山道、石を転がさないように慎重に登って行こう。
▲8:35 五合目(旧道)
標高は1,390m。
旧道の五合目から新道へと向かう連絡通路に「駒鳥清水」という水場がある。
岩手山は八合目に水量豊富な「御成清水」があるということもあり、
ここの水場へは未だ立ち寄ったことがない。
しかし、水量は少なく涸れていることもあるとのことで、当てにしない方が良いだろう。
五合目ではちょっと長めに休憩をとった。
見下ろす山は鞍掛山。 冬にしか登ったことがないな。 (鞍掛山の記事はこちら)
その他、南昌山、姫神山、早池峰山など、盛岡周辺の山々を眺めることが出来た。
さて、五合目を出発するが、相変わらずの急登だ。
高校生時代の事を思い出した。
2学年全員(200名くらいは登ったと思われる)で岩手山に登った時のことだ。
7月の梅雨時、中止にするかどうか、微妙な天気だった。
今回と同様、岩手山へ馬返し登山口から登山を決行した。
やはり、山は小雨と風。 視界も無いという悪天候だった。
自分は山岳部ではなかったので、靴も服装も大した装備では無い。
ローカットの普通の運動靴に防水性の低いウィンドブレーカーを着ていた。
雨で濡れ、風に煽られ、かなり冷え切ったのでは無かったか。
幸い、運動部で毎日走りこんでいたので、体力には問題なかったと思う。
しかし、そうではない生徒も多くいた。
バテて山岳部に荷物を担いでもらっている奴もいたな...
そんな登山素人が200名近くも登るものだから、
四~六合目か? ガレた場所では石がこの斜面を転がってきたりしてとても危険だった...
九合目まで登ったが、山頂は断念した。
その後は危険な鬼ヶ城ルートを避け、お花畑コースを経由した。
視界の無いお花畑(当時はそこと思われる場所)で、パンとおにぎりを食べたのは覚えている。
チョコレートもザックに入っていたな。
当時のスポーツドリンク、500mlのペットボトルなんて主流じゃなかったはず。
水筒に粉末のポカリでも入れていたのでは?
お花畑にチングルマやヒナザクラが咲いていたかどうかは記憶にない。
強風の姥倉山を経由したのは確かだろう。
そして泥にまみれて、松川温泉へ下山したのだった。
趣味として現在のように登山活動を開始したのは10数年前からだ。
それまでは、高校生時代に歩いた岩手山のルートなど、何処が何処だったのか知る余地も無かった。
今となって岩手山へ登る度に、昔の記憶が甦る。
そして歩いたコースが何処だったのか、記憶と場所が一致してくる。
▲9:00 六合目(旧道)
この岩には「御蔵岩」という名がつけられている。
「キケン」の文字が逆さまだ。
これは東日本大震災では無く、5年前の2008年7月24日の地震の際に割れて転がった。
(岩手県沿岸北部地震)
六合目の上部まで来れば、岩手山の頭が見えてくる。
ここまで来れば急登も最後。 頑張って登りきろう!
▲9:25 七合目
登山口から2時間30分。 七合目へ到着だ。
これにて、厄介な急登も一先ず終了といった感じだ。
あとは八合目小屋まで、ここまでと打って変わって平らな道となる。
あのケルンはどうなっているのか気になっていた。
ケルンは4年前の2009年8月に登った時にアップしていた。 そして今日...
その後の東日本大震災にも耐えているのであった...
あの人が近づけない場所にあり、不思議なケルン。
誰が作ったのか? 何時からあるのか?
八合目小屋が近づいてきた。
そして2年ぶりに八合目避難小屋へとやってきた。
昨年に補修したのか? 外壁がとても立派になっている。
<2年前の八合目小屋の写真>
2年前の写真もイイ天気だな...
▲9:33 八合目
八合目避難小屋へ到着。
お疲れさんでした。
名水、御成清水の水量も豊富である。
ここで水を補給し、これからの山頂アタックの準備を整えるのであった。
<その2へ続く>
気温は低いが、今日の天気は良さそうだ。
馬返し登山口へ向かう途中、岩手山の眺めが良い場所で車を停めた。
▲6:30 馬返し駐車場
登山口の駐車場は結構広い。
3連休も今日が最終日ということもあり、今朝の駐車スペースには余裕があった。
昨日は満車となり、路駐も多かったとか...
さて、車を降りて登山準備を開始する。
風があってちょっと寒いが、登り出せばすぐに暑くなるであろう。
と、出だしは夏と変わらぬ服装で出発することにした。
駐車場に隣接する馬返しキャンプ場を経て、少し登った場所に岩手山登山口はある。
トイレ、水場(鬼又清水)が此処に有り。 最終準備を整えよう。
▲6:55 馬返し登山口出発
では、岩手山目指して登山口を出発!
一般コースタイムは約4時間の様だ。
始めは樹林帯を歩く。 (一合目までが結構長い... )
前回、このルートを登った時は8月中旬だった。(2009年8月の記事はこちら)
暑くて大変だった記憶があるが、今日はとても涼しい。
登山には最高のコンディション。 これで樹林帯も順調に登ることができる。
▲7:18 0.5合目
0.5合目から1合目までは新旧2通りのコースがある。(どちらも10分程度)
いつもどちらを歩いているのか記憶にない...
今回は左方面の「旧道」から登ってみることにした。
今日は登山道も乾いており、樹林帯は登りやすい方だ。
しかし、雨などで濡れていると、踏み固められた土の上は結構滑りそうだ。
木の根も複雑に張っていて歩きにくい箇所もある。
0.5合目からの「旧道」を進んで行くと「桶の淵(こがのふち)」という箇所を通過する。
ここから少しだけ岩手山の上部を眺めることが出来る。
▲7:30 一合目
登山口から35分。
漸く一合目の広場へと到着する。
ここの広場には木製のベンチがあり。
これに座ってのんびりと休憩していたいところではあるが...
いやいや、まだ一合目だ。
水を一口飲み、息を整えたところで早々と一合目を出発した。
一合目を出発して、次は整備された階段を上ることになる。
若干、樹林が開けている場所を登る。
後を振り返ると、結構離れたところに駐車場が見えていた。
この辺りは足場がザレていてちょっと登りにくい...
そして二合目は一合目の時と違って直ぐに現れる。
▲7:45 二合目
一合目からは15分程で二合目へ到着した。
二合目を通過して間もなく、登山道は再び樹林内へと入っていく。
そして二合目と三合目の中間に、「二.五合目」という分岐点がある。
ここで、ルートは新道と旧道の2つに分かれる。
私はいつも「旧道」を登っている。
三合目より上部は、旧道の方が開けていて景色が良いからだ。
今日も天気が良いので、いつも通り旧道を選択した。
▲8:00 三合目(旧道)
三合目にも休憩できるベンチや座りやすい岩がある。
辺りを見廻すと、三合目付近の紅葉は若干進んでいた。
何という植物か分からないのだが、この赤色に秋の雰囲気を感じさせられる。
三合目の紅葉を眺めながら更に上へ登っていく。
登山道の樹林は四合目に近づくと再び開ける。
そして風当たりも強くなってきた。
▲8:20 四合目(旧道)
四合目で樹林は完全に開ける。
標高は1,250m。 登山口から600m標高を上げたことになる。
予想より風が強かったが、急登を続けるには涼しくて都合がよい。
ガレた登山道、石を転がさないように慎重に登って行こう。
▲8:35 五合目(旧道)
標高は1,390m。
旧道の五合目から新道へと向かう連絡通路に「駒鳥清水」という水場がある。
岩手山は八合目に水量豊富な「御成清水」があるということもあり、
ここの水場へは未だ立ち寄ったことがない。
しかし、水量は少なく涸れていることもあるとのことで、当てにしない方が良いだろう。
五合目ではちょっと長めに休憩をとった。
見下ろす山は鞍掛山。 冬にしか登ったことがないな。 (鞍掛山の記事はこちら)
その他、南昌山、姫神山、早池峰山など、盛岡周辺の山々を眺めることが出来た。
さて、五合目を出発するが、相変わらずの急登だ。
高校生時代の事を思い出した。
2学年全員(200名くらいは登ったと思われる)で岩手山に登った時のことだ。
7月の梅雨時、中止にするかどうか、微妙な天気だった。
今回と同様、岩手山へ馬返し登山口から登山を決行した。
やはり、山は小雨と風。 視界も無いという悪天候だった。
自分は山岳部ではなかったので、靴も服装も大した装備では無い。
ローカットの普通の運動靴に防水性の低いウィンドブレーカーを着ていた。
雨で濡れ、風に煽られ、かなり冷え切ったのでは無かったか。
幸い、運動部で毎日走りこんでいたので、体力には問題なかったと思う。
しかし、そうではない生徒も多くいた。
バテて山岳部に荷物を担いでもらっている奴もいたな...
そんな登山素人が200名近くも登るものだから、
四~六合目か? ガレた場所では石がこの斜面を転がってきたりしてとても危険だった...
九合目まで登ったが、山頂は断念した。
その後は危険な鬼ヶ城ルートを避け、お花畑コースを経由した。
視界の無いお花畑(当時はそこと思われる場所)で、パンとおにぎりを食べたのは覚えている。
チョコレートもザックに入っていたな。
当時のスポーツドリンク、500mlのペットボトルなんて主流じゃなかったはず。
水筒に粉末のポカリでも入れていたのでは?
お花畑にチングルマやヒナザクラが咲いていたかどうかは記憶にない。
強風の姥倉山を経由したのは確かだろう。
そして泥にまみれて、松川温泉へ下山したのだった。
趣味として現在のように登山活動を開始したのは10数年前からだ。
それまでは、高校生時代に歩いた岩手山のルートなど、何処が何処だったのか知る余地も無かった。
今となって岩手山へ登る度に、昔の記憶が甦る。
そして歩いたコースが何処だったのか、記憶と場所が一致してくる。
▲9:00 六合目(旧道)
この岩には「御蔵岩」という名がつけられている。
「キケン」の文字が逆さまだ。
これは東日本大震災では無く、5年前の2008年7月24日の地震の際に割れて転がった。
(岩手県沿岸北部地震)
六合目の上部まで来れば、岩手山の頭が見えてくる。
ここまで来れば急登も最後。 頑張って登りきろう!
▲9:25 七合目
登山口から2時間30分。 七合目へ到着だ。
これにて、厄介な急登も一先ず終了といった感じだ。
あとは八合目小屋まで、ここまでと打って変わって平らな道となる。
あのケルンはどうなっているのか気になっていた。
ケルンは4年前の2009年8月に登った時にアップしていた。 そして今日...
その後の東日本大震災にも耐えているのであった...
あの人が近づけない場所にあり、不思議なケルン。
誰が作ったのか? 何時からあるのか?
八合目小屋が近づいてきた。
そして2年ぶりに八合目避難小屋へとやってきた。
昨年に補修したのか? 外壁がとても立派になっている。
<2年前の八合目小屋の写真>
2年前の写真もイイ天気だな...
▲9:33 八合目
八合目避難小屋へ到着。
お疲れさんでした。
名水、御成清水の水量も豊富である。
ここで水を補給し、これからの山頂アタックの準備を整えるのであった。
<その2へ続く>
秋の岩手山 七滝コース
岩手山-鬼又沢滑走2019.4
岩手山-登山(2018.8 不動平小屋泊)
岩手山-登山(2018.7 山開き)
岩手山-登山2017(馬返し)
岩手山-山スキー(鬼又沢滑走)②
岩手山-山スキー(鬼又沢滑走)①
【速報】岩手山-鬼又沢滑走!
岩手山-鬼又沢滑走2019.4
岩手山-登山(2018.8 不動平小屋泊)
岩手山-登山(2018.7 山開き)
岩手山-登山2017(馬返し)
岩手山-山スキー(鬼又沢滑走)②
岩手山-山スキー(鬼又沢滑走)①
【速報】岩手山-鬼又沢滑走!
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