反対側の南方向には月山(1,984m)がうっすらと見えていた。
月山も山スキーのメッカ。 今頃は山スキーヤーで賑わっていることだろう。
月山には3年前の夏に一度登っているが、やはり山スキーで行ってみたい山だ。
そして漸く山頂が見えてきた。 この時間の山頂はまだ人が少なかった。
▲9:10 七高山 山頂到着
七高山(2,229m)へ無事登頂! おめでとう!
いやいや、最後はとても疲れたな... でも、今日は3時間かからずに登れた!
七高山は旧山頂、三角点はこの辺の雪の中に埋まっているはずだ。
昨年(2011年8月27日)の夏登山、その時の三角点や山頂の写真はこんな感じ。
本当の山頂、新山(2,236m)を真正面に見る。 (向こうの方が7m高い)
新山山頂へ向かって登っている登山者もみえた。 そしてスキーで滑った後もある。
ここから夏道だと30分くらいで新山へ行けるのだが、崖を下るので今時期安全に行けるかは不明だ。
日本海側を眺める。 左下に見える山は稲倉岳かな?
せっかくの山頂、他の登山者に写真を撮ってもらった。
そしてそのお方としばし山スキーの会話を楽しむ。
盛岡市から来た方、秋田市から来た方など、とても楽しく山の話が出来た。
山頂直下の急斜面を頑張って登ってくる人達。
さて、スキーを雪に突き刺してしばらく休憩だ。
それほど寒くも無く風も穏やか、過ごしやすい今日の山頂。
いつものおやつ「どら焼」、今日のどら焼は「トラ皮どら焼」、美味い!
その他、行動食に持ってきたバナナ2本、おにぎり1個をここで一気に食べた...
今日はコッヘル、ガスバーナーを車においてきたので、コーヒータイムや温かいラーメンはお預け。
ここ山頂は風が強いだろうと思い、ガスバーナーなど持ってこなかったわけだが、
今日は意外と穏やかな山頂。 ...ここで1時間以上も大休憩した。
▲10:30 下山 滑走開始
いよいよ滑走開始! 行くぞー!
気持ちイイー!
だが、結構凸凹な斜面... 気をつけて...
急斜面は滑りも疲れるー。
他の登山者が登るその間を滑り下りていく。
わずか1分で一気に山頂が遠のく。
その後も休み休み滑り降りていく。 下りはとても早い。
前回の栗駒山と違って滑りも長い。
下っていくと雪も滑りが悪くなってきて疲れてくる...
結構下ってきたところで下方向からラッセル車が登ってきた。
それに見とれて、その方向に滑り降りていく。
ふと登山者が誰もいなくなったのでここで慎重に周りを見る。
あれ...間違った!
沢を1つ挟んで反対側の斜面に居たことに気づいた...
このまま滑って下りてしまうと「猿倉口」へ行ってしまう... ラッセル車は猿倉口から来たのか~
大ミス!
直ぐにザックからシールを取り出し装着、登り返すことに...
いやいや、気づくのが早くて良かった。
視界が良かったので祓川ヒュッテが沢の反対奥に見えていたのだ。
下りでのルートミスは怖い...
▲11:00
このミスも15分くらいの登り返しで済んだ。 ホントに行き過ぎずに良かった...
シールを外して横に滑りながら本来のルートへ戻った。
そしてまだ滑りは続く。
雪面に縦の深い溝が出来ていてこれが非常に滑りにくかったな。
▲11:15 祓川ヒュッテ
ミスもあったが、それでも45分で祓川ヒュッテへ戻ってきた。
ヒュッテの外で犬がお出迎え。
ハーフパイプのような駐車場出口の雪壁。
ここでスキーを外して雪壁を通り抜ける。 これで終わりだ!
▲11:20 無事下山
ザックを下ろして、ウェアを脱いで、スキー靴も脱いで、身体の解放!
お疲れさん!
そして鳥海山山頂を振り返る。
あんなに苦労して登っても、スキーの滑りは早いなと...
そんな訳で、岩手の自宅へは15時前に戻ってきた。
今回も楽しい山行きができ、これでGW前半を終えた。
さて、今回は大いに反省だ。
GPSを持っていないので、25000地形図とコンパスは必ず持ち歩いている。
しかし、人が多い山なのでそれに安心してちゃんと地図を確認をしなかった。
とにかくあたり一面、広大なゲレンデなので中腹で注意が必要だったな...
文明の利器、「GPS」でも購入検討をしようか?
ガーミンのオレゴンやイートレックも大分安くなっているみたいだし、下山後にトレースログをPCで見るも面白い。
まあ、その前にきちんと反省して、これを次の山行きに活かそう!
ではまた! (完)
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