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2014年01月19日

三ツ石山-山スキー①

三ツ石山-山スキー①
日程:2014年1月18日(土) 日帰り
天候:雪 雪

▲三ツ石山(みついしやま)
 標高:1,466m
 岩手県(雫石町・八幡平市) 
 東北百名山

▼大松倉山(おおまつくらやま)
 標高:1407.6m
 岩手県(雫石町・八幡平市) 


<ルート>
 網張スキー場 (第1、2リフト利用) ~ 兎平ロッジ ~ №10プレート ~ ▲大松倉山
 ~ 三ツ石山荘 ~ ▲三ツ石山 (ピストン)

<関連記事>
2010/04/04 三ツ石山-山スキー
2009/10/04 三ツ石山-登山


2014年、シーズン1本目の山スキーは三ツ石山に決定。

三ツ石山への決定理由は初回につき「無難」といったところである。
久しぶりの山スキーということもあり、体力が心配だった。
更に安物のゲレンデ用スキー靴を履いているので、靴擦れしたりしそう...
三ツ石山までは網張スキー場のリフト2本を利用して標高を1,100mまで上げられる。

初回としては無難な山なのだろうが、やはり疲れるだろうな...



お正月にも普通のゲレンデスキーとしてココ網張スキー場へ訪れている。(記事はこちら)

今回は山スキーモード。
いつもの山スキーパートナーと私の2名での山行きとなった。
リフト運行状況を確認し、網張スキー場へは8時過ぎに到着した。
天気が悪くて空いているのか? ゲレンデへ近い場所へと駐車することが出来た。
三ツ石山-山スキー①

今日の山行きでスキー場のリフトを第2リフトまで利用する。
スキーセンター(アルペ)にてリフト1回券(300円)を1人2枚ずつ購入した。

▲8:30 網張スキー場出発
山スキーの準備も整い早速リフトへ乗る。
この時点では、雪が降ってはいるものの、風は弱くて穏やかな天気という印象だった。
最終目的地の三ツ石山まで、この天気が続いてくれればいいなと思っていた。
三ツ石山-山スキー①

リフトで楽をして第2リフト終点へと到着。
兎平ロッジの裏側で、山スキーへ向けてシール貼りなどの準備を開始する。

三ツ石山-山スキー①

今シーズンから相方の山スキー用具が新しくなっているのでチェックする。

板はSALOMONの「Faction 3.zero」の175cm。幅:142/112/132。
なんと、試乗用板で3万円くらいだったらしい。 それはいい買い物だな。
センター幅112なら、この時期のパウダーに楽しく乗れそうだ。
三ツ石山-山スキー①三ツ石山-山スキー①
シール(クライミングスキン)はテールの留め具がツインチップと相性が良いという「G3」。
しかし、シールはいろいろと気になるアイテムである。
気になるのは耐久性と、貼り直し時に雪がついてしまった場合の接着具合だ。

滑り重視の彼は、バインディングにSALOMONの「Guardian16」を取り付けた。
私のディアミールを見て、この高さが気になるとか言っていた。
このバインディングなら低位置で滑りの操作は抜群だろう。
三ツ石山-山スキー①

自分のシール「Gecko」も今シーズン初使用となる。
さてさて、2シーズン目のこのシールの耐久性はどうかな?
2枚の接着面同士をゆっくりと剥がして板に貼り付けた... ここまでは問題なし。

▲9:00 兎平ロッジ出発
兎平ロッジからスキー場のゲレンデを登り、双子林間コース途中にある№10プレートを目指す。
地元の山スキーヤーなら№10プレートといえばツアーコースの入口と直ぐに分かる場所。
三ツ石山-山スキー①

▲9:15 №10プレート前
時間は9時過ぎ、まだ第3リフトが動いていない時間である。
誰にも会うことなく№10まで登ってきた。 静かなゲレンデだった。
三ツ石山-山スキー①
さて、ここからバックカントリーエリアへと突入する。
前回が2010年4月だったから、ここを出るのは4年ぶりか...

それでは出発。
気温も低く足元は深雪フカフカの状態である。
三ツ石山-山スキー①

行く先には1本のトレースが続いていた。 今日のものではなさそうだった。
このトレースを辿りながら進んで行くが途中で終わっていた。 引き返したようだ。

序盤は樹林内ということもあり天候は穏やかである。
ここでは久しぶりの雪山に景色を楽しむ余裕がった。
青空なら申し分ないのだろうが、この天気でも景色の良さを感じながら登って行けた。
三ツ石山-山スキー①

早速、雪山の彼が挨拶。
「コンニチハ。」
三ツ石山-山スキー①

そして遅れて登って行くのが私。
写真を撮っている間に、いつも相方に離される。
お蔭でラッセルせずに...  
三ツ石山-山スキー①

▲9:40 №19プレート前
樹林外に近づいて行くと伴に風が強まる。
三ツ石山-山スキー①

この辺りは緩やかな地形だ。
若干下っている個所もあるのでシール歩行は楽。
いつもながら歩行時は脛がブーツに当たって痛くなる。
兼用靴とまではいかなくとも、ウォークモード対応のスキー靴が欲しいところだ。

さて、樹林を抜けてきた。
ここから風が強まることは予想していたが、今朝の感じから想定した風よりも強めだった。
三ツ石山-山スキー①
三ツ石山-山スキー①

強風で出来たシュカブラの尾根道を登る。
三ツ石山-山スキー①

▲10:15 大松倉山
大松倉山はかなり強い風であった。
この風のおかげで小さめの樹も樹氷っぽくなっている。
樹氷(モンスター)になる条件としては強風が必要なんだな。
三ツ石山-山スキー①
しかし、この強風では顔が痛い...
風に向かって進むので、バラクラバとゴーグルの隙間の部分が凍傷になりそう...
とっとと、この場を通過してしまいたかった。

しかし、慎重に行かなければならない。
ここの名所(?)、大雪庇。 雪庇からは大きく外れて歩こう。
三ツ石山-山スキー①
まさか、雪庇横に見えるのは歩いた跡? いや、あれは亀裂か!?

大松倉山尾根の端まで歩いたら、ここからは三ツ石山荘まで樹林内の下りとなる。
滑り重視の相方はシールを剥がしてここからパウダーを1本滑る。
で、自分はここではシールを剥がさないことにした。

今日は帰りに登り返しがあるのだが、この粉雪舞う状況下でシールGeckoを外すと厄介なのである。
Geckoの場合、粉雪が接着面に付いてしまうと、スキー板への接着がとても悪くなる。
1回目の貼り直しなら何とか大丈夫だろうが、今日の吹雪きなる状況で2回目の貼り直しは厳しだろうと。
三ツ石山-山スキー①三ツ石山-山スキー①
ちなみに春スキーなら粉雪がつくこともなく、ついた雪も融けるので何度も貼り直しが効くのは事実。
(接着面の雪を落とすためにナイロンブラシを持って歩けばいいらしい...)

ということで、私はシールを付けたまま樹林へと下りに入った。
大松倉山の尾根と打って変わって、樹林内はとても静かである。
三ツ石山-山スキー①
パウダーの斜面を相方が滑り降りて行くのが楽しそうだった。 ちょっと斜度が緩いか?

そして直ぐに「三ツ石山荘」が見えてきた。
三ツ石山-山スキー①

▲10:40 三ツ石山荘到着
見たところ誰も居そうもない三ツ石山荘へ到着。
三ツ石山-山スキー①
久しぶりに来たので、ちょっと中に入れてもらう。
レールに雪が挟まってちょっとだけ開いていた。
しっかり閉めないと隙間から雪が入ってしまうので整備する。
三ツ石山-山スキー①三ツ石山-山スキー①
三ツ石山-山スキー①三ツ石山-山スキー①
ここには立派な薪ストーブが用意されている。
これに火が入ればさぞ暖かいことだろう。
雪中、山グループで1泊宴会をする。 それはとても楽しそうだ。
と、妄想しながらいつものおやつ、「どら焼き」を1個食べた。

ここまでで結構な汗をかいていた。
それが冷えるのを感じたので、小屋での休憩は10分に留めた。

三ツ石山を見上げると大雪庇だけは確認することが出来た。
前回はあの雪庇を左巻きに三ツ石山頂へ登頂したが、今回は右巻きで登頂を目指す。
三ツ石山-山スキー①

▲11:05 三ツ石山荘出発
三ツ石山の山頂を目指して再び歩き始める。
といっても、残念なこの天気... 一応登ろう... 
三ツ石山-山スキー①
大雪庇を避け、雪庇の右方向へと向かう。
雪庇は右に進むにつれて小さくなり、そして完全に切れていた。
この雪庇と同じくらいの高さまで登ったところで、完全にホワイトアウトした。

真っ白で1歩先の地面の凹凸も分からない。
2人ともGPSを持っており確認すると、山頂までほんの僅かという場所にいた。
少し歩くとシュカブラが見えたので地形が分かった。
三ツ石山-山スキー①
三ツ石山-山スキー①
何も見えない地点で引き返そうと思ったが、樹氷も見えたので山頂まで登ってしまった。
三ツ石山-山スキー①三ツ石山-山スキー①
今シーズン初回の山スキーなのだが、昨シーズン初回の山スキーも天気は悪かったな。
昨シーズンは秋田県の乳頭温泉(孫六温泉)から、岩手・秋田の境に位置する「乳頭山」へと登った。
その時も田代平小屋より上部、樹林外へ出ると強風に見舞われた。
同じように地表はガリガリのシュカブラだった。 (乳頭山の記事はこちら)

この時期の奥羽山脈の天気はこんな日ばかりなのだろうか?
シーズン初め、幸先の悪いスタート...

▲11:45 三ツ石山山頂
まあ、雄大なる景色が見れない分、登頂の達成感だけは味わった。
三ツ石山-山スキー①

ここから眺める白い岩手山がもう一度みたいな...
春はイワウメが咲き、秋は紅葉の名所として岩手のニュースを飾る自然美しい場所。
春も秋も、また三ツ石山へ訪れたい。

さて、後半は三ツ石山からの折り返し。
滑りは楽しめるのか?

(後半へ続く)




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この記事へのコメント
こんちは^ ^

さっそく行きましたかー。
雪のコンディションは良さそうですね。ただ風ですかね。

はやくGoProを試したいです。
Posted by まさひろ at 2014年01月19日 18:40
▼まさひろさん
こんばんは。
まずは1回目をこなしました。
今回は天気も悪く、あまり滑れなかったので、楽しみは次回へ持ち越しです。
で、GOPROは気になりますね。
早いところ、レポお願いしますよ!
Posted by PALOMONPALOMON at 2014年01月19日 21:25
どもっ!

ついに始動だねっ!

自分はというと...寒くて家の中でゴロゴロと...
んー、春が待ち遠しい。

久しぶりに、一回ゲレンデ出てみようかな。
それからじゃないと、ちょっと怖いね。

まさひろさんのGoPro。
ヘルメットにでもつけるのかな?
気になっている製品なので、その映像に興味有り。

あ、今年もよろしく!
Posted by やすやす at 2014年01月19日 22:42
▼やすさん
ども!今年もよろしく!
まずは1本目を終えて、ウォークモード対応のスキー靴が欲しいところだ。
積雪期の山には月1回は行きたいと思う。
メインは山スキーになると思うけど...また時間が合えばスノーシューでも付き合ってほしいな。
GOPROは自分も気になっていた。
ヘルメットにつけて、山スキーの動画を取りたいよね。
次回のスキー場で実物を見せてもらう予定。
Posted by PALOMONPALOMON at 2014年01月20日 08:22
 景色が見えないのは、自分には辛そうです。この天気であれば、手袋は勿論外せませんよね。
 顔も覆わないと凍り付きそうですね。それでも風が無ければ良いのですが、これで風が強ければ、自分には無理そうです。
PALOMONさんのブログで楽しいだ方が、無難そうです。(^0^)
Posted by isamrx72 at 2014年01月20日 10:05
>>PALOMON様

レポート出したいけどねえ。
まだ良いものがないですねー。


>>やす様

おっしゃる通り、ヘルメットにつけるオプションを購入しました。映像はかなりきれいですが、じっくり見てると酔いますね。PALOMON様のBC映像とかは面白いかもですね。
Posted by まさひろ at 2014年01月20日 11:48
▼ISAMRX72さん
こんにちは。
三ツ石山の山頂付近は悪天候で景色も何もないですね。
見れたのは大せっぴ、シュカブラ、樹氷などなど。
でも、今期新しく購入した「手袋」と「バラクラバ」が
この天気の中で試せました。
それに関しては収穫ありです...
Posted by PALOMONPALOMON at 2014年01月20日 12:36
▼まさひろさん
GOPROですが、とても気になります。
どんなヘルメットにもうまく取り付けできるんですかね?
寒冷地での電池の持ちとかもどうかなと。
BCでは鳥海山から祓川までのロングランを全て1動画に収めたいですね~!
Posted by PALOMONPALOMON at 2014年01月20日 12:39
記録媒体は64Gあるので問題無いですが、問題はやはりバッテリーですね。一つでは3時間位しか取れないですね。なので自分は中国製のバッテリーを買いました。

画質はかなり良いですね。止まってカメラを出すことがないのが良いです。どのヘルメットにも付けれると思います。簡単にいうと両面テープですから^ ^
Posted by まさひろ at 2014年01月20日 18:33
▼まさひろさん
予備バッテリーも購入したんですか!
気合いが入ってますな。
ヘルメットへの取り付けは両面テープなんですね。
テープってのが心配...
Posted by PALOMONPALOMON at 2014年01月21日 08:18
立派な雪庇ですねー
三ツ石での宴会楽しそう
ぜひ企画をw
山頂からソリ滑りも楽しそうですね。でもリフトに乗せてもらえないかな。
Posted by taptap at 2014年01月21日 18:43
▼tapさん
こんばんは!
雪庇ですが、立派なだけに怖いです...
遠ざかって歩きましょうね。
山荘での宴会はいいですね~!
未経験です。 冬は寒そう...
暖かい鍋と、イイお酒を飲みたいです。
Posted by PALOMONPALOMON at 2014年01月21日 19:37
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