2010年09月04日
唐松・五竜岳縦走 その4
2010年8月27日~28日(テント1泊)
八方尾根~唐松岳~五竜岳(ピストン)
唐松岳:2696m 五竜岳:2814m(百名山)
天気 80%曇り、15%晴れ、夕方強めの雨
<関連記事①:岩手から移動>
<関連記事②:八方尾根を登る>
<関連記事③:唐松山荘~五竜山荘>
▲28日 3:00
おはようございます。「夜の我家」
朝3時。
寝たような、寝れなかったような...長い夜だった。
外は月明かりで照らされている。
天気は良さそうだ。
テントはフライの内側までグッショリ濡れている。まあ、中は何とか大丈夫だ。
整理のつかない我家の中。
シュラフはモンベルの「U.L.SSダウンハガー#3」。
ダウンが濡れないようにゴアのシュラフカバーを併用。
テントの前で朝食の準備を開始する。
「味噌汁」とアルファ米の「梅わかめごはん」。やけに味噌汁がうまい...
ボーっとしながら朝食を食べ...更にボーっとする。
目覚めがスッキリしないのでコーヒーを入れる。
朝のコーヒーはうまいな~、少しやる気が出てきた。
着替えをし、靴紐を締める。そしてヘッドランプを装備。
暗い登山道を歩くのは一人では不安...と、誰かが向かうのを待つ。
▲4:30 五竜岳へ出発
飲み物を腰にぶら下げ、レインウェアー(上のみ)を腰に巻いて手ぶらで出発。
3人組のパーティーが出発したので「ヨシ!」と思い、その後ろを着ける。
と、3人が私に「お先にどうぞ~」...
ありゃ~、後ろに着いて行こうと思ったのだが...
「私は手ぶらなので、それではお先します!」と、なんだかんだで追い越してしまう。
ヘッドランプの光で五竜岳へ向かう。
「月と五竜岳」、私の先に2人くらいは登っているはずだ。
振り返ると「五竜山荘」、電気がついている。
やや東の空が明るくなり、色が紫がかってきた。
昨日の重いザックを背負っていない状態、何て楽なんだろう!
スイスイ登っているような気がした。
朝の岩場はきついな~。鎖場も慎重に登る。
そして空もだんだん明るくなってくる。
▲5:00
ここまで明るくなればヘッドランプはもう使わないだろう。
五竜岳山頂まで半分以上は登ったところだ。
▲5:10 ご来光
山頂に着く前に太陽が出かかる。
そしてご来光!
ちょうどトンガリ山のてっぺんに日の出が浮かぶ。感動的な時間だ!
昨日の霧といい、夕べの雨といい...天気にはついていなかったが...
この時に合わせて最高の天気に!
頑張った甲斐があった!
さて、もう少しで山頂だ。
山頂が近づくと岩も荒々しくなってくる。
最後の岩場を乗り越えた。
朝焼けで赤く照らされる山頂付近。
私の前に五竜山荘から出発した登山者にもここで出会う。
五竜岳山頂はあそこだ!
三角点はあるんだっけ?
しかし、やっぱり山頂は素晴らしい。いろいろな山が良く観える。
▲5:20 五竜岳山頂
五竜岳山頂に到着!おめでとう!
山頂は私ともう1人、東京から来た方の2人だけだ。
お互いに写真を撮ってもらう。(後ろは剱岳)
正面に堂々と聳え立つ剱岳はカッコイイ。
剱岳をアップ。
映画「剱岳」も面白かった。(最後はあっさり登っていたが...)
私も早く登りたい!
槍ヶ岳と穂高。
こっちにも登りたい!
そして、「影五竜」が!
きれいに五竜岳の影が三角形に映る。
八方キレットから続く鹿島槍ヶ岳。
八方キレット方面へ行くパーティはロープを装備していた。
険しい道なのか...
とてもいい景色を満喫...ボーっとする。北アはすごいなと...
左は立山。
9月の3連休に行く予定だ。
▲5:50 下山開始
ここを離れるのは惜しい。
だが、そろそろ下山開始だ。
この時間になると登ってくる人も多くなる。
すれ違いには気を遣う。
下に見えるのは五竜山荘。
煙がモクモクと上がっている。朝食の準備かな?
▲6:30 五竜山荘へ戻る
手ぶらで登ってきたので登りも下りも楽だった。
今日はいい天気になりそうだ!
朝食も済んでいるし、後はテントを片付けるのみだ。
濡れているテント、少しでも乾かすか...
有るものは利用する。
鳥居だったが...まあいいさ...フライをかけて置く。
テントはインナーまでけっこう濡れていた。
面倒なのでビニール袋に入れてザックに詰める。
ザックは70Lで余裕、わざわざ専用のスタッフサックに入れるまでもないし。
ペグなどもしっかり締まった。
忘れ物も無いだろう。
トイレへ寄り、準備完了だ。
五竜岳、いい山だった。
五竜山荘もスタッフも、テン場の整地も良かった。
▲7:40 五竜山荘を出発
唐松岳へ向けいざ出発!
あれれ...良いはずの天気が...
ガーン!
ここは、こうなっちゃうと晴れにくいらしい...
ちょっとガッカリしながら唐松岳へ向かう。
<その5へ続く>
八方尾根~唐松岳~五竜岳(ピストン)
唐松岳:2696m 五竜岳:2814m(百名山)
天気 80%曇り、15%晴れ、夕方強めの雨
<関連記事①:岩手から移動>
<関連記事②:八方尾根を登る>
<関連記事③:唐松山荘~五竜山荘>
▲28日 3:00
おはようございます。「夜の我家」
朝3時。
寝たような、寝れなかったような...長い夜だった。
外は月明かりで照らされている。
天気は良さそうだ。
テントはフライの内側までグッショリ濡れている。まあ、中は何とか大丈夫だ。
整理のつかない我家の中。
シュラフはモンベルの「U.L.SSダウンハガー#3」。
ダウンが濡れないようにゴアのシュラフカバーを併用。
テントの前で朝食の準備を開始する。
「味噌汁」とアルファ米の「梅わかめごはん」。やけに味噌汁がうまい...
ボーっとしながら朝食を食べ...更にボーっとする。
目覚めがスッキリしないのでコーヒーを入れる。
朝のコーヒーはうまいな~、少しやる気が出てきた。
着替えをし、靴紐を締める。そしてヘッドランプを装備。
暗い登山道を歩くのは一人では不安...と、誰かが向かうのを待つ。
▲4:30 五竜岳へ出発
飲み物を腰にぶら下げ、レインウェアー(上のみ)を腰に巻いて手ぶらで出発。
3人組のパーティーが出発したので「ヨシ!」と思い、その後ろを着ける。
と、3人が私に「お先にどうぞ~」...
ありゃ~、後ろに着いて行こうと思ったのだが...
「私は手ぶらなので、それではお先します!」と、なんだかんだで追い越してしまう。
ヘッドランプの光で五竜岳へ向かう。
「月と五竜岳」、私の先に2人くらいは登っているはずだ。
振り返ると「五竜山荘」、電気がついている。
やや東の空が明るくなり、色が紫がかってきた。
昨日の重いザックを背負っていない状態、何て楽なんだろう!
スイスイ登っているような気がした。
朝の岩場はきついな~。鎖場も慎重に登る。
そして空もだんだん明るくなってくる。
▲5:00
ここまで明るくなればヘッドランプはもう使わないだろう。
五竜岳山頂まで半分以上は登ったところだ。
▲5:10 ご来光
山頂に着く前に太陽が出かかる。
そしてご来光!
ちょうどトンガリ山のてっぺんに日の出が浮かぶ。感動的な時間だ!
昨日の霧といい、夕べの雨といい...天気にはついていなかったが...
この時に合わせて最高の天気に!
頑張った甲斐があった!
さて、もう少しで山頂だ。
山頂が近づくと岩も荒々しくなってくる。
最後の岩場を乗り越えた。
朝焼けで赤く照らされる山頂付近。
私の前に五竜山荘から出発した登山者にもここで出会う。
五竜岳山頂はあそこだ!
三角点はあるんだっけ?
しかし、やっぱり山頂は素晴らしい。いろいろな山が良く観える。
▲5:20 五竜岳山頂
五竜岳山頂に到着!おめでとう!
山頂は私ともう1人、東京から来た方の2人だけだ。
お互いに写真を撮ってもらう。(後ろは剱岳)
正面に堂々と聳え立つ剱岳はカッコイイ。
剱岳をアップ。
映画「剱岳」も面白かった。(最後はあっさり登っていたが...)
私も早く登りたい!
槍ヶ岳と穂高。
こっちにも登りたい!
そして、「影五竜」が!
きれいに五竜岳の影が三角形に映る。
八方キレットから続く鹿島槍ヶ岳。
八方キレット方面へ行くパーティはロープを装備していた。
険しい道なのか...
とてもいい景色を満喫...ボーっとする。北アはすごいなと...
左は立山。
9月の3連休に行く予定だ。
▲5:50 下山開始
ここを離れるのは惜しい。
だが、そろそろ下山開始だ。
この時間になると登ってくる人も多くなる。
すれ違いには気を遣う。
下に見えるのは五竜山荘。
煙がモクモクと上がっている。朝食の準備かな?
▲6:30 五竜山荘へ戻る
手ぶらで登ってきたので登りも下りも楽だった。
今日はいい天気になりそうだ!
朝食も済んでいるし、後はテントを片付けるのみだ。
濡れているテント、少しでも乾かすか...
有るものは利用する。
鳥居だったが...まあいいさ...フライをかけて置く。
テントはインナーまでけっこう濡れていた。
面倒なのでビニール袋に入れてザックに詰める。
ザックは70Lで余裕、わざわざ専用のスタッフサックに入れるまでもないし。
ペグなどもしっかり締まった。
忘れ物も無いだろう。
トイレへ寄り、準備完了だ。
五竜岳、いい山だった。
五竜山荘もスタッフも、テン場の整地も良かった。
▲7:40 五竜山荘を出発
唐松岳へ向けいざ出発!
あれれ...良いはずの天気が...
ガーン!
ここは、こうなっちゃうと晴れにくいらしい...
ちょっとガッカリしながら唐松岳へ向かう。
<その5へ続く>
この記事へのコメント
うぅ~ん、剱岳カッコいい!!
五竜のピークも端整でカッコいい!!
しかも良い天気でナイスビューですね!!
降りる時間が来ると本当に寂しいですよね~
私も何度も何度も振り返ります・・・
テントの収納ですが
私も、クシャクシャですw
せっかくのデカザックですからね!!
コンプレッションなんてしないで
ワシャワシャとテント、寝袋を入れてますw
パツンパツンの方がカッコいいですからねw
五竜のピークも端整でカッコいい!!
しかも良い天気でナイスビューですね!!
降りる時間が来ると本当に寂しいですよね~
私も何度も何度も振り返ります・・・
テントの収納ですが
私も、クシャクシャですw
せっかくのデカザックですからね!!
コンプレッションなんてしないで
ワシャワシャとテント、寝袋を入れてますw
パツンパツンの方がカッコいいですからねw
Posted by samantha802 at 2010年09月04日 22:05
▼samanthaさん
こんにちは。
五竜山頂、
この時だけはしっかり晴れてくれました。
それだけでも良かった~!
で、剱岳にも行きたくなりますね!
テントを専用の袋にしまうのって大変ですよね。
1つ防水のスタッフサックを買いました。
これで適当に詰め込んで楽に使いたいと思います。
こんにちは。
五竜山頂、
この時だけはしっかり晴れてくれました。
それだけでも良かった~!
で、剱岳にも行きたくなりますね!
テントを専用の袋にしまうのって大変ですよね。
1つ防水のスタッフサックを買いました。
これで適当に詰め込んで楽に使いたいと思います。
Posted by PALOMON at 2010年09月05日 18:41
どもっ!
登山は、道中は曇ってても、山頂での一時でも晴れてくれればそれなりに満足できるよね。
ずっと晴れてて眺望よければ文句なしだけど。
映画の剣岳のラストは...
初登頂ってことだし...
鎖とか写ったらダメなんだろうし...
しかし、PALOのコンデジはイイ仕事するな。
オレのは暗いともうダメ。
新しいのが欲しい。
登山は、道中は曇ってても、山頂での一時でも晴れてくれればそれなりに満足できるよね。
ずっと晴れてて眺望よければ文句なしだけど。
映画の剣岳のラストは...
初登頂ってことだし...
鎖とか写ったらダメなんだろうし...
しかし、PALOのコンデジはイイ仕事するな。
オレのは暗いともうダメ。
新しいのが欲しい。
Posted by やす at 2010年09月05日 23:35
どの写真も美しい……。
ひとつお気に入りを選ぶとしたら、
月と五竜岳、かな。
とにかく絵になる山ですね。
今週末になるのか、
もっと先になるのかわかりませんが、
いつか行きたいです!
ひとつお気に入りを選ぶとしたら、
月と五竜岳、かな。
とにかく絵になる山ですね。
今週末になるのか、
もっと先になるのかわかりませんが、
いつか行きたいです!
Posted by YUKA at 2010年09月06日 08:53
素晴らしい写真ばかりでした。
久しぶりにmasahiroの汚れていた心が洗われたような気がします。
これからも頑張って下さい!!
久しぶりにmasahiroの汚れていた心が洗われたような気がします。
これからも頑張って下さい!!
Posted by masahiro at 2010年09月06日 10:39
▼やすさん
今回、天気で満足したのは山頂でのひと時。
朝一は比較的安定してるんだよね。
>映画の剣岳のラストは...
あ、ココ山頂だったの?って感じだった。
夜から朝の写真は何枚も撮っているがブレているのが多いよ。いいのだけ採用している。
簡易の三脚が欲しいね!
今回、天気で満足したのは山頂でのひと時。
朝一は比較的安定してるんだよね。
>映画の剣岳のラストは...
あ、ココ山頂だったの?って感じだった。
夜から朝の写真は何枚も撮っているがブレているのが多いよ。いいのだけ採用している。
簡易の三脚が欲しいね!
Posted by PALOMON at 2010年09月06日 20:45
▼YUKAさん
>どの写真も美しい……。
ありがとうございます。
山頂の上方向にはずっと月が見えていました。
月明かりって、けっこう明るいんですね。
「月と五竜岳」はとても印象的でした。
YUKAさんなら大丈夫、行けます!
>どの写真も美しい……。
ありがとうございます。
山頂の上方向にはずっと月が見えていました。
月明かりって、けっこう明るいんですね。
「月と五竜岳」はとても印象的でした。
YUKAさんなら大丈夫、行けます!
Posted by PALOMON at 2010年09月06日 20:54
▼masahiroさん
>素晴らしい写真ばかりでした。
ありがとうございます。
苦労して登った甲斐がありました!
これで心もリフレッシュですね~!
>素晴らしい写真ばかりでした。
ありがとうございます。
苦労して登った甲斐がありました!
これで心もリフレッシュですね~!
Posted by PALOMON at 2010年09月06日 20:58