2017年08月08日
岩手山-登山2017(馬返し)
日程:2017年07月08日(土) 日帰り
天候:晴
▲岩手山(いわてさん)
標高:2,038m
岩手県(滝沢村・八幡平市・雫石町)
日本百名山
(地理院地図はこちら)
<ルート>
◎馬返し登山口 ~ 八合目避難小屋 ~ ▲山頂 (ピストン)
<関連記事>
2017年04月23日 岩手山-山スキー (鬼又沢滑走)
2016年06月05日 岩手山-登山(馬返し)
2015年04月19日 岩手山-山スキー (ハート沢滑走)
2012年06月23日 岩手山-登山(焼走り)
(その他の岩手山の関連記事はこちら)
今回(7月8日)は7月連休の遠征に向けて足慣らし。
やす氏と岩手山の馬返しルートをピストンすることにした。
岩手山山開き(7月1日)の翌週にあたる7月8日(土)の記事である。
この日は晴天で朝早くから登山口駐車場は賑わっていた。
毎年恒例の7月3連休での登山遠征を前に、馬返しの急登をピストンして脚を慣らすことが目的でもあった。
同行するのはいつもの山友のやす氏である。
いっしょに7月連休では長野方面へ遠征する予定であった。
登山届を提出し登山口を出発する。
前回登ったのは4月。
4月は残雪期のスキー山行でありスキー靴での登山だった。
今日はスキー板も背負っていないので4月の時に比べたらかなり身軽である。
しかし、出発早々に汗をかいた...
この暑さに苦戦しそうだった...
1合目まではいつものペースだったが、2~3合目にかけて徐々にペースが落ちてきた。
旧道の3合目にてザックを下し長めの休憩をとった。
凍らせて持ってきた冷たい飲み物がとても美味い。
疲れているのは自分だけ...
同行のやす氏はまだまだ余裕の様だった。
こういう時は花でも楽しみながらゆっくり登ろうと思い、やす氏には先に行ってもらった。
春の花は既に終わり、夏の花が咲いていた。
4合目付近からは樹林も開けて見通しが良くなる。
同行のやす氏はだいぶ上を歩いていた。
樹林外へ出ても風は弱く、逆に陽射しがとても強かった。
暑さが増す一方だ...
5合目で再びザックを下ろす。
その辺の適当な岩に座って暫く休憩をとった。
またまた凍ったペットボトルの飲料水を飲む。
ザックを背負い直して再び歩き出したが、斜度がきつくてなかなか足が前に出ない。
6合目付近まで登ると漸く風が吹き始めた。
幾分涼しさを感じるようになった。
左手に山スキーの滑走ルートであるハート沢を眺める。
相変わらずここはイイ斜面だな。
6合目上部に咲くミネウスユキソウに癒される。
そして少しづつ落ちていたペースも回復していく。
何とか7合目まで登りきった。
7合目からは岩手山の御鉢がよく見えていた。
一転して平坦になった登山道を8合目小屋へ向かって進む。
その途中で4月に滑った鬼又沢のドロップポイントを覗き込んでみた。
漸く8合目避難小屋へ到着だ。
やす氏よ、大変お待たせした...
真っ先に御成清水の蛇口へと向かう。
そして冷水を一気に飲む!
正に命の水だった。
これで生き返ったかな...
8合目避難小屋まで登ってしまえば、残りの山頂までは気持ち的にとても楽である。
まあ、御鉢直下の砂地の登りは疲れるが...
その御鉢へと続くY字のルートを見上げる。
今回は比較的登り易い右ルートを選択した。
この辺りはコマクサが満開だった。
合わせてタカネスミレも満開。
イワブクロは見つからず...
もう終わった?いや、まだだっけ?
コマクサなどの花を楽しみながら御鉢へ到着した。
その先の山頂もなかなか賑わっている。
西方面には鬼ヶ城、そして裏岩手縦走路が続く。
更に遠方には秋田駒ケ岳までを眺めることができた。
平笠不動避難小屋はいつも空いているようだ。
一度は泊まってみたいが、近くに水場が無いのが痛い...
そして今回も無事登頂することができた。
お疲れさんでした。
いつもの儀式、一等三角点タッチを済ませる。
山頂には長居せず、御鉢を時計回りで一周する。
ここは高度感があるね。
天空ロードと言えよう。
御鉢周辺はコマクサ祭りだった。
御鉢周りには分岐点があり、そのまま一周するか途中から噴火口の内部へ入るか。
今回は内部入り、その中にある山頂神社を参拝することにした。
山頂神社で山での安全を祈願する。
その後は登りと同じルートを伝って8合目避難小屋まで戻った。
まだまだ山頂へ向かう登山者は絶えない。
途中で追い越してきた団体さんも最後の難関を登っていくところだった。
さて、8合目避難小屋へ戻ってみると小屋前はランチタイムで大賑わいだった。
我々もランチにすることにしたが、どうも暑くて食欲が出ず...
久々にぺヤングを持ってきたのだがお湯を沸かすこともせず。
今回は行動食のパンを食べて終わりにした。
8合目の御成清水はお土産として自宅に持ち帰るのが定番となっている。
お土産はプラティパスに1リットル。
そして下山時の飲用として別途ペットボトルに1リットルを汲んだ。
下山時にいつも眺めている謎のケルンも健在だ。
良く崩れないなと感心する。
ちなみにこのケルンをわざわざ見に行ったことがある。
平たい岩を重ねて簡単には崩れないようしっかりと組み込まれていた。
そして4月に滑走した鬼又沢を覗いてみる。
ここの滑走はとても楽しかった...
また来年滑りたいと思っている。
7合目からは登りと同じで旧道を下った。
ここから馬返しまでの急な下りは修行そのもの。
岩場を滑らないように、そして加速する身体を制御しながら下りていく。
すると徐々に膝上の筋力が落ちていくのだ。
下るに連れて気温も上昇する。
樹林に入ると風も入ることなくとにかく暑いのね...
この下りに耐えつつ、しっかり脚を慣らしておくことが今回の目的だった。
そして無事下山。
お疲れさんでした。
いつも登山口で待ち構えている森のアイス屋さんも今回は来ていなかった。
ちょっと残念だったな。
という訳で翌日には両脚が筋肉痛となり、目的通り遠征前の足慣らしを終えたのであった。
しかし翌週の3連休は期待が外れ、天候がパッとしなかった。
恒例の遠征登山は中止となった。
次回、遠征のチャンスはお盆夏休みか?
では、また山で!
(完)
この日は晴天で朝早くから登山口駐車場は賑わっていた。
毎年恒例の7月3連休での登山遠征を前に、馬返しの急登をピストンして脚を慣らすことが目的でもあった。
同行するのはいつもの山友のやす氏である。
いっしょに7月連休では長野方面へ遠征する予定であった。
登山届を提出し登山口を出発する。
前回登ったのは4月。
4月は残雪期のスキー山行でありスキー靴での登山だった。
今日はスキー板も背負っていないので4月の時に比べたらかなり身軽である。
しかし、出発早々に汗をかいた...
この暑さに苦戦しそうだった...
1合目まではいつものペースだったが、2~3合目にかけて徐々にペースが落ちてきた。
旧道の3合目にてザックを下し長めの休憩をとった。
凍らせて持ってきた冷たい飲み物がとても美味い。
疲れているのは自分だけ...
同行のやす氏はまだまだ余裕の様だった。
こういう時は花でも楽しみながらゆっくり登ろうと思い、やす氏には先に行ってもらった。
春の花は既に終わり、夏の花が咲いていた。
4合目付近からは樹林も開けて見通しが良くなる。
同行のやす氏はだいぶ上を歩いていた。
樹林外へ出ても風は弱く、逆に陽射しがとても強かった。
暑さが増す一方だ...
5合目で再びザックを下ろす。
その辺の適当な岩に座って暫く休憩をとった。
またまた凍ったペットボトルの飲料水を飲む。
ザックを背負い直して再び歩き出したが、斜度がきつくてなかなか足が前に出ない。
6合目付近まで登ると漸く風が吹き始めた。
幾分涼しさを感じるようになった。
左手に山スキーの滑走ルートであるハート沢を眺める。
相変わらずここはイイ斜面だな。
6合目上部に咲くミネウスユキソウに癒される。
そして少しづつ落ちていたペースも回復していく。
何とか7合目まで登りきった。
7合目からは岩手山の御鉢がよく見えていた。
一転して平坦になった登山道を8合目小屋へ向かって進む。
その途中で4月に滑った鬼又沢のドロップポイントを覗き込んでみた。
漸く8合目避難小屋へ到着だ。
やす氏よ、大変お待たせした...
真っ先に御成清水の蛇口へと向かう。
そして冷水を一気に飲む!
正に命の水だった。
これで生き返ったかな...
8合目避難小屋まで登ってしまえば、残りの山頂までは気持ち的にとても楽である。
まあ、御鉢直下の砂地の登りは疲れるが...
その御鉢へと続くY字のルートを見上げる。
今回は比較的登り易い右ルートを選択した。
この辺りはコマクサが満開だった。
合わせてタカネスミレも満開。
イワブクロは見つからず...
もう終わった?いや、まだだっけ?
コマクサなどの花を楽しみながら御鉢へ到着した。
その先の山頂もなかなか賑わっている。
西方面には鬼ヶ城、そして裏岩手縦走路が続く。
更に遠方には秋田駒ケ岳までを眺めることができた。
平笠不動避難小屋はいつも空いているようだ。
一度は泊まってみたいが、近くに水場が無いのが痛い...
そして今回も無事登頂することができた。
お疲れさんでした。
いつもの儀式、一等三角点タッチを済ませる。
山頂には長居せず、御鉢を時計回りで一周する。
ここは高度感があるね。
天空ロードと言えよう。
御鉢周辺はコマクサ祭りだった。
御鉢周りには分岐点があり、そのまま一周するか途中から噴火口の内部へ入るか。
今回は内部入り、その中にある山頂神社を参拝することにした。
山頂神社で山での安全を祈願する。
その後は登りと同じルートを伝って8合目避難小屋まで戻った。
まだまだ山頂へ向かう登山者は絶えない。
途中で追い越してきた団体さんも最後の難関を登っていくところだった。
さて、8合目避難小屋へ戻ってみると小屋前はランチタイムで大賑わいだった。
我々もランチにすることにしたが、どうも暑くて食欲が出ず...
久々にぺヤングを持ってきたのだがお湯を沸かすこともせず。
今回は行動食のパンを食べて終わりにした。
8合目の御成清水はお土産として自宅に持ち帰るのが定番となっている。
お土産はプラティパスに1リットル。
そして下山時の飲用として別途ペットボトルに1リットルを汲んだ。
下山時にいつも眺めている謎のケルンも健在だ。
良く崩れないなと感心する。
ちなみにこのケルンをわざわざ見に行ったことがある。
平たい岩を重ねて簡単には崩れないようしっかりと組み込まれていた。
そして4月に滑走した鬼又沢を覗いてみる。
ここの滑走はとても楽しかった...
また来年滑りたいと思っている。
7合目からは登りと同じで旧道を下った。
ここから馬返しまでの急な下りは修行そのもの。
岩場を滑らないように、そして加速する身体を制御しながら下りていく。
すると徐々に膝上の筋力が落ちていくのだ。
下るに連れて気温も上昇する。
樹林に入ると風も入ることなくとにかく暑いのね...
この下りに耐えつつ、しっかり脚を慣らしておくことが今回の目的だった。
そして無事下山。
お疲れさんでした。
いつも登山口で待ち構えている森のアイス屋さんも今回は来ていなかった。
ちょっと残念だったな。
という訳で翌日には両脚が筋肉痛となり、目的通り遠征前の足慣らしを終えたのであった。
しかし翌週の3連休は期待が外れ、天候がパッとしなかった。
恒例の遠征登山は中止となった。
次回、遠征のチャンスはお盆夏休みか?
では、また山で!
(完)
秋の岩手山 七滝コース
岩手山-鬼又沢滑走2019.4
岩手山-登山(2018.8 不動平小屋泊)
岩手山-登山(2018.7 山開き)
岩手山-山スキー(鬼又沢滑走)②
岩手山-山スキー(鬼又沢滑走)①
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Posted by PALOMON at 22:34│Comments(0)
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