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2010年9月18日～20日（テント２泊）
北アルプス（長野県）
中房温泉～燕岳～大天井岳～常念岳～一ノ沢
燕岳：2,763m 大天井岳：2,922m 常念岳：2,857m（百名山）
天気：曇→晴→雨　

＜関連記事　その１：中房温泉～燕山荘＞
＜関連記事　その２：燕山荘～燕岳山頂＞
＜9月19日＞
前日の「徹夜移動」＋「登山」で疲れていたのだが．．．あまり眠れない夜だった。
０時を過ぎた頃か、風がかなり強くなった。
ここは耳栓をして防音し、朝までの時間を寝て過ごす。（テントでも耳栓は欠かせない）

▲3:00
まだ外は真っ暗だが、外がザワザワし始める。
他の登山者がそろそろ活動を開始するところだ。私も起きてちょっと外を見てみる。

すると．．．　

星空だ！

そして、眼下には街の夜景が見えている。

やった、今日は晴れている！

今日は今回遠征登山のメイン、「表銀座縦走路」。　この天気なら絶景を期待できるぞ！
早速、元気に朝食の準備を開始。

お湯を沸かして．．．アルファ米の「炊込みご飯」「味噌汁」「コーヒー」を作る。
寒いのでテントの前室で準備しテントの中で食をとる。

いつもながら、朝の味噌汁はうまい～。
そして砂糖入りの甘いコーヒーもうまいのだ。

▲4:50
まだまた外は暗いが、だんだんと東の空が赤く染まっていく。


▲5:30　御来光
東の空、雲の下からご来光。　今日は一日晴れますように！

ご来光を見ながら撤収準備、テントを片付けザックにしまい込む。
ああ、ザックが今日も重い．．．（少しは軽くなっているのだろうが．．．）

燕山荘のテン場の朝は風が強かった。
いいテン場だ、混んでいなければまた来たい！
燕山荘の売店で、今日の飲み水を１Ｌ購入する。（１Ｌ＝２００円）これで準備完了だ。

昨日は全く見えなかった燕岳の景色。
百名山ではないが、燕岳の景色は何といってもすばらしい～。

そして燕山荘、立派な建物だった。
人気ナンバーワンの山荘だけある。ケーキは食べれなかったが、今度来たらケーキを食べよう！


▲6:20　出発
６時出発予定だったが、少し遅れて出発。
今日はこれから「常念岳」まで、「表銀座」の縦走が始まる。チョー楽しみだ！

正面に「槍ヶ岳」が良く見える。
この「槍」を見ながらの縦走．．．誰もが憧れるわけだ。

さすが日本のマッターホルン、ホントこりゃすごいな～。

今日の縦走路のピークである「大天井岳」。
これから歩いていく縦走路がずっと先まで見えている。　あの道を登っていくのね．．．

「大天井岳」への登りに差し掛かる。
写真右下には「小林喜作」のレリーフ。（ちょっと小さいが見える↓）

＜小林喜作＞
「大正7年から11年にかけて、大天井岳から東鎌尾根をへて槍ケ岳にいたる喜作新道(アルプス銀座)を独力でひらいた。大正12年4月5日鹿島槍ケ岳で雪崩(なだれ)のために死去。49歳」

▲8:30　切通分岐点
槍ヶ岳方面と常念岳方面の分岐点だ。
ここから大天井岳の直ぐ下にある「大天荘」までは、やや急坂を登ることになる。

けっこうこの坂、きついな．．．
でも、バックの景色が疲れを癒してくれるのだ。　元気が出る、もう少しだ！

▲9:00　大天荘
大天荘（だいてんそう）　収容200人／キャンプ30張可
登り切った！ここへ来て一段落。（外にトイレもある）

ここの小屋は「北アルプス有数のビューポイント」に建っている。
燕山荘もいいが、こっちもすごく良さそう。　大天井岳の直下に建ち、山頂まで１０分ほど。
インディアン・ランチセットがお勧めのようだ。（カレー、サフランライス、ナン、チャーイ、デザートで1200円）

ランチは食べないが、大天井岳の山バッチをゲット。
メンバーが買ってきた「みかんの缶詰」がうまかったな。

▲9:20　大天井岳（2,922m）
１０分で山頂へ到着した。　
そして景色．．．ものすごい景色だ！　これは感動もの！

で、まずは三角点へ　（埋め込まれていない）
後ろの「槍ヶ岳」を入れて、今回３度目の「三角点タッチ」！

後方の「立山・剱岳」方面。
良く見えているな．．．立山、　いい天気じゃん．．．？？
（立山の天気予報が悪かったので、私達はここへ来ているのだった．．．）

「穂高～槍ヶ岳」、次はここへ登るか？？　来年の目標だな～

▲9:55　大天荘
さて、大天井岳からの景色を堪能し戻ってきた。
ここから常念岳の直下にある「常念山荘」を目指す。コースタイムは３時間だ。

まだまだ「槍」が良く見える。
きっと山頂には多くの登山者が登っていることだろう。
ズームで撮影するが、私のコンデジでは「人」は移らなかった．．．（槍ヶ岳山荘は分かった）

▲10:50
常念岳が見えるポイントまで来た。常念岳を眺める私．．．
今日は常念小屋まで行きテントを設営、その後ザックをデポして常念岳山頂を制覇する予定。

ここからは下りが続く。
登りより下りの方が辛い．．．特に重いザックを背負っている時は余計そのように感じる。

カール地形っていうのか？ここは緑がとても綺麗である。

正面に常念岳。（標高2,857m）
今回のルートでは常念岳が唯一の百名山になる。燕岳と大天井岳は二百名山だった。

一気に小屋まで下ることになる。
下りが辛いが．．．もう直ぐ常念小屋．．．なかなか着かないが。

▲12:40　常念小屋
常念小屋のテン場へ到着！
ここのテン場はまだまだ空いている。（後半は混んできたが）

常念小屋前のテン場の他に、ちょっと小屋から離れるが40張りくらいのテン場がある。
今回は小屋から離れている方へ幕営だ。

しかし、さすが「表銀座」の名が付くことだけある縦走路。
天気も良く最高にこの縦走を楽しめた。ホントに良かった！
＜次回へつづく＞