2013年05月03日
月山(姥ヶ岳)-山スキー①

日程:2013年4月28日
天気:雨→晴(強風)



▲月山(がっさん)
標高:1,984m
山形県
日本百名山
▲姥ヶ岳(うばがたけ)
標高:1,670m
<ルート>
月山スキー場~姥ヶ岳
スキー滑走~ネーチャーセンター
ブログのお友達に誘われ、(AJ5さん、t-山ださん)、山スキー東北遠征に参戦させていただいた。
そのプランは27日「至仏山」、28日「月山」、29日「鳥海山」...
なかなかの3日連続のスケジュールだ。
私の参加できる日は28日と29日の2日間、まずは月山へ向けて岩手を出発。
月山へ向けて、夜の東北自動車道を南下し岩手から宮城に入った。
高速道路を走行中、風の強さを感じていた。


仙台を通過し村田JCTから山形道へ入り西へと進む。
その先の月山ICへ着いたのは22時頃だった。
約束の集合場所を探すも何処かよく分からず... 雪壁をウロウロ...

ちょっと彷徨った後、駐車場に見覚えのある白黒2台の車を見つけた。
車はお友達のAJ5さん、t-山ださんだろう。 (初対面である。)
既に灯りは消えていたことから、「これは宴会後の睡眠モードだな」と思った。
私も移動の疲れがあり、ここへ到着間もなく寝ることにした。
ここ駐車場の標高は600mくらいだ。
夜間は雪交じりの雨に加えてかなりの強風であった。
その天気は明け方になっても良くならなかった...
不安な天気のまま朝を迎えた。
そんな中で、AJ5さん、t-山ださんと初顔合わせ。
遠征2日目より参加する私を温かく迎えてくれた。

話は、この天候でバックカントリーを決行するかどうかで始まった。
2人は昨日の「至仏山」を悪天候のため断念している。
しかし、昨日の天気に比べて今日はまだ良い方らしい。
天気予報でも回復が見込まれている。
決行だな!
そのうち駐車場には他のパーティーの車が何台か到着した。
雪交じりの雨も上がり、我々のテンションも高まってきたところだった。
そこへ月山スキー場のリフトが運休であるとの情報が入ってきた。
月山にとても詳しいAJ5さん、プランの切り換えは迅速で的確だった。
ここからバスに乗り、月山スキー場まで行く。
リフトを利用せず姥ヶ岳へ登る。
そこで様子を見て湯殿山へ縦走するかどうかを決める。
駐車場のすぐ近くにバス停があった。

バスはどこから来たのか?
我々3名が乗車したところでバスはほぼ満員となった。
バスは月山スキー場へ向かって標高を上げて行った。


雪の壁は次第に高さを増していった。
路面にはシャーベット状の雪が積もっている。
途中、路肩にタイヤを落として動けなくなっている車も見かけた。
GWでも山道は雪、未だスタットレスタイヤは必要だ。


そして月山スキー場へ到着。 運賃は500円だった。
こちらがお世話になったマイクロバス。

▲10:00 月山スキー場 出発
強風の月山スキー場。
下の駐車場よりさらに強風、やはりリフトは運休であった。
そんな訳で先ほどのプラン通り、姥ヶ岳までは頑張って自力で登る。
トイレに寄ってから出発だ。
私とAJ5さんは山スキーだ。
スキーにシールを貼り付けて登るスタイル。


t-山ださんはスノーボードを担いでスノーシューで登る。
私と同じスノーシュー、MSRのEVO-TOUR。 しかもカラー(マスタード)も同じなのね。


あれが強風で動かないリフトか... 風速20m以上だと運休らしい。
春スキーらしい雰囲気なんて全くない。 冬へ逆戻りした...

さて、姥ヶ岳までは意外と急な斜面だ...

リフトが動かないのでみんな板を背負って頑張って登っている。
ここ月山ではシールで登っている人はあまり見かけなかった。
t-山ださんはスノーボードを背負っている。
これが強風に煽られて立っているだけでも大変そうだった。
急斜面を見上げるAJ5さん、強風も何のその、流石に元気だ。

下界の景色もだいぶ遠ざかってきた。


そして上部の景色は全くない。
GPSを確認しながら姥ヶ岳山頂と思われる方角へ進む。

GPSは今日も役に立った。
この時、雪面は砂のようにサラサラした雪だった。
砂のような雪が砂漠のように波打って、微妙に吹き溜まっている個所もある。
そんな中を黙々と登っていた。
以外にも姥ヶ岳山頂を目指す人は多かった。 特にスノーボーダーが多かったな。
▲12:00 姥ヶ岳山頂
姥ヶ岳山頂へ到着! お疲れさん。 (2時間近くかかった)
山頂の強風はピーク... そして視界は全くなし...

いやいや、これは凄い天気だ。
することはこれしかなかったな。




三角点タッチ。
みんなでこれをしていた...
さてさて、早いところここを立ち去りたい...
本来ならば、「湯殿山」まで縦走して、そこから滑走といったプランだったが、
今日はこの状況から言って、素直に登ってきた斜面を戻るしかなかった。
この後、姥ヶ岳の滑走に入る!
(その2へ続く)