登山口までの車道除雪状況がとても気になっていた。
しかし、K氏の事前情報の通り。
登山口まで残り1.9kmの地点まで車で進むことができた。
これはありがたいが、まだ3月...
2年前に訪れたのは4月中旬だったが、やはり車で入れたのはここまでだった。
尚も今季の雪不足を感じる...
意外にも朝6時半の時点で既に4台の駐車があり。
結構な数の登山者が山へ入っているのか?
早速、スキーにシールを貼るなど山行きの準備を整える。
▲6:45 除雪最終地点 出発
今日のメンバーはS氏とK氏の3名での山行き。
この3名での山行きは1年ぶり。
(鎌倉森~姥倉山の記事はこちら)
私は山スキーで、他の2人はスノーシューを装着して出発する。
林道(車道)を暫く歩き、その途中から右手へと反れていく。
若干のショートカットをしながら登山口の「うがい清水」へと向かった。
おっ!?
暖かい昨今、既に開花か?
よく見ればドライフラワー。
▲7:25 うがい清水
若干藪が厄介だったが、40分ほどで登山口のうがい清水へ到着した。
ここの清水だが、駐車場から見て夏道の登山口よりも更に奥にある。
その為、今まで飲んだことがなかった。
今日は折角なので、この清水を一杯飲んでからここを出発した。
登山口からは登山道に従って進む。
いつものながら、ここのブナ林の景色は美しい。
まだまだ色も無いが...
この景色も楽しみながら進んでいく。
ブナ林からの登り斜面はやや硬めの雪面だった。
シールは後ろに滑ってしまい少々登り難い箇所もある。
足の速い2人にやや遅れながら登っていく。
下山してきたのは高校の山岳部か?
ここで15名ほどの団体さんに出会った。
話を聞けば、この先1,000m地点の樹林帯でテント泊したらしい。
上部は強風で状況は良くないとのこと...
経塚山までは厳しいか...
このブナ林も、風は入っては来ないもののゴーゴーと物凄い音をたてている。
その後、我々も雪庇帯へと到着する。
この雪庇上だが、未だヒビ割れは進んでいなかった。
ここは安心して通過できた。
しかし次第に雲の中へ入り、視界も悪くなっていく。
▲8:55 上賽の河原
上賽の河原の標柱が雪庇帯から左手に見えていた。
尾根もピークへ近づき、樹林帯も背の低い木々へと変化していく。
さて、尾根のピークから若干の下りへと差し掛かる。
ここは積雪が薄いうえ、藪も濃い。
前回はここでスキーを脱いだ記憶がある。
しかし、今日はスキーを外すことなく、何とかここを通過することができた。
一度下った後、山頂へ向かって最後の登り返しとなる。
ここは急登である。
雪面の状態もガリガリ...
スノーシューの2人に遅れて最後の登りをジグザグに登る。
▲9:15 金ケ崎駒ケ岳山頂
久しぶりの金ケ崎駒ケ岳へ登頂。
山頂にできた雪庇の上から山頂の奥宮を撮影した。
山頂から先は視界も悪く、風も強め。
体力的にも時間的にも余裕はあるのだが...
残念ながら「経塚山」への縦走はここで諦めることにした。
★ここから経塚山までの記録はこちらをどうぞ。
神社の建物に隠れて風を防ぎ、いつものおやつを食べる。
2人は温かいカップラーメンを食べていた。
さて、黙って座っていれば次第に寒くなる。
そろそろ下山と、スキーからシールを剥がしてザックへ収納した。
私はヘルメットとゴーグルで滑走の準備。
下山はスノーシューの2人とは別ルートをとらせてもらうことにした。
▲9:55 下山開始
駒ケ岳山頂の斜面はガリガリ状態だったので一先ず降りる感じで滑る。
一度登り返して、賽の河原付近の斜面を滑るも、やはりここもガリガリだった。
下賽の河原付近からは登ってきた夏道上を一本反れて北側の尾根へ向かった。
前回もこの樹林帯を滑った。
雪面の硬さは先程よりもやや緩んでおり滑り易くなっていた。
樹林密度も薄く快適な滑りを楽しむ。
最終的には元のルートへ戻らなければならない為、少し谷側の様子を見ながら滑った。
沢越えを気にしていた。
沢の流れる音が聞こえ、上部から沢を眺めると雪が繋がっていない。
しかし、前回沢越えした場所だけは無事に雪が繋がっていた。
そこを慎重に超える。
その後は緩やかなブナ林を滑って林道へと降り立った。
やや登りの林道をスキーのまま歩いて登山道駐車場へと向かった。
▲10:30 うがい清水
駐車場の様子はこんな感じである。
この辺りにはスノーシューの足跡やスキーの跡も見られた。
帰りは林道に沿って滑ることにした。
▲10:40 除雪最終地点
駐車場へ40分かけて登った林道を7分程で滑り降りる。
2人とは別ルートで一足先に下山させてもらった。
駐車されていた4台の車も出発時と変わりなかったが...
途中ですれ違った団体さんの車ではなかったのかな?
さて、できれば経塚山まで行きたかったところだが...
時間的に余裕はあったが今日の天候ではしょうがないな。
雪はまだ大丈夫そう。
またの機会に行きたいものだ。
<今日のルート>
では、また山で!
(完)
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