岩手山-登山(2018.8 不動平小屋泊)

PALOMON

2018年08月13日 09:10


日程:2018年08月13日-14日 小屋泊
天候:晴 


▲岩手山(いわてさん)
 標高:2,038m
 岩手県(滝沢村・八幡平市・雫石町) 
 日本百名山
 (地理院地図はこちら)




<ルート>
 ◎馬返し ~ (旧道) ~ 八合目避難小屋 ~ ▲山頂 (御鉢巡り) ~ 不動平避難小屋(泊)
   不動平避難小屋 ~ 御鉢 ~ 不動平避難小屋 ~ 八合目避難小屋(旧道) ~ ◎馬返し

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夏休みのことになる。
山友と計画していた至仏山へのテン泊登山が中止となり何処へ行こうか迷っていた。
テント泊装備が詰まったザックからテントを取り出し、その分を缶ビールに変えてみた。
今回は岩手山の不動平避難小屋へ一泊する。
いつも日帰りしている岩手山登山。
今回は小屋へ一泊ということで、岩手山としては遅めのスタートとした。



この日はとても暑い日だった。
暑さにペースが上がらず休憩を多くとりながら登った。
半分凍ったペットボトルの飲み物がとても美味い。




2合目の途中から5合目までの登りが特に辛かった。
(旧道を利用)

5合目付近の岩場にて半解凍状態のフルーツゼリーを食べる。
これで生き返った感じ...

今日の暑さは5合目以降は落ち着いた。



6合目付近から天気は若干曇り気味になる。
涼しい風が吹き、これまでの暑さから解放された感じである。

途中、見覚えのある方が下りて来た。
R山岳会のイチタローさんだった。
今日は8合目小屋への荷揚げとのこと。
ご苦労様です。

今にも涸れそうな状態だという「御成清水」の状況を確認させて頂く。
⇒何とか宿泊分は確保できそうとの情報を得た。
(確保できない場合は日帰りしようと思っていた。)



8合目小屋へ到着し水場の状況を確認する。
イチタローさんの情報どおりで、「何とか確保できる状態」であった。
貴重な水をプラティパスへ2リットル入れて9合目の不動平避難小屋へ向かった。

9合目小屋に立ち寄ると中には誰もいなかった。
小屋の1階フロア一角にザックを置いて我が寝床を確保した。



ザックをデポし、身軽になってから山頂へ向かう。
時間が遅いため山頂付近の登山者は大分少なくなっていた。



山頂の天気はやや曇り気味。
涼しくて過ごしやすい感じだった。
三角点タッチを済ませ、その後は時計回りで噴火口を一周する。




8月中旬、コマクサは既に終わっている。
この時期の花としてはイワブクロやイワギキョウが綺麗である。






御鉢巡りを終えて9合目の不導体避難小屋へ下山した。
とても静かな山頂だった。



小屋へ戻ると小屋前で単独の方が夕食の準備をしていた。



その単独の方と会話を楽しみながらビールを飲む。
もちろん、ビールは自分の分のみ...
(単独の方は仙台の方だった)




小屋に入ってからはアルファ米とレトルトカレーで夕飯とした。
もう1名、東京からいらした単独の方と会話を楽しむ。
こちらの方は葛根田の沢を八瀬森まで単独で登り、その後鬼ヶ状を経由してここまで来たとのこと。
葛根田の沢登は有名らしい。
単独でなんか凄いなと感心しながら話を聞いた...


翌日は暗いうちに起床し御鉢からのご来光を狙う。
少々遅れ気味...さっさとパンを食べて急いで御鉢へ向かった。

無事ご来光に間に合った。






風の強い朝だった。
雲も多く浮いていたが綺麗なご来光だった。
岩手に住んでいながら、岩手山からのご来光を拝むのは初めてだった。

<早池峰山>



赤く染まった山頂の景色。




雄大な景色を楽しみ下山にかかる。
9合目の不動平避難小屋へ戻り、重いザックを回収。
一晩お世話になった2人に挨拶してから下山する。



8合目の涸れそうな水場、御成清水はまだ何とか出ていた。
ペットボトルに500ccほど確保して下山した。



<姫神山>


さて、今日は下るだけ。
登りと同様に旧道を下った。
下るに連れて徐々に気温が上昇してくるわけだ...




2合目まで下りてきた。
またまたイチタローさんにお会いする。
2日連荘の荷揚げ!ほんと、お疲れ様です...



そんな訳で無事下山。
岩手山登山では地元ながら初めての小屋1泊登山だった。
まあ、いつもの日帰りピストンよりはぜんぜん楽だな。
(水さえ出ていれば)また来年も泊まりで行きたいと思う。

下山後、登山口からハート沢を眺める。



では、また山で!


(完)




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