月山-登山①

PALOMON

2014年08月25日 23:44


日程:2014年8月24日(日) 日帰り
天気:曇 

▲月山(がっさん)
 標高:1,984m
 山形県 
 日本百名山

▲姥ヶ岳(うばがたけ)
 標高:1,670m


<ルート>
 姥沢~牛首~▲月山
  ~牛首~金姥~▲姥ヶ岳~姥沢 (下山時はリフト利用)

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お盆も明け、今期登山も後半戦へと突入だ。

前回7月末の北アルプス遠征から1ヶ月ぶりの「山行き」である。
この1ヶ月はダラダラ過ごしていたので、足慣らし程度に近場の山へ行きたかった。

しかし、天気予報を見て決めた行き先は、山形県の「月山」だ。 (岩手からはちょっと遠目...)
山仲間のS氏、そしてK氏の3名で、岩手を朝の4時に出発した。
今回はK氏の車で岩手を出発する。
天気予報では東北内で山形は特に天気が良いはず。
仙台付近では快晴らしき天気、しかし月山へ向かうに連れて雲が多くなってきた。

月山へ来るのは5月の山スキー中止ぶり6回目だ。
移動もすっかり慣れたものだな。
志津川キャンプ場から姥沢の駐車場まで車で登った。



山頂方面は雲で覆われていたが雨が振っていないだけ良い。
昨年8月の月山は雨の中スタート、今年の5月は雨で山入りを中止した。
個人的に、月山ではあまり天気に恵まれない...

▲7:45 姥沢駐車場 出発
「今日は天気が良いので暑くなるかな?」
と思って、岩手を出発してきたのだが... 予想以上に涼しい...

まあ、涼しくて8月の登山にしては快適なスタートとなった。


出発時に1人=200円の協力金を支払う。

今回はリフトを利用せずに姥沢登山口から牛首方面へ登ることにした。

これが登山口へと通ずる一本橋だ。


一本橋を渡って沢を跨いだ。
沢反対側の上部にリフト乗り場のあるレストハウスが見られる。
リフトは下山時に利用しよう。


▲7:55 登山口
ここが姥沢の登山口である。
ここから暫くは木道を進んでゆく。


登山道沿いには早くもウメバチソウやオトギリソウが見られた。
S氏はオトギリソウ=スーパーファミコンのソフトを連想。
私とK氏は何のことか分からなかった...

樹林は直ぐに開けることになる。
そこからトラバース気味の登山道へと変化する。



▲8:05 雄宝清水
そこには水場があった。
登山開始からまだ10分である。


差ほど歩いていないので喉が渇いているわけではない。
しかし、この水は冷たくて美味かった。 早々に吸水はOK!


▲8:15 月山水(ブナのしずく・GASSAN水)
先ほどの雄宝清水からまだ10分歩いていないが、再び水場である。
山の水は飲んだほうが良いと、何処かの山のお爺さんが言っていた。
なので、またもや水補給。 これも美味かった!


2つの水場を経て、いよいよ月山らしい景色になってきた。


そこに咲く花も色とりどりで、今日も花見を楽しませてもらった。

オトギリソウ。


トウウチソウ、イワショウブ。


ミヤマリンドウ、モミジカラマツ。


イワイチョウ、ウサギギク。


ヨツバシオガマ、それを撮影するS氏。

S氏は最近、新しいカメラを購入したとのこと。
花の撮影にも、どうやら拘りが出てきたようだな。

この辺は夏近くまで雪渓が多く残る場所なのだろう。
夏の花に紛れて、色々な春の花も見られた。


群生しているのはヒナザクラ。 凄い数だ!


そして私の好きなチングルマ。
まだまだ花の状態が良い。


▲9:05 分岐点
距離的にだが、ここの分岐点はリフト山頂駅と月山山頂の中間点になるようだ。
昨年の8月にも通過しているはずなのだが、その時は雨で視界が悪かった。
この辺りの景色は記憶に残っていないな...


そういえば前回来た時、この辺りは確か大きな雪渓だった。
小川を跨ぎながら、やや急な岩の道を登る。


▲9:20 牛首
牛首の分岐点へ到着。
山頂へ近づくも、視界は回復しなかった。
雨が降る気配は無い。 しかし、風が若干強まってきた。


この辺りから登山道は急になっていく。
そして岩のサイズも大きくなり、徐々に登り難さが増していく。
だんだんと登山者も増えてきたぞ。



上部は更に風が強かった。
涼しさもだんだんと寒さへと変わっていく。

実は、ザックに冷凍のデザートが用意されていた。
今日は暑さを想定していた。
「カップラーメンなんて暑くて食べれたもんじゃない...」、何て思っていたが...


急登を終えると極端に平らになる。
ここまで来れば「ほぼ月山の山頂」と言ってもいいだろう。
月山はとても平な頂上である。

ここでは、ミヤマアキノキリンソウ、ハクサンイチゲ、ミヤマリンドウが特に見頃だった。


その他の花では、ウメバチソウの他、ハクサンシャジンなども所々に見られた。

先ず向かうのは山頂神社と三角点である。
立派なロッジのすぐ脇を通過して山頂の神社へ向かう。


ロッジを通過して右側にやや大きめなトイレの建物が存在する。

▲10:00 山頂神社
姥沢の登山口から2時間ちょっとで山頂神社へ到着。
お疲れ様でした!

昨年、神社を参拝しているので、今日は神社へは入らなかった。
ここへ入るには500円かかるし...


しかし、神社はパスしても三角点はパスできないのである。

神社から右へと続く登山道を進む。
そこには見事に咲くハクサンフウロの群生が今年も見られた。
ここのハクサンフウロ、特に見頃だった。


他にも山頂神社の近くには花が多く咲いていた。

ヤマハハコ、ミヤマダイモンジソウ、マルバシモツケ、ハクサンフウロ。



その他の花として、一部にはミヤマキンポウゲの群生が見られた。
また、この辺りの斜面に咲くミヤマリンドウの状態はなかなか良かった。

花見を楽しみながら三角点を目指す。
三角点はちょっと分かりにくい場所にあるが、ぜひ立ち寄ってみてほしい。


▲10:10 三角点
月山の一等三角点へ到着。
1年ぶりに月山の三角点へタッチ!



これでスッキリした。
そんな訳で、これから神社付近の広場まで戻り、山ランチにすることにした。

ここ神社下の斜面は広々としており風当たりも弱めだ。
殆どの登山者は、ここでランチタイムのようだ。


月山山頂は曇りだったが、時より雲の隙間に青空も見えた。
少しではあるが、天気は回復傾向にあった。

特に天気の良い東側の雄大な景色を眺めながら、我々もここでランチの準備を開始した。


<その2へ続く>




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