★ＰＡＬＯＭＯＮの山行きページ

日程：2014年6月24日（火）　日帰り
天気：曇→晴　→

▲早池峰山（はやちねさん）
　標高：1,917m
　岩手県（宮古市・遠野市・花巻市）
　日本百名山

＜ルート＞
　河原の坊 ～▲山頂～ 小田越～ 河原の坊

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アップが遅くなったが、これは2014年6月24日の記事である。

振替休暇もなかなか消化が難しい．．．
そんな中、仕事の合間を見て漸く取得。
単独で花見を楽しむべく、早池峰山へと向かった。

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平日は早池峰山マイカー規制もかかっていない。
河原の坊の駐車場に車を停めて登山の準備を開始した。

▲8:50　川原の坊　出発
しかし、平日の登山は久しぶりだな。
今日は花見目的。　マイペースでゆっくり写真を撮りながら登ろう。




さて、河原の坊コースは序盤に３度の渡渉がある。
晴れていれば徒渉はすんなり。
しかし、雨の場合は増水するので要注意だ。

登山口付近ではこんな花がお出迎え。

ノビネチドリと思われる紫の花。


序盤から、タニウツギが満開。


カラマツソウ。　線香花火の様に咲く。



タチカメバソウ。
先端に小さな花を咲かせる。
大きい花より小さい花の方が自分好みである。

花に関してはまだまだ勉強中．．．
分からなくても写真を撮って持ち帰り、家でいろいろと調べる。
そんなことも山の楽しみ方の一つとなっている。

タチカメバソウも最近知った花。
こうして群生していると見応えも出てくるものだ。


３つある徒渉ポイント。

自分が小さい時。　多分小学校３、４年の頃か？
天気も良くなかったと思うが、家族で早池峰山へ登りに来た。
そして途中で引き返した記憶が少し残っている。
この川が雨で増水していた。　そんな記憶が懐かしい．．．　　


昨年は初心者のＧ氏を連れて来た。
Ｇ氏と２人、小田越コースを登り、この河原の坊へと下山した。
脚力に尽きたＧ氏が徒渉でバランスを保てず、この川に落ちた記憶はまだ新しい。


▲9:20　水場
水場で一息ついた。
この時期の水は冷たくて実に美味い。
ここにもKOIWAI-MILKの柄杓を置いて欲しいな。


さて、水場を過ぎれば樹林帯も抜けてくる。

いよいよ早池峰山の高山植物も本番だ。


その前に葉っぱも１枚、水滴を撮影。


デジカメはオリンパスのＴＧ－１。（コンデジ）
そろそろ一眼レフが欲しいと思う今日この頃．．．
登山ではやはりタフなカメラがイイね。
雪山の氷点でも、雨に濡れても、岩にぶつけても、このカメラは大丈夫だ。
一眼レフでタフなカメラはあるのかな？

さて、花見本番開始。

スミレの種類じゃない、食虫食物のムシトリスミレ。


ミヤマシオガマ、ミヤマアズマギク添え。


ハヤチネウスユキソウ。


ハヤチネウスユキソウは早池峰山中腹で見頃だった。
上部はまだまだ咲き始めである。

ミヤマオダマキ。
岩手ではあまり見ないが、早池峰山にはとても多く咲いている。

そういえば、自分家の向かいの道路端にも同じ様な花が咲いている．．．
それは西洋オダマキなのか？

固有種、ナンブトラノオ。
今回はあまり見かけなかった。
これからの時期に多く咲く花だろう。


コバノツメクサ（ホソバツメクサ）と思う。
カトウハコベとの見分けが良く分からないが．．．　葉に鋭さがある。


ハヤチネ三姉妹。
エーデルワイスは見たことないが、どれだけ似ているのだろう？


虫取り三姉妹。
ムシトリスミレは意外と良く見られる。
前回アップした岩手山の鬼ヶ城、東焼石岳への登山道沿いには群生していた。
秋田駒ヶ岳の阿弥陀池周辺、男岳周辺にも見られたな。


またまたハヤチネウスユキソウ。
ウスユキソウの属では大きいのが特徴らしい。
見頃は6月下旬～7月中旬。


ハクサンチドリといろいろ。


ミヤマアズマギクはこのアングルが好き。


今日の見頃。
蛇紋岩に満開！
ナンブイヌナズナ。　


ホソバイワベンケイ。
花っぽくないけど．．．


ミヤマシオガマ、ナンブイヌナズナ添え。


今日はナンブイヌナズナがとても眩しい。


河原の坊コース上部に咲くチングルマ。


やはり美しい。　


ミヤマキンバイはなんとなく脇役。


イワカガミもなんとなく脇役。


チシマアマナ。
上部に多く咲いていた。


打石。
ブツイシと読む。
暑い日は岩陰に日影が出来て涼しいので休憩ポイントになる。


ここの鎖場は使わない。　
右側から回避して登れるので．．．
楽しみたい方だけ、鎖をどうぞ！



▲11:10　早池峰山山頂
無事、早池峰山へ登頂。　お疲れさんでした。
今日は花の写真を撮影しながら、疲れることなく良いペースで登れた。

平日の割に、山頂には登山者が多かった。

先ずは一等三角点へタッチ。



そして山頂にて暫し休憩。

今日も風防を出してみた。
風防＋ヒートエクスチェンジャーは素晴らしく沸騰が速い。
EPIの風防は９３ｇと軽いので、登山でもＯＫでしょう。



EPI(イーピーアイ) ＥＰＩ風防
●本体材質：PE＋アルミ箔　　●ペグ材質：ステンレス（バネ材）
●展開時サイズ：H220×D3×W720mm　　●収納時サイズ：H220×D19×W117mm
●重量：93g


DUG（ダグ） ヒートＩ
●本体材質：アルミ（ハードアノダイズド加工済）
●ハンドル部分材質：シリコンカバー付
●サイズ：H130×直径120mm　　●重量：180g（本体のみ）


▲11:55　下山開始
休憩、エネルギー補給、塩分補給もＯＫ！
下山路は小田越コースを選択する。

下山の前にちょっと山頂の避難小屋を覗いてみた。


いつも通り小屋の中は真っ暗だった。
「せっかくなので」という方は、登頂記念にこの押印もどうぞ。

9合目付近の岩場にイワウメ。


いつも通り８合目の梯子を慎重に下る。


地元岩手でもアルプス気分。　見下ろす景色がイイ感じ。


小田越コースのハヤチネウスユキソウも中腹が見頃だった。


同じくミヤマオダマキも見頃。


徐々に高度を下げて行く。
下るに連れて天気も回復してきた。

１合目を過ぎて樹林内へと突入。
その樹林内に咲くのはマイヅルソウ。


最後は木道を歩き、小田越登山口へ到着する。

▲13:10　小田越登山口
今日はバスが来ない。
河原の坊の駐車場までは道路を歩くことにする。
車が通りかかったらヒッチハイクでもしようかと思ったが．．．

平日なので一台も通ることはなかった。
まあ、距離には2.0km、下りなら歩いて30分くらいである。




ここの道端にもいろいろな花が見られた。
自分の分かる花では、ハクサンチドリ、ベニバナイチヤクソウ、ヤマオダマキが咲いていたな。

テクテクと歩いていると．．．
後ろから軽装のトレランの方が走り去って行った。
どこから来たのか？　トレイルランナーは体力が凄い．．．

▲13:40　河原の坊　下山
そして無事、河原の坊の駐車場へと戻った。

今日は最高の花見が楽しめた。
とても満足！　やはり早池峰山は素晴らしい！

ただ、１つ探せなかった花がある。
時期が遅かったかな？　また来年の楽しみに！

（完）