2017年03月28日
大荒沢岳~羽後朝日岳-山スキー(2017)①

日程:2017年03月26日(日) 日帰り
天候:曇|晴


▲羽後朝日岳(うごあさひだけ)
標高:1,376m
秋田県仙北市
国土地理院地形図はこちら
▲大荒沢岳(おおあらさわだけ)
標高:1,312.8m
岩手県・秋田県
▲沢尻岳(さわじりだけ)
標高:1,260m
岩手県・秋田県
<ルート>
◎貝沢集落最終地 ~ 前山分岐 ~ ▲沢尻岳 ~ ▲大荒沢岳 ~ ▲羽後朝日岳
~ ▲大荒沢岳 ~ ▲沢尻岳 ~ 前山分岐 ~ 郡界分岐 ~ 登山口 ~ ◎貝沢集落最終地
<関連記事>
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2016年03月26日 大荒沢岳~羽後朝日岳-山スキー
2012年10月20日 和賀岳-登山
今年も冬季限定の羽後朝日岳へ!
しかし、このルートは疲れるね...
岩手の豪雪地である西和賀町。
4月になろうとしているが、まだまだ積雪量は豊富だ。
出発点である貝沢集落へは6時過ぎに到着した。
今日のメンバーである、タラさん、ぴかりんさんとは現地で待ち合わせ。

▲06:50 貝沢集落最終地
この日の西和賀町は氷点下7℃と結構冷え込んだ。
そのせいもあり雪面が凍り、前方へのシールの滑りが良くない。
積雪は十分だが、少々歩き難いスタートを切る。


沢尻岳登山口へ向かう林道を反れ渡渉点へと到着する。
そしてスキーのまま渡れる箇所を探す。
運良く雪が繋がっている箇所があった。

崩れないか?
少々心配しながら小さなスノーブリッジを渡る。
その一本の笹に体を預ける...

無事に全員、渡渉を完了!
その後は登山道が存在しない手前の尾根へと取り付いた。

今年は積雪が豊富だな...
昨年はブッシュが酷かったが、今年は全く気にならない。
そして樹林内にはキツツキのドラミングが響く。
春の訪れを感じるね。

しかし今日の雪は硬く急登ではシール登高が厳しい。
バランスを崩したら滑落してしまいそうだ。
ここは慎重に登ることにしよう。



急登も落ち着き雪庇帯へと到着する。
ぴかりんさんは早々におやつを食べたいと言い出した。
リーダーのタラさんに却下される...
ここは我慢してもらい、休憩ポイントの前山分岐まで先に進んだ。

▲09:00 前山分岐
ここが登山道との分岐点となる。
(登ってきたルートに登山道は無いのでお間違いなく。)
今日の下りでは、もう一方の(登山道のある)ルートを滑走する予定だ。
一先ず休憩していつものおやつ「どら焼き」を食べる。

休憩は短めに済ませた。
まだまだ先は長い。
先ずは最初のピークである沢尻岳を目指す。

後ろの景色もイイ感じ。

この辺りの雪庇は立派なものだな。
昨年以上に大きく張り出していた。

その上部は歩き易いが、見えないクラックが潜んでいる。
これに落ちると危険!

途中からは雪庇帯を避けて樹林内にルートをとる。
藪は我慢して歩こう。

そのうち樹林も開けてくる。
そして沢尻岳の大斜面へ取りついた。
ここは滑走が楽しみな場所だな。

斜面をトラバース気味に山頂を目指した。
その正面に和賀岳が一段と輝いて映し出された。

▲10:15 沢尻岳
本日最初のピークである沢尻岳へ3時間半ほどかかって登頂した。
昨年の山の日(8月)に建てられたという立派な標柱が健在だ。

此処まで到達するも、結構な疲労感...
しかし、本日の最終ピーク「朝日岳」はまだまだ先だ。

さて、これから稜線歩きが始まる。
起伏があるため下りでも今日はシールを剥がさない。
シール滑走で鞍部へと下った。

相変わらず、私はシール滑走が苦手である...
一方、リーダーのタラさんは慣れたものだな。
ヒールフリー、腿に負担をかけながら...
ますは転ばぬように慎重に鞍部へと滑る。
そして登り返しだ。
昨年と比べ積雪が豊富なため、登り返しの難関でもあった鞍部からの急登もスムーズに登ることが出来た。

そこで目にしたのは大荒沢岳の巨大雪庇だ。
あそこはかなり発達しているな...

この稜線から北側には秋田駒ケ岳を眺めることが出来た。
なかなか見ることのできないこの角度の秋田駒ケ岳だ。
男岳、女岳、男女岳、全てのピークが確認できた。


▲11:00 大荒沢岳
大荒沢岳へ登頂。
ここにも昨年建てられた立派な標柱がある。
しかし、今はすっぽりと雪の中の様だ。


先へ進もう。
大荒沢岳の北西斜面はちょっと急で厄介だ。
しかし、ここもシールのまま滑り下る。

ここのシール滑走は難しいね。
今度はヒールを固定して滑り、鞍部へと下り立った。
そして朝日岳へのラストアタックだ。

朝日岳への最終斜面は風の影響で変わった雪の付き方をしていた。
その雪面を乗り越えて山頂を目指す。

▲11:50 羽後朝日岳
そして無事、朝日岳へ登頂した。
一先ず、お疲れさんでした!

朝日岳山頂から眺めた田沢湖はいつも以上に綺麗だった。
(その2へ続く)
4月になろうとしているが、まだまだ積雪量は豊富だ。
出発点である貝沢集落へは6時過ぎに到着した。
今日のメンバーである、タラさん、ぴかりんさんとは現地で待ち合わせ。

▲06:50 貝沢集落最終地
この日の西和賀町は氷点下7℃と結構冷え込んだ。
そのせいもあり雪面が凍り、前方へのシールの滑りが良くない。
積雪は十分だが、少々歩き難いスタートを切る。


沢尻岳登山口へ向かう林道を反れ渡渉点へと到着する。
そしてスキーのまま渡れる箇所を探す。
運良く雪が繋がっている箇所があった。

崩れないか?
少々心配しながら小さなスノーブリッジを渡る。
その一本の笹に体を預ける...

無事に全員、渡渉を完了!
その後は登山道が存在しない手前の尾根へと取り付いた。

今年は積雪が豊富だな...
昨年はブッシュが酷かったが、今年は全く気にならない。
そして樹林内にはキツツキのドラミングが響く。
春の訪れを感じるね。

しかし今日の雪は硬く急登ではシール登高が厳しい。
バランスを崩したら滑落してしまいそうだ。
ここは慎重に登ることにしよう。



急登も落ち着き雪庇帯へと到着する。
ぴかりんさんは早々におやつを食べたいと言い出した。
リーダーのタラさんに却下される...
ここは我慢してもらい、休憩ポイントの前山分岐まで先に進んだ。

▲09:00 前山分岐
ここが登山道との分岐点となる。
(登ってきたルートに登山道は無いのでお間違いなく。)
今日の下りでは、もう一方の(登山道のある)ルートを滑走する予定だ。
一先ず休憩していつものおやつ「どら焼き」を食べる。

休憩は短めに済ませた。
まだまだ先は長い。
先ずは最初のピークである沢尻岳を目指す。

後ろの景色もイイ感じ。

この辺りの雪庇は立派なものだな。
昨年以上に大きく張り出していた。

その上部は歩き易いが、見えないクラックが潜んでいる。
これに落ちると危険!

途中からは雪庇帯を避けて樹林内にルートをとる。
藪は我慢して歩こう。

そのうち樹林も開けてくる。
そして沢尻岳の大斜面へ取りついた。
ここは滑走が楽しみな場所だな。

斜面をトラバース気味に山頂を目指した。
その正面に和賀岳が一段と輝いて映し出された。

▲10:15 沢尻岳
本日最初のピークである沢尻岳へ3時間半ほどかかって登頂した。
昨年の山の日(8月)に建てられたという立派な標柱が健在だ。

此処まで到達するも、結構な疲労感...
しかし、本日の最終ピーク「朝日岳」はまだまだ先だ。

さて、これから稜線歩きが始まる。
起伏があるため下りでも今日はシールを剥がさない。
シール滑走で鞍部へと下った。

相変わらず、私はシール滑走が苦手である...
一方、リーダーのタラさんは慣れたものだな。
ヒールフリー、腿に負担をかけながら...
ますは転ばぬように慎重に鞍部へと滑る。
そして登り返しだ。
昨年と比べ積雪が豊富なため、登り返しの難関でもあった鞍部からの急登もスムーズに登ることが出来た。

そこで目にしたのは大荒沢岳の巨大雪庇だ。
あそこはかなり発達しているな...

この稜線から北側には秋田駒ケ岳を眺めることが出来た。
なかなか見ることのできないこの角度の秋田駒ケ岳だ。
男岳、女岳、男女岳、全てのピークが確認できた。


▲11:00 大荒沢岳
大荒沢岳へ登頂。
ここにも昨年建てられた立派な標柱がある。
しかし、今はすっぽりと雪の中の様だ。


先へ進もう。
大荒沢岳の北西斜面はちょっと急で厄介だ。
しかし、ここもシールのまま滑り下る。

ここのシール滑走は難しいね。
今度はヒールを固定して滑り、鞍部へと下り立った。
そして朝日岳へのラストアタックだ。

朝日岳への最終斜面は風の影響で変わった雪の付き方をしていた。
その雪面を乗り越えて山頂を目指す。

▲11:50 羽後朝日岳
そして無事、朝日岳へ登頂した。
一先ず、お疲れさんでした!

朝日岳山頂から眺めた田沢湖はいつも以上に綺麗だった。
(その2へ続く)