2014年04月20日
金ケ崎駒ケ岳~経塚山-山スキー①
日程:2014年4月19日(土)日帰り
天気:晴
▲経塚山(きょうづかやま)
標高:1,372.4m
岩手県奥州市
国土地理院地形図へのリンク
▲金ケ崎駒ケ岳(かねがさきこまがたけ)
標高:1,129.8m
岩手県金ケ崎町・北上市
国土地理院地形図へのリンク
<ルート>
◎除雪最終地点 ~ うがい清水 ~ ▲金ケ崎駒ケ岳 ~ ▲経塚山(ピストン)
<関連記事>
2012年11月11日 金ケ崎駒ケ岳-登山
週末は山スキーの相方と岩手山を狙っていたのだが、都合が合わずにキャンセル。
天気は良さそうだし... とにかく何処かへ行きたい!
そんな中、山仲間のS氏より「冬期限定ルート、経塚山へ行こう!」と誘われる。
S氏はこのルートを楽しみにしていたようだ。
自分も他のブロガーさんの情報を参照し、この「冬期限定」というところに興味を持っていた。
そういうことで迷わずOK! S氏に同行させていただく。
早朝、S氏が自宅にやってきた。
S氏は良き山仲間であるが、ある意味「単独行者」でもある。
北アルプスや大雪山系の山へと、知らぬ間に単独で遠征してしまう。
同行するのは昨年の9月以来だな。
彼はスノーシュー、自分は山スキーでの山行きである。
自分の車に荷物を移し、山へ向かって自宅を出発した。
金ヶ崎町へと入り、県道37号から林道へと右折する。
(下記の看板が登山口への目印)
道路脇の牧場から今日の目的地である「経塚山」を眺めた。
経塚山の標高は1,300m程だが、岩手の山はまだまだ雪山だ。
林道を暫く進むと除雪が途絶えてしまうが、これは予想通り。(ちょっと期待していたが...)
本来の登山口(うがい清水)まではあと2km弱といったところだ。
今日は我々が一番乗りの様だ。 ここで登山準備を開始する。
我々が準備中に6名のパーティが車で到着した。
さて、自分の山の装備はいつも通りである。
シールをスキーに貼り付け、ヘルメットと6本軽アイゼンをザックにぶら下げた。
▲6:30 除雪最終地点 出発
では、雪上をシール歩行で出発。
朝なので雪が凍って硬く、更に凸凹していて歩きにくかった。
しかも、木の枝や針葉樹の葉がいっぱい落ちていてちょっと邪魔...
赤リボンの目印から林道を右手に反れて樹林へと入る。
林道はカーブしているのでこっちの方がちょっと近い。
その林道を上から眺めた。 この辺も今年は雪が多い方かな?
▲7:05 うがい清水
うがい清水の駐車場も完全に雪に埋まっていた。
こちらの赤鳥居は駒形神社奥宮への参拝口。
ここから夏道(登山道)に沿って登ることにする。
出だし早々、雪が途切れてスキー板を外した箇所もあった。
金ヶ崎駒ヶ岳へ登るのは2回目だ。 (2012年11月11日 金ヶ崎駒ヶ岳-登山)
前回は一昨年の11月に登ったのだが、紅葉も終わっていた。
敷き詰められた落ち葉の上を歩いたのだが、やはり紅葉時期や新緑時期に歩きたい場所だ。
なかなか立派なブナの樹である。
その根元の周りに雪が無いのは、太陽光の熱が吸収され幹を伝わって根元の雪を融かすから。
そんなことをS氏に教えてもらう。 ツリーホールと言うみたい。
さてさて、進むにつれて斜度も上がってくる。
そんな中、S氏の登りは力強かった。
今日は殆どS氏に先導してもらい標高を上げた。
▲8:10 雪庇地帯
最初の雪庇地帯に到着する。
登山口から樹林帯を木ばかり見て歩いて来る。
ちょっと景色に飽きてきたところに登場する雪庇は見応えもあるな。
ただ、雪庇には近づかないようにしよう。
雪庇地帯を越え、樹林も開けて見晴らしが良くなってきた。
左手に今日の最終目的地の経塚山を眺めることが出来た。
S氏は言う。 「意外と近い」と...
そうか...元気だな。 自分には、あそこは結構遠くに感じた...
樹林を抜け広々とした場所へ到着する。
そして、その先に金ヶ崎駒ヶ岳の山頂を確認した。
山頂に駒形神社奥宮がポツンと建っているのが確認できた。
シール歩行も2時間を超える。
今年2月から使用しているスキー靴、コーチス・ライトプロだが、若干踝(くるぶし)の内側が当たって痛くなる。
滑走時もバックルを締めるとこの部分が圧迫される。
自分でドライヤー熱成型をして以来、少しは良くなった気もするが、快適に歩くにはもうちょっと調整が必要だな。
▲8:40 下賽の河原
こういえばこんな場所があった。
尚も緩やかな尾根道を登る。
▲8:55 上賽の河原
下があるなら上もある。
上賽の河原。 石が積み上げられ、それらしい雰囲気になっている。
登り続けてきた尾根も終にピークとなった。
ピークでは雪が途切れて藪になる。
夏道は左側だ。 スキーを外して左側からピークの裏へと回り込む。
スキーを外したのは一瞬だけで済んだ。
尾根のピーク裏側から再びシール歩行を開始する。
その正面には駒ヶ岳山頂。 いよいよ第一の山頂が近づいてきた。
駒ヶ岳山頂への斜面は斜度がキツイ。
雪が融けて柔らかく、足を踏み出すとシールがズルリと滑る。
ここは登りに苦労、ジグを切って無理せずにゆっくりと登った。
▲9:15 金ヶ崎駒ヶ岳 山頂
S氏に遅れてようやく駒ヶ岳へ登頂した。
一先ずここまで、お疲れさんでした!
山頂神社の脇で休憩、ザックを下してここへ座った。
前回へ来た時は曇りで何も見えなかった。
今日は最高にイイ眺めだ!
正面のピークが今日の最終目的地、経塚山である。
自分の感覚では、やっぱり近くない...
休憩でいつも通りの「どら焼き」でエネルギーを補給。
それに加えて賞味期限が切れていた「ショッツ・エナジージェル」を1個使用する。
ショッツは何時からか、ザックに入っていた...
まあ、期限切れは半年前だから大丈夫だろう。 エネルギーは十分に補給できた。
駒ヶ岳山頂には20分くらい滞在していた。
スノーシューのS氏は経塚山へ向けて先に出発する。
自分はここからシールを剥がしてコルまで滑走することにした。
滑走の準備をしているところへ先ほどの6名のパーティーが到着。
今日はみんな経塚山を目指すとのことだ。
ちょっとだけその様な会話し、自分も経塚山へ向けてお先することにした。
さて、ここからが冬期限定ルート。
経塚山を目指そう。
(その2へ続く)
この記事へのコメント
金ヶ崎駒ヶ岳は、小学校5年で学校の行事で登りましたよ~
地元金ヶ崎なので★
経塚山は通ってた小学校からみる形より、水沢あたりからみた形が好きですね~
地元金ヶ崎なので★
経塚山は通ってた小学校からみる形より、水沢あたりからみた形が好きですね~
Posted by 結斗パパ at 2014年04月21日 05:08
▼ 結斗パパさん
こんにちは。
あれ、金ヶ崎の出身でしたか~
金ヶ崎出身の後輩に聞いたら、やはり遠足で駒ケ岳へ登ったと言ってましたよ。
経塚山はなかなかいい形ですよね!
夏にも夏油方面から登ってみたいところです。
こんにちは。
あれ、金ヶ崎の出身でしたか~
金ヶ崎出身の後輩に聞いたら、やはり遠足で駒ケ岳へ登ったと言ってましたよ。
経塚山はなかなかいい形ですよね!
夏にも夏油方面から登ってみたいところです。
Posted by PALOMON at 2014年04月21日 08:18
こんにちは。
経塚山の雪山へは行かないと思いますが、参考までにGPSのトラックデータをUP出来ませんか?
どんな所を滑ったのか気になります。差し支えなければで結構ですよ。
意外とGPSデータを公開してる人は少ないのですから。
経塚山の雪山へは行かないと思いますが、参考までにGPSのトラックデータをUP出来ませんか?
どんな所を滑ったのか気になります。差し支えなければで結構ですよ。
意外とGPSデータを公開してる人は少ないのですから。
Posted by isam at 2014年04月21日 13:15
▼isamさん
こんにちは。
GPSデータについて了解しました。
もう少々お待ちください。
こんにちは。
GPSデータについて了解しました。
もう少々お待ちください。
Posted by PALOMON at 2014年04月21日 18:16