2012年07月22日
仙丈ケ岳-遠征登山③

日程:2012年7月14日~15日
(16日:移動日)
▲仙丈ケ岳 3,033m
長野県(伊那市)・山梨県(南アルプス市)
日本百名山
天気 曇|雨


<その1> <その2からの続き>
岩手からの移動、高速でパンクもして...
何とか北沢峠のテン場までやって来た。
なかなか激混みのテン場だ...

昼食を食べて、おやつも食べて、ワイン飲んで、おつまみも食べて、
しかも早めの夕食... 今日は山に登らず、食べてばかりだった。
夕食はアマノフーズの「にゅうめん」と、レトルトの「すきやき丼」である。


アマノフーズのフリーズドライ食品は軽くて美味しい、登山では助かるな。
レトルトは重いけど、安いので...
にゅうめんの賞味期限、2ヶ月も切れていたが... 問題なく美味かった。
▲18:00 就寝準備
夕食も終了。
就寝準備をしたら後は朝までテントから出ない。
まだ外は明るいが、明日は3時起き~5時出発なので早い就寝となる。
テントにLEDランタン「ユーコ・ストレッチライトXL」を吊るす。


このランタンはテント泊で初使用だ。
いつもヘッドランプ(ペツル・ティカ)を天井から吊していたがスポット的照射だった。
やはり灯かりが広がるLEDランタンをテントに吊るすと便利!
テント泊で欠かせないのが「耳栓」である。(小屋泊も)
通路沿いにテントを設営していたので枕元を人が歩くし、周りの話し声もまだまだ途切れない。
雨が降ったらザーザーうるさいし... 就寝時に耳栓は欠かせない。
耳栓をして、おやすみ!
寝た後直ぐに雨が降ってきた。
雨は夜に一度あがったが、朝方にまた降っていた。
仙丈ケ岳は晴れてくれるのか...?
▲15日3:00 起床
夜間は1時間ごとに目が覚めていた。テント泊ではいつもそうだ。
それでも「良く寝た」といった感じだ。
夜間は暑くも寒くも無く、寝るには丁度いい気温だった。
起きたら直ぐに朝食の準備をする。
テントの前室でお湯を沸かして、アルファ米の準備。
出来上がりまで15分かかる間に、コーヒーを飲んで目を覚ます。
そして、味噌汁を作っていれば15分経過、アルファ米も出来上がりだ!


朝はいつもこのパターン。
アルファ米の朝食には味噌汁が欠かせない...
ゆっくりと余裕を持って朝食を食べる。
さて、外の天気は...?
テントを出ると、
曇り...少々雨が落ちてくる...


仙丈ケ岳の山頂に着く頃には回復してくれるか?
▲5:15 テン場出発
水場で飲用水を多めに汲んだら、いよいよテン場を出発だ。
テン場から林道を歩き、登山口まで10分ほど歩く。
北沢峠林道ピークのバス乗場にあるトイレ、その横の登山口から仙丈ケ岳へ向かう。


▲5:30 北沢峠登山口出発
コースタイムは約4時間。
登山口と山頂の標高差は1,000m程、晴れることを願って出発!

薄暗い山の中へ入っていく。
出だしはちょっと急な道のりだ。
「一合目」から「五合目」までは、「〇合目」との標識が付けられていた。


▲5:45 一合目 出だしはやや疲れる上り坂。
▲6:05 二合目 もう一つ林道に下りれるコースがここで分岐している。
▲6:25 三合目 まだまだ急坂は続く。


▲6:40 四合目 ちょっといい風が吹いていた。
▲7:00 五合目 大滝頭へ到着。「山頂方面」と「馬の背」への分岐点。
登りは山頂方面「小仙丈ケ岳」へのルートを進む。
下りは「馬の背」を経由してここへ戻ってくる予定だ。

なかなか急な道は続く。
しかし、五合目を過ぎてからは樹林帯から徐々に開けてきたような感じだ。
風も吹いて涼しく、登るには(暑いよりは)いい感じだった。


▲7:20 樹林帯突破
樹林帯を完全に抜けた!
辛うじて上が見えている感じ...期待した景色はまだ無い...
一瞬、右方向遠くの斜面に山荘が見えたが、「馬の背ヒュッテ」だったのか?

ここからは高山植物が目に入ってくるようになった。
今日は景色が見れない分、花に注目して登るしかない。


岩には「イワウメ」、大き目の「イワカガミ」などが咲いていた。
ちょっとだけ「ハクサンイチゲ」も見られる。

そして、ここの岩場を登れば「小仙丈ケ岳」だ。

▲8:00 小仙丈ケ岳(2,864m)
北沢峠から2時間30分、まずは「小仙丈ケ岳」へ到着。
晴れていればどんな景色が見れるのか?
ただただ、周囲の白い景色を眺める...


関西弁のおばさんに3人の写真を撮ってもらう。
そしてここでちょっと休憩、ザックから「山どら」を取り出す。
登山のおやつは「どら焼」に限るね! 行動食として、そして美味い!
「さて、出発するか...」と思い、進もうとしたその時...
雨だ~! ポツリ、ポツリ... 何とも残念な雨。
そして直ぐ止むかと思えば、ちょっと勢いが増してきたぞ。
レインの上を着て、ザックにはザックカバーを掛ける。
それでも強まりそうなので、レインの下も履いてしまう。
完全レイン装備になった我々、周りの登山者も急いでレイン装備に変身していた。
レイン装備で再出発。
ん...? 小仙丈ケ岳には三角点は無いはず。
国土地理院の三角点では無いな...? 一応、石柱をタッチ!


全く視界が悪いが、ここは我慢...
本来のイイ景色を思い浮かべて? そんな気分で歩きたいがテンションは低めだ。
こんな感じの岩場もある。
滑らないよう足元に十分注意しよう。

尾根なので風もちょっと強くなってきた。
ザックカバーがバタつく感じ。
強風の尾根歩きはヨロけないように注意だな。
岩に生えるキレイなピンク、「ツガザクラ」を見ながら見えぬ山頂を目指す。

▲8:50 仙丈小屋分岐点
この分岐点が見えてきたら山頂間近かということだろう。


さあ、仙丈ケ岳はもう少しだ!
(その4へ続く)
Posted by PALOMON at 00:06│Comments(2)
│仙丈ケ岳
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★登山★仙丈ケ岳(2012/07)第二章【長野県、山梨県】【★やすのレビュー★】at 2012年08月10日 06:55
この記事へのコメント
どもっ!
天気は残念。
そして遠征のメイン日初の雨。
ま、こんなこともあるさ。
しかし、テン場はめちゃ混みだったなー。
バスから降りて近いし、ここをベースにして歩けるからテント泊初心者にもいいところだよね。
夕飯の時、近くから肉を焼く音、匂いがしてたなー。
ここならもっと生ものを持っていっても良さそう。
天気は残念。
そして遠征のメイン日初の雨。
ま、こんなこともあるさ。
しかし、テン場はめちゃ混みだったなー。
バスから降りて近いし、ここをベースにして歩けるからテント泊初心者にもいいところだよね。
夕飯の時、近くから肉を焼く音、匂いがしてたなー。
ここならもっと生ものを持っていっても良さそう。
Posted by やす
at 2012年07月22日 11:18

▼やすさん
今年は梅雨明け前、しょうがないねぇ。
テン場の夕食時はイイ匂いがしていたね。
同じ日にこのテン場にいた「八兵衛さん」の食事も、ブログで見たら凄く美味そうだったよ。
今年は梅雨明け前、しょうがないねぇ。
テン場の夕食時はイイ匂いがしていたね。
同じ日にこのテン場にいた「八兵衛さん」の食事も、ブログで見たら凄く美味そうだったよ。
Posted by PALOMON
at 2012年07月22日 11:36
