2015年02月22日
八幡平-山スキー①

日程:2015年2月21日(土) 日帰り
天候:晴れ

▲八幡平(はちまんたい)
標高:1,613.3m
岩手県(八幡平市)
秋田県(仙北市・鹿角市)
日本百名山
(地理院地図はこちら)
▲茶臼岳(ちゃうすだけ)
標高:1578.3m
▲源太森(げんたもり)
標高:1595m
<ルート>
御在所 ~ 茶臼山荘 ~ 黒谷地湿原 ~ ▲源太森 ~ 陵雲荘 ~ ▲八幡平山頂(ピストン)
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毎年一度は八幡平の樹氷を見たい!
と言うことで、今回は地元山岳会のタラさん達と八幡平山スキーへ同行させて頂いた。
2月も既に下旬。
暖かい日が続いていたので樹氷が落ちていないか心配していたが、樹氷はギリギリ間に合った!
(先ずはその1、茶臼山荘までを記載)
前日から予想天気図をチェックしていたのだが、何とも今日は高気圧の真っ只中である。
今日は最高の山行きを楽しめそうだ!
自宅を早々と出発し、皆との待ち合わせ場所へ移動する。
今日のメンバーは毎度お世話になっているタラさんを始めとする山岳会の方達。
私を含め6名での山行きである。
私の叔父も同山岳会のメンバーであり、本日の山行で初めて雪山へ同行することになった。
その他、昨年の経塚山でお会いしたSさん、昨年の金明水小屋行きでご一緒したYさん。
ひょうきんで晴れ男?と称される、Iさん。
2台の車に乗り合いし、登山口の御在所へ移動した。
<御在所駐車場>

御在所へ到着したのは7時半頃である。
雪の無い御在所の駐車場。 停められている車もこの時点ではまだ少ない。
八幡平樹氷原まで行くのなら、この時間に来るのが妥当であろう。
入山前に、駐車場に隣接される立派なトイレを利用させていただく。
そして乾いたアスファルト上で山行きの準備を開始した。
タラさん、叔父はプラブーツにジルブレッタという組み合わせかぁ。
Yさんのテレマーク、ロシのファット板も気になったが今日の出番は無いようだ。

いろいろと山道具の話を聞かせてもらった。
特にシールの評価だが、コールテックスの滑走性とグリップのバランスは良いようだ。
となれば、やはり新作のWhizzzが気になるな... (Yさんが購入したらしい)
▲8:00 御在所出発
雪が無いので、駐車場からスキーを担いで冬季閉鎖のアスピーテラインへと進む。
ここに温度計が設置されているのだが、今日は-3℃...
標高1,000mのこの地点としてはとても暖かい朝だった。

雪面に出たらスキーを履いてシール登高を開始する。
しばらくはアスピーテラインに沿って進んで行く。
今日のルートはタラさんが取ってくれる。
恵比寿沢から入山、前山の尾根へと上がり、そこから茶臼山荘へと直登する。
これが茶臼山荘への最短ルートとなる。
皆が眺める方向に...

雪崩が発生していた。
上部の雪庇が落ちた模様...

今日の雪は締まっており、表面には浅めのパウダーがかかっている。
大したラッセルも無く順調に登高。
リーダーのタラさんがメンバーを先導して行く。

恵比須沢に入り、前山方面の尾根へ取り付く手前で小休止。
ここでウェアの調整をする。
登り始めてからまだ30分も経っていないのだが、本格的な登りの以前に暑かった。
「春スキーと変わらない暖かさ...」という声もメンバーから聞かれる。
休憩地点から斜面の上部を見上げる。
ここの恵比寿沢も雪崩には十分注意が必要だろう。

ウェアの調整で私以外は既にアウター無し状態。
ここから尾根に上がるのだが、風が無いのでやはりアウターは不要か...



尾根に上がるがやはり無風...
ちょっと暑いところだが、晴天に辺りの景色を楽しみながら快適に登高を続ける。
縦列を後ろから見ると、メンバー皆のザックは大きめだ。
日帰りではあるが、雪山の非常装備がしっかりと詰め込まれているのだろう。
ザックの中身については聞き逃したな...
前山を眺める。
ノートラックのオープンバーンには浅めのパウダーが。
あそこの滑走、さぞ気持ちの良いことだろう...

一行は茶臼岳へ向かって真っ直ぐと進んだ。
樹林限界地点ではあるが、クラストも無くシールもまずまず効いていた。
そこに生息するアオモリトドマツが八幡平らしさを演出する。

そして正面に真っ白な茶臼岳が現れた。
始めのうちは、やや雲がかかっているようにも見えた。
しかし、そのうち茶臼岳の視界はハッキリとしていった。

今日の茶臼岳東斜面は雪崩の心配も無さそうとタラさんは判断する。
信頼なるリーダー、タラさんの判断なら安心してついて行ける。
茶臼岳へは登らずに東斜面をトラバースすることにした。

その茶臼岳東斜面へと突入して行く。
ここも締まった雪の上に15cm程度のパウダーがかかっている状態。
滑走が楽しみとしか言いようがない斜面だな。

ほらね!

そして無事、茶臼岳直下を通過した。
真っ白な斜面に青空がマッチして、ホントに美しい景色だ。
そして何度も思うところだが、この斜面、滑るには最高だろう...
帰りの事を思うとワクワクする。

▲9:50 茶臼山荘
今日は2時間かからずに御在所から茶臼山荘へと到着した。
いやいや、早いものだな...

茶臼山荘は八幡平山頂までの中間地点といえる。
しかし今日の山行で「登りらしい登り」はこれにて終了となる。
ここからは平らかなアップダウンが続くのだが、実はそれも意外と疲れるのね...
最年長の叔父も少し遅れて登頂する。
ここでひと息入れた。
当然、エネルギー補給のおやつは何時ものどら焼きで...
今日は暖か過ぎてザックの上蓋に入れていたチョコレートが融けていた。
すかさずチョコレートを雪に埋め込み固めてから食した。



以前の積雪期に登った時は、パンに挟めているソーセージもガッツリと凍った。
打って変わって、今日の様な天気に当たるとは恵まれている。
晴れ男のIさんのお蔭か...?
(その2へ続く)

今日は最高の山行きを楽しめそうだ!
自宅を早々と出発し、皆との待ち合わせ場所へ移動する。
今日のメンバーは毎度お世話になっているタラさんを始めとする山岳会の方達。
私を含め6名での山行きである。
私の叔父も同山岳会のメンバーであり、本日の山行で初めて雪山へ同行することになった。
その他、昨年の経塚山でお会いしたSさん、昨年の金明水小屋行きでご一緒したYさん。
ひょうきんで晴れ男?と称される、Iさん。
2台の車に乗り合いし、登山口の御在所へ移動した。
<御在所駐車場>

御在所へ到着したのは7時半頃である。
雪の無い御在所の駐車場。 停められている車もこの時点ではまだ少ない。
八幡平樹氷原まで行くのなら、この時間に来るのが妥当であろう。
入山前に、駐車場に隣接される立派なトイレを利用させていただく。
そして乾いたアスファルト上で山行きの準備を開始した。
タラさん、叔父はプラブーツにジルブレッタという組み合わせかぁ。
Yさんのテレマーク、ロシのファット板も気になったが今日の出番は無いようだ。

いろいろと山道具の話を聞かせてもらった。
特にシールの評価だが、コールテックスの滑走性とグリップのバランスは良いようだ。
となれば、やはり新作のWhizzzが気になるな... (Yさんが購入したらしい)
▲8:00 御在所出発
雪が無いので、駐車場からスキーを担いで冬季閉鎖のアスピーテラインへと進む。
ここに温度計が設置されているのだが、今日は-3℃...
標高1,000mのこの地点としてはとても暖かい朝だった。

雪面に出たらスキーを履いてシール登高を開始する。
しばらくはアスピーテラインに沿って進んで行く。
今日のルートはタラさんが取ってくれる。
恵比寿沢から入山、前山の尾根へと上がり、そこから茶臼山荘へと直登する。
これが茶臼山荘への最短ルートとなる。
皆が眺める方向に...

雪崩が発生していた。
上部の雪庇が落ちた模様...

今日の雪は締まっており、表面には浅めのパウダーがかかっている。
大したラッセルも無く順調に登高。
リーダーのタラさんがメンバーを先導して行く。

恵比須沢に入り、前山方面の尾根へ取り付く手前で小休止。
ここでウェアの調整をする。
登り始めてからまだ30分も経っていないのだが、本格的な登りの以前に暑かった。
「春スキーと変わらない暖かさ...」という声もメンバーから聞かれる。
休憩地点から斜面の上部を見上げる。
ここの恵比寿沢も雪崩には十分注意が必要だろう。

ウェアの調整で私以外は既にアウター無し状態。
ここから尾根に上がるのだが、風が無いのでやはりアウターは不要か...



尾根に上がるがやはり無風...
ちょっと暑いところだが、晴天に辺りの景色を楽しみながら快適に登高を続ける。
縦列を後ろから見ると、メンバー皆のザックは大きめだ。
日帰りではあるが、雪山の非常装備がしっかりと詰め込まれているのだろう。
ザックの中身については聞き逃したな...
前山を眺める。
ノートラックのオープンバーンには浅めのパウダーが。
あそこの滑走、さぞ気持ちの良いことだろう...

一行は茶臼岳へ向かって真っ直ぐと進んだ。
樹林限界地点ではあるが、クラストも無くシールもまずまず効いていた。
そこに生息するアオモリトドマツが八幡平らしさを演出する。

そして正面に真っ白な茶臼岳が現れた。
始めのうちは、やや雲がかかっているようにも見えた。
しかし、そのうち茶臼岳の視界はハッキリとしていった。

今日の茶臼岳東斜面は雪崩の心配も無さそうとタラさんは判断する。
信頼なるリーダー、タラさんの判断なら安心してついて行ける。
茶臼岳へは登らずに東斜面をトラバースすることにした。

その茶臼岳東斜面へと突入して行く。
ここも締まった雪の上に15cm程度のパウダーがかかっている状態。
滑走が楽しみとしか言いようがない斜面だな。

ほらね!

そして無事、茶臼岳直下を通過した。
真っ白な斜面に青空がマッチして、ホントに美しい景色だ。
そして何度も思うところだが、この斜面、滑るには最高だろう...
帰りの事を思うとワクワクする。

▲9:50 茶臼山荘
今日は2時間かからずに御在所から茶臼山荘へと到着した。
いやいや、早いものだな...

茶臼山荘は八幡平山頂までの中間地点といえる。
しかし今日の山行で「登りらしい登り」はこれにて終了となる。
ここからは平らかなアップダウンが続くのだが、実はそれも意外と疲れるのね...
最年長の叔父も少し遅れて登頂する。
ここでひと息入れた。
当然、エネルギー補給のおやつは何時ものどら焼きで...
今日は暖か過ぎてザックの上蓋に入れていたチョコレートが融けていた。
すかさずチョコレートを雪に埋め込み固めてから食した。



以前の積雪期に登った時は、パンに挟めているソーセージもガッツリと凍った。
打って変わって、今日の様な天気に当たるとは恵まれている。
晴れ男のIさんのお蔭か...?
(その2へ続く)