早池峰山の縦走も考えていたが、前日の仕事が遅くなり...
無難に歩きを楽しもうと国見温泉へやってきた。
7時半過ぎに到着。
既に駐車場は溢れていた。
タケノコ採りシーズンは終わったと思うが、登山者だけでもそこそこ混むのね。
他の車に倣って今日も路駐である。
▲08:00 国見登山口
前回と同様、山友のやす氏に同行して頂く。
天気は晴れだ。
樹林帯からのスタートとなるが、コースへは風も入らず暑さを感じる。
樹林内に咲く花々を楽しみながら、尾根まで続くやや急な斜面を登っていく。
岩、土、階段、木道など、この道はちょっと歩き難い。
尾根までの花はコイワカガミ、ゴゼンタチバナ、マイズルソウ、アカモノなど...
スポットを浴びるマイヅルソウ。
▲08:45 横長根分岐
尾根まで登り、これでウォーミングアップも完了。
ここの分岐点で休憩したかったが、良い風が吹いてこない。
暑いので休憩なしで先へ進む。
樹林外へ出ると、逆に寒いくらいの強い風が吹いていた...
さて、ここからが秋田駒ケ岳の醍醐味だな。
▲09:25 大焼砂・男岳分岐
大焼砂の分岐点からは、横岳へ直登せずにムーミン谷へと向かった。
大焼砂のコマクサだが、あちこちに薄緑の草は見られるのだが、開花は気の早いもののみ。
それもごく僅か、まだ咲き始めたばかりだ...
大焼砂をトラバースし、ムーミン谷への木道に入る。
そこはヒナザクラが満開だった。
少しだけでも咲いているか?
と、期待していたチングルマは期待外れ...
ムーミン谷のチングルマはゼロだ。 まだ芽吹いてきたばかりだな...
ムーミン谷からは急登となる。
ここに咲くシラネアオイに励まされるように登る。
その他、この辺りの花は、ミヤマキンバイ、ミヤマダイコンソウ、イワカガミといったところだ。
急登を終え分岐点から男岳へ向かった。
阿弥陀池のバックには、岩手山を眺めることが出来た。
岩手山の山開きは毎年7月1日であり、今年は土曜日となる。
山開き、参加するかな?
▲10:30 男岳
国見登山口から2時間半ほど。
男岳へ無事登頂、お疲れさんでした。
ここからの360度展望を大いに楽しもう!
金十郎尾根を眺める。
女岳からの溶岩流も良く見える。
女岳のバックには和賀山塊。
そして、岩手山。
岩手山を眺めながらノンアルビールを空ける。
展望を楽しみながらノンアルビールを飲み、男岳山頂での一時を過ごす。
風がありやや寒かったな...
休憩後は秋田駒ケ岳のピークである男女岳へ向かう。
その途中、小岳手前の雪渓に熊が現れひと騒動。
他の登山者に望遠で撮影した写真を見せてもらったが結構大きな熊だった。
(自分の写真にも点のように映っていた。)
阿弥陀池に下り立ち、湖畔の木道を歩く。
阿弥陀池周辺ではムーミン谷で見られなかったチングルマを楽しむことが出来た。
阿弥陀池から男女岳への急坂をゆっくりと登る。
いろいろな花が咲いていたな...
阿弥陀池から15分~20分くらいで山頂だ。
▲11:25 男女岳
今年2度目、男女岳へ無事登頂。(今年1度目は冬季山スキー)
お疲れさんでした。
大きな一等三角点、タッチ完了。
点名は駒ケ岳だったと思う。
先ほど登頂した男岳と、そのバックに田沢湖。
裏岩手縦走路、バックに岩手山。
乳頭山への縦走路。
こちらでも360度の展望を楽しむ。
そして、阿弥陀池へ戻ってランチとする。
▲11:40 阿弥陀池(ランチ-12:20)
湖畔はやや風が強かった。
ランチに丁度良いベンチが空いていたのでそちらを使わせて頂いた。
ランチその1は簡単にカップラーメン。
強風でもコッヘル(DUG Heat-i)のヒートエクスチェンジャーは頼もしい。
お湯が効率よく沸かせる。
ランチその2はパイナップルパイとコーヒー。
それら、美味しく頂いた。
そして久しぶりの秋田駒ケ岳を十分満喫できた感じだな...
▲12:20 阿弥陀池出発
今回はこれにて戻ることにする。
休憩後、横岳への10分程度の登り返しが少々疲れる...
振り返れば、とてもいい景色が広がってた。
そして尾根へと登り詰め、女岳方面を眺めた。
トトロ岩の後ろに田沢湖。
これからの帰り道。
▲12:30 横岳
横岳から最後の花を楽しむ。
登山道沿いのミヤマキンバイ。
ハタザオ。
大焼砂上部から、タカネスミレが見頃だった。
ここだけはいつも強風...
速足で駆け下りる。
▲13:30 国見登山口
横岳から1時間程度で登山口で戻ってきた。
大焼砂から横長根にかけては風が涼しく気持ちよく。
樹林内は一転して暑く...
最後は疲れたが、久しぶりの秋田駒夏山を大いに楽しめた。
しかし、ムーミン谷のチングルマの大群落、そしてコマクサはまだまだこれからだな。
また来よう!
最後は雫石町内の「まんま」の美味しいジェラードで一日の終わり。
では、また山で!
(完)
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