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2011年08月30日

鳥海山(鋒立)-その1

鳥海山(鋒立)-その1鳥海山
標高 2,236m (秋田県・山形県) 百名山
2011年8月27日(土) 日帰り  天気:晴 晴れ

<ルート>
鋒立→御浜小屋→七五三掛→千蛇谷→御室小屋→新山
→七高山→行者岳(外輪)→七五三掛→御浜小屋→鋒立


移動:自家用車(岩手→本庄→象潟→鋒立)
移動距離:往復330km

関連記事:鳥海山山スキー1 鳥海山山スキー2



今回の山行きには鳥海山を選択した。
単独ということもあり、近場で天気の良さそうな山を選択。
近場と言っても自宅から登山口の「鋒立(象潟口)」まで、車で3時間程かかる。
最近、長野遠征などしていたものだから、遠距離に慣れついつい「近場」と言ってしまう... 
鳥海山に登るのは今回で5回目だ。
その内、2回は無雪期に登山。もう2回は残雪期に山スキーで登っている。

今回選択した登山口は鋒立(象潟口)。
ここから登るのは2回目で、残りの3回は祓川(矢島口)から登っている。

さて、自宅から車を運転して3時間はかかるし...
今回は単独なので、早起きして登山口を目指すよりは、夜のうちに移動して車中泊の方がいいなと思った。
車中泊の準備を整え、独り鳥海山へ向けて出発!

鳥海ブルーラインを車で登り、標高1,100m地点にある登山口「鉾立」へ到着。
到着した時は既に真っ暗で、広い駐車場には自分の車の他1台しかいない。
その駐車場の片隅に駐車する。

駐車場から見下ろす海岸線の夜景がとても綺麗だった。
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
標高が高いので夜の気温は結構低い。
涼しい方が車中泊に適していると思い、ここ1,100mまで登ってきたのだが逆に寒かった...

地図はこちら


▲4:00 起床
やはり車の中では良く寝れなかった...

朝の4時。
まだ暗いのだが、ヘッ電を点けて登っていく人も見られた。
自分も4時に起きて活動開始!着替えをしたり、朝食を食べたり...

4時40分くらいの外の景色。だんだんと空はいい色になっていく。
鳥海山(鋒立)-その1
5時近くになると、駐車場も登山者の車で埋まってきた。
自分もそろそろ登山開始だ!
ザックの中身は日帰り装備。テントが無いので軽い!
レインウェアの上下、ガス+ストーブ、コッヘル、食料、水3リットルなど...

▲5:20 登山開始
鉾立ルートの登山口は下の写真のような感じ。
登山口から歩き始めて10分くらいは、コンクリートでよく整備された遊歩道的な道だ。
整備された道の先にはちょっとした展望台がある。
観光客向けに普段靴でも歩き易いよう十分に整備されているのだな。
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
展望台を過ぎると、道はちょっと登山道っぽい感じになり岩が多くなる。
サンダルでこの道はもう無理だ...
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
前回この道を歩いたのは3年前の7月。(ちょうど梅雨時)
その時は天気が悪く、遠くの景色が全く見えなかった。
記憶では、この辺りにはチングルマなどの高山植物が多く咲いていた。いろいろ思い出すな。
鳥海山(鋒立)-その1
▲6:20 賽の河原
だいたい1時間で「賽の河原」へ到着した。
「賽の河原」とは「三途川」のことらしい。
確かにその様な雰囲気だ。(あの世のこと)
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
今日は何となく「刺す蚊」が多い...刺されないように蚊を掃いながら歩く。
私が良く刺されるの所が「耳」だ...結局、「耳」を蚊に刺された...

「賽の河原」から先の道も、整備された石畳の登山道が続く。
鳥海山の登山道はとても人工的だな。
人によってこの「人工的」という点で、良し悪しの考え方に違いがあるようだ。
(登山道が整っていて歩き易い > 自然に人の手が入り過ぎている)

ここへ来て朝日がやけに眩しい!
朝日に向かって歩いて行くと「御浜小屋」が目の前にある。

▲6:45 御浜小屋
登山道は鳥居の下を潜り抜ける。(ここは神社でもある)
鳥居を抜けて来た道を振り返ると、日本海までがとても綺麗に見えていた。
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
まずはここでひと段落だ...
小屋の反対側に出ると、こちらの景色もまたまたイイ!
鳥海山(鋒立)-その1
そしてカルデラの「鳥海湖」だ。
鳥海山(鋒立)-その1
鳥海湖、とてもイイね!

ここの小屋までは「登山スタイル」ではなく「観光」として登って来る人も多い。
この鳥海湖が眺めれれば、ここまで来た甲斐は十分あるだろう。
もう時期は過ぎたが綺麗な高山植物がいっぱい咲くことだろうし...

ちなみに今回ここで見ることが出来た花は、
ウメバチソウが見頃、ハクサンイチゲ、ハクサンフウロは咲き終わりだった。

ちょっとだけ休憩して直ぐに出発。

▲7:05 八丁坂
鳥海湖を眺めながら「御田ヶ原」という丘を越えていく。
そこからはせっかく登った道を下ることになる。
ちょっと急なこの坂には「八丁坂」という名前がついている。
鳥海山(鋒立)-その1
ここの道も人工的な石の階段でしっかりと整備されている。
前回7月に登った時は、この坂一面に咲くニッコウキスゲで斜面が黄色に染まっていたな...

▲7:25 七五三掛(しめかけ)
ここからコースが大きく二つに分かれる。
一つは「千蛇谷」という谷を歩くコース。斜度はあるが距離は短い。
もう一つは「外輪山」という尾根を歩くルート。山頂の「新山」へ登るには距離が遠い。

木のベンチに座ってどっちに行こうかちょっと悩む...
鳥海山(鋒立)-その1
(実際には悩まず) 千蛇谷へ下りることにした。
だいたいの登山者は上りに「千蛇谷」、下りに「外輪」のルートを使うことだろう。

さて、これまで歩いて来たルートを振り返る。
おお、とてもいい眺めだ!
あの丘(御田ヶ原)の向こうは日本海。水平線もくっきりとしている!
鳥海山(鋒立)-その1
外輪山コースとの分岐点の直後、千蛇谷へ進むとこの梯子がある。
混んでいる時はここが渋滞のポイントになる...
ちょっとだけ注意して梯子を下り、千蛇谷へ向かう。
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
谷間にはちょっとだけ雪渓が残っていた。今頃の雪渓は万年雪かな?
ちょうどこの雪渓の上を横切って、谷の反対側へ移動する。
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
外輪の尾根を見上げる。帰りはあの上を歩くことになる。
景色も良さそう! 帰りの歩きも楽しみだな。
ふと足元を除くと、ここに美味そうなイチゴが生っていた。(食べなかったが)
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
ここから次の目的地の御室小屋までは結構な急坂だ。
でも、早く小屋にたどり着きたいので、ここは急坂を頑張って登った。
そんな中、イワヒバリが目の前にやって来た。(意外と逃げない)
鳥海山(鋒立)-その1
急坂に疲れても、ズンズン登るしかない。
登るに連れて岩の感じが変わってくる。
この黒い岩が現れてくると、御室小屋はもう直ぐだ。頑張ろう!
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1
新山(山頂)から、この黒い岩が崩れてきているんだな。
そして漸く、前方に屋根らしきものが見えてきた。 小屋だ!
鳥海山(鋒立)-その1鳥海山(鋒立)-その1

▲8:40 御室小屋
御室小屋前の広場にたどり着いた。
ここまで3時間20分、まずまずのタイムで登ってきたな。

で、登山者の賑わいどころか..、ここには誰もいないのね...
鳥海山(鋒立)-その1
まあいい。 「この場を独り占め!」と言えばイイ表現だろう。
独りで自分を撮る。でも何となく寂しいな...
いっしょに千蛇谷を登ってくる人達は、急坂に苦戦しているようだった。

この後は山頂である「新山」を目指す。その前にここで暫し休憩だ。 

(その2へ続く)



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この記事へのコメント
どもっ!

登山は天気がいい日に限るね!

鳥海山...未踏の山だ。
次は誘ってくれっ!
来年かなー。
Posted by やす at 2011年08月30日 23:49
▼やすさん
ども!
本当は独り長野方面も考えていた...
でも、天気がイマイチだったので、天気重視で鳥海山にしたよ。
登山道がよく整備されているし、安心して登山できる山だな。
今度はいっしょに行こう!
Posted by PALOMONPALOMON at 2011年08月31日 08:35
こんばんは。

いい天気なのに意外と人が少ないのかな・・・。
独り占めって、いい響きです(笑)。

でも、雲を見ると秋の空っぽくなってきました。
大阪は今日も35℃なのに・・・。
Posted by うっかり八兵衛うっかり八兵衛 at 2011年08月31日 21:17
▼八兵衛さん
こんばんは!
あそこが空いていたのは意外でした。
朝早かったからですかね?その後だんだんと混んできたようです。
だんだんと秋の気配が...まあ、秋も好きですよ。
涼しくなり、食べ物も美味しい季節ですし!
なんと!大阪は35℃!まだまだ猛暑ですね~
体調管理にも気をつけていきましょう。
Posted by PALOMONPALOMON at 2011年08月31日 22:50
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