焼石岳-登山(中沼)②

PALOMON

2013年06月15日 13:07


日程:2013年6月9日(日) 日帰り
天気:晴 

▲焼石岳(やけいしだけ)
 標高:1,548m
 岩手県・奥州市 
 日本二百名山

<ルート>
 岩手県 中沼コース
 駐車場 ~ 中沼 ~ 上沼 ~ 銀明水
 姥石平 ~ 山頂 (ピストン)

<関連記事>
 2013年4月20日 焼石岳-山スキー(つぶ沼付近 冬期限定コース)
 2012年6月16日 焼石岳-登山(中沼コース)
 2009年6月20日 焼石岳-登山(つぶ沼コース)

<その1からの続き>
▲6:20 登山開始 ▲6:50 中沼到着 ▲7:20 上沼到着 ▲7:40 つぶ沼分岐点 ▲8:00 銀明水到着
天気も良く、暑くもなく、ここまで快適な登山であった。


山頂直下のお花畑はどんな感じだろう?
銀明水の水場でちょっと休憩、冷たい水を飲んで更に元気になった。
ベンチに座っていると虫が寄ってくる...
ハッカ油を使って虫よけ対策もOK。 虫に刺されることなし。

▲8:15 銀明水出発
ここから焼石岳山頂までのコースタイムは1時間程度だ。
山頂手前の「姥石平」付近に咲く花、ハクサンイチゲやユキワリコザクラに期待。


避難小屋を右手に見ながら銀明水の水場をスタート。
ここの雪渓は大きく、焼石の大雪渓とも言われる。 登っていてなかなか楽しい。
軽アイゼンは不要だろう。 ややトラバースしているので蹴りこんで安全に登ろう。



トラバース気味に斜面を歩く。
まだまだ山スキーが出来るであろう。
ここへは4月中旬にも来ている。 その時は真っ白な雪景色だったな。(こちらをクリック)


雪渓が途切れると木道が現れる。
風も出てきてとても涼しい! 気持ちが良い! 暑いのは苦手な私...

そして岩がゴロゴロ地帯。
雪解け水が豊富で沢になっているが、特に登行に支障はない。


銀明水から上のルートだが、大雪渓もある訳だが、道に迷うことはないだろう。
(天気が良かったということもあるので、視界が悪いときはやはり注意。)
例年より雪が多かったので、雪渓に頼って登り、まずまず登り易かった。
道迷いについては、銀明水より下の樹林帯を注意して歩こう。

▲9:00 姥石平
姥石平付近、いつ訪れてもその景色は美しい。
まずはそこに咲く花を観察する。



黄色が鮮やかなミヤマキンバイ、5分咲きか。


焼石岳の見どころ、ハクサンイチゲは3分咲き。
次週辺りが見頃だろう。 (この記事は6月9日の山行です)


姥石平の分岐点付近、水際にヒナザクラが少々咲いている。


ミツバオウレンは広い範囲に見られた。


焼石岳の山頂はもう直ぐだが、綺麗な花のおかげでなかなか先に進まない。
山頂周辺にはややガスが出ていた。


やはりここのハクサンイチゲには足が止まってしまう。
岩手の山ではハクサンイチゲをあまり見かけないので見惚れてしまう。


でも、ハクサンイチゲよりこちらの花の方が今日は楽しみだった。

ユキワリコザクラ。 今日が満開と言っても良いだろう!



ピンクのハート形の花弁がとても美しい!
同じ日のことだが、岩手山の御神坂ルートのユキワリコザクラも満開とのことだ。
(tapさんのブログより)

山頂斜面の岩場に咲き始めのイワウメを見つける。


私の好きな「チングルマ」はまだちょっとしか咲いていなかった。
その他、赤紫が綺麗な「ミヤマシオガマ」は、まだまだ先と言った感じである。

▲9:30 焼石岳山頂
いろいろな花に見惚れながらゆっくりペース。
3時間ちょっとかかって焼石岳山頂へ到着した。


一等三角点へタッチしていつもの儀式も終える。

いつものスイーツ、どら焼きを食べながら山頂の景色を堪能する。
焼石岳の山頂には10名ほどの登山者が登頂していた。

この日は岩手の名峰、早池峰山の山開きであった。
山開きの早池峰山に行くか、ここ焼石岳に行くか、前日に迷っていたが、
どうやら早池峰山には1000人以上が登ったらしい...

賑わう山も好きだが、1000人以上とは...
今日は空いている焼石岳を選択して正解だったかな?



ここから秋田県方面に鳥海山を眺める。
と思ったのだが、予想外の雲海で鳥海山は見れず...
でも、雲海景色も山ならではの景色。 イイ景色だ!


▲10:15 下山開始
山頂景色も十分に楽しめたのでそろそろ下山開始だ。
で、下山しながらもう一度、「花見へ出かける」 といった感じ...


下山時も多くの花を楽しみながら、のんびりと焼石岳を下った。

▲11:20 銀明水
雪渓を小走りに進み銀明水まで戻る。
ここでランチ(自作おにぎり)を食べることにする。
銀明水まで下りてくると樹林となり、また虫達が寄ってくる...


名水、銀明水でコーヒーを淹れる。
やはり一味違う? コーヒーで一息付く。 何とも美味いコーヒーだ。

▲11:50 下山開始
ここからは雪渓で道が分かりにくい。
登ってきたルートをGPSで確認しながら慎重に下ることにした。

それでも雪渓上ではルートを間違えることも...
ピンクリボンや樹につけられた赤ペンキのマークを確認しながら気をつけて下ろう。

下山時も晴天は続いていた。
雪解けの水辺に咲く水芭蕉やリュウキンカが綺麗に咲く。
帰りも景色を楽しみながら下ることができた。




そして中沼まで降りてきた。
朝より風が弱くなっていたか? 水面に映る焼石岳の景色を撮影する。
ここの景色はホント最高にイイね!

また来年も同じ残雪時期に訪れ、今日と同じこの美しい景色に癒されたい。

▲13:05 無事下山
夏山モード2回目の登山。
右膝の裏側に若干の痛みを感じる...
下山時に痛くなるというちょっと嫌な癖があるのだ。
筋力で補うしかないのだろう。

月曜日から金曜日まで、仕事上、ほとんど歩かないデスクワーク...
もうちょっとトレーニングしておかないと。
7月の3連休に計画するテント泊遠征(未定)にその辺を備えよう。

花のピークはまだ先だが、ユキワリコザクラ満開ということで大満足している。
全体的に花のピークは次週くらいから(6月15日くらいから)だろう。
梅雨入り前の晴天に恵まれ、今回はイイ山行きができた。

何度も書いたが、雪渓が多いので銀明水までルート上の道迷いには注意だ。
実際、迷っていて声を掛けてきた人もいたし、間違って雪渓を登って行く人、下っていく人も見られた。
まあ、すぐ気づいて戻って来ていたようだが、なんか怖いというか...
そんなこともあるので時間には余裕をもって行動したいものだ。

さて、岩手もそろそろ梅雨入りするだろう。 

天気が悪くても山行きを楽しむには...
私の場合、高山植物の花見、山頂コーヒーとスイーツ、山ランチの一工夫、といったところかな?
高山植物に興味がない人も、この際、花の名前を覚えてみたり...
ガスストーブを持たない人も、これを機に山の道具を充実させてみてはいかがでしょうか?
それと、レインウェアのメンテナンスもしっかりとやっておきましょう!

ではまた山で!




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