▲9:50 8合目出発
8合目避難小屋前で休憩しおにぎりを1個食べた。
冷たい御成清水をペットボトル満タンに入れたらそろそろ出発だ。
山頂目指して8合目小屋を出発する。
不動平へ向かう途中、少しだけ雪渓の上を歩いた。
この辺りの花だが、ミヤマキンバイが少しだけ咲いていたな。
9合目の不動平避難小屋が見えてきた。
その後ろの斜面の雪渓を下りてくる登山者も見えた。
御神坂ルートを登ってきた方だろう。
▲10:05 9合目
不動平はとても静かだった。
不動平避難小屋へは向かわずに山頂を目指すことにする。
御鉢までの急登はY字路になっている。
あのY字路は右の方が登り易い。
ということで、今回は右の道を進んだ。
後ろを振り向くと雄大な景色が広がっている。
時間に余裕があるのであれば、あの不動平で昼寝でもしたい...
若しくは避難小屋に一泊するなど、あそこでのんびりと過ごしたいところだ。
御鉢へ上り詰めた。
相変わらずここは火星の様な、何か不思議な景色である。
(4月に登った時の景色はこちら)
残雪も残りわずかだ...
この御鉢は1周できるのだが、いつもながら山頂へ近い時計回りにここを登った。
その御鉢から遠方に秋田駒ケ岳を眺める。
秋田駒はまだまだ雪が多いな...
そういえば、山仲間のS氏が今日あそこに登っているはずだ。
その下に千俵岩を眺める。
(千俵岩を近くで見るとこんな感じ)
なかなか不思議な天然石垣である。
鬼ヶ城の尾根の延長に黒倉山、姥倉山、大松倉山、三ツ石山...
裏岩手縦走路だ。 あのルートも八幡平まで続いている。
小屋へ泊りながらのんびりと裏岩手縦走路を歩きたいなと、いつもそう思う。
屏風尾根、赤倉岳方面を眺める。
雪が無い下倉スキー場の後方に先日滑走した
源太ヶ岳が見える。
登山開始から山頂まで雲一つない晴天は続いていた。
そして岩手山登頂! ... なんか知らないが、虫がいっぱいいる...?
▲10:40 岩手山山頂
一先ず三角点へタッチしようと石柱へ近づいた。
これは! 山頂はハエの大群に占領されていた...
そのハエを振り祓って、必ず三角点だけへはタッチしておく。
タッチが完了したら山頂中心から逃げる...
焼走りルートに存在する平笠不動避難小屋を見下ろした。
岩手山の山頂に近い小屋は三つ (八合目避難小屋、不動平避難小屋、平笠不動避難小屋)
未だ何処にも宿泊したことはない。
源太ヶ岳の後方には秋田県の森吉山が見えていた。
(森吉山の記事はこちら)
御鉢周りを楽しむ二人の登山者。
その下界に焼走り溶岩流が見えていた。
<溶岩流のアップ>
時計回りに御鉢周りを楽しむ。
<妙高山と剣岩>
<噴火口のパノラマ> (クリックで拡大)
御鉢周りを十分に楽しみ、その後は八合目避難小屋へと戻った。
▲11:30 8合目
今日はガスでお湯を沸かすことにした。
(EPI REVO-3700)
先週の早池峰山で食べなかったカレーヌードルとコーヒーがザックに入っていた。
それと、いつものどら焼き。どら焼きは本日購入のもの...
八合目小屋前はまずまずの賑わいぶりであった。
小屋番さんもランチタイムだったか、大きな鍋で何やら作っていた。
今日はお土産に御成清水の美味しい水を1リットル、プラティパスに入れて持ち帰る。
そしてペットボトルも満タンにして、下山準備は完了。
▲12:15 8合目 下山開始
下山時に鬼又沢を覗いてみた。
すっかり雪が融けていた。 何れはスキーで滑ってみたいところだ。
そしていつもの際どい場所のケルンも撮影しておく。
一度だけ、あのケルンの側まで行ったことがある...
4月に滑走したハート沢も覗き込む。
その下にピラミタル、鞍掛山が見えていた。
下山ルートでも(再びチングルマを見るために)旧道を利用した。
やはり下山では脚に負担がかかる。
徐々に腿の筋力が落ちて行く... ダラけていく自分...
でも、花が心を癒してくれたので、これに助けられた感じだ。
チングルマが「木」であることが良く分かる写真がコレだ。
何とか1合目まで下りてきた。
その後0.5合目まで下り、その付近から登山道を外れて「改所跡」へ下りてみた。
4月に
ハート沢を滑走した際、砂防ダムを乗り越えて最終的に滑り降りた場所がココだった。
今日はたまたま通りかかった単独の方と一緒に向かってみた。
登山道からの距離は100mと案内に書かれている。
<奥の富士の碑>
ここには立派な碑が残っている。
その碑には「奥の富士」と書かれている。
<資料引用>
「この場所は霊峰神域への入口として、お山参詣の人々が俗界の汚れを落とし心身を清めた場所です。」
「大正初期まで小屋掛の改所があり、お山銭(入山料)を収める場所でもありました。
脇には湧泉もありましたが、戦後間もないころに枯渇したと伝えられます。」
▲14:15 下山
そして予定通りの時刻に無事下山した。
最後は脚力が無くなってダラダラしてしまったが、無事何とか戻ってきた。
お疲れさんでした。
最後に登山口の鬼又清水を頂き喉の渇きを潤した。
足元を見ると、大きな蛇が美味そうにこの水を飲んでいた。
今日は5月にしては気温が高かったので、この蛇も暑かったのかと?
冷たい鬼又清水を蛇の頭にかけてあげたが、反応は鈍かったな...
今日のルートはこんな感じ。
◎6:25 登山口 ~ 7:05 1合目 ~ 7:25 2合目 ~ 7:45 3合目 ~ 8:10 4合目 ~
~ 8:35 5合目 ~ 9:05 6合目 ~ 9:30 7合目 ~ 9:40 8合目 ~ 10:10 9合目 ~ ▲10:40 山頂
花が咲き始めて登山の楽しみが増してきたところだ。
やはり山の花を撮る、いい一眼のカメラが欲しいな...
ではまた山で!
(完)
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