ナチュログ管理画面 トレッキング・登山 トレッキング・登山 北海道・東北 アウトドア&フィッシングナチュラムアウトドア用品お買い得情報
ページトップPALOMONサイトマップウォ地図気象庁ヤマレコにほんブログ村 アウトドアブログ 登山へにほんブログ村 アウトドアブログ アウトドア用品へにほんブログ村 スキースノボーブログ バックカントリーへ

2013年03月06日

源太ヶ岳-山スキー①

源太ヶ岳-山スキー①
日程:2013年3月3日(日) 日帰り
天気:曇|雪 くもり雪

▲源太ヶ岳(げんたがだけ)
 標高:1,545m
 岩手県 八幡平市 

<ルート>
 松川温泉~
 奥産道~丸森川付近より樹林帯へ
 山頂手前まで(ピストン)

<関連記事>
 GECKO 不具合
 GECKO 復活
 2013年3月3日 源太ヶ岳-山スキー①
 2013年3月3日 源太ヶ岳-山スキー②
 2013年3月3日 源太ヶ岳-山スキー③
 2015年1月25日 源太ヶ岳-山スキー(快晴)


山スキーの必須アイテムであるシール(スキン)GECKOが復活。
トリミングも何とか終わらせ、あとはフィールドへ出るのみだ。

今回の山行きで狙うのは「八幡平樹氷原」。
昨年1月末に秋田側から登ったので今年は岩手側から!
と、意気込んで自宅を早朝出発した。



台風並みの低気圧が前日に通過。
心配していた当日の天気だが、やや回復したものの冬型で風が強めだ。
ひとまず岩手県側から八幡平アスピーテラインの中腹にある「御在所」まで向かう。



時刻はam7時過ぎ、除雪されたアスピーテラインを車で登って行く。
すると目的地まで半分くらい登ったところで足止め...
道路の除雪作業が未だ終わっていなかった。

風の影響でスノーシェルター出口付近に雪が吹き溜まっている様子...

ここで少し除雪作業を待ってみたのだが、今日は迅速に予定を切り替えた。

もう1つの山の候補だった、同じ八幡平エリアの「源太ヶ岳」へ移動だ。

こちらは樹林帯を登るので山の上部が強風で駄目でも、樹林帯では滑りが楽しめるだろう。
パートナーのGPSに丁度良く「源太ヶ岳」の地形図がインストールされていたもの幸いだった。

アスピーテラインを下っていく途中、上っていく2台の車とすれ違った。
何れもこれから八幡平へ挑む山スキーヤーらしく見えた。
上は未だ除雪中だが行くのかどうか? 彼らを気にしながらも、我々はここを立ち去った。

アスピーテラインから30分程度で源太ヶ岳の登山口である「松川温泉」へ到着した。
この辺りの車道も未だ除雪中だった...



▲7:50 松川温泉付近
さて、ここで準備開始だ。
まずはシール「GECKO」をスキーに貼り付ける。
自分でトリミングしたのでちょっと微妙な幅だが... まあ、特に気にするほどでもない。
源太ヶ岳-山スキー①
ヘルメットも始から被り、新しいゴーグル・UVEXのアパッチも装着した。
スキーを履いて登山口まで除雪中の車道を歩く。

▲8:10 源太ヶ岳登山口
源太ヶ岳には夏山登山として2回登っているが、冬に登るのは今回が初めて。
いつも参考にさせて頂いている山ブログより冬限定のルートを思い浮かべる。

今日は夏の登山道ではなく、通行止の「奥産道」(奥地等産業開発道路)へ進入。
除雪車で寄せられた雪の山を乗り越えるところからバックカントリーはスタート。
源太ヶ岳-山スキー①源太ヶ岳-山スキー①

奥産道は下記の写真の通り、深雪で覆われていた。
出だしから風は強め、パウダーとなって舞い上がっている...
源太ヶ岳-山スキー①

奥産道から右手樹林への進入ポイントは「丸森川」という沢だ。
パートナーが所有するGPSでルートを確認しながら進む。
源太ヶ岳-山スキー①

▲8:35 丸森川付近
雪で埋もれていて川や橋は見えないが、ここが丸森川を渡った辺りだろう。 
奥産道を右側へ反れ、ここから樹林へ進入する。
源太ヶ岳-山スキー①

先を進むのは頼りになる山スキーのパートナー。
今日もルート取りなど、殆どを彼に任せっきりだ...

樹林へ入ると左手の山側は結構急な斜面だ。
その上には雪庇も見られる。
どこから登っていこうか? その急斜面を見上げ、登り口を探る...
源太ヶ岳-山スキー①

何れにしても、この深雪で更に急斜面。
ラッセルには相当体力を消耗する... とにかく頑張ろう...

源太ヶ岳-山スキー①

さて、不具合から新品に復活したシール「GECKO」だが、その調子はとても良い。
ある程度の急斜面でもシールの効きは良い。 (他のシールは使ったこと無いが...)
このシールの問題は接着面の耐久性だな。 (また同じことにならなければ良いが...)

源太ヶ岳-山スキー①
深雪で急斜面、そんな場面でのキックターンには未だ苦戦する。
それと、もっと問題なのは自分の体力、なかなか体が着いて来ない...
冬場の体力作りは毎年の課題だ。

この樹林帯の斜面は下記の写真の通り。
下りではこの深雪斜面を滑ることができる。 パウダー! 最高に楽しそうだ!
源太ヶ岳-山スキー①
源太ヶ岳-山スキー①

我々の他には誰もいないと思っていた。
だが、谷をひとつ挟んだ向こうの斜面に2名の山スキーヤーが!
源太ヶ岳-山スキー①
2名はなかなか良いペースで深雪の斜面を登っていく。
敢えて我々のトレースを使わずに、ラッセルしながらも手前から取り付いているところを見ると、
ここ源太ヶ岳はだいぶ登り慣れている方なのだろうと思った。

▲9:30 休憩
急な斜面をある程度登ったところで、ザックを下して小休止。
水分補給とチョコレートによるエネルギーを補給する。

ある程度登ってくるとブナ林の広葉樹から、アオモリトドマツの針葉樹と変わっていく。

途中、雪の状態は強風でクラストして所々硬くなっていた。
その方が(硬めの雪の方が)今日は登り易かった。 
源太ヶ岳-山スキー①

途中から先ほど見かけた山スキーヤー2名が付けたトレースに交わった。
このトレースを利用させていただく。

1,200m付近か? 山頂へ向かって右側は崖になっているようだ。
斜度もあるので、スキーで滑る際は十分注意しないといけないな。
源太ヶ岳-山スキー①
強風で雪が吹き溜り、落差が出来ている箇所も見られた。
視界が悪い時はこういうところもまた危険だ。
まあ、(これでも?)安全第一で楽しんでいる。
源太ヶ岳-山スキー①
1,300m付近まで登り、だいぶ斜度も緩くなってきた。
そして樹林からも抜けてくる。 ここで一段と西風が強まる...

ヘルメットのインナーに中手のバラクラバを装備しているのだが、強風で顔や後頭部が冷たくなってきた。

更に視界も良くない...
この辺りから、「今日のゴールを何処にしようか?」と考えるようになる。
山頂は無理かなと...?

とにかく、前者のトレースを辿って、源太ヶ岳の上部を目指した。

(その2へ続く)



同じカテゴリー(山スキー)の記事画像
念願の岩木山山頂からの滑走
荷葉岳-P1190
乳頭山ー黒湯ルート滑走
源太ヶ岳-滑走
秋田駒ケ岳-男女岳滑走
スキー靴用にトーベイル交換
トーベイルがスキー靴に合わない件
山スキーで早池峰山
同じカテゴリー(山スキー)の記事
 念願の岩木山山頂からの滑走 (2022-04-08 13:00)
 荷葉岳-P1190 (2022-03-05 18:20)
 乳頭山ー黒湯ルート滑走 (2022-02-13 00:00)
 源太ヶ岳-滑走 (2022-01-02 00:00)
 秋田駒ケ岳-男女岳滑走 (2021-12-19 08:00)
 スキー靴用にトーベイル交換 (2021-06-14 12:35)
 トーベイルがスキー靴に合わない件 (2021-06-11 08:07)
 山スキーで早池峰山 (2021-06-07 22:22)

この記事へのコメント
こんにちは

3日の山は機嫌が悪かったようで平野部でも風が強かったです。

冬山はGPSが頼もしい存在ですよね

その2も楽しみにしています。
Posted by ダンボ。ダンボ。 at 2013年03月07日 09:35
こんにちは。

いやー、過酷ですね。。。

スノーシュー本格的に検討中です。ご意見を聞かせてもらえれば幸いです。

GPSは買わないのですか?
Posted by まさひろ at 2013年03月07日 10:31
▼ダンボさん
こんにちは!
あの日は東北全域、風が強かったんですかね?
樹林内は比較的静かで良かったですよ。
GPS、自分は持ってないので20の英語版でも買おうかなと思っています。
あまりGPSを頼りにすると駄目なんでしょうが ^^)
Posted by PALOMONPALOMON at 2013年03月08日 08:22
▼まさひろさん
こんにちは!
スノーシュー、私のを貸しますよ。
ストックだけは用意してくださいね。
GPSはエートレック20の英語版が2万円を切っているので検討中です。
Posted by PALOMONPALOMON at 2013年03月08日 08:23
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。

削除
源太ヶ岳-山スキー①
    コメント(4)