月山スキー場のある「姥沢」からリフトを利用して山頂へ向かうことにした。
標高1,200mを超える姥沢駐車場まで車で登った。
スキーシーズンは駐車料金がかかるようだが今は無料だった。
まずはレインウェア上下を着込みザックにレインカバーを装備する。
久しぶりに雨中の登山開始となった。
入山前に協力金の200円を払う。 小銭で払ったら10円多いと言われた。
リフトは往復で利用する。 往復だと1,000円である。
リフト乗場まで向かう途中にニッコウキスゲが咲いていた。
雪の無いこの道は何となく距離が長く感じた。
暴風雪で破壊された姥沢小屋も再建中のようだ。
流石は名峰月山、雨にも関わらず登山者はそこそこいる。
リフトに乗り込み楽をして標高を稼ぐ。
地面に足が着きそうなスレスレを登るリフト。
リフトからゲレンデ方面を眺めるも、全く視界が無く残念だ。
話によれば7月まではスキーが出来たとのこと。
そういえば今日もスキー板を片付けている人を見かけたな。
リフト終点。 リフトを降り、先ずは「姥ヶ岳」へ登ることにする。
前回(5月)は、ここから雪の急斜面をシールで直登したのだった。
今回は岩と階段で...
そんな道を暫く進むと雪渓にたどり着いた。
視界が悪いのでどのくらい雪渓が続いているのか全然分からなかった。
軽アイゼンを装着している人もいたが、意外と雪渓は短かった。
リフト終着点から30分も登れば姥ヶ岳の山頂だ。
今日はここから日本海や鳥海山を眺めることばかりを考えていた。
生憎、景色は何も見えない...
しょうがないので気持ちをチェンジして月山本山へと向かうことにする。
と、その前に三角点へタッチも忘れない。
姥ヶ岳の三等三角点へのタッチは今年だけでもう3度目...
これで、少し元気になった。
そして景色を楽しめない分、「花」を楽しみながら山頂を目指した。
どの花も雨に濡れ、普段より少し物足りない感じもあるが、やっぱり癒される...
まずはイワショウブとヨツバシオガマ。
姥ヶ岳の山頂付近に多く咲いていた。
ミツバオウレン、ウサギギク。
アザミには白いアザミもあった。
ミヤマアキノキリンソウ、トウゲブキの黄色花、秋っぽい。
ミヤマウツボグサ。 ミヤマリンドウはそろそろ見頃なのかな?
ハクサンイチゲとチングルマは春の咲き残り。
でも、雪渓が多い山だから、これから咲く箇所もあるのだろう。
ハクサンフウロ、ウメバチソウ。
姥ヶ岳からは金姥のコルに下った。
5月にこの場所へスキーで取りつき、裏斜面を滑走した。
あの時の景色、雪が無ければ面影もないな。
ここからは緩めの登りとなる。
登山道は何処までも整備が行き届いていた。
この辺りは尾根道なので、風と雨が横から吹きつけてくる。
登っているにも関わらずちょっと寒くも感じる。
天気も悪いし、「もう下ってもいいかな」と思ったが...
同行しているS氏は初月山だったので、当然山頂へ行く気。
まあ、自分のテンションが落ちていただけ。
コバイケイソウの群生地を過ぎて牛首の分岐点へ到着する。
ここからはやや急な坂となる。
岩は雨で濡れているが、意外と滑り難い岩肌。
それでも最近の山では転倒による骨折など事故を見ているのでここは慎重に登る。
ホラ貝を吹きながら下山してくる方もいる。
信仰の山だけに、白装束の登山者にも多く出逢った。
急坂を上り切り、山頂付近の平地へと出る。
晴れていれば雄大な景色がここに広がるのだろうが...
天気が悪いせいで、この辺りの写真が残っていなかった...
そして山頂の月山神社へ到着。
ここで2人で1枚、記念撮影。 ここからは撮影禁止となる。
5年前に来た時は、財布を持たずに登ってきたものだから、この奥に入れてもらえなかった。
お金を払わないとことには、いくら頼んでも入れてくれなかった。
で、今回はちゃんと財布もあるし、500円を支払い中へ入ることができたのだった。
入り口で「御祓い」をして頂き、身を清めることで奥へ入れる決まりだ。
そんな訳でお参りも済ませる。
もちろん、ちゃんと三角点まで行って来た。
ここは一等三角点なのだが、前回来た時はこの三角点を探せなかったのだ。
「きっと山頂神社の中にあるんだろう」と思い込んで、帰ってきてしまったのだった。
それは間違いで、ちょっと分かりにくい場所にあるのだった。
今回は山頂神社のスタッフっぽい方に三角点の場所を聞き取り、これにて三角点タッチに至った。
山頂のロッジで軽めの昼食を摂り、その後下山開始。
昼食時、動きも止まっていたこともあるが、今日はとても寒い...
山の天気には気を抜けない。
夏山でも防寒ウェアはザックに備える。 安全に登山を楽しもう。
下山路だが、牛首の分岐点からはリフトへ直行する。
分岐点から下方には雪渓が続いていた。
視界が悪くて雪渓の大きさは把握できなかったが結構長めだった。
雪渓上のガスでコースの先が全く見えない。
しかし此処には道しるべとなるロープがしっかりと張られてあった。
この通りに行けば問題ない。
ただ、雪渓が硬くて滑ること... ちょっと滑って遊んだのが、これが大腿筋肉への負担となる...
雪渓も終わり木道に差し掛かる。
雪渓と木道の狭間を流れる雪解水には、この辺の美しい景色を想像できた。
晴れていればなぁ... 残念
という訳で、無事にリフト乗り場まで下りてきた。
そしてリフトを降りて駐車場まで戻ってきたが、今日は最後まで雨。 晴れることはなかった...
まあ、今日はしょうがない。
しかし、明日は大丈夫だろうか?
コースタイム10時間越えの「大朝日岳」ピストンが待っている。
「雨だったら帰ろう」なんて、2人で打ち合わせしていた。
月山姥沢を離れ、そのまま「道の駅西川」に隣接する「水沢温泉」へと向かった。
ここの温泉も今年3度目。
大人300円と安いわけだが、広々としたいい施設である。
これにてスッキリしたところで、朝日連峰の入り口となる「古寺鉱泉」へ車で移動した。
<翌日へ続く>
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