2013年09月17日
秋田駒ヶ岳(男岳・女岳)-登山②
日程:2013年9月14日(土) 日帰り
天気:曇やや雨
▲秋田駒ケ岳(あきたこまがたけ)
標高:1,637m
岩手県・秋田県
日本二百名山
▲男岳(おだけ)
標高:1,623m
▲女岳(めだけ)
標高:1,513m
<ルート>
国見温泉~横長根~ムーミン谷~女岳~男岳~阿弥陀池(昼食)~横岳~国見温泉
(秋田駒ヶ岳山頂の男女岳へは登らず)
<関連記事>
2013年6月 秋田駒ヶ岳-登山(国見温泉)
2012年7月 秋田駒ケ岳-登山(国見温泉)
2011年6月 秋田駒ケ岳-登山(国見温泉)
2009年6月 秋田駒ケ岳-登山(国見温泉)
2009年4月 秋田駒ケ岳-山スキー(ドライブインくにみ)
<その1からの続き>
▲8:10 国見温泉出発 ▲8:50 横長根分岐 ▲9:35 大焼砂分岐 ▲9:45 ムーミン谷 ▲10:10 女岳分岐
国見温泉から女岳への分岐点まで約2時間。
天気が悪いながらも、秋の花の写真を撮りながら楽しんで登ってきた。
ここから女岳へは登ったことが無いが...
女岳方面への道は藪でスタート。 この先はどんな感じか?
▲10:10 女岳分岐
男岳直下の女岳分岐である。
周りの景色が見えないので何処か分かりにくい。 (この記事の最下部にMAPあります。)
この藪道を出発すると、濡れた草木から移るようにズボンも濡れる...
だが、少しだけ辛抱して登っていけば、この藪も無くなっていく。
藪が無くなれば、今度は溶岩流の真っ黒い石の道となる。
斜度はそこそこあり。 足場は悪いので落石を転がさない様に注意して登ろう。
この辺りの地表は温かいのか?
溶岩流には黄緑色の苔が絨毯のように一面に亘って茂っていた。
女岳へ向かっているのだが、途中から登山道がハッキリとしなくなる。
視界も殆ど無いし... ここはGPSを頼りにして女岳山頂へ向かった。
ケルンが幾つか並ぶ場所へ上がった。
しかし、GPSで位置を確認するとここはニセピークの様だった。
せっかく来たので、GPSのMAPに示されている山頂のポイントへと向かうことにした。
▲10:35 女岳山頂
女岳山頂らしき場所へと到着した。
何やら、山頂を表記していると思われる標識があったが、なんて書かれているのか?
一応、この場を女岳山頂と判断し、ここで一休みすることにした。
休憩と言っても風が強くてのんびり、とはいかない。
軽目におにぎりを1個食べてエネルギー補給したら、次の行き先を確認する。
登山道もハッキリとしないのでGPSとプロトレックのコンパスを頼りに進んだ。
GPSを確認しながらは、雪山登山の感覚であった。
視界が悪い日に此処(女岳)へ登るのは避けたほうが良いかも知れない。
どうやら噴火口の淵を歩いているようであった。 (写真下)
女岳と言えば噴火口と溶岩流、遠くから見たときに噴気が見えたこともあったな...
以前に、横岳から眺めた女岳はこちら。
女岳から男岳へ行こうとするが、視界が悪く登山道がよく分からない。
GPSを確認しながら登山道を探し、登山道らしき小道を見つけると男岳へと向かった。
金十郎長根まで出れば登山道もハッキリとわかった。
しかし、ここから男岳までがかなりの急登である...
地図には五百羅漢と書かれていたが、どこがそれなのか分からないまま登った。
ここの登りはキツかった。
速いS氏に遅れて、何とか男岳山頂へ登頂。
▲11:25 男岳(1,623m)
2年ぶりの男岳。 私の男岳はいつも天気が悪いような気がする。
先ほどの急登を終えたばかりなので、此処でゆっくりと休みたかったが、
なんせ風が強いため、ランチタイムとはいかない。
ランチではガスストーブを使いたかったので、阿弥陀池の避難小屋を目指すことにした。
男岳から阿弥陀池への下り。
春には滑落事故も起きた場所だ。 ここは慎重に降りよう。
阿弥陀池もガスで視界が無かった。
湖畔の木道上を歩いて避難小屋を目指す。
▲11:50 阿弥陀池小屋
天気が悪いにも関わらず、小屋前は登山者で賑わっていた。
小屋内を確認すると、2階には空きがあるという。
みんな、登山靴を脱ぎたくないから。 2階が空いているのはそんな理由であろう。
これでゆっくりとランチタイムを過ごせる。
いつも通り、お湯を沸かして温かいカップラーメンとおにぎりを食べる。
寒い今日、カップラーメンは美味かった。
そして、おやつのどら焼き、コーヒーも2杯...
後は下山のみなので、ここはゆっくりと小屋内で休憩させてもらった。
▲12:50 阿弥陀小屋出発
ここから下山を開始する。
下山と言っても、阿弥陀池からは若干の登りだ。
横岳までの尾根道はイイ感じに紅葉が進んでいた。
横岳で三等三角点への三角点タッチを行う。
ちなみに、本日登った男岳と女岳には三角点は無かった。
秋田駒ヶ岳の山頂である、男女岳(おなめだけ)に一等三角点が存在している。
ここからは大焼砂を一気に下る。
ここは遮るものが何もないので、もちろん強風は最上級。
横に流されながら足早に下って行く。
景色も何も見えない。 本来はここから眺める男岳、女岳がイイ景色なのだか...
▲13:20 大焼砂分岐
登りではムーミン谷方面へと向かった分岐点まで戻った。
ここからは風が治まるものと予想して、レインウェアを脱いだ。
再び、ここに咲く満開のトリカブトを眺めながら下山した。
▲13:45 横長根分岐
横長根分岐まで戻ればガスも切れて別世界と言った感じだった。
打って変わって気温も高く、夏のように暑くも感じた。
後は国見温泉へと戻るのみ。
上部の天候が嘘のようにこの辺りの樹林の天気はスッキリとしていた。
そして無事、国見温泉へ下山した。 お疲れさん。
▲14:20 国見温泉
いつも、温泉の入り口にある湧水、「駒ヶ岳清水」を頂いている。
今日もこの湧水を飲んで一息ついた。
国見温泉への温泉客はペット同伴が多いようだ。
ペットと一緒に入れる名湯なんて、なかなか無いのでは?
登山口の駐車場は今朝と同様に空いていた。
春はタケノコ採りもあって混雑する場所なのだが、秋はこんなものなのかな?
登山靴をサンダルに履き替えて、本日の登山を終える。
名湯、国見温泉なのだが、一度も利用したことが無い。
車で国道46号線へ戻ると、道の駅に隣接している大型の温泉施設がある。
いつもそこの温泉を利用させていただいている。 (大人=500円)
空いている日であれば、国見温泉も登山後に利用してみたいところだ。
そんな訳で、道の駅に隣接する温泉、「雫石温泉・あねっこ」で疲れを癒した。
ちなみに、ここにキャンプ場も隣接しているのだが、8月上旬の大雨の影響で営業停止している。
登山後のアイス(ジェラード)を食べに、久しぶりに「松ぼっくり」へ行ってみた。
いつも混んでいるお店だが、今日は比較的空いていたかな?
盛岡駅内のお店(tetoteto)でも、松ぼっくりのジェラードを出しているようだな。
それと、帰り道、三千里の気になるカルビスープラーメン...
こちらも本日漸く食べることが出来た。
見た目、真っ赤で辛そうだけど、差ほど辛くなかった。 ごちそう様でした。
さて、今回の登山だが、視界が悪くて何処をどう歩いたのか?
自分でも良く分からなかった。 (ルートは下記のGPSトレースの通り)
女岳の山頂に記されている「噴気マーク」
男岳へ向かうルートの「五百羅漢」、この辺りを確認したいところだ。
晴れている日に是非リベンジしたい... 来年かな?
では、また山で! (完)
男岳直下の女岳分岐である。
周りの景色が見えないので何処か分かりにくい。 (この記事の最下部にMAPあります。)
この藪道を出発すると、濡れた草木から移るようにズボンも濡れる...
だが、少しだけ辛抱して登っていけば、この藪も無くなっていく。
藪が無くなれば、今度は溶岩流の真っ黒い石の道となる。
斜度はそこそこあり。 足場は悪いので落石を転がさない様に注意して登ろう。
この辺りの地表は温かいのか?
溶岩流には黄緑色の苔が絨毯のように一面に亘って茂っていた。
女岳へ向かっているのだが、途中から登山道がハッキリとしなくなる。
視界も殆ど無いし... ここはGPSを頼りにして女岳山頂へ向かった。
ケルンが幾つか並ぶ場所へ上がった。
しかし、GPSで位置を確認するとここはニセピークの様だった。
せっかく来たので、GPSのMAPに示されている山頂のポイントへと向かうことにした。
▲10:35 女岳山頂
女岳山頂らしき場所へと到着した。
何やら、山頂を表記していると思われる標識があったが、なんて書かれているのか?
一応、この場を女岳山頂と判断し、ここで一休みすることにした。
休憩と言っても風が強くてのんびり、とはいかない。
軽目におにぎりを1個食べてエネルギー補給したら、次の行き先を確認する。
登山道もハッキリとしないのでGPSとプロトレックのコンパスを頼りに進んだ。
GPSを確認しながらは、雪山登山の感覚であった。
視界が悪い日に此処(女岳)へ登るのは避けたほうが良いかも知れない。
どうやら噴火口の淵を歩いているようであった。 (写真下)
女岳と言えば噴火口と溶岩流、遠くから見たときに噴気が見えたこともあったな...
以前に、横岳から眺めた女岳はこちら。
女岳から男岳へ行こうとするが、視界が悪く登山道がよく分からない。
GPSを確認しながら登山道を探し、登山道らしき小道を見つけると男岳へと向かった。
金十郎長根まで出れば登山道もハッキリとわかった。
しかし、ここから男岳までがかなりの急登である...
地図には五百羅漢と書かれていたが、どこがそれなのか分からないまま登った。
ここの登りはキツかった。
速いS氏に遅れて、何とか男岳山頂へ登頂。
▲11:25 男岳(1,623m)
2年ぶりの男岳。 私の男岳はいつも天気が悪いような気がする。
先ほどの急登を終えたばかりなので、此処でゆっくりと休みたかったが、
なんせ風が強いため、ランチタイムとはいかない。
ランチではガスストーブを使いたかったので、阿弥陀池の避難小屋を目指すことにした。
男岳から阿弥陀池への下り。
春には滑落事故も起きた場所だ。 ここは慎重に降りよう。
阿弥陀池もガスで視界が無かった。
湖畔の木道上を歩いて避難小屋を目指す。
▲11:50 阿弥陀池小屋
天気が悪いにも関わらず、小屋前は登山者で賑わっていた。
小屋内を確認すると、2階には空きがあるという。
みんな、登山靴を脱ぎたくないから。 2階が空いているのはそんな理由であろう。
これでゆっくりとランチタイムを過ごせる。
いつも通り、お湯を沸かして温かいカップラーメンとおにぎりを食べる。
寒い今日、カップラーメンは美味かった。
そして、おやつのどら焼き、コーヒーも2杯...
後は下山のみなので、ここはゆっくりと小屋内で休憩させてもらった。
▲12:50 阿弥陀小屋出発
ここから下山を開始する。
下山と言っても、阿弥陀池からは若干の登りだ。
横岳までの尾根道はイイ感じに紅葉が進んでいた。
横岳で三等三角点への三角点タッチを行う。
ちなみに、本日登った男岳と女岳には三角点は無かった。
秋田駒ヶ岳の山頂である、男女岳(おなめだけ)に一等三角点が存在している。
ここからは大焼砂を一気に下る。
ここは遮るものが何もないので、もちろん強風は最上級。
横に流されながら足早に下って行く。
景色も何も見えない。 本来はここから眺める男岳、女岳がイイ景色なのだか...
▲13:20 大焼砂分岐
登りではムーミン谷方面へと向かった分岐点まで戻った。
ここからは風が治まるものと予想して、レインウェアを脱いだ。
再び、ここに咲く満開のトリカブトを眺めながら下山した。
▲13:45 横長根分岐
横長根分岐まで戻ればガスも切れて別世界と言った感じだった。
打って変わって気温も高く、夏のように暑くも感じた。
後は国見温泉へと戻るのみ。
上部の天候が嘘のようにこの辺りの樹林の天気はスッキリとしていた。
そして無事、国見温泉へ下山した。 お疲れさん。
▲14:20 国見温泉
いつも、温泉の入り口にある湧水、「駒ヶ岳清水」を頂いている。
今日もこの湧水を飲んで一息ついた。
国見温泉への温泉客はペット同伴が多いようだ。
ペットと一緒に入れる名湯なんて、なかなか無いのでは?
登山口の駐車場は今朝と同様に空いていた。
春はタケノコ採りもあって混雑する場所なのだが、秋はこんなものなのかな?
登山靴をサンダルに履き替えて、本日の登山を終える。
名湯、国見温泉なのだが、一度も利用したことが無い。
車で国道46号線へ戻ると、道の駅に隣接している大型の温泉施設がある。
いつもそこの温泉を利用させていただいている。 (大人=500円)
空いている日であれば、国見温泉も登山後に利用してみたいところだ。
そんな訳で、道の駅に隣接する温泉、「雫石温泉・あねっこ」で疲れを癒した。
ちなみに、ここにキャンプ場も隣接しているのだが、8月上旬の大雨の影響で営業停止している。
登山後のアイス(ジェラード)を食べに、久しぶりに「松ぼっくり」へ行ってみた。
いつも混んでいるお店だが、今日は比較的空いていたかな?
盛岡駅内のお店(tetoteto)でも、松ぼっくりのジェラードを出しているようだな。
それと、帰り道、三千里の気になるカルビスープラーメン...
こちらも本日漸く食べることが出来た。
見た目、真っ赤で辛そうだけど、差ほど辛くなかった。 ごちそう様でした。
さて、今回の登山だが、視界が悪くて何処をどう歩いたのか?
自分でも良く分からなかった。 (ルートは下記のGPSトレースの通り)
女岳の山頂に記されている「噴気マーク」
男岳へ向かうルートの「五百羅漢」、この辺りを確認したいところだ。
晴れている日に是非リベンジしたい... 来年かな?
では、また山で! (完)
Posted by PALOMON at 12:49│Comments(5)
│秋田駒ケ岳
この記事へのコメント
どもっ!
秋田駒、おつかれさんでした。
3ヶ月ぶり、今シーズン2回目の登山は疲れた。
おかげで足慣らしができたんで、もう一回、いや2回くらいはどこか歩きたい感じ。
持ち歩いた歩数計によると、今回の秋田駒は2万5千歩弱。
もっと歩いた気がするんだが...。
でも、普段は5千歩くらいしか歩かないんで、それに比べればかなり歩いたな。
秋田駒、おつかれさんでした。
3ヶ月ぶり、今シーズン2回目の登山は疲れた。
おかげで足慣らしができたんで、もう一回、いや2回くらいはどこか歩きたい感じ。
持ち歩いた歩数計によると、今回の秋田駒は2万5千歩弱。
もっと歩いた気がするんだが...。
でも、普段は5千歩くらいしか歩かないんで、それに比べればかなり歩いたな。
Posted by やす at 2013年09月17日 22:34
おつかれさまです。
このアイス、カボチャ?
このアイス、カボチャ?
Posted by まさひろ at 2013年09月18日 07:36
▼やすさん
お疲れさんでした。
あと3回は行きましょう~。
2万5千歩かぁ、歩数計もいいなぁ。
縦走とか、最長でどのくらい歩いているのか、気になるな...
お疲れさんでした。
あと3回は行きましょう~。
2万5千歩かぁ、歩数計もいいなぁ。
縦走とか、最長でどのくらい歩いているのか、気になるな...
Posted by PALOMON at 2013年09月18日 08:20
▼まさひろさん
こんにちは。
アイス、マンゴーですよ。
確かに、カボチャもありました...
こんにちは。
アイス、マンゴーですよ。
確かに、カボチャもありました...
Posted by PALOMON at 2013年09月18日 08:20
初めまして。ブログ、楽しみながら読ませて頂きました。
突然のご連絡失礼致します。私はアウトドア好きの楽しい体験が集まる「YAZINE」というサイトを運営しているスタッフの岡田と申します。
YAZINEには様々なアウトドアの趣味を持つ人同士が体験記を書いています。
私たちはアウトドア好きの上手な付き合い方や楽しみ方を多くの人に是非知ってもらい仲間を増やしたいという夢をもって活動をしています!
もしYAZINEの思いに共感頂けましたら
・Blogのお話をYAZINEで書く
・YAZINEをBlogで紹介する
・YAZINEバナーをBlogに張る
・YAZINEの体験を読む
などでご協力頂きたく、ご連絡致しました!共感頂くだけでも嬉しいですが、小さなことでも応援いただけると私達の励みになります。よろしくお願いします!
「YAZINE」運営スタッフ
岡田 YAZINE info@8zine.com
運営会社 バルール株式会社
突然のご連絡失礼致します。私はアウトドア好きの楽しい体験が集まる「YAZINE」というサイトを運営しているスタッフの岡田と申します。
YAZINEには様々なアウトドアの趣味を持つ人同士が体験記を書いています。
私たちはアウトドア好きの上手な付き合い方や楽しみ方を多くの人に是非知ってもらい仲間を増やしたいという夢をもって活動をしています!
もしYAZINEの思いに共感頂けましたら
・Blogのお話をYAZINEで書く
・YAZINEをBlogで紹介する
・YAZINEバナーをBlogに張る
・YAZINEの体験を読む
などでご協力頂きたく、ご連絡致しました!共感頂くだけでも嬉しいですが、小さなことでも応援いただけると私達の励みになります。よろしくお願いします!
「YAZINE」運営スタッフ
岡田 YAZINE info@8zine.com
運営会社 バルール株式会社
Posted by yazine at 2013年09月23日 01:35