2015年09月12日
源太ヶ岳~三ツ石山-縦走登山②

天候:曇り

▲源太ヶ岳(げんたがだけ)
標高:1,545m
岩手県 八幡平市
(地理院地図はこちら)
▲大深岳(おおふかだけ)
標高:1,541m
▲小畚山(こもっこやま)
標高:1,467m
▲三ツ石山(みついしやま)
標高:1,466m
(地理院地図はこちら)
<ルート>
◎松川温泉 ~ ▲源太ヶ岳 ~ ▲大深岳 ~ ▲小畚山 ~ ▲三ツ石山 ~ 三ツ石山荘 ~ ◎松川温泉
<関連記事>
2016年02月06日 三ツ石山-山スキー(松川温泉から)
2015年01月25日 源太ヶ岳-山スキー
2013年03月03日 源太ヶ岳-山スキー
2014年07月14日 三ツ石山-登山
<その1からの続き>
◎7:35 松川温泉 ~ 8:15 丸森川出合 ~ 8:40 水場 ~ 9:20 源太ヶ岳分岐 ~ ▲9:45 源太ヶ岳





後輩2人を引き連れて源太ヶ岳まで頑張って登ってきた。
上部は風が強く、思ったより天気も良くない。
しかし、ここからが楽しみ。三ツ石山へ向けて縦走開始!

後輩の2人はこの縦走路が意外と平坦なことを知り安心した模様。
そして源太ヶ岳の山頂を過ぎてからは、強かった風も幾分おさまってくる。
そんな訳でスイスイと私の後をついてきた。
強風の源太ヶ岳山頂を振り返る。

源太ヶ岳山頂で乾杯しよう!
と言いながら登ってきたが、それは中止して大深分岐までやってきた。
▲10:10 大深岳分岐
三ツ石山方面と八幡平方面(大深山荘方面)の分岐点に差し掛かる。
ここは風が弱く、ちょうど座り易そうな場所でもある。
そんな訳で、ここの分岐点にて休憩しおやつを食べることにした。
私はいつも通りのどら焼きを...
後輩Sの好物がメロンパンだということをここで知る。
そのメロンパンで失われた力が回復したらしい...



源太ヶ岳山頂で開けれなかったノンアルビールをここで開けた。
今日は1人1本を持参させている。
まずは1本目で乾杯!
おやつ休憩もほどほどに、再び三ツ石山方面へ動き出す。
すると、直ぐそこが大深岳山頂だった。
▲10:30 大深岳
大深岳は平たい山なんだな...
山頂からの展望は無しだが、ここには三角点が存在する。

二等三角点の存在を後輩2人に教える。
そしてタッチの儀式も3人で...

三ツ石方面への縦走路は下りに入った。
次なるピーク、小畚岳へ向かうには、200m程を下らなければならない。


ナナカマドの葉はまだまだ紅葉とは程遠かった。
しかし、真っ赤実は色鮮やかなものだな。
遠ざかる源太ヶ岳を何度も振り返る。

鞍部まで下ってくると正面に小畚岳が一段と高く見える。
あそこの斜面は急登だったな。

後ろから来ていたトレランの団体さんへ道を譲り、ここからは後輩のペースでゆっくりと登った。
ある程度登った箇所から大深岳の下り斜面を眺めてみた。
登山道がジグザグと斜面へ綺麗に描かれていた。

遠ざかった源太ヶ岳をまたまた振り返る。

小畚岳への最後の登り。
この辺りは岩場だったか...
久しぶりにこのルートを歩いたのでどの様な登山道だったか、すっかり忘れていた。


▲11:30 小畚山
大深岳から1時間、小畚山(こもっこやま)へと無事登頂。
先程のトレランの団体さんがここにて記念撮影中だ。

小畚山もやはり風が強い。
再びレインウェアを着込んで風を防ぐ...
しかし、急登を登り切ったばかりで喉が渇く。
本日2回目、後輩の晩酌を受ける。
小畚山で飲んだノンアルは一際美味かった!


そして山頂から眺める景色は雄大だ。
360度グルリと岩手と秋田の山々を楽しむことが出来る。
<大深岳と小畚山のコル>

さて、次は三ツ石山までの縦走だ。
登山道が先まで見えていて気持ちよさそう!
斜度も緩めなので、ここは楽しく歩けそうだ。
手前のピークに三角点(三ツ石)がある。
その更に奥のピークが今日最後のピーク、三ツ石山だ。

この辺の紅葉が今日のルートの中では最も早く始まっていた。
紅葉のピークは例年並の9月中旬かなと?

▲12:00 三角点(三ツ石)
ここは三等三角点で、点名は三ツ石。
三ツ石山の山頂からは2km程離れている。
今日2回目の三角点タッチ、ここは単独で...




今日の縦走路の花の1つ。
ヤマハハコはその姿も花言葉も何か美しいね。(下写真)
漢字では「山母子」、その花言葉は「親子愛」ということだ。

後輩から塩分補給のラムネ(固形)を頂く。
自分は電解質補給にカリカリ梅を持ち歩くことがある。
このラムネも飴と違って食べやすくてイイね。
では、2キロ先の三ツ石山山頂を目指そう。

三ツ石山の手前には沼が見える。

▲12:10 三ツ沼
三ツ沼にはサンショウウオが沢山住んでいた。
そういえば春には黒サンショウウオの卵をこの様な沼で良く見かけるな。



<春に見た黒サンショウウオの卵>

三ツ石沼を通り過ぎ、三ツ石山へ向かって最後の坂を上る。


▲12:35 三ツ石山
今日最後のピーク、三ツ石山へ登頂!
松川温泉からは5時間かかったな...
後輩2人とも、お疲れさんでした。

岩手山方面を眺める。
残念ながら、岩手山の山頂は雲の中...
三ツ石山周囲の紅葉はまだまだ始まったばかりだ。


<三ツ石山山頂>

さて、この場でランチを楽しみたいところだが...やはり風が強い...
風を避けれる三ツ石山荘にてランチにすることにしよう。
三ツ石山を下山する。
三ツ石山荘までは石がゴロゴロとした急坂。
ここの下りには相当梃子摺る後輩たちであった。
私だけ一足先に山荘の様子を見に行くことにする。
▲13:10 三ツ石山荘
三ツ石山荘に着く頃には大分天気が回復していた。
久しぶりに青空も見ることができたな...

山荘の中を覗くと数人の登山者が休憩中だった。
テラスにある木製ベンチも空いていたので、今日はそのテラスにてランチにすることにした。
ここは風も殆ど感じない。

ランチだが、全員にカップラーメンを持参させてみた...
3人ともザックには、ノンアルビール、おやつ、カップラーメン...




2人は少し寒がっていたし...
そんな山で食べるカップラーメンはやっぱり美味いらしいな。
▲13:50 三ツ石分岐
登山者の1人のオジサンに、「松川温泉までの下りはとてもキツイよ」と言われ不安がる2人。
まあ、あと2時間もかからないので、最後まで全く心配ないだろう。
(登山道が急になるのは松川温泉へ下る最後の階段だけである。)


▲14:30 奥産道分岐
奥産道(松川大橋)へ抜ける登山道は崩落していて通行不可。
この分岐点に登山道の崩壊した様子が写真で示されていた。


木に生えるキノコと、そこに倒れた看板。
この数字の看板は雪山向けかな?
松川温泉から三ツ石山への山スキールートも冬に行ってみたいところだ。

看板の数字は下るに連れて小さくなっていく。
松川温泉の登山口が№1だった。
樹林内では相変わらずブヨがうるさい。
ここはミントオイルを使うことで少しだけ効果を感じた。
下山後、思わずネット通販で「携帯蚊取り線香」を買ってしまった。
そんな樹林内の一部から岩手山を眺めることが出来た。
暫く見えなかった山頂がここへ来て良く見えていた。

最後の最後に急な階段が待っていた。
最後の急坂は歩き慣れていない後輩達にとっては大変だった模様。

そんな訳で三ツ石山山荘から無事下山。
時間はCT(2H)より早めの1時間半程だった。
▲15:10 松川温泉
無事、松川温泉へと下山。
お疲れさんでした!

ここから登山者用の駐車場までは5分程度で戻ることが出来た。
お盆の後半辺りから暫く、休日といえば天気が悪かった。
そんな中、今日は久しぶりにイイ天気かと思ったが...
意外と良くなかった。
しかし、雨にも当たらず、寒すぎることも無く、縦走路の視界もまずまず。
後輩2人も満足のいく山行きだったかなと。
2人はあと1回足慣らし出来たら、次は岩手山でもイイかなと思っている。
けど、なかなか一緒に行ける休日が無いな...
自分の9月連休は、毎年楽しみにしている信州への山遠征だ。
そうこうしている内に岩手山は気温も大分下がり、冠雪もありだろう。
<今日のルートはこちら>

では、また山で!
(完)
次回の沢に向けて
初級の沢(赤川-三ツ石山)
三ツ石山-山スキー(2019.1)
三ツ石山-登山(2017.9)
三ツ石山(松川温泉から)-山スキー②
三ツ石山(松川温泉から)-山スキー①
源太ヶ岳~三ツ石山-縦走登山①
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この記事へのコメント
こんにちは。
日帰り縦走いいですね。
いよいよ来週末ですか。
今回のアルプスはどこにお出掛けでしょうか?(^^)
日帰り縦走いいですね。
いよいよ来週末ですか。
今回のアルプスはどこにお出掛けでしょうか?(^^)
Posted by うっかり八兵衛 at 2015年09月13日 12:59
▼八兵衛さん
こんにちは!
東北もいよいよ紅葉シーズンインですよ~
来週の連休は天気次第で「裏剱」も候補です。
山行きに4日間取れそうなので八兵衛さんと同じプランかも??
1日で真砂沢~阿曽原がきつそうだったので...
こんにちは!
東北もいよいよ紅葉シーズンインですよ~
来週の連休は天気次第で「裏剱」も候補です。
山行きに4日間取れそうなので八兵衛さんと同じプランかも??
1日で真砂沢~阿曽原がきつそうだったので...
Posted by PALOMON
at 2015年09月13日 17:18
