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2016年05月24日

世界谷地-千年クロベ登山

世界谷地-千年クロベ登山
日程:2016年05月22日(日) 日帰り
天候:晴 晴れ

▲千年クロベ(せんねんくろべ)
 標高:850m
 宮城県・栗原市

<ルート>
◎世界谷地入口 → 変則十字路 → 林道分岐 → ▲千年クロベ (ピストン)
(地理院地図はこちら)



山スキーも終わりにし登山へ出かける。
噂の巨木、千年クロベに出会うことができるか?

今回は久しぶりにやす氏との山行きである。

千年クロベは一度見てみたいと2人とも思っていたところだ。
やす氏は今季初登山だし、足慣らしにもこのルートは丁度良いのではないか?

という訳で初めて登山口のある「世界谷地」までやってきた。




登山口の駐車場は広くて立派。
案内板や水洗トイレなどの設備も整っている。
好天の割には意外と空いているな。

世界谷地-千年クロベ登山

この快晴は嬉しいが、逆に暑くなりそうだ。


▲8:55 世界谷地入口
登山口のポストに登山届を提出し駐車場を出発する。
ますば整備された林道を歩いていく。

世界谷地-千年クロベ登山

林道を暫く進むと湿原への分岐があった。
一先ずその湿原を歩いてみることにした。

ここは世界谷地第一湿原、「下田代湿原」というらしい。
6月を目途にニッコウキスゲやワタスゲが咲き誇るようだ。

今日の湿原にはミツガシワ、タテヤマリンドウ、少々のワタスゲが咲いていた。
何れも今季初の花見である。

世界谷地-千年クロベ登山
世界谷地-千年クロベ登山


また、ここから眺める残雪の栗駒山もなかなかイイものだ。

世界谷地-千年クロベ登山


▲9:30 湿原分岐
まずは第一湿原の木道を一周。
その後は今日の目的地、千年クロベを目指す。

登山道には一定の間隔で案内標識が設置されていた。
しかし、何れにも千年クロベが何処にあるのか、その案内はされていなかった。

世界谷地-千年クロベ登山

樹林内は新緑に満たされている。

その景色に癒されながら平坦な登山道を進む。

世界谷地-千年クロベ登山
世界谷地-千年クロベ登山

ここの登山道は急坂も無く、広々としていてとても歩き易かった。
しかし、樹林内の変わり映えの無い景色に、少々飽きてきたか...


▲10:00 変則十字路
木製ベンチが存在する樹林内の広場までやって来た。
ヤマレコで見ると「変則十字路」との名前が付けられている。

北へ進めば大地森、虚空蔵山、栗駒山へ向かう登山道。
そして西へ進めば湯浜温泉へ向かう登山道である。
湯浜温泉へ向かう道は「栗駒古道」とも言われるようだ。

世界谷地-千年クロベ登山

目的の千年クロベは栗駒古道の途中からやや反れた場所にあるらしい。

では、西へ向かってみよう。

世界谷地-千年クロベ登山

早くも樹林内には真夏同様に蝉が盛んに鳴いていた。
セミの抜け殻もそこにあり。

世界谷地-千年クロベ登山

樹林内の花を少々撮影。
一部にはフデリンドウが綺麗に咲いていた。

世界谷地-千年クロベ登山
世界谷地-千年クロベ登山

先ほどの変則十字路からは、幾つかの小さな沢を越えていく。
そのうち、地形図にも記されている大きな沢へと到達した。

世界谷地-千年クロベ登山

今日の水量は少い方かな?
慎重に徒渉。そして最後は石を飛び越える。

世界谷地-千年クロベ登山

その徒渉の後は沢沿いの岩場を登る。
この岩場は水が流れていて若干滑り易い。
しかし、ロープが備え付けられていたのでそれを利用してクリアする。

世界谷地-千年クロベ登山

その後は多少下ったり、また登ったり...
(全体的にルートの累積標高差はそれほどでもない。)

世界谷地-千年クロベ登山


▲11:00 林道分岐
いよいよ千年クロベへと通ずる林道へ突入だ。
しかし、こんな山奥まで林道が延びていたとは...
(橋のガードレールには平成元年11月完成との表記があり)

世界谷地-千年クロベ登山

その後、ネットで良く見かける置き去りの軽トラックを発見する。
ということは、そろそろ目的の場所か?

千年クロベを探しながら林道を進む。さて、何処にあるのか?
林道沿いには似たようなニセ巨木が見られた。

ふと下を見れば、小さな目印なる棒が地面に刺さっていた。

「日本一クロベ入口」とあり。

ここか...では、行ってみよう。

世界谷地-千年クロベ登山


▲11:20 千年クロベ
目印の棒から林道を反れて間もなく、そこには大きなクロベがドンと聳えていた。

世界谷地-千年クロベ登山

ホント、立派な木である。

世界谷地-千年クロベ登山

このクロベの前でやす氏を記念撮影。

何となく、他の写真で見た時より迫力が足りないような気もするが?

世界谷地-千年クロベ登山


いやいや、やっぱり立派なクロベだった。



世界谷地-千年クロベ登山



満足したところでここを去ることにした。

帰り道。
林道沿いを良く見ればコシアブラが多く生えていた。

その他、写真左はタラの芽か?

右はタラの芽モドキ?
枝はタラの芽より細く、棘が大きくて鋭い。
タラの芽と違って、あまり美味そうには見えないな...

世界谷地-千年クロベ登山

取りあえずこれらを収穫して、自宅にて天ぷらにでもするか。


その後は林道の平成元年橋まで戻り、そこで休憩をとった。


今日は暑かっただけに。
凍らせた飲み物と一緒にクーラーバッグで保冷して持ってきたノンアルビール。
これがとても美味い。
やす氏と乾杯!

世界谷地-千年クロベ登山

その後はコーヒーを淹れ、一緒に食べようとした「どら焼き」を地面へ落とす...


▲12:20 林道分岐
橋の上での休憩を終え、林道から栗駒古道へと戻った。
やす氏が持っていた新しい「山と高原地図(電子版)」を確認する。
地図上の登山道沿いに「鉞山神」との名所的な記載があった。

来る時は全く気付かなかったので、それを探しながら帰路を進む。

「鉞山神」は滑り易い岩場のやや手前に見つけることができた。

世界谷地-千年クロベ登山


その他、ネジネジの木?

世界谷地-千年クロベ登山

来た時は潜り抜けてきた倒木を帰りは跨ぐ。

世界谷地-千年クロベ登山


▲13:00 変則十字路
平坦なルートではあるが、徒渉したり倒木を跨いだり...
なかなか歩き応えがあった。
今季登山に向けて良い足慣らしになる。

世界谷地-千年クロベ登山

▲13:45 世界谷地入口
今日も無事に駐車場へ下山することができた。
予想以上に暑くなった中、お疲れさんでした。


そんな暑い中、帰路に立ち寄ったのは一関のポラーノ。(ジェラード屋)
久しぶりに寄ってみたが、休日の午後ともあって予想通りに混んでいた。
イチゴミルクとキュウイのダブル(330円)をゲット。

世界谷地-千年クロベ登山


林道沿いに生えていた今日の収穫についてだが...

タラの芽モドキのハリギリも調べたところ食べられるとのことで天ぷらにして食べてみた。
しかし、多くのコシアブラに混ざって、どれがハリギリなのか分からず食べた。
まあ、みんな美味かったので良しとする。


気になる千年クロベをネットで再び調べると...

今日見たクロベはニセ千年クロベだった...
本物の千年クロベは、そのニセクロベから更に40m程先にあるという。


確かに下調べの記憶より、見た感じちょっと細めかなと思ったのね...
丁度良くニセクロベまでの藪が刈り払いがされていたので、誤ったなぁ。

今日は残念!
また行けばいい!


<今回のルートはこちら>
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では、また山で!


(完)





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この記事へのコメント
 千年クロベはまだ見たことがありませんね。世界谷地からも湯浜温泉からも栗駒へは登ってことがあるんですが、それを繋ぐ道沿いにそれは有るようですね。
 どちらの登山道にも属さない、そんな感じですので、見てません。
 やはり一度は見ておいた方が良いかもしれません。しかし県北ですかね。熊の被害が連続してるようです。しかも連続で死亡でしょう。気持ちが萎えます。(-_-;)
Posted by isam at 2016年05月24日 22:15
▼isamさん
こんばんは!
isamさんの家からも近い栗駒エリアですので、一度は行ってみてください。
で、私の様にニセクロベには注意です、(^-^;
多分ですが、ここは熊も大丈夫でしょう。
そういえば、クマ鈴の音も、あの蝉の鳴き声に掻き消されてましたよ...
Posted by PALOMONPALOMON at 2016年05月24日 22:43
もうセミがないているんですね(;゚ロ゚)
今年は何とか2回行きたいです(笑)
Posted by まさひろ at 2016年05月25日 11:04
▼まさひろさん
2回ですか~
了解です、企画しましょう!
Posted by PALOMONPALOMON at 2016年05月26日 12:29
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