焼石連峰・金明水小屋泊-登山③

PALOMON

2014年09月11日 22:24


日程:2014年9月5日~6日(1泊)
天候:晴|曇 |

▲経塚山(きょうづかやま)
 標高:1,372.4m
 岩手県奥州市
 国土地理院地形図へのリンク

▲焼石岳(やけいしだけ)
 標高:1,547.7m
 岩手県奥州市 
 日本二百名山


<ルート>
 初日 : 中沼駐車場 ~ 金明水小屋(直登コース)▲経塚山(金明水小屋ピストン)
 2日目: 金明水小屋 ~ 東焼石岳 ~ ▲焼石岳 ~ 銀明水小屋 ~ 中沼駐車場

<関連記事>
2014年4月19日 金ヶ崎駒ヶ岳~経塚山-山スキー
2013年6月 9日 焼石岳-登山(中沼)
2013年4月20日 焼石岳-山スキー(つぶ沼付近)

<その1> <その2からの続き>
7:50 中沼駐車場出発 ~ 8:20 尿前沢 ~ 9:30 ガレ場 ~ 9:45 小さな看板 ~ 10:45 金明水小屋
11:40 金明水小屋 ~ 12:45 賽の河原 ~ 13:15 経塚山 ~ 13:35 下山開始 ~ 15:10 金明水小屋




初日は中沼駐車場から金明水小屋へ直登、さらに経塚山をピストンした。
全て初めて歩くルートでとても楽しめた。
そして夜は大宴会。
持ち寄ったお酒で盛り上がり、おいしい料理もいっぱい食べて最高の山泊。

2日目は金明水からの縦走ルート。 焼石岳を目指す!


金明水小屋の前で揃って記念撮影。
美味しい金明水もボトルに確保しておいた。

▲7:30 金明水小屋 出発
いざ出発!
さよなら、金明水。


少し登ってお世話になった金明水小屋を振り返った。
天竺山の麓にポツンと建っていた。


夕べの雨は全く影響がなかった。
遠くの山々を広範囲に見渡すことができたのだ。

北方には早池峰山から姫神山まで、北上山地の山々が良く見えた。
しかし、岩手山だけはハッキリ分からなかったな。
南方には栗駒山がすごく近くに見えていた。


昨日登った経塚山。 存在感がある。


▲8:00 牛形分岐
30分程で牛形分岐まで登ってきた。
牛形分岐とあるが、ここから牛形山への登山道は無い。
昔はここから続いていたのだろう。


六沢山まで1.7km、焼石岳まで4.8km。


平地は曇りかな?
薄めだが、雲海が広がっていた。


縦走路にはいろいろな花が咲いていた。
こちらはチョウジギクとハクサンイチゲ。
チョウジギク(丁子菊)の形は変わっているな...


ハクサンイチゲは春の花だが、この時期にこんなに咲いているとは思わなかった。
もう紅葉時期なのに。 紅葉をバックにハクサンイチゲを撮るのもおもしろそうだ。

▲9:10 六沢山
ここが六沢山か。
国土地理院の地形図にはこの山の名前は書かれていない。


ここで久しぶりに「どら焼き」が出る。
やっぱ山のおやつは個人的にこれだぁ。
そして山の中で食べるのね。 朝食で食べたらダメよ!

六沢山から東焼石岳へ向かう縦走路はとても素晴らしい。

この景色にみんなから歓声!


ホント、最高の縦走路である。
紅葉が進めばもっと凄い景色になりそう... また訪れたい...


縦走路の北側には沼も見えていた。
この沼に名前はあるのかな?


▲9:40 東焼石岳
前回6月末に雨の中ここへ登った。 (こちらから)
晴れていればこんなに良い景色が広がるのね...



ここでも休憩、パンを1つ食べた。
そして次に目指すは焼石岳山頂だ。

「焼石岳へ行くの?」という声も聞こえたが...
天気が良いので、今日は行くしかないでしょう!


▲10:20 姥石平
ハクサンイチゲの咲いていない姥石平は何か物足りないな。


過去画像ではこんな感じ

でも、よく見ればミヤマリンドウが多く咲いていた。
これは見応えあり。


なんか春の姥石平の記憶ばかりが過ぎる。
いつも登山道には水が流れている印象しかないな。

先日行った黒部の雲ノ平ってこんな感じ? と聞かれた。
雲ノ平と比較かぁ、何とも答えようがないな。
そんな中で、S氏がそれを鼻で笑ったから... この辺りからS氏が弄られ始める。


焼石岳最後の急登を登る。


ここから見下ろす景色はいつも素晴らしい。
昔の事だが、あの辺に牧場があったらしいな。 信じられない。


▲10:45 焼石岳
みんなで登頂! お疲れ様でした。


はい、一等三角点へタッチ。


そうそう、三角点へはタッチしないと駄目ね。
ピロリさんもタッチ!


長閑な焼石岳山頂であった。
ここでも長めの休憩をとる。
メンバーを見ると、みんなよくまあ食べているな、と思った...

楽しい登山もタラさんのおかげ。(左)
S氏はみんなにいろいろと弄られていた...(右)


焼石岳から下り始めるが、右膝に痛みが出始めていた。

右膝は下りで曲げた時に痛みが出る。
まあ、今回が初めてではない。 ここは我慢するしかないな...

姥石平を通り過ぎ、そのまま銀明水を目指した。
銀明水までの長い下りだが、膝痛のおかげで余計に長く感じた...


秋の花は興味も薄くあまり知らなかったが、今回メンバーに教わっていろいろと覚えた。


ゴマナとシロバナニガナ。
ゴマナは食べれるらしい。
ゴマなだけにゴマ和えで? 月山で食べたんだってね。


こんなところにシナノキンバイ。 大きい!
最近まで雪渓が残っていたのだろう。


▲12:30 銀明水小屋
姥石平から銀明水小屋まで、今日の登山道はいつもより長く感じた。


銀明水で給水後、銀明水小屋の中に入って休憩をとった。
そんな中で、ピロリさんからピーターパンのパンを頂いた。
とても美味しくて、実に懐かしい! 御馳走様でした。

私の実家とピロリさんの自宅が意外にも近くだった。

ピーターパンはその近所に昔からあるパン屋さん。 
今度は自分で買いに行って、そしたらまた山で食べたいな。


小屋で休憩しているとsyasyuさんが我々に追いついた。
金明水~経塚山ピストン~東焼石岳~南本内岳~焼石岳~銀明水。
それでここで追いつくなんて、歩くの早いなぁ。 サンダルなのに...
ということで、銀明水でいっしょに記念撮影!

▲13:10 銀明水出発
下山時は引き続き右膝痛が続いた。
まあ、中沼まで急な場所はないのでゆっくりと歩こう。


いろいろな花を見ながら下って行く。
沢には魚もいたとか... そして中沼まで戻ってきた。

中沼の湖畔。
焼石連峰が中沼に綺麗に映るポイントである。

風も差ほどなく、鏡のように景色が綺麗に映る。


でも残雪時期や紅葉時期の写真はもっと素晴らしいだろう。
さて、あとは中沼から駐車場へ下るだけだ。


最後の最後まで気を抜かず、痛みも我慢して進む。


▲14:40 中沼駐車場
皆さん、無事に下山。 お疲れ様でした!
登山靴をサンダルに履き替え、スッキリした。

下山後は温泉でしょう。
中沼駐車場から全員で温泉「ひめかゆ」へと向かった。

タラさんや叔父に、温泉からあがるの速いと言われたな。
S氏も自分も、いつも通りなのにね...

そして温泉後の牛乳は美味い。
でも、皆につられて、更にソフトも食べた。


自然薯のソフトで盛り上がっていたが、そんなの無かった。
それは、じゅうねんゴマのソフトのようだったが、それも無かったよ...

いつも自分達のメンバーは多くても4~5名くらいだ。
それが今回は総勢12名。
今までとは違うスタイルの登山であった。

そして避難小屋への1泊。
更に宴会、12名分の豪華な料理など...
タラさん始め、皆様には大変お世話になった。 とても感謝している。

叔父と登山できたことも素直に嬉しい。

常にワイワイとハイテンションな女性陣。
S氏が皆に弄られているあたりも密かに楽しめた。
天気も良かったし、ホント楽しいところだらけの焼石登山であった。

地元の山もこんなに良かったのだが...
さて、次回3連休は、北アルプスへ行くぞ!?

(完)




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