2016年08月11日
十勝岳~美瑛岳-登山③

日程:2016年07月17日(日)
天候:晴→曇(雨)



▲十勝岳(とかちだけ)
標高:2,077m
北海道
日本百名山
花の百名山
(地理院地図はこちら)
▲美瑛岳(びえいだけ)
標高:2,052.2m
(地理院地図はこちら)
<ルート>
◎吹上温泉(白銀荘) ~ 吹上温泉分岐 ~ 十勝岳避難小屋 ~ ▲十勝岳
~ ▲美瑛岳 ~ 雲ノ平 ~ 吹上温泉分岐 ~ ◎吹上温泉(白銀荘)
<その1><その2からの続き>
◎4:20 吹上温泉 ~ 5:00 吹上温泉分岐 ~ 5:30 十勝岳避難小屋 ~ 6:25 スリバチ火口 ~ ▲7:20 十勝岳





北海道の山で2,000m越えともなれば7月でも寒いものである。
山頂には長居せず...
次なるピーク「美瑛岳」を目指す!
▲07:45 出発
S氏と共に十勝岳山頂の岩場を東側へ下り始めた。
岩場が終わると十勝岳東側は平坦で殺風景だ。
一帯は黒い砂礫。
コマクサでも咲いているかと思ったが、この辺りには全く花が見られなかった。
<十勝岳>

十勝岳から美瑛岳へ続く縦走路。
ここには遮るものが何もない。
幸い風は落ち着いていたが、ここで強風を受けたら飛ばされてしまいそうだ。

正面には美瑛岳が聳えている。
背後に雲が湧いてきたようだが...天気はもってくれるだろうか?

遠ざかる十勝岳山頂。
斜面に入る縦縞模様が独特の雰囲気を出している。

平坦だった縦走路もそのうち急な下りに差し掛かった。

この砂礫の下り道。
岩手山の御鉢へ上がる「あの坂」を思い出すな...
ザクザクと元気に走り下るS氏だった。

この下りで登山靴は一気に砂塗れになる...
美瑛岳方面より十勝岳山頂を目指す登山者数名とすれ違う。
十勝岳と美瑛岳は周回できるが、どちら周りが一般的なのか?

▲08:20 鞍部
しばらく歩いた後に十勝岳と美瑛岳の鞍部へ下りた。
この辺りから久しぶりに花が見られるようになってきた。
良く目にした花は黄色い花。ミヤマキンバイに良く似た花だった。
しかし、ミヤマキンバイとは何処か違って見えた。

葉の色が淡いような気がする...
これがメアカンキンバイ(雌阿寒金梅)か?
花の百名山、十勝岳の花でもあるイワブクロも多く咲いている。

この鞍部を境に急に高山植物が増えてきた。
そうなれば花見である!
北海道まで来たからには「蝦夷」と名の付く花は是非見て帰りたかった。
ここから2人のテンションも上昇していった。
エゾノツガザクラ。

岩手ではアオノツガザクラやコメバツガザクラ...などが良くみられるが、
このピンク色のツガザクラは初めて見る。
地元の早池峰山にも生息しているらしいが、今まで見たことがない...

花に見惚れて足が進まなくなる。
そして順調だったコースタイムも大分低下した...

気がつけば周囲にはガスがかかっていた。
天候は終に下りへと差し掛かったようだ。
しかし十勝岳山頂までの道のりで北海道の雄大な山景色は十分楽しめた。
ここから花見へ切り替えとなれば、多少の天候の崩れなど気にならない。

さて、登山道の花を楽しみながら進む。
美瑛岳までの登りでは一帯にイワウメが多く見られた。
地元で見慣れているイワウメより花が大きい。
<イワウメ>

<ミネズオウ>

<コケモモ>

<イワヒゲ>

この辺りのイワヒゲはホント盛り沢山だ...

<チングルマ>

チングルマは特に好きな花。
地元では終盤のチングルマだが、この時期にこれだけ見れたことは嬉しい。

<キバナシャクナゲ>

<ハクサンボウフウ>

<ミヤマリンドウ>

ミヤマリンドウは少しだけ咲いていた。
これから咲く花だろう。
そして、終に見つけた!
今回の目的の花、エゾコザクラだ。
思っていたより大きい。

これで景色も花見も大満足...
後はいつ雨が落ちてきてもイイや、そう思った。

途切れたかと思えば、再び花の道は続いた。
チングルマロードを登る。


花見が楽しくて登りの疲れも忘れてしまう程だ。
景色はすっかりガスってしまったが、美瑛岳まで残りの岩場も頑張って登ろう。

登山道沿いに何かが動いていた。

リスか?
北海道だからエゾシマリスかな?
ナキウサギが見たかったな...

花やら、リスやら...
写真に撮りながらゆっくりと登っていたのだが、珍しくS氏が疲れていた。
エネルギー不足か?

いつの間にか美瑛岳の山頂は直ぐそこに迫っていた。

▲09:45 美瑛岳
十勝岳からゆっくり目、2時間で到着した。
お疲れさんでした。

こちらにはちゃんとした三角点が存在する。
(十勝岳の三角点石柱は三角点ではない...)
三角点タッチの儀式を済ませ、2人で記念撮影。

険しい山頂の岩場で休憩をとる。

ここまで、とても良い感じで登って来れたな。
天気の良い前半は十勝岳の荒々しく雄大な景色を楽しみ。
ガスがかかってきた後半も花見が楽しめた。
早朝4時過ぎに、予定を早めて出発したことが功を奏した。
さて、後は下るのみだ!
雨には当たりたくないので早々に下山開始。
<その4へ続く>
S氏と共に十勝岳山頂の岩場を東側へ下り始めた。
岩場が終わると十勝岳東側は平坦で殺風景だ。
一帯は黒い砂礫。
コマクサでも咲いているかと思ったが、この辺りには全く花が見られなかった。
<十勝岳>

十勝岳から美瑛岳へ続く縦走路。
ここには遮るものが何もない。
幸い風は落ち着いていたが、ここで強風を受けたら飛ばされてしまいそうだ。

正面には美瑛岳が聳えている。
背後に雲が湧いてきたようだが...天気はもってくれるだろうか?

遠ざかる十勝岳山頂。
斜面に入る縦縞模様が独特の雰囲気を出している。

平坦だった縦走路もそのうち急な下りに差し掛かった。

この砂礫の下り道。
岩手山の御鉢へ上がる「あの坂」を思い出すな...
ザクザクと元気に走り下るS氏だった。

この下りで登山靴は一気に砂塗れになる...
美瑛岳方面より十勝岳山頂を目指す登山者数名とすれ違う。
十勝岳と美瑛岳は周回できるが、どちら周りが一般的なのか?

▲08:20 鞍部
しばらく歩いた後に十勝岳と美瑛岳の鞍部へ下りた。
この辺りから久しぶりに花が見られるようになってきた。
良く目にした花は黄色い花。ミヤマキンバイに良く似た花だった。
しかし、ミヤマキンバイとは何処か違って見えた。

葉の色が淡いような気がする...
これがメアカンキンバイ(雌阿寒金梅)か?
花の百名山、十勝岳の花でもあるイワブクロも多く咲いている。

この鞍部を境に急に高山植物が増えてきた。
そうなれば花見である!
北海道まで来たからには「蝦夷」と名の付く花は是非見て帰りたかった。
ここから2人のテンションも上昇していった。
エゾノツガザクラ。

岩手ではアオノツガザクラやコメバツガザクラ...などが良くみられるが、
このピンク色のツガザクラは初めて見る。
地元の早池峰山にも生息しているらしいが、今まで見たことがない...

花に見惚れて足が進まなくなる。
そして順調だったコースタイムも大分低下した...

気がつけば周囲にはガスがかかっていた。
天候は終に下りへと差し掛かったようだ。
しかし十勝岳山頂までの道のりで北海道の雄大な山景色は十分楽しめた。
ここから花見へ切り替えとなれば、多少の天候の崩れなど気にならない。

さて、登山道の花を楽しみながら進む。
美瑛岳までの登りでは一帯にイワウメが多く見られた。
地元で見慣れているイワウメより花が大きい。
<イワウメ>

<ミネズオウ>

<コケモモ>

<イワヒゲ>

この辺りのイワヒゲはホント盛り沢山だ...

<チングルマ>

チングルマは特に好きな花。
地元では終盤のチングルマだが、この時期にこれだけ見れたことは嬉しい。

<キバナシャクナゲ>

<ハクサンボウフウ>

<ミヤマリンドウ>

ミヤマリンドウは少しだけ咲いていた。
これから咲く花だろう。
そして、終に見つけた!
今回の目的の花、エゾコザクラだ。
思っていたより大きい。

これで景色も花見も大満足...
後はいつ雨が落ちてきてもイイや、そう思った。

途切れたかと思えば、再び花の道は続いた。
チングルマロードを登る。


花見が楽しくて登りの疲れも忘れてしまう程だ。
景色はすっかりガスってしまったが、美瑛岳まで残りの岩場も頑張って登ろう。

登山道沿いに何かが動いていた。

リスか?
北海道だからエゾシマリスかな?
ナキウサギが見たかったな...

花やら、リスやら...
写真に撮りながらゆっくりと登っていたのだが、珍しくS氏が疲れていた。
エネルギー不足か?

いつの間にか美瑛岳の山頂は直ぐそこに迫っていた。

▲09:45 美瑛岳
十勝岳からゆっくり目、2時間で到着した。
お疲れさんでした。

こちらにはちゃんとした三角点が存在する。
(十勝岳の三角点石柱は三角点ではない...)
三角点タッチの儀式を済ませ、2人で記念撮影。

険しい山頂の岩場で休憩をとる。

ここまで、とても良い感じで登って来れたな。
天気の良い前半は十勝岳の荒々しく雄大な景色を楽しみ。
ガスがかかってきた後半も花見が楽しめた。
早朝4時過ぎに、予定を早めて出発したことが功を奏した。
さて、後は下るのみだ!
雨には当たりたくないので早々に下山開始。
<その4へ続く>