2014年05月01日
岩手山-山スキー(ハート沢滑走)③
日程:2014年4月27日(日) 日帰り
天気:晴
▲岩手山(いわてさん)
標高:2,038m
岩手県(滝沢村・八幡平市・雫石町)
日本百名山
▼柳沢コース
(馬返し登山口:650m 標高差:1,388m)
▼ハート沢
(1,730m~750m スキー滑走)
<ルート>
馬返し登山口 ~ 一合目 ~ 七合目 ~ 不動平 ~ ▲山頂 ~ 八合目避難小屋
~ 七合目 ~ ハート沢滑走 ~ 馬返し登山口
<関連記事>
2013年9月23日 岩手山-登山 (柳沢ルート)
2012年6月24日 岩手山-登山 (焼走りルート)
2010年10月2日 岩手山-登山 (網張ルート)
<その1> <その2からの続き>
▲6:10 馬返し登山口 ▲6:50 1合目 ▲8:00 4合目 ▲9:30 7合目 ▲9:40 8合目小屋付近
▲10:50 岩手山山頂 ▲11:25 滑走開始 ▲11:45 8合目小屋
先ずは岩手山の山頂から噴火口側へ滑走!
滑走距離は短かったけど、山頂滑走は達成感があった。
さて、次はいよいよハート沢へ突入!
▲12:00 7合目
ここがハート沢へのエントリーポイントか...
緊張感が増してきた...
一先ずスキーを外して手前の藪を越えていく。
いよいよハート沢滑走の開始だ。
見るからに斜度がキツイ...
しかし、恐怖感は無し。 楽しんで行ってみよう!
相方に続いて滑走した。
斜度があるので、あまりスピードに乗り過ぎないよう注意して滑る。
まあ、雪が柔らかい分、スピードは抑えることができた。
しかし、凄く腿の筋肉へ負担がかかる...
滑りでこんなに疲れるとは...呼吸も乱れた。
しかし、この斜面は一味違うな!
夏山登山では登山道からこの谷をよく覗き込んでいた。
こんなところを滑れるなんて思わなかった。
こちらは相方の滑り。
この急斜面で、ジャンプしていた...
なかなか滑りに余裕がある。
尚も急斜面は続く。
長い急斜面だな。
どの位の距離があるのか?
ところどころに小さな落石がある。
ちょっと注意も必要だ。
下るに連れて、次第に斜度も緩やかになる。
と言っても、まだまだ丁度良いくらいの斜度か。
更に下る。
上部からの落石が集まって、これは滑走の邪魔になってきたぞ。
これらの石を避けて滑るなんて、なかなか困難...
いっぱい石を踏んでしまった...
やれやれ、スキー板の滑走面にはどれだけの傷がついているのか...
更に下る。
ハート沢はだんだんと狭くなっていった。
そして木々も多く生えてくる。
そろそろ滑走も終盤か?
なんと!
ここは小さい滝か?
雪が途切れ、沢が塞がっていた。
良く見ると、左側から何とか下へと降りられそうだ。
ここではスキーを外して慎重に下りる。
この滝の下、何とか雪が付いている。
よしよし、まだ滑れるな...
しかし、
こんなに石が... これはたまらん! ガリガリだ...
▲12:40 堰堤手前
再び雪が途絶えて先に行けなくなる。
その直ぐ奥には砂防ダムらしき堰堤が見えた。
堰堤を越えることができれば、また雪が付いていて滑走できるだろう。
しかし、堰堤は越えられるのか??
無理せず、ここから右側の尾根へ上がることにした。
ここから尾根へ登るのも一苦労...
スキーを両手に持って、この急斜面を登る。
ここは大変だった。
登る力がさっぱり出なかった。
ほんと、何とか尾根へ這い上がったという感じだ。
そんな尾根には道も雪も無い...
ここから笹の藪漕が始まる。
スキーを持ったまま、藪漕ぎは嫌だな...
まあ、このまま下って行けば林道にぶつかるだろう。
しばらく辛抱する。
GPSに表示されている地図より一段上部に林道が現れた。
やっかいな藪こぎもこれにて終了。
林道に残った僅かな積雪。
一度スキーを履いたが、その雪もこの先すぐに無くなる。
諦めてザックにスキーを括り、だらだらと歩いて林道を下った。
▲13:30 馬返し登山口
そして赤い屋根が見えてくる。
ゴールの登山口だ。 お疲れさん!
ゴールで出迎えてくれたのは綺麗なキクザキイチゲだった。
後ろを振り返ると滑走してきたハート沢があんなに遠くに見えていた。
目を凝らしてハート沢を見る。
おお、我々のシュプールが! こんな感じで滑ってきたんだ!
そして無事生還。
駐車場へと戻ったのである。
山スキーの目標であった岩手山からの滑走。
ハート沢滑走は達成した。
するとまた欲が湧いてくるものだ。
ハート沢の一つ左に「鬼又沢」という滑走ルートがある。
こちらはこの時期、落石が酷くてハート沢より危ないようだ。
焼走りルート側の滑走はどうだろうか?
何れ、今期の岩手山滑走は時期的に終了。
また来年の楽しみにしよう。
今回のルートはこちら。
では、また山で!
(完)
この記事へのコメント
こんにちは。
一言で言えば、 ワイルドだぜ。
自分の思っていた、山スキーと言うよりも、冒険ですね。
PALOMONさんのブログで見ていた方が安心です。(^0^)
ここは自分の領域ではありません。(^0^)
一言で言えば、 ワイルドだぜ。
自分の思っていた、山スキーと言うよりも、冒険ですね。
PALOMONさんのブログで見ていた方が安心です。(^0^)
ここは自分の領域ではありません。(^0^)
Posted by isam at 2014年05月02日 16:09
▼こんばんは。
山スキーもいろいろですよね。
さすが岩手山は岩手一の山。
迫力あります。
目標をクリアして、また新たな目標を考えてみます。
山スキーで1泊ってのもどうですかね?
山スキーもいろいろですよね。
さすが岩手山は岩手一の山。
迫力あります。
目標をクリアして、また新たな目標を考えてみます。
山スキーで1泊ってのもどうですかね?
Posted by PALOMON at 2014年05月02日 18:35
斜度すごそうですが、石がもっとすごいですね( ; ゜Д゜)
這い上がるって表現が辛さを感じます……
這い上がるって表現が辛さを感じます……
Posted by 結斗パパ at 2014年05月02日 20:25
▼結斗パパさん
こんばんは。
石が凄かったですよ。
お蔭でスキーの裏面、傷だらけ...
最後に崖を登るのは大変でした。
あと1回は滑りに行きますよ~
こんばんは。
石が凄かったですよ。
お蔭でスキーの裏面、傷だらけ...
最後に崖を登るのは大変でした。
あと1回は滑りに行きますよ~
Posted by PALOMON at 2014年05月02日 22:03
こんばんは。
さすがにスケールがありますね。
ボトムは見えてるのに、滑っても滑ってもなかなかたどり着かないといった感じで。
上部の快適な広いバーンも良いですが(斜度はちょっときつめだけど)、下部でのマニアックなスキーも個人的には好きです。
さすがにスケールがありますね。
ボトムは見えてるのに、滑っても滑ってもなかなかたどり着かないといった感じで。
上部の快適な広いバーンも良いですが(斜度はちょっときつめだけど)、下部でのマニアックなスキーも個人的には好きです。
Posted by 緑茶 at 2014年05月02日 22:10
▼緑茶さん
こんばんは。
ハート沢は長かったですね。
鳥海山と違って休めるところも無く...
下部は下部であれは面白い。
尾根に上がるのは疲れたけど、最高に楽しかった~
こんばんは。
ハート沢は長かったですね。
鳥海山と違って休めるところも無く...
下部は下部であれは面白い。
尾根に上がるのは疲れたけど、最高に楽しかった~
Posted by PALOMON at 2014年05月02日 22:22
コメント遅くなり申し訳ございません・・・。
8合目上部でお話させて頂いた者です。
無事ハート沢を滑走されたようで、おめでとうございます&お疲れさまでした。
しかし、山スキーかっこいいすね!!
自分もいつか山スキーで岩手山や焼石岳に行ってみたいと思いつつ、まずはゲレンデで人並みに滑れるように練習を積みたいと思います。。
またどこかの山でお会いしたら色々とお話させて下さい!
8合目上部でお話させて頂いた者です。
無事ハート沢を滑走されたようで、おめでとうございます&お疲れさまでした。
しかし、山スキーかっこいいすね!!
自分もいつか山スキーで岩手山や焼石岳に行ってみたいと思いつつ、まずはゲレンデで人並みに滑れるように練習を積みたいと思います。。
またどこかの山でお会いしたら色々とお話させて下さい!
Posted by クヌート at 2014年05月04日 22:13
▼クヌートさん
こんにちは!
岩手山、お疲れさまでした~
あの日は天気も良く、残雪の岩手山を満喫できましたね。
で、その後の滑走も楽しみましたよ~
山スキーは雪上を歩く道具としても、積雪期はスノーシューより機動力を発揮します。
道具を揃えるのにちょっとお金はかかりますが、何事もチャレンジですね!
こんにちは!
岩手山、お疲れさまでした~
あの日は天気も良く、残雪の岩手山を満喫できましたね。
で、その後の滑走も楽しみましたよ~
山スキーは雪上を歩く道具としても、積雪期はスノーシューより機動力を発揮します。
道具を揃えるのにちょっとお金はかかりますが、何事もチャレンジですね!
Posted by PALOMON at 2014年05月05日 06:22