★ＰＡＬＯＭＯＮの山行きページ

日程：2019年01月14日（月）　日帰り
天候：晴　

▲栗駒山（くりこまやま）
　標高：1,626.5m
　岩手県・宮城県
　（地理院地図はこちら）

▲いわかがみ平
　標高：1,113m

＜ルート＞
　◎いこいの村跡 ～
　 ▲いわかがみ平 ～ ▲栗駒山（ピストン）


＜関連記事＞
　2018年04月22日　栗駒山－山スキー
　2017年04月17日　栗駒山－山スキー
　2017年10月01日　栗駒山（須川岳）－登山（秣岳縦走）

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2019年の初登山。
前回12月末に訪れ、暴風で撤退した栗駒山へ山スキーでリベンジする。

車で現地へ向かう途中に山を眺める。
栗駒山の山頂だけが白い雲に覆われているようだ．．．



出発地となる「いこいの村跡」へ到着したのは8時過ぎだ。
既に駐車場には10台程度の駐車があった。

まずまずの賑わいぶりか．．．



気になる風の状況だが、出発地はとても穏やかだった。
このまま山頂まで、安定した天気が続くことを願ってスタートする。




積雪は12月末よりは大分増えていたが例年に比べると少なめである。
いわかがみ平まではいつも通り樹林内をショートカットして登った。

やはり藪が多く出ていた。
いいところはあるが全般的に滑走は難しそうな状態だった。




積雪が少ないため、陽当たりの良い場所にはアスファルトも見られた。




1時間程度でいわかがみ平へ到着する。
ここで先行していたスノーボードの二方を確認する。
その他に入山者は見られなかった。

駐車場の車の台数からも、もっと入山している方はいる。
栗駒山をホームとしている「滑り重視の方々」は沢を越えて別な斜面へ向かった模様。

しかし、いつも使えない避難小屋．．．（入り口に吹き溜まる）



＜レストハウスの様子＞


これが噂の放置軽トラか．．．




若干休憩を挟み、先行していた二方より先に山頂へ向かった。
ここからは新湯沢の様子を見ながら進むことにする。





例年であればこの沢の中を滑ることもあるが今はまだしっかり埋まっていない。
この沢に沿って上部へ登っていく。

いわかがみ平からは樹林外。
懸念していた風が強まってくる。




緩斜面をダラダラ登るとそのうち栗駒山頂が見えてくる。
（この時点では山頂まで視界ははっきりしていた。）

まだ先行者が居るはずだが、未だ先には確認できず．．．




左手奥（西方面）には綺麗な山が見えていたが、あの辺りの山域は何山か区別がつかない。



右手に聳える東栗駒山はいつもより黒く見えていた。




山頂直下までやって来た。
この辺りは風当たりが強く、雪面が凍っていてシール登高が面倒な時がある。
しかし今日の状態はまずまず。
シールでも歩き易かった。




山頂斜面へ取り掛かる。
これまで使い込んできたシール（gecko）の効きも良かった。
（滑走面は7年目になる）

斜面から右下方の雪原に登山者が2名確認できた。
既に栗駒山へは登頂済みだろう。
これから東栗駒方面へ向かうところと思われる。




山頂斜面の雪質は硬めだったがスキーでは滑り易そう。
若干上部へ行くとシュカブラになっていたが、その表面は柔らかそうである。




山頂が近づくに連れて怪しい雲が迫ってきた。

徐々に青空も薄れ、視界が悪くなってゆく。
強風も相変わらず．．．気温も低く寒いうえに、風とともに飛んでくる氷片が顔に当たる。
とても痛い．．．




それらに耐えながら登り切った。


2019年。
今年も栗駒山登山から始まった。
今年も楽しい山行がいっぱいできますように。




で、山頂には誰もいなかった。

山頂碑や神社は樹氷化して美しいオブジェになっている。
時より青空が見えたり周囲が明るくなるのだが、期待していた展望はなかった。




山頂で一通りのことを終え、シールを剥がして滑走準備に取り掛かる。
その頃、途中でお会いした二人のボーダーも無事登頂を果たした。

彼らに挨拶を交わしてから滑走を開始した。




明るくなった隙に滑り出した。
しかしタイミング悪く．．．　また視界が悪くなってしまった。



それでも慎重に滑っていくと3名の登山者が山頂を目指して登っているところだった。



山頂斜面を滑り切ると途端に視界が開ける。
ガスっていたのは山頂のみだったのね。




その後は緩斜面を登ってきた道に沿って滑った。
山頂からイワカガミ平まではあっという間に戻ってしまう。




いわかがみ平の暖かさは山頂の寒さと比較にならない。
（それでも氷点下だと思われるが．．．）
ここでおやつを食べながらしばらく休憩をとった。



30分程度休憩した後に樹林を滑って駐車場へ下山した。
やはり樹林は藪々．．．面倒な滑走となった。




一先ず無事下山。お疲れ様でした。




先ずは2019年の第一座終えた。
運動不足気味だったので良い足慣らしにもなった。
これから5月中旬までは雪を求めて山スキー中心に楽しむことになる。
そして山の花が咲くころに登山靴への切り替えになるだろう。

今年も山でよろしくお願いします。

（完）