2016年04月13日
焼石岳(横岳)-山スキー①
日程:2016年4月10日(日) 日帰り
天候:曇り
▲焼石岳(やけいしだけ)
標高:1,547.3m
岩手県・奥州市
日本二百名山
▲横岳(よこだけ)
標高:1,473m
(地理院地図はこちら)
<ルート>
◎平七沢ゲート ~ 平七沼 ~ ▲横岳 ~ 銀明水避難小屋 ~ 平七沼 ~ 平七沢ゲート
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早池峰山の北斜面、アイオン沢を計画していたが北上山地に雪が無いと聞き...
急遽変更、奥羽山脈の焼石岳へ!
雪の状況は如何に?
今年の雪解け、1ヶ月早いと見て計画しないと駄目だ...
ということは、焼石岳も雪が無いか?
大した情報もなく、冬季ツアールート入口の平七沢ゲート前までやってきた。
全然、雪、無い!
それでも、赤ゲート手前の駐車スペースには山スキーヤー、テレマーカーが集まる。
さて、どういう装備で登ろうか?
登山靴で出発するか?
いろいろ悩んで...スキー靴歩きでシートラーゲン。
そんな姿で出発仕掛けたところにタラさん達もやってきた。
タラさん(けむさん)情報だと、平七沼までは藪漕ぎとのこと...
それでも頑張って行ってみよう!
▲07:15 平七沢ゲート前出発
タラさんらにはお先することを告げ赤ゲートを出発。
出だしの杉林を抜けると早速それなりの積雪あり。
これが続くかと期待するも、いきなりその雪道は途切れた...
スキー靴で林道を歩く。
路側には大きな落石があるな...
林道を終えて斜面に取りつくも、やはり積雪は続かない。
依然、板は背負ったままだ。
ブナの木にツアーコースのナンバープレート5を発見。
こちらを目印に登高を続ける。
この辺りの藪は想定していた程ではなかった。
地図上に登山道は存在しないが、何となく道っぽい踏み跡も見られた。
ここが一番藪の濃いところか...
▲08:15 平七沼
出発から約1時間で平七沼へと到着した。
ツボ足のまま沼の中心部へと入っていく。
すると、そこには綺麗な景色が広がっていた。
沢の流れの中にはヒメカイウか?
それともミズバショウか?
以前に来た時よりも10日以上早いのだが...
雪は少なく沢が入り組んでいる。
この沢の何処から先へと渡れるのか?
雪は何とか繋がっていた。
その後は積雪も安定してきた。
ただし、雪面が何となく汚れている感じ...
尚もシートラを続ける。
何時しかナンバープレートも43番まで進んでいた。
死んだブナの木にはキノコが生える。
積雪が安定したかと思えば、また厄介な個所へ出くわす。
こういう場所、ザックに立てたスキーが木の枝に引っかかったり...面倒!
でも、ここが最後の厄介地帯であった。
その後は樹林も開けてくる。
遠方にはいい景色が広がっていた。
でも、青空が足りない...
<天竺山と経塚山>
背負った板の重みのおかげで、両肩も大分疲れていた。
さて、雪面も綺麗になってきたし。
(あまり汚いとシール接着面にもいろいろとゴミがくっ付いてしまう)
久しぶりにシール歩行に切り替えするか。
シールはゲート前の駐車場で既に板に貼り付けていた。
ザックからスキーを外して、軽くなったザックにてスイスイと進む。
ああ、肩が軽い。
なんて楽なんだろう...
もっと早くシール歩行に切り替えていれば良かったと相方と意見を共有する。
その後はシールで順調に歩くことが出来た。
それは大きな雪庇だった。
途中で1人の単独行の方とすれ違った。
その方の情報では、銀明水からの横岳直登ルートは落石で難しいという情報だった。
大人しく焼石岳をピークハントするか?
いや、滑り重視の相方のことだから横岳を滑るというはず。
樹林を抜けて獅子ヶ鼻岳の壁を眺める。
落石も見当たらないし、割れ目も見当たらない。
意外とスムーズに登れそうだ。
獅子ヶ鼻岳と横岳の間から上部へ登る決意をする。
なかなか迫力のある斜面である。
斜面には縦溝が入っていた。
あれは雨の流れた跡だ。
雪面は正に残雪期のザラメ。
縦溝もそれ程深い訳ではないし、滑り易そうな斜面ではある。
斜度があるのでトラバース気味にシールで登る。
ある程度方向を上げると天竺山、奥には経塚山が大きく見えた。
そして、眼下には銀明水小屋も見えていた。
<銀明水避難小屋>
背後には石淵ダムが良く見えている。
ちょっと上に登り過ぎたか...
トラバースがとてもきつい。
シールも効きが悪くなり、ここは滑落しないように慎重に登った。
最上部の雪庇は大したこと無いが、雪面は若干割れている。
難関を超えて一安心。
下からは話し声が聞こえてくる。
銀明水付近で6名ほどが休憩していた。
タラさん、イチタローさんたちかな?
さて、せっかく尾根まで登り詰めたので、ピークハントも達成したい。
一先ず横岳まで行ってみることにした。
横岳へは夏道があるようだが、過去に登ったことがなかった。
途中で雪が途切れてしまった。
しょうがないのでスキーを脱いでその先へと進む。
こんなところに小さな観音様を発見。
これは何だろうな...
何とも、何処が横岳の山頂なのか分からなかった。
GPSで確認するが、山頂らしき位置の先にも高い場所が見える。
GPSの地図で示されている横岳の山頂はどうやら過ぎた模様。
その辺りの最も高い場所に立ってみた。
▲11:30 横岳登頂
横岳には強めの西風が吹いていて、ガスで視界も良くなかった。
ここから焼石岳を眺めたかったが、その姿は現れなかった。
そこに座ると意外と風が防げた。
ここで軽めのランチにする。
今日はどら焼きっぽいけど、どら焼きではないパン...
それと、オム&焼きそばパン。
さて、後は登ってきたあの斜面を滑ろう!
(その2へ続く)
ということは、焼石岳も雪が無いか?
大した情報もなく、冬季ツアールート入口の平七沢ゲート前までやってきた。
全然、雪、無い!
それでも、赤ゲート手前の駐車スペースには山スキーヤー、テレマーカーが集まる。
さて、どういう装備で登ろうか?
登山靴で出発するか?
いろいろ悩んで...スキー靴歩きでシートラーゲン。
そんな姿で出発仕掛けたところにタラさん達もやってきた。
タラさん(けむさん)情報だと、平七沼までは藪漕ぎとのこと...
それでも頑張って行ってみよう!
▲07:15 平七沢ゲート前出発
タラさんらにはお先することを告げ赤ゲートを出発。
出だしの杉林を抜けると早速それなりの積雪あり。
これが続くかと期待するも、いきなりその雪道は途切れた...
スキー靴で林道を歩く。
路側には大きな落石があるな...
林道を終えて斜面に取りつくも、やはり積雪は続かない。
依然、板は背負ったままだ。
ブナの木にツアーコースのナンバープレート5を発見。
こちらを目印に登高を続ける。
この辺りの藪は想定していた程ではなかった。
地図上に登山道は存在しないが、何となく道っぽい踏み跡も見られた。
ここが一番藪の濃いところか...
▲08:15 平七沼
出発から約1時間で平七沼へと到着した。
ツボ足のまま沼の中心部へと入っていく。
すると、そこには綺麗な景色が広がっていた。
沢の流れの中にはヒメカイウか?
それともミズバショウか?
以前に来た時よりも10日以上早いのだが...
雪は少なく沢が入り組んでいる。
この沢の何処から先へと渡れるのか?
雪は何とか繋がっていた。
その後は積雪も安定してきた。
ただし、雪面が何となく汚れている感じ...
尚もシートラを続ける。
何時しかナンバープレートも43番まで進んでいた。
死んだブナの木にはキノコが生える。
積雪が安定したかと思えば、また厄介な個所へ出くわす。
こういう場所、ザックに立てたスキーが木の枝に引っかかったり...面倒!
でも、ここが最後の厄介地帯であった。
その後は樹林も開けてくる。
遠方にはいい景色が広がっていた。
でも、青空が足りない...
<天竺山と経塚山>
背負った板の重みのおかげで、両肩も大分疲れていた。
さて、雪面も綺麗になってきたし。
(あまり汚いとシール接着面にもいろいろとゴミがくっ付いてしまう)
久しぶりにシール歩行に切り替えするか。
シールはゲート前の駐車場で既に板に貼り付けていた。
ザックからスキーを外して、軽くなったザックにてスイスイと進む。
ああ、肩が軽い。
なんて楽なんだろう...
もっと早くシール歩行に切り替えていれば良かったと相方と意見を共有する。
その後はシールで順調に歩くことが出来た。
それは大きな雪庇だった。
途中で1人の単独行の方とすれ違った。
その方の情報では、銀明水からの横岳直登ルートは落石で難しいという情報だった。
大人しく焼石岳をピークハントするか?
いや、滑り重視の相方のことだから横岳を滑るというはず。
樹林を抜けて獅子ヶ鼻岳の壁を眺める。
落石も見当たらないし、割れ目も見当たらない。
意外とスムーズに登れそうだ。
獅子ヶ鼻岳と横岳の間から上部へ登る決意をする。
なかなか迫力のある斜面である。
斜面には縦溝が入っていた。
あれは雨の流れた跡だ。
雪面は正に残雪期のザラメ。
縦溝もそれ程深い訳ではないし、滑り易そうな斜面ではある。
斜度があるのでトラバース気味にシールで登る。
ある程度方向を上げると天竺山、奥には経塚山が大きく見えた。
そして、眼下には銀明水小屋も見えていた。
<銀明水避難小屋>
背後には石淵ダムが良く見えている。
ちょっと上に登り過ぎたか...
トラバースがとてもきつい。
シールも効きが悪くなり、ここは滑落しないように慎重に登った。
最上部の雪庇は大したこと無いが、雪面は若干割れている。
難関を超えて一安心。
下からは話し声が聞こえてくる。
銀明水付近で6名ほどが休憩していた。
タラさん、イチタローさんたちかな?
さて、せっかく尾根まで登り詰めたので、ピークハントも達成したい。
一先ず横岳まで行ってみることにした。
横岳へは夏道があるようだが、過去に登ったことがなかった。
途中で雪が途切れてしまった。
しょうがないのでスキーを脱いでその先へと進む。
こんなところに小さな観音様を発見。
これは何だろうな...
何とも、何処が横岳の山頂なのか分からなかった。
GPSで確認するが、山頂らしき位置の先にも高い場所が見える。
GPSの地図で示されている横岳の山頂はどうやら過ぎた模様。
その辺りの最も高い場所に立ってみた。
▲11:30 横岳登頂
横岳には強めの西風が吹いていて、ガスで視界も良くなかった。
ここから焼石岳を眺めたかったが、その姿は現れなかった。
そこに座ると意外と風が防げた。
ここで軽めのランチにする。
今日はどら焼きっぽいけど、どら焼きではないパン...
それと、オム&焼きそばパン。
さて、後は登ってきたあの斜面を滑ろう!
(その2へ続く)
この記事へのコメント
「タラさん、イチタローさんたちかな?」
正解!!!(^O^)/
正解!!!(^O^)/
Posted by イチタロー at 2016年04月14日 09:12
▼イチタローさん
お疲れ様でした!
やはりそうでしたか~
横岳の上まで声が届いていましたよ~
お疲れ様でした!
やはりそうでしたか~
横岳の上まで声が届いていましたよ~
Posted by PALOMON at 2016年04月14日 19:22
今回思ったこと。
「スキー靴のツボ足+シートラ、意外といける!」
しかし、シールにしたときの背中が開放されました。
横岳に夏道があることをはじめて知りました。
焼石から獅子が鼻までつながっているのかな?
「スキー靴のツボ足+シートラ、意外といける!」
しかし、シールにしたときの背中が開放されました。
横岳に夏道があることをはじめて知りました。
焼石から獅子が鼻までつながっているのかな?
Posted by 緑茶 at 2016年04月14日 23:42
▼緑茶さん
お疲れ様でした。
スキー靴+シートラも意外といけますね。
まあ、去年はこのスタイルで岩手山でしたから。
横岳夏道も初めて行ったのでわかりませんが、なかなか楽しそうな道でした。
6月頃に行ってみようかなと思ってます!
お疲れ様でした。
スキー靴+シートラも意外といけますね。
まあ、去年はこのスタイルで岩手山でしたから。
横岳夏道も初めて行ったのでわかりませんが、なかなか楽しそうな道でした。
6月頃に行ってみようかなと思ってます!
Posted by PALOMON at 2016年04月15日 21:22