2014年09月08日
焼石連峰・金明水小屋泊-登山①
日程:2014年9月5日~6日(1泊)
天候:晴|曇 |
▲経塚山(きょうづかやま)
標高:1,372.4m
岩手県奥州市
国土地理院地形図へのリンク
▲焼石岳(やけいしだけ)
標高:1,547.7m
岩手県奥州市
日本二百名山
<ルート>
初日 : 中沼駐車場 ~ 金明水小屋(直登コース) ~ ▲経塚山(金明水小屋ピストン)
2日目: 金明水小屋 ~ 東焼石岳 ~ ▲焼石岳 ~ 銀明水小屋 ~ 中沼駐車場
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地元岩手の焼石連峰。
その奥地に「金明水小屋」はひっそりと佇んでいる。
総勢12名、山小屋泊、宴会有りなどなど...
今回の山行きは今迄と違った楽しさがあった。
12名もの山行きメンバーを山泊行程で率いるには強力なリーダーが欠かせない。
企画兼リーダーは地元山岳会でも皆を率いて活躍されているタラさんである。
みんながタラさんを尊敬している。 (たぶん...)
タラさんとはブログ上で少々のお付き合いがあった。
今年の残雪期に経塚山での山スキーでお会いした事が切っ掛けである。
その際に私の叔父が同山岳会に所属していることを知り、今回の同行を計画してくれた。
同じく経塚山でお会いしたchemさんとも初めての山同行。
chemさんには何度か山へ誘われ、すべてその都度お断り...
それはホントに都合が合わなかっただけである。
私側の山行きメンバー、S氏も経塚山で知り合ったことから同行する。
その他、7名のメンバーとは初めまして!
▲7:15 中沼駐車場 到着
集合場所は焼石岳の登山口の中沼駐車場、S氏と2人でここへ乗り込んだ。
他のメンバーも全員予定通りの時間に到着した。
そして私の叔父とも久しぶりの再会だ。
何年振りかも忘れたな... あの爺さんの葬式以来か...
事前にメンバー表が配布されていた。
皆で挨拶を交わし意気投合!
▲7:50 中沼駐車場 出発
今日は初めて歩くこのルートを楽しみにしていた。
「山と高原地図」などの市販地図ではここは破線ルートである。
興味はあったのだが踏み入ることはなかった。
さて出発。 リーダータラさんが先導する。
注意していたが、早々と顔を蚊に刺される。
初めは平坦な道のりだ。
そもそも、ここは林道(廃道)だったようだ。
倒木を跨ぎ、小さい沢も跨ぎ、林道跡を越えていく。
▲8:20 尿前沢
沢の音が聞こえてきた。
音から想像して大きな沢と思われた。 もしくは昨日の雨で流量が多いのか?
沢に下りて見れば、その尿前沢(しとまえさわ)はとても綺麗な沢であった。
この沢の渡渉を気にかけていた。
計画書にも、「前日の雨量によってはコースを変更することも有り」と書かれていた。
さて、渡渉は如何に?
リーダーが的確な渡渉ポイントを支持する。
沢の流量によっては裸足になって渡ることも有るようだ。
今回はそのまま(登山靴で)突破である。
前のS氏は早くもここでジャブジャブと水の中を歩いた...
S氏の雑な行動を見ていておもしろかったが、安全に渡れたことが何よりだ。
渡渉が終われば次は急坂である。
左に切れているのでここは注意も必要。 上から沢を見下ろす。
渡渉はあったものの、破線ルートの割に分かり易い道である。
急坂の一部には補助用ロープの設置も見られそれに安心させられる。
藪漕ぎもなく、予想以上に歩いていて楽しいルートだ。
▲9:30 ガレ場
ブログの写真でよく見かけるガレ場である。
ここは登らずに左にトラバースして進む。
さて、今日の女性陣はテンションが高かった。
このブログに何を書かれるのか... なんて思っているようだ。
そう、このブログを知っていてくれたんだなぁ。 嬉しかった。
前方ではいろいろな話しで弾んでいる。
キノコがあれば「食べれるのか?」 なんて...
今日の夕食の鍋にでも入れようとしているのか?
それは遠慮願いたいと思って後ろを歩いていた。
自分は小さい頃に父にキノコ採りに連れられて山を歩いた。
小学生なのにキノコにはそこそこ詳しかったが... (今はもう忘れたが)
その頃の秋、キノコを無理やり食べ過ぎたか?
松茸以外の天然キノコにはもう食べる興味もないな...
キノコにはハズレもあるからね。
▲9:45 小さな看板
「旧コース・コース新道」と書かれた、古びた看板があった。
ここからの旧道は昔は利用したが、今は廃道とのことだ。
山岳会の方は流石に山に詳しい。
私の叔父は最後尾を歩いていた。
最年長で若干の遅れも見られたが、それは全く心配無用とのこと。
叔父の登山活動について詳しく聞いたことはなかった。
登山経験は豊富、山岳会に入っていることくらいは分かっていたが。
小さい頃、親戚一同集まる正月に「雪山に行ったので今日は来ない」と従弟が言ってたな...
厳冬期の雪山に入っているくらいだから、そこそこ凄いことやっているのだろうという記憶だ。
そんな叔父がタラさんのブログに度々登場するものだから...
自分も登山を楽しむようになり、叔父といっしょに登山したいという気持ちはちょっとした願いでもあった。
叔父は少し遅れて歩いてきた。
休憩ではザックを捨てて、おにぎりや大福の食料を皆よりよく食べていた。
これは確かに、どう見ても心配無用だった。
樹林が開けたところで前方に金明水小屋を発見する。
もう少しであそこだな。 目標が見えれば元気も増してくるものだ。
ルートの終盤に再び尿前沢に出た。
終盤に現れたこの沢景色が美し過ぎて感動ものだった。
上流は当然ながら水量が少ない。
しかし上流の沢は岩が滑らかで滑り易く危険が伴う。
危険な場所ではメンバー同士の協力し合う姿が目に映る。
足場を確かめ、前者は後者を安全に誘導する。
その光景は素晴らしい。
ハイテンションの彼女らも場面に応じて素早い気持ちの入れ替え。
S氏だけ、何故か水中をジャブジャブ歩いていた。
何だよぉ... 私の連れのS氏よ。
もう靴下までが濡れているとか... 私の連れが...(体力は凄いが)
しばらく沢を歩いたが、そんなルートがとても楽しかった。
大きなシオガマ、「オニシオガマ」。
今回はこの花の名前を覚えた。 オニシオガマを撮影するイチタローさん。
▲10:45 金明水
気がつけば、そこに水場があった。
ここが金明水か!
さっそく一杯頂いた。 確かに美味い!
岩手で一番美味いという声も聴かれた。
銀明水も金明水も、焼石連峰の水は上質である。
振り向けば金明水小屋がドンと聳える。
予想以上に立派な避難小屋である。
今日はここに一泊、お世話になるのであった。
<その2へ続く>
企画兼リーダーは地元山岳会でも皆を率いて活躍されているタラさんである。
みんながタラさんを尊敬している。 (たぶん...)
タラさんとはブログ上で少々のお付き合いがあった。
今年の残雪期に経塚山での山スキーでお会いした事が切っ掛けである。
その際に私の叔父が同山岳会に所属していることを知り、今回の同行を計画してくれた。
同じく経塚山でお会いしたchemさんとも初めての山同行。
chemさんには何度か山へ誘われ、すべてその都度お断り...
それはホントに都合が合わなかっただけである。
私側の山行きメンバー、S氏も経塚山で知り合ったことから同行する。
その他、7名のメンバーとは初めまして!
▲7:15 中沼駐車場 到着
集合場所は焼石岳の登山口の中沼駐車場、S氏と2人でここへ乗り込んだ。
他のメンバーも全員予定通りの時間に到着した。
そして私の叔父とも久しぶりの再会だ。
何年振りかも忘れたな... あの爺さんの葬式以来か...
事前にメンバー表が配布されていた。
皆で挨拶を交わし意気投合!
▲7:50 中沼駐車場 出発
今日は初めて歩くこのルートを楽しみにしていた。
「山と高原地図」などの市販地図ではここは破線ルートである。
興味はあったのだが踏み入ることはなかった。
さて出発。 リーダータラさんが先導する。
注意していたが、早々と顔を蚊に刺される。
初めは平坦な道のりだ。
そもそも、ここは林道(廃道)だったようだ。
倒木を跨ぎ、小さい沢も跨ぎ、林道跡を越えていく。
▲8:20 尿前沢
沢の音が聞こえてきた。
音から想像して大きな沢と思われた。 もしくは昨日の雨で流量が多いのか?
沢に下りて見れば、その尿前沢(しとまえさわ)はとても綺麗な沢であった。
この沢の渡渉を気にかけていた。
計画書にも、「前日の雨量によってはコースを変更することも有り」と書かれていた。
さて、渡渉は如何に?
リーダーが的確な渡渉ポイントを支持する。
沢の流量によっては裸足になって渡ることも有るようだ。
今回はそのまま(登山靴で)突破である。
前のS氏は早くもここでジャブジャブと水の中を歩いた...
S氏の雑な行動を見ていておもしろかったが、安全に渡れたことが何よりだ。
渡渉が終われば次は急坂である。
左に切れているのでここは注意も必要。 上から沢を見下ろす。
渡渉はあったものの、破線ルートの割に分かり易い道である。
急坂の一部には補助用ロープの設置も見られそれに安心させられる。
藪漕ぎもなく、予想以上に歩いていて楽しいルートだ。
▲9:30 ガレ場
ブログの写真でよく見かけるガレ場である。
ここは登らずに左にトラバースして進む。
さて、今日の女性陣はテンションが高かった。
このブログに何を書かれるのか... なんて思っているようだ。
そう、このブログを知っていてくれたんだなぁ。 嬉しかった。
前方ではいろいろな話しで弾んでいる。
キノコがあれば「食べれるのか?」 なんて...
今日の夕食の鍋にでも入れようとしているのか?
それは遠慮願いたいと思って後ろを歩いていた。
自分は小さい頃に父にキノコ採りに連れられて山を歩いた。
小学生なのにキノコにはそこそこ詳しかったが... (今はもう忘れたが)
その頃の秋、キノコを無理やり食べ過ぎたか?
松茸以外の天然キノコにはもう食べる興味もないな...
キノコにはハズレもあるからね。
▲9:45 小さな看板
「旧コース・コース新道」と書かれた、古びた看板があった。
ここからの旧道は昔は利用したが、今は廃道とのことだ。
山岳会の方は流石に山に詳しい。
私の叔父は最後尾を歩いていた。
最年長で若干の遅れも見られたが、それは全く心配無用とのこと。
叔父の登山活動について詳しく聞いたことはなかった。
登山経験は豊富、山岳会に入っていることくらいは分かっていたが。
小さい頃、親戚一同集まる正月に「雪山に行ったので今日は来ない」と従弟が言ってたな...
厳冬期の雪山に入っているくらいだから、そこそこ凄いことやっているのだろうという記憶だ。
そんな叔父がタラさんのブログに度々登場するものだから...
自分も登山を楽しむようになり、叔父といっしょに登山したいという気持ちはちょっとした願いでもあった。
叔父は少し遅れて歩いてきた。
休憩ではザックを捨てて、おにぎりや大福の食料を皆よりよく食べていた。
これは確かに、どう見ても心配無用だった。
樹林が開けたところで前方に金明水小屋を発見する。
もう少しであそこだな。 目標が見えれば元気も増してくるものだ。
ルートの終盤に再び尿前沢に出た。
終盤に現れたこの沢景色が美し過ぎて感動ものだった。
上流は当然ながら水量が少ない。
しかし上流の沢は岩が滑らかで滑り易く危険が伴う。
危険な場所ではメンバー同士の協力し合う姿が目に映る。
足場を確かめ、前者は後者を安全に誘導する。
その光景は素晴らしい。
ハイテンションの彼女らも場面に応じて素早い気持ちの入れ替え。
S氏だけ、何故か水中をジャブジャブ歩いていた。
何だよぉ... 私の連れのS氏よ。
もう靴下までが濡れているとか... 私の連れが...(体力は凄いが)
しばらく沢を歩いたが、そんなルートがとても楽しかった。
大きなシオガマ、「オニシオガマ」。
今回はこの花の名前を覚えた。 オニシオガマを撮影するイチタローさん。
▲10:45 金明水
気がつけば、そこに水場があった。
ここが金明水か!
さっそく一杯頂いた。 確かに美味い!
岩手で一番美味いという声も聴かれた。
銀明水も金明水も、焼石連峰の水は上質である。
振り向けば金明水小屋がドンと聳える。
予想以上に立派な避難小屋である。
今日はここに一泊、お世話になるのであった。
<その2へ続く>
この記事へのコメント
これが金明水なんですね~☺
紅葉はまだまだのようですかね~
Sさん、さすがです(*ノ▽ノ)
紅葉はまだまだのようですかね~
Sさん、さすがです(*ノ▽ノ)
Posted by 結斗パパ at 2014年09月09日 05:20
こんばんは。
今回はなんと、豪華メンバーですね。
そして、オフロードなルートですね。
金明水小屋はこんなところにこんな立派な・・・気になる存在です。
こちらはあれ以来、一切登山はしてませんが、今時期はキノコ目的の里山です。
今のところ、アミタケ、ホウキダケ、タマゴダケくらいですが・・・
今回はなんと、豪華メンバーですね。
そして、オフロードなルートですね。
金明水小屋はこんなところにこんな立派な・・・気になる存在です。
こちらはあれ以来、一切登山はしてませんが、今時期はキノコ目的の里山です。
今のところ、アミタケ、ホウキダケ、タマゴダケくらいですが・・・
Posted by 緑茶 at 2014年09月09日 23:30
わいわいと楽しそうな山行きですね。自分は超鈍足なので何時も1人で楽しみます。少し悲しいかな。(^0^)
経塚山は1度登ったことがあります。只、夏油温泉からです。夏油川を渡る橋が、壊れたとか聞いてますが、今は渡れるようになったんですかね。
中沼コースから金明水の登山道は初めてだとやはり危険ですか?
体力アップが目的なので、余り危険は犯したくは無いのですがね。
経塚山は1度登ったことがあります。只、夏油温泉からです。夏油川を渡る橋が、壊れたとか聞いてますが、今は渡れるようになったんですかね。
中沼コースから金明水の登山道は初めてだとやはり危険ですか?
体力アップが目的なので、余り危険は犯したくは無いのですがね。
Posted by isam at 2014年09月09日 23:45
▼結斗パパさん
こんばんは。
はい、初金です。
水ですが、金も銀も美味いですよ!
上部は紅葉も始まっていますよ~
次は紅葉を見に、いっしょにひと山行きましょう!
こんばんは。
はい、初金です。
水ですが、金も銀も美味いですよ!
上部は紅葉も始まっていますよ~
次は紅葉を見に、いっしょにひと山行きましょう!
Posted by PALOMON at 2014年09月10日 20:54
▼緑茶さん
こんばんは。
今回は11名です。
タラさん、Y叔父さんもいます。
今までと違った楽しい山行きでした。
キノコはマツタケ以外は遠慮ですね~
でも、焼石はマイタケのようですよ。
天然マイタケはマツタケ並に高価ですから、採りたいですね!
こんばんは。
今回は11名です。
タラさん、Y叔父さんもいます。
今までと違った楽しい山行きでした。
キノコはマツタケ以外は遠慮ですね~
でも、焼石はマイタケのようですよ。
天然マイタケはマツタケ並に高価ですから、採りたいですね!
Posted by PALOMON at 2014年09月10日 20:59
▼isamさん
こんばんは。
今までにない人数、11名で楽しい山旅でしたよ。
経塚山は4月以来2度目です。
夏油からはまだ行けないようですね。
中沼~金明水も初でした。 単独行は注意してくださいね。
徒渉もあるし、地図上も破線なので、避けていました。
今回は山岳会のリーダーがおりまして、安心して登れましたよ。
こんばんは。
今までにない人数、11名で楽しい山旅でしたよ。
経塚山は4月以来2度目です。
夏油からはまだ行けないようですね。
中沼~金明水も初でした。 単独行は注意してくださいね。
徒渉もあるし、地図上も破線なので、避けていました。
今回は山岳会のリーダーがおりまして、安心して登れましたよ。
Posted by PALOMON at 2014年09月10日 21:04