岩手山-登山2015(馬返し)②

PALOMON

2015年05月28日 22:02


日程:2015年5月24日(日) 日帰り
天候:晴 

▲岩手山(いわてさん)
 標高:2,038m
 岩手県(滝沢村・八幡平市・雫石町) 
 日本百名山

 柳沢コース
 (馬返し登山口:650m 標高差:1,388m)



<ルート>
 馬返し登山口~二合五勺~旧コース~七合目~八合目避難小屋~不動平~▲山頂
 ~お鉢巡り~八合目避難小屋(昼食)~七合目~旧コース~馬返し登山口

<関連記事>
2015年4月19日 岩手山-山スキー2015 (ハート沢滑走)
2014年6月21日 岩手山-登山 (網張ルート)
2014年4月27日 岩手山-山スキー (ハート沢滑走)
2013年9月23日 岩手山-登山 (柳沢ルート)
2012年6月24日 岩手山-登山 (焼走りルート)
2010年10月2日 岩手山-登山 (網張ルート)

<その1からの続き>
◎6:25 登山口 ~ 7:05 1合目 ~ 7:25 2合目 ~ 7:45 3合目 ~ 8:10 4合目 ~
   ~ 8:35 5合目 ~ 9:05 6合目 ~ 9:30 7合目 ~ 9:40 8合目


さて、これから山頂アタック!
岩手山の御鉢周りを楽しもう!
▲9:50 8合目出発
8合目避難小屋前で休憩しおにぎりを1個食べた。
冷たい御成清水をペットボトル満タンに入れたらそろそろ出発だ。



山頂目指して8合目小屋を出発する。
不動平へ向かう途中、少しだけ雪渓の上を歩いた。
この辺りの花だが、ミヤマキンバイが少しだけ咲いていたな。



9合目の不動平避難小屋が見えてきた。
その後ろの斜面の雪渓を下りてくる登山者も見えた。
御神坂ルートを登ってきた方だろう。


▲10:05 9合目
不動平はとても静かだった。
不動平避難小屋へは向かわずに山頂を目指すことにする。



御鉢までの急登はY字路になっている。
あのY字路は右の方が登り易い。
ということで、今回は右の道を進んだ。



後ろを振り向くと雄大な景色が広がっている。
時間に余裕があるのであれば、あの不動平で昼寝でもしたい...
若しくは避難小屋に一泊するなど、あそこでのんびりと過ごしたいところだ。



御鉢へ上り詰めた。
相変わらずここは火星の様な、何か不思議な景色である。
(4月に登った時の景色はこちら)
残雪も残りわずかだ...



この御鉢は1周できるのだが、いつもながら山頂へ近い時計回りにここを登った。

その御鉢から遠方に秋田駒ケ岳を眺める。
秋田駒はまだまだ雪が多いな...
そういえば、山仲間のS氏が今日あそこに登っているはずだ。



その下に千俵岩を眺める。 
(千俵岩を近くで見るとこんな感じ)
なかなか不思議な天然石垣である。



鬼ヶ城の尾根の延長に黒倉山、姥倉山、大松倉山、三ツ石山...
裏岩手縦走路だ。 あのルートも八幡平まで続いている。
小屋へ泊りながらのんびりと裏岩手縦走路を歩きたいなと、いつもそう思う。



屏風尾根、赤倉岳方面を眺める。
雪が無い下倉スキー場の後方に先日滑走した源太ヶ岳が見える。



登山開始から山頂まで雲一つない晴天は続いていた。
そして岩手山登頂! ... なんか知らないが、虫がいっぱいいる...?


▲10:40 岩手山山頂
一先ず三角点へタッチしようと石柱へ近づいた。
これは! 山頂はハエの大群に占領されていた...



そのハエを振り祓って、必ず三角点だけへはタッチしておく。



タッチが完了したら山頂中心から逃げる...

焼走りルートに存在する平笠不動避難小屋を見下ろした。
岩手山の山頂に近い小屋は三つ (八合目避難小屋、不動平避難小屋、平笠不動避難小屋)
未だ何処にも宿泊したことはない。



源太ヶ岳の後方には秋田県の森吉山が見えていた。
(森吉山の記事はこちら)



御鉢周りを楽しむ二人の登山者。
その下界に焼走り溶岩流が見えていた。



<溶岩流のアップ>


時計回りに御鉢周りを楽しむ。

<妙高山と剣岩>


<噴火口のパノラマ> (クリックで拡大)


御鉢周りを十分に楽しみ、その後は八合目避難小屋へと戻った。


▲11:30 8合目
今日はガスでお湯を沸かすことにした。(EPI REVO-3700)
先週の早池峰山で食べなかったカレーヌードルとコーヒーがザックに入っていた。
それと、いつものどら焼き。どら焼きは本日購入のもの...




八合目小屋前はまずまずの賑わいぶりであった。
小屋番さんもランチタイムだったか、大きな鍋で何やら作っていた。

今日はお土産に御成清水の美味しい水を1リットル、プラティパスに入れて持ち帰る。
そしてペットボトルも満タンにして、下山準備は完了。


▲12:15 8合目 下山開始
下山時に鬼又沢を覗いてみた。
すっかり雪が融けていた。 何れはスキーで滑ってみたいところだ。



そしていつもの際どい場所のケルンも撮影しておく。
一度だけ、あのケルンの側まで行ったことがある...



4月に滑走したハート沢も覗き込む。
その下にピラミタル、鞍掛山が見えていた。



下山ルートでも(再びチングルマを見るために)旧道を利用した。
やはり下山では脚に負担がかかる。
徐々に腿の筋力が落ちて行く... ダラけていく自分...

でも、花が心を癒してくれたので、これに助けられた感じだ。



チングルマが「木」であることが良く分かる写真がコレだ。



何とか1合目まで下りてきた。
その後0.5合目まで下り、その付近から登山道を外れて「改所跡」へ下りてみた。
4月にハート沢を滑走した際、砂防ダムを乗り越えて最終的に滑り降りた場所がココだった。

今日はたまたま通りかかった単独の方と一緒に向かってみた。
登山道からの距離は100mと案内に書かれている。

<奥の富士の碑>


ここには立派な碑が残っている。
その碑には「奥の富士」と書かれている。

<資料引用>
 「この場所は霊峰神域への入口として、お山参詣の人々が俗界の汚れを落とし心身を清めた場所です。」
 「大正初期まで小屋掛の改所があり、お山銭(入山料)を収める場所でもありました。
 脇には湧泉もありましたが、戦後間もないころに枯渇したと伝えられます。」

▲14:15 下山
そして予定通りの時刻に無事下山した。
最後は脚力が無くなってダラダラしてしまったが、無事何とか戻ってきた。
お疲れさんでした。

最後に登山口の鬼又清水を頂き喉の渇きを潤した。
足元を見ると、大きな蛇が美味そうにこの水を飲んでいた。
今日は5月にしては気温が高かったので、この蛇も暑かったのかと?
冷たい鬼又清水を蛇の頭にかけてあげたが、反応は鈍かったな...

今日のルートはこんな感じ。
◎6:25 登山口 ~ 7:05 1合目 ~ 7:25 2合目 ~ 7:45 3合目 ~ 8:10 4合目 ~
~ 8:35 5合目 ~ 9:05 6合目 ~ 9:30 7合目 ~ 9:40 8合目 ~ 10:10 9合目 ~ ▲10:40 山頂


花が咲き始めて登山の楽しみが増してきたところだ。
やはり山の花を撮る、いい一眼のカメラが欲しいな...

ではまた山で!

(完)






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