今年は雪解けが早かったせいか。
やけに牧草が青々としている...
見るからに経塚山の白さにも物足りなさを感じる。
<経塚山と金ケ崎駒ケ岳>
すっかり雪の無くなった林道を登山口へ向かい車を進める。
すると登山口手前の路側に白い花を発見した。
キクザキイチゲが咲いていた。
今年はまだ一度も見ていなかったな。
車を降りて1枚撮影しておこう。
登山口駐車場(うがい清水)へ到着したのは9時半ころ。
既に10台ほどの車が停めてあった。
天気も良いし、この時期として今日の入山具合はまずまず。
既に皆さん出発している様だ。
ここで独り入山の準備を整える。
スキー靴ではなく久しぶりの登山靴だ。
そしてスパッツ装備も久しぶり。
クマ鈴をザックにぶら下げて、鈴の音を鳴らしながら出発する。
▲09:40 うがい清水出発
登山口付近もこの1ケ月間ですっかり雪が無くなった。
(3月20日の様子はこちら)
登山道には雪は無く、昨年の枯葉が積もっている。
その隙間、やや陽当たりの良い場所に紫色のスミレが多く咲いていた。
スミレは種類も多く、名前はさっぱり分からず...
その他、ショウジョウバカマが登山口付近に多く咲いていた。
そして登山道はブナ林へと入っていく。
この辺りは立派なブナの樹だらけだ。
空を見上げればブナの芽吹きは未だだった。
こちらはコシアブラでしょう?
まだまだ芽吹いたばかり。
もっと育った頃に天ぷらで頂きます...
▲10:10 四等三角点
四等三角点までの登山道は割と平坦である。
ここまで30分程度と、ウォーミングアップとして丁度よい感じ。
この先は少々面倒な登山道になってくる。
四等三角点を過ぎた辺りで昨年11月に一緒に登ったSさんにお会いすることが出来た。
Sさんだが、昨日は単独で金明水小屋へ泊ったとのこと。
今日は経塚山越えて、冬季限定のあのルートを戻って来たようだ。
今年の雪は大分少ないが、まだまだ経塚山までは行けるんだ...
乾いた登山道は気持ちよく歩ける。
しかし、徐々に雪解け水が登山道へ流れ込み足元はぬかるみ始めた。
標高を800mまで上げる。
すると漸く登山道沿いに里山の春の花代表「カタクリ」が見られるようになってきた。
カタクリも今年初。
とても綺麗に咲いていた。
さて、カタクリ地帯を過ぎて行くといよいよ積雪が現れる。
登山道脇は大きな雪庇帯となっている。
この緩んだ雪上を歩くと沈んだり滑ったりと結構疲れる...
ここは左へ寄り、なるべく露出している登山道を歩くようにした。
▲10:35 下賽の河原
▲10:45 上賽の河原
上賽の河原の展望はとてもイイものである。
こちらは今日の目的、金ケ崎駒ケ岳の山頂。
山頂神社までが良く見えていた。
その後の鞍部からは残雪も多かった。
最後の急登は蹴り込んで慎重に登る。
山頂周辺に発達した大雪庇。
なかなか見応えがある。
▲11:00 金ケ崎駒ケ岳山頂
1ヶ月ぶりの登頂、お疲れ様でした。
山頂へ到着時、3名の方が滞在中であった。
しかし天気に恵まれイイ景色が広がる。
1ケ月前とは大違い...
残雪の山並みが美しい。
<経塚山>
<牛形山>
<白子森~鷲ケ森山>
<夏油高原スキー場>
山頂は晴天に限る...
これらの景色を眺めながらノンアルビールを頂くことに。
早速ザックから取り出して雪へと埋めた。
はい、冷たくてとても美味い!
その後のランチはカップラーメン。
食後にコーヒーとおやつのどら焼き。
お湯のみ沸かして、いつものパターンで...
今日は山頂で休憩中だったGOGOさんとYTKさんへお声がけ頂いた。
お陰様で山頂での一時を楽しく過ごすことができた。
(ヤマレコではいつも拝見させて頂いております。)
いろいろな山グッズを担ぎ上げて、山を満喫されている姿が印象的。
とてもイイね!
▲12:00 下山開始
GOGOさんYTKさんへ別れを告げ、先に下山することに。
下りでは緩んだ雪上を選んでズンズン下り進む。
雪庇帯の上も気を付けながら通過。
雪庇帯が終わり、再びカタクリ地帯へやってきた。
足を止めてカタクリの撮影...
これぞ春の里山。
最後は登山道から林道へ下山した。
林道沿いのコシアブラもまだまだ小さく、今日は収穫無しに駐車場へと戻った。
▲12:50 登山口駐車場
無事下山、お疲れさんでした。
今日は山行計画が無かったが、天気も良いしちょっとだけ山に入りたかった。
で、ここが自分の中で、「ちょっと行ってくる山」、「トレーニングの山」となったのは昨年から。
まあ、GW前はできるだけ山スキーしていたかったのだが...
そんなGW。
月山~鳥海山へ誘われているが、なんとも前半は天気が微妙...
では、また山で!
(完)
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