2013年02月07日
乳頭山-山スキー②
日程:2013年2月3日(日) 日帰り
天気:雪
▲乳頭山(にゅうとうざん)
標高:1,478m
秋田県・岩手県 日本三百名山
<ルート>
孫六温泉~田代平山荘~乳頭山
(ピストン)
<関連記事>
2012年8月31日:乳頭山-登山
<その1からの続き>
▲8:10 駐車場出発 ▲8:20 孫六温泉 ▲10:10 田代平小屋(休憩) ▲10:40 田代平小屋出発
駐車場から2時間程度で田代平小屋へ到着し、小屋内で30分ほど休憩した。
風が強く視界も良くないが、GPSを頼りにもう少し上へ登ってみる。
もちろん途中で引き返すことも念頭においている。 では出発!
▲10:40 田代平小屋出発
田代平小屋から乳頭山山頂までは、夏道で30~40分だったと記憶している。
山頂が見えないので今日は見当がつかない。
アオモリトドマツの合間を潜り抜けていく。
樹氷は成長どころか、昨日の暖かさで落ちてしまったか?
暫く進むと木々は無くなり、強風に晒される。
ヘルメットやゴーグルの隙間に風が当たり、部分的に痛くなってきた。
雪面も風に吹かれガチガチのシュカブラである...
凍った雪面ではシールが効かない場所もあり...
この辺りで終わりかな? と、パートナーのGPSを確認する。
すると、意外と山頂が近いことが分かった。
山頂へ向かって直登しているせいか... もう少し進むか...
ここまで登って来て、ようやくアイスモンスターに出会えた!
さて、強風の登りは続く。
幸い強風は自分たちの後ろ側から山頂へ向かって吹いていた。
風に押されながら進むので、体力は差ほど消耗しない。
そんな理由もあり、ズンズンと山頂へ近づいていった。
慎重に登っていると...一瞬、山頂が見えた! もう直ぐだ!
山頂付近はガリガリのアイスといえる。
この時は思わなかったが、登るのは良いが下りの心配もしておくべきだった...
最後までシール歩行を止めなかった。
そして終に乳頭山の山頂へ到着だ! おめでとう!
▲11:25 乳頭山山頂
山頂の強風はマックス... ここに立っているのがやっとだった。
夏山で眺めた雄大な景色の面影は全く無い。 ただただ真っ白な景色だ。
山頂写真で記録を残し、それだけでココを立ち去る。
とにかく直ぐにもこの場所を立ち去りたかった。
▲11:30 下山開始
スキーにシールを付けたまま下山を開始する。
山頂付近は滑りどころではなかった。
岩なのかシュカブラなのか?
とにかくゴツゴツとしていて、ガリガリとしていて...
更に下りは最悪の向かい風なのだ...
バラクラバをしていても顔の肌が痛い!
そしてシールをつけたままボーゲンで下りるのも、膝の筋力を相当消耗する。
ガチガチに凍った雪面には登りのトレースが残らない。
特に下りはGPS無しでは進む方向が分からない。
(GPSがあったので安全確保で山頂をピストンしている。)
強風の尾根道を下っていくとモンスターやら見覚えのある景色に戻ってきた。
そして木々が現れる頃、自分達の付けた登りのトレースが現れてきた。
いやいや、なかなか厳しい状況だった。
安心して木々の隙間を抜けていくと、田代平小屋が目の前に現れた。
▲12:00 田代平小屋
小屋まで戻ってまずは一安心。
ここから山頂までのピストンでゴーグルが内側から半分ほど凍ってしまった。
自分の頬も若干凍ったかも...
ペットボトルの飲料水も凍っていて殆ど飲めなかった。
今日は予備ゴーグルを持っているので安心。
まあ、予備は15年前のゴーグルだが... 凍った物よりは全然マシ。
予備ゴーグルは今後も持ち歩こう。
小屋でカップラーメンでも食べようかと思ったが時間の都合で中止した。
小屋へは入らず、速やかに下山することにした。
雪原を過ぎて斜度が出てきた辺りでシールを外す。
ここでシール(GECKO)に不具合が発生。
シール接着面の一部分がスキーに残っている。
GECKO、今まで不具合なくきていたと思ったら、昨年から1年(5回使用)で不具合が...
(詳細は後日)
まあ、今日はもうシールを使わないのでいいや。
シールをザックにしまって滑る準備を整える。
そして樹林帯を滑走!
いい写真は残っていないが、まずまずの滑りを楽しむ。
動画から画像を抽出。
いつも書くが、下りはあっという間である。
途中、若干の登りがある。 これがちょっと面倒だ。
暫く下ると温泉の臭いが漂ってきた。
下方に見えたのは黒湯温泉だろう。
そして、最初の登り難所、急坂へ戻ってきた。
ここも慎重に滑り降りる。
▲13:00 孫六温泉
孫六温泉へ下山。
あとは林道を戻り駐車場へ向かうのみだ。
▲13:10 無事下山
車まで戻り山スキーの一連を終了する。 お疲れさんでした。
朝から雪山をさまよっていたが、今日は天気の回復がなかった。
ヘルメットを脱ぎゴーグルを外すと、頬の下が一部白くなっている。
若干ヒリヒリ... まあ大丈夫だろう。 凍傷にはなりたくない。
初使用したヘルメットは思っていたより違和感が無かった。
寒くも暑くもなく、頭が振られることもない。
ただ、外音がちょっと聞き取り難くなるだけだな。
今後の山スキーではヘルメットを被ることにしよう。
新しいBC用ザック、オスプレーのコード22。
スコップ、フリース、ストーブにガス缶、ゴアシュラフカバー...
どれも使用しなかったが、これらは必要なアイテム。
これに食料や飲料水、予備ゴーグルなどが入って、滑走時にはスキーシールも入れる。
22Lで完全満杯だ...
コンパクトで滑りは良かったが、30Lにすれば良かったかな?
冬の乳頭山、山スキー的には楽しめる山であった。
次こそは晴天に恵まれたい...
(完)
より大きな地図で 乳頭山-山スキー を表示
田代平小屋から乳頭山山頂までは、夏道で30~40分だったと記憶している。
山頂が見えないので今日は見当がつかない。
アオモリトドマツの合間を潜り抜けていく。
樹氷は成長どころか、昨日の暖かさで落ちてしまったか?
暫く進むと木々は無くなり、強風に晒される。
ヘルメットやゴーグルの隙間に風が当たり、部分的に痛くなってきた。
雪面も風に吹かれガチガチのシュカブラである...
凍った雪面ではシールが効かない場所もあり...
この辺りで終わりかな? と、パートナーのGPSを確認する。
すると、意外と山頂が近いことが分かった。
山頂へ向かって直登しているせいか... もう少し進むか...
ここまで登って来て、ようやくアイスモンスターに出会えた!
さて、強風の登りは続く。
幸い強風は自分たちの後ろ側から山頂へ向かって吹いていた。
風に押されながら進むので、体力は差ほど消耗しない。
そんな理由もあり、ズンズンと山頂へ近づいていった。
慎重に登っていると...一瞬、山頂が見えた! もう直ぐだ!
山頂付近はガリガリのアイスといえる。
この時は思わなかったが、登るのは良いが下りの心配もしておくべきだった...
最後までシール歩行を止めなかった。
そして終に乳頭山の山頂へ到着だ! おめでとう!
▲11:25 乳頭山山頂
山頂の強風はマックス... ここに立っているのがやっとだった。
夏山で眺めた雄大な景色の面影は全く無い。 ただただ真っ白な景色だ。
山頂写真で記録を残し、それだけでココを立ち去る。
とにかく直ぐにもこの場所を立ち去りたかった。
▲11:30 下山開始
スキーにシールを付けたまま下山を開始する。
山頂付近は滑りどころではなかった。
岩なのかシュカブラなのか?
とにかくゴツゴツとしていて、ガリガリとしていて...
更に下りは最悪の向かい風なのだ...
バラクラバをしていても顔の肌が痛い!
そしてシールをつけたままボーゲンで下りるのも、膝の筋力を相当消耗する。
ガチガチに凍った雪面には登りのトレースが残らない。
特に下りはGPS無しでは進む方向が分からない。
(GPSがあったので安全確保で山頂をピストンしている。)
強風の尾根道を下っていくとモンスターやら見覚えのある景色に戻ってきた。
そして木々が現れる頃、自分達の付けた登りのトレースが現れてきた。
いやいや、なかなか厳しい状況だった。
安心して木々の隙間を抜けていくと、田代平小屋が目の前に現れた。
▲12:00 田代平小屋
小屋まで戻ってまずは一安心。
ここから山頂までのピストンでゴーグルが内側から半分ほど凍ってしまった。
自分の頬も若干凍ったかも...
ペットボトルの飲料水も凍っていて殆ど飲めなかった。
今日は予備ゴーグルを持っているので安心。
まあ、予備は15年前のゴーグルだが... 凍った物よりは全然マシ。
予備ゴーグルは今後も持ち歩こう。
小屋でカップラーメンでも食べようかと思ったが時間の都合で中止した。
小屋へは入らず、速やかに下山することにした。
雪原を過ぎて斜度が出てきた辺りでシールを外す。
ここでシール(GECKO)に不具合が発生。
シール接着面の一部分がスキーに残っている。
GECKO、今まで不具合なくきていたと思ったら、昨年から1年(5回使用)で不具合が...
(詳細は後日)
まあ、今日はもうシールを使わないのでいいや。
シールをザックにしまって滑る準備を整える。
そして樹林帯を滑走!
いい写真は残っていないが、まずまずの滑りを楽しむ。
動画から画像を抽出。
いつも書くが、下りはあっという間である。
途中、若干の登りがある。 これがちょっと面倒だ。
暫く下ると温泉の臭いが漂ってきた。
下方に見えたのは黒湯温泉だろう。
そして、最初の登り難所、急坂へ戻ってきた。
ここも慎重に滑り降りる。
▲13:00 孫六温泉
孫六温泉へ下山。
あとは林道を戻り駐車場へ向かうのみだ。
▲13:10 無事下山
車まで戻り山スキーの一連を終了する。 お疲れさんでした。
朝から雪山をさまよっていたが、今日は天気の回復がなかった。
ヘルメットを脱ぎゴーグルを外すと、頬の下が一部白くなっている。
若干ヒリヒリ... まあ大丈夫だろう。 凍傷にはなりたくない。
初使用したヘルメットは思っていたより違和感が無かった。
寒くも暑くもなく、頭が振られることもない。
ただ、外音がちょっと聞き取り難くなるだけだな。
今後の山スキーではヘルメットを被ることにしよう。
新しいBC用ザック、オスプレーのコード22。
スコップ、フリース、ストーブにガス缶、ゴアシュラフカバー...
どれも使用しなかったが、これらは必要なアイテム。
これに食料や飲料水、予備ゴーグルなどが入って、滑走時にはスキーシールも入れる。
22Lで完全満杯だ...
コンパクトで滑りは良かったが、30Lにすれば良かったかな?
冬の乳頭山、山スキー的には楽しめる山であった。
次こそは晴天に恵まれたい...
(完)
より大きな地図で 乳頭山-山スキー を表示
この記事へのコメント
予定通りのブログアップお疲れ様です。
箱を開けて30取り出しました。
38は大きいと思いましたが、30はあまり大きくないですね。
良い品物です。使い方を後で教えて下さい^ ^
箱を開けて30取り出しました。
38は大きいと思いましたが、30はあまり大きくないですね。
良い品物です。使い方を後で教えて下さい^ ^
Posted by まさひろ at 2013年02月07日 22:49
私もいつか冬の乳頭山に行ってみたいです。でも吹雪くと恐ろしいですね。よく山頂まで行きましたね。精神的にもタフなんですね。
Posted by けむけむ at 2013年02月08日 11:49
▼まさひろさん
ども!
30はちょうど良いですかね?
週末に見せてください。
使い方って、特に無いでしょう? ビールが入ればいいんですよね? ^^;)
ども!
30はちょうど良いですかね?
週末に見せてください。
使い方って、特に無いでしょう? ビールが入ればいいんですよね? ^^;)
Posted by PALOMON at 2013年02月08日 12:29
▼けむけむさん
こんにちは!
冬の乳頭山はあまり皆さんのブログに載らないですよね。
タラさんのブログを参考にさせてもらいました。
さて、次の山スキーは何処ですかね?
こんにちは!
冬の乳頭山はあまり皆さんのブログに載らないですよね。
タラさんのブログを参考にさせてもらいました。
さて、次の山スキーは何処ですかね?
Posted by PALOMON at 2013年02月08日 12:33
山頂おめです
いやーすごい^^;
ガリガリ斜面は心が折れそうです。。
寒気がしてきました(笑)
いやーすごい^^;
ガリガリ斜面は心が折れそうです。。
寒気がしてきました(笑)
Posted by tap at 2013年02月08日 22:35
▼Tapさん
こんにちは。
ありがとうございます。
tapさんは肉を担いでとちらへ??
気になりますね~。 レポ待ってます!
こんにちは。
ありがとうございます。
tapさんは肉を担いでとちらへ??
気になりますね~。 レポ待ってます!
Posted by PALOMON at 2013年02月08日 23:05
どもっ!
ずいぶんとアクティブだなー。
家でゴロゴロしてるオレとは違う...
ヘルメットは冬用かな?
いろいろとお買い物しているようで、いいなー。
年明け以降、まだ何も買ってない。
ちょっとストレス。
何か買うか、外に出ようかな。
ずいぶんとアクティブだなー。
家でゴロゴロしてるオレとは違う...
ヘルメットは冬用かな?
いろいろとお買い物しているようで、いいなー。
年明け以降、まだ何も買ってない。
ちょっとストレス。
何か買うか、外に出ようかな。
Posted by やす at 2013年02月09日 00:10
▼やすさん
ども!
>ヘルメットは冬用かな?
>いろいろとお買い物しているようで、いいなー。
ヘルメットはスキー用で夏山では使えない。
未使用品を貰ったようなものだな。
最近購入したのはエアマットとザックだな。
もし暇があったら一緒にスノーシューで七滝に行きたいがどう?
ども!
>ヘルメットは冬用かな?
>いろいろとお買い物しているようで、いいなー。
ヘルメットはスキー用で夏山では使えない。
未使用品を貰ったようなものだな。
最近購入したのはエアマットとザックだな。
もし暇があったら一緒にスノーシューで七滝に行きたいがどう?
Posted by PALOMON at 2013年02月09日 09:20
どもっ!
>もし暇があったら一緒にスノーシューで七滝に行きたいがどう?
そこはオレも行ってみたいと思ってた。
天気と、都合をみて、行ってみるか?
>もし暇があったら一緒にスノーシューで七滝に行きたいがどう?
そこはオレも行ってみたいと思ってた。
天気と、都合をみて、行ってみるか?
Posted by やす at 2013年02月09日 23:03
▼やすさん
ども!
七滝はそろそろ完全凍結するとかいう記事を見たよ。
都合を見てスノーシューに行こうぜ!
ども!
七滝はそろそろ完全凍結するとかいう記事を見たよ。
都合を見てスノーシューに行こうぜ!
Posted by PALOMON at 2013年02月11日 08:10