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2018年11月18日

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
日程:2018年11月18日(日) 日帰り
天候:晴 晴れ


▲仙人山(せんにんやま)
 岩手県(北上市)
 標高: 881.8m
 (地理院地図はこちら)


<ルート>
 ◎仙人山登山口 ~ 姥杉 ~ 久那斗神社 ~
  ▲仙人山 ~ 水沢鉱山跡 ~ ◎岩崎駅



岩沢駅を拠点とした仙人山の周回ルートが「スポーツリンク北上」というスポーツコミッションより紹介されていた。
このルートを歩いてみよう!

前回に引き続きS氏と2人で登山に出かけた。
岩沢駅を拠点に周回可能なルートだが、車道歩きが長そうなので車2台を利用した。

岩沢駅にこの周回ルートの案内板が設置されている。
それを見たS氏が、
「仙人山周回ルートは4時間しかかからないのでついでに月山にも登ろうか?」と聞いてきた。
★案内板に記載されている4時間というコースタイムは間違っていると思われる。

<登山口駐車場>
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

仙人山の登山者駐車場に先行者は無し。
(ケミコン岩手和賀工場の敷地内を車で通過する。)


▲07:30 駐車場(出発)
駐車場から出発するとすぐに久那斗神社の登山口がある。
ここには立派な石碑がいくつか並んでいた。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

この登山道は平泉藤原三代秀衡と黄金文化にちなんで名づけられた「秀衡街道」を兼ねている。
(西和賀町観光協会のページに「久那斗神社登り口~峠山コース」として紹介されている。)
登山道の周囲には古い石垣などが見られ歴史が感じられた。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

序盤に北上線の鉄橋の下を通過する。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

その後の登山道は広くてきれいに整備されていた。
この登山道にある名所「仙人姥杉」までは安心して登れそうだった。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

登山道の途中に1体の石像が存在する。
蝋燭が備えられており、普段からよくお参りされているかの模様。
S氏が言うに、良く見れば片手に剣を持っている。
こちらは不動明王だとか...

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

普段から何度も通過している国道107号の隧道付近を登山道から見下ろす。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)


▲08:15 仙人姥スギ
このルートの名所の一つ、巨木の「仙人姥杉」が正面に見えてきた。
この姥杉を見るために登山する方も多いようだ。
樹齢は900年とのこと。

かなり前から姥杉の存在は知っていたが、訪れるのは今日が初めてだ。
幹周10.5mとかなりの巨木であり見応えがあった。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

姥杉の直ぐ近くに新たに植樹されている。
子孫を残そうという考えだろう。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

姥杉から若干登ることで久那斗神社に到着した。
久那斗神社までは石垣や石像、姥杉などの見どころが多くて(飽きない)楽しい登山道だった。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

仙人山へ向かう登山道はここで秀衡街道から分岐する。
この先に続く秀衡街道も興味があるので何れは歩いてみたいと思う。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

さて、久那斗神社からは尾根道を歩くのだが...
これと言って見どころは無い。(鉄塔くらいか...)

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

しかし途中の開けた場所からは眺めの良い展望が広がる。
西側には錦秋湖、東側には北上平野と、それぞれの景色を見下ろすことが出来る。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

今日は天気にも恵まれ、北上の遠方には早池峰山までが良く見えていた。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)


▲09:25 山頂北分岐
尾根道をしばらく進むと「展望地」と書かれた看板が存在する。
(展望地はそれほど展望が良くなかった...)
ここで登山道は仙人山山頂へ分岐している。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

山頂までの登山道は藪で歩き難いと聞いていたが今回はしっかりと刈り払いされていた。
しかし(山頂も含めて)仙人山の山頂周辺は藪が開けず展望は全くない。
景色はイマイチだ...


▲09:40 仙人山山頂
仙人山の山頂には二等三角点が存在した。
一先ず三角点タッチを済ませ、滞在時間は短めに展望地まで折り返した。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

さて、ここからは水沢鉱山跡地方面へ下山する。
水沢鉱山方面にはあまり向かう登山者がいないようでコース状況が心配された。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

その心配とは裏腹、こちらのコース状況はとても良かった。
「スポーツリンク北上」で紹介するだけあってしっかりと整備されている。
まあ、いかにも熊が出没しそうでそれだけが心配だったが...

枯葉の積もった登山道をスタスタと慎重に下った。
こちらの登山道は九十九折りになっており、特に荒れている箇所はなかった。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

ある程度下ると「鉱山跡」に関係する古い案内板が複数見られた。
しかし、案内板の多くは地に倒れている。
「協会跡」や「坑口跡」などの案内板があり興味はあるのだが...
看板に矢印が書かれており、向かってみるが藪に覆われ行く手を阻まれた。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)


▲10:40 第一カラミ平
その後も鉱山跡地をいろいろ探索してみるが、それらしい遺跡は見当たらず。
第一カラミ平という開けた地にて休憩をとった。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)


▲11:15 仙人山登山口
遺跡らしいモノは夏油スキー場へと続く廃林道に合流してからポツポツと見られた。
(何故か?案内板が全てか抜かれていた。そろそろ冬支度かな?)

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

廃林道沿いには「劇場跡」・「キリシタンの墓」・「供養塔」などが存在する。
その標識が全て抜かれていた為、今回は正体不明のまま写真を撮りながら歩いた。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

林道を進むと山神社の鳥居が現れる。

山神社鳥居の周辺は特に綺麗に整備されていた。
定期的に誰かが来ているのだろう。
石碑の前にはまだ新しい花が飾られていた。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)

鳥居をくぐり石段を登る。
この石階段は斜度があり、登りは結構疲れた。
滑り易いので下りは慎重に下ろう。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)


▲11:35 精錬所跡
山神社から更に進むと水沢鉱山の精錬所跡に到着する。
この精錬所跡はそれなりに風情があり。
15年ほど前か?この林道が車で通行できた時に訪れたことがあった。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

仙人山周回ルートの中では仙人姥杉に続いての名所である。
草木が枯れたこの時期だったからこそ遺跡が良く見えて良かったのかも...

その後はしばらく林道歩きが続く。
水沢鉱山跡地までの林道状況はまだ普通車でも十分通れる状況だ。
しかしダート入口から通行止めになっている。


▲12:10 林道入口
精錬所跡から30分くらい歩いて通行止のゲートまでやってきた。
林道歩きはこれにて終了。
ここからは平らな舗装路を歩くことになる。

仙人山-登山(水沢鉱山周回)


▲12:30 岩沢駅
林道のゲート前から岩沢駅までは20分程度だった。
今日は誰にも出会う遭うことなく、S氏と2人で岩沢駅までを周回した。
(登山者名簿には前日の土曜日に入山した記録が1件あった。)

まあ、熊に出遭わなくてよかったなと...

仙人山-登山(水沢鉱山周回)


S氏が見た岩沢駅の案内板を見ると、確かにコースタイム4時間と書かれていた。
(この案内板、他のコースとの色分けについても間違っている。)
所要時間4時間と書かれている点については捉え方にもよるが「致命的な間違い」と言えるな...


<今回のルートはこちら>
仙人山-登山(水沢鉱山周回)

紅葉が終わり寂しくなった山。
しかし、いろいろな名所があり周回コースはこの時期に楽しめるコースだった。

ではまた山で!

(完)





タグ :登山仙人山


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