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2015年07月08日

以東岳-大鳥小屋泊①

以東岳-大鳥小屋泊①
日程:2015年7月4日~5日(1泊)
天候:曇 くもり

▲以東岳(いとうだけ)
 標高:1,771.9m
 山形県・新潟県 
 日本二百名山
(地理院地図はこちら)

▲大鳥池 (おおとりいけ)
 標高:966m



<ルート>
 1日目: ◎泡滝ダム駐車場 ~ 冷水沢橋 ~ 七ツ滝沢橋 ~ ▲大鳥小屋(タキタロウ山荘)
 2日目: 大鳥小屋(直登コース) ~ 以東小屋 ~ ▲以東岳 ~ オツボ峰 ~ ▲大鳥小屋 ~ ◎泡滝ダム駐車場


1ヶ月ぶりの山行きは1泊2日のプチ遠征。

目指すは山形県、朝日連峰に聳える以東岳である。
今回のメンバーはタラさんら3名に私とS氏が加わり5名での山行きとなった。
初めて登る以東岳、ヒメサユリを楽しみに行ってみよう!

岩手~秋田~山形と...
自宅から登山口(泡滝ダム)までは車で4時間ほどの移動時間だった。

山形県は鶴岡市方面から朝日連峰の山間に入り、荒沢ダム付近では怪しげなトンネルを通過する。

以東岳-大鳥小屋泊①

荒沢ダムの更に奥にも集落は存在した。
最終集落を過ぎると車道は川沿いを走るダートとなる。
大雨が降ったらこの辺りの車道は流されてしまうだろう...

以東岳-大鳥小屋泊①

登山口の泡滝ダム駐車場へ到着したのは10時半近くだった。

<泡滝ダム>


駐車スペースには大分余裕があった。
しかし、水道やトイレがそこには存在しない。

登山口での車中泊は厳しいと思ったが、過去に簡易トイレがあったという記事を見たことがある。
もう直ぐバスやハイヤーが入るらしいから、そのタイミングでトイレが設置されるのではないか?
(バス・ハイヤーは平成27年7月18日(土)~8月23日(日)の間との情報あり)

以東岳-大鳥小屋泊①

一先ず途中で調達したおにぎりを食べてこれからの登山に備える。


▲10:50 泡滝ダム 登山開始
今日はレイン装備による登山を覚悟していた。
しかし運が良かったか、雨が降る心配がなさそうだった。

登山の準備が整い、一同は泡滝ダムを出発する。

以東岳-大鳥小屋泊①

ダムの反対側に怪しいトンネルあり。
(あそこへ行くことは出来ない。)

以東岳-大鳥小屋泊①

駐車場から車道を少し進んだところに登山口がある。
そこに設置されている案内板より今日のコースタイムを確認した。

今日の宿泊予定地である大鳥小屋(タキタロウ山荘)までのコースタイムは3時間だ。

以東岳-大鳥小屋泊①

登山口から続く平らな道のり。
足元には白いニガナ、木々にはピンクのタニウツギなど、花々を眺めながら進む。

以東岳-大鳥小屋泊①

川沿いを歩くこのコースには注意すべき個所が数カ所ある。

上部からの落石は注意しようがないかもしれないが...

以東岳-大鳥小屋泊①

崩れた箇所のトラバースは特に慎重に。
その箇所以外も、路側が切れ落ちている個所があるので足元には十分注意しよう。

以東岳-大鳥小屋泊①

しばらく歩くと登山道に雪が現れた。
雪は例年より大分少ないだろうが、まだまだルート上に残っていた。

以東岳-大鳥小屋泊①

正にスノーブリッジ。
その穴から冷気が漂い、通過時に涼しくて気持ちが良いのだ。

以東岳-大鳥小屋泊①

そして大きな倒木を跨ぐなど... いくつかの難関を突破していく。

以東岳-大鳥小屋泊①

雪融けの水辺に咲くとても鮮やかな黄色い花。
リュウキンカにはとても癒された。

以東岳-大鳥小屋泊①


▲11:50 水場
濡れたドロドロの斜面を上がったところに水場が存在した。
登山口から1時間ほど歩いた場所である。

早速、水場に設置されていた柄杓にて流水を頂く。
冷たくて美味い水だった、と私は思う...

以東岳-大鳥小屋泊①

水場の後も相変わらず平坦な道だ。
樹林内の登山道を進んでいく。

この辺りに多く見られたのはギンリョウソウだ。
いつも見ているギンリョウソウより、一回り大きいような気がした。

以東岳-大鳥小屋泊①

さて、噂の吊り橋はまだか??


▲12:05 冷水沢橋 (吊橋)
登山口から1時間を過ぎて、ようやく1つ目の吊橋へ到着した。

揺らめく吊り橋...

思ったより頑丈そうだったが、足場のアルミ板に強度はない。
ここは慎重に1人づつ通過する。

以東岳-大鳥小屋泊①

吊橋を楽しんだら、その続きも平坦な道...

樹林内には小さな渡渉がいくつかあった。

以東岳-大鳥小屋泊①


▲12:35 七ツ滝沢橋 (吊橋)
そして2つ目の吊橋に到着だ。

1つ目の吊橋と同様の作りだった。
やはり慎重に一人ずつ通過する。

コースタイム的には、この七ツ滝沢の吊橋が大鳥小屋までの中間地点のようだった。

以東岳-大鳥小屋泊①

2つ目の吊橋を過ぎると、山深くなったような印象を受けた。

登山道沿いの樹木も一際大きくなってきた。
そして斜面には彼方此方から水が流れだす。
岩肌には緑の苔が美しい。

以東岳-大鳥小屋泊①


▲12:50 キノコ地帯
斜面に流れる沢に沿ってキノコが生えていた。
古い倒木から綺麗に群生していた。
我が家ではこのキノコを「ボリメキ」と呼んでいたが、ボリメキという呼び方は岩手中域だけか?

<ナラタケ>
以東岳-大鳥小屋泊①

キノコと言えば季節は秋だが、ボリメキは春にも生えるようだな。
タラさんの手で特に質の良いものが収穫され、白いビニール袋へと入った。
これらは今晩の食材となるのだ。

以東岳-大鳥小屋泊①

その後、登山道は「七曲」と呼ばれる九十九折の坂道へ差し掛かった。
ここから漸く斜度のある登山道となる訳だが、九十九折のおかげで大分楽に登れる。

以東岳-大鳥小屋泊①

そして七曲には3ヶ所ほどの水場が存在した。
これが丁度良いタイミングで現れるのでとても助かるのだ。
水は何れも冷たくて美味い。

以東岳-大鳥小屋泊①

細長い木製の標識が現れる。
ここまで来れば七曲の坂道は終了となる。
標識には大鳥池から以東岳への2つのルートが描かれているのだが、細くてイメージし難い。

以東岳-大鳥小屋泊①

さて、後は大鳥小屋まで平らな道を歩くのみだ。

以東岳-大鳥小屋泊①

幾つかの難所、吊橋も楽しみながら大鳥池までやってきた。
暑くも無く、心配していた雨にも当たらず、それはそれは良かった。


▲14:00 大鳥小屋(タキタロウ山荘)
登山口からゆったりと、コースタイムは3時間少々だった。

大鳥池の湖畔に建つ大鳥小屋。
通称「タキタロウ山荘」へ到着した。 お疲れさんでした!

以東岳-大鳥小屋泊①
以東岳-大鳥小屋泊①

早速、リーダーのタラさんが代表で宿泊の受付を行ってくれた。

大鳥小屋の収容人数は100人のようだ。
2階建てのなかなか大きな小屋だ。
小屋脇には自家発電用のエンジンと思われるものが見られた。

宿泊料金は1泊=1,500円(協力金)

尚、ここにはテン場も存在する。
テント泊の場合は大人500円、子供300円とのことだった。

以東岳-大鳥小屋泊①

大鳥小屋の内部へとお邪魔する。

玄関の下駄箱を一覧するが、そこに登山靴はほとんど無かった。
2階へ上がってみるが、広いスペースに3人分の荷物が置かれているだけだ。
今日は意外にも空いていてラッキーだったかな。

宿泊すると思われる方の中には竿を持っている方がいらした。

そう、大鳥池と言えばタキタロウ。
私は読んだことが無いが、タキタロウと言えば「釣りキチ三平」で有名の様だ。

ここの宿泊者は釣り客が多い訳である。

以東岳-大鳥小屋泊①

床には丁寧に御座が敷かれている。(畳ではない)
見上げれば天井に蛍光灯も備えられていた。
1階には水道(流し)もあるし、トイレもキレイ...立派な小屋だ...

我々はその一角に陣を取った。

そして、外の水場にて担いできたビールを冷やすのである...

以東岳-大鳥小屋泊①

ビールが冷えれば宴会開始となる訳だ。

(その2へ続く)






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