前回の山スキーで
「栗駒山」の山頂から鳥海山を眺めた時から、
「次はあそこから滑るぞ!」と意気込んでいた。
(写真:栗駒山の山頂から鳥海山を眺める。 2012年4月21日)
さて、今回は前泊(車中泊)で鳥海山へ挑む。
愛車エスクードにはフルフラット的なシートアレンジは無い。
しかし工夫をすれば十分フラットな空間が作れる。
山道具、スキー道具の他、マイ枕や毛布なども準備して前日の夕方に自宅を出発した。
岩手の自宅から鳥海山の登山口である「祓川駐車場」までは車で3時間くらい。
秋田県に入ると湯沢市のスーパーで食料等の買い物を済ませる。
そのまま西方面へ進み、矢島街道(国道108号)に出る。
この辺りまでやって来ると鳥海山が大きく見えてくる!
鳥海山はまだまだ雪で真っ白。 これはいい山スキーができそう!
鳥海山の下山後に何度か立ち寄っている温泉ホテル
「フォレスター鳥海」へ到着。。
ここから祓川駐車場へ向かおうとすると...
アレレ、通行止め!? まだ開通していない!?
確か4月27日に開通したはずなのだが... 夜間通行止めか?
ちょっと迷ったので、頼りになる山仲間「
やすさん」に情報を求めメールしてみた。
そのまま反対側の矢島スキー場方面から祓川駐車場へ行けるかどうか、まずは向かってみる。
カーナビでは冬季閉鎖マーク(X)が表示されていたが、ここからの道路は開通していた!
良かった良かった!
と、
やすさんへメールで伝えようとしたが電波が飛ばず...
この時、既に暗闇。
雪の壁に囲まれた狭い林道(舗装路)を車で進む。
何も無い道路なので不安げに進んでいくと路側や駐車場らしき場所に車が沢山!
車の横でテント泊している様子も見られた。 この光景にちょっと安心。
最終的に20時過ぎに目的地の「祓川駐車場」へ到着した。 (道路最終地点:1,150m)
今日はここで車中泊をする。
駐車場の空き具合は60%くらいだ。 (前泊なら駐車も余裕)
標高1,150mの高地、風が強く車も揺れるが寒さはそれ程でもなかった。
(相変わらず携帯メールができず...)
夕食後、本でも読もうとランタンを点けていたが、数ページ読んだところで21時過ぎには寝た...
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▲4:30 起床
翌朝、4時を過ぎると外は明るくなってきた。
この時間になると駐車場に車が何台か入ってくる。
そして車中泊をしていた他の方も、何名かは動き始めているようだ。
自分も長い時間寝れたのでこの頃から活動を開始する。
とはいえ、
標高1,150m、流石に朝は寒い... 車で毛布を被ったままぼんやりと朝食。
昨日、くるみ入りアンパンというのを買ったのだが、食べると
コレにあんこが入っていない。
朝から少々ガッカリ... アンパンだったらあんこ入ってると思うでしょ。 何でアンパン? 入れミス?
その分、糖分はドリンク剤「エスカップ」で補う。
▲5:30 準備開始
さて、山スキーの準備開始。
道具を出して、着替えをして、トイレに行ったり...
今日の天気はスッキリしないが一応「晴れ」?
空は色が無くグレー一色だが... 曇りというわけでは無いな...
でもまあ、鳥海山の山頂まで良く見えている! まあまあかな?
装備はスキー(ブラックダイヤモンド・ワラント)にシール(GECKO)である。
スキー靴は普通のゲレンデ用だ。 (兼用靴は高いのでそのうちに...)
今回、スキー靴には歩行に備えて
クッション性のある登山用のインソールを敷いてきた。
ザックには飲み物(スポーツドリンク)と食料(おにぎり、バナナ、行動食、おやつ)。
それ以外、防寒着やゴーグルなどは持ったが、ガズやコッヘルは置いていくことにした。
今日は山頂でのコーヒー、ラーメンはお預け...
▲6:20 登山開始
準備完了! 鳥海山(七高山)山頂を目指して出発!
近くも見えるが遠くも見える、あの山頂... 3年前は3時間半以上かかっている。
駐車場から白銀の世界へ通じる道。
雪の壁はハーフパイプの様に高く聳え立つ。 今年は雪が多いようだ。
駐車場を振り返ってみる。 (一番奥の建物がトイレ)
時刻はまだ6時を過ぎたところ、予想よりは車は少ない。
混雑して駐車場に停めれなくなるかと思ってここへ前泊したのだが大丈夫そうだな。
いよいよフィールドへ出た!
くるみ入りアンパンのあんこ無しで下がり気味だったテンションもこれで高まる!
駐車場から出て直ぐのところにある「祓川ヒュッテ」。
収容人員は72名、料金は1,370円のようだ。(素泊まり)
利用の詳細については
こちらのページに書かれている。
ヒュッテ手前で早速スキーを履く。
今日は急斜面が続くが、シール(Gecko)の効き具合はどうかな?
いざ出発!
スキー靴のインソールも変えてきて正解だ! 前回より歩き易かった。
出発早々、壁の様に急な斜面にかかる。
滑らないようにやや斜めに登るが、意外と直登でもシールが効いて大丈夫だ。
雪はシャーベットっぽいが、朝早いのでまだ固め。 まずまず登りやすい。
今日の登山者を見るとスキーヤーが最も多いようだ。
スノーボードを背負って登る人もいる。 もちろんアイゼンで残雪期の登山を楽しむ人も。
そして幅広い年代、それぞれに似合ったスタイルで鳥海山を楽しんでいる。
さて最初の急斜面を突破。 一難が去って...また前方に雪の壁が見える。
そこへ近づいていくと...
今度の壁はさっきの壁に増して斜度がある...
あの斜面のストライプが不気味だ... ここは左方向の緩斜面を選択するかな...
この斜面の左上に「七ツ釜避難小屋」が見えていた。
まずは左巻きであそこを目指そう!
▲7:20 七ツ釜避難小屋
駐車場から1時間、七ツ釜避難小屋まで登ってきた。
せっかく小屋へ来たのだが、小屋を視察することなくひたすら山頂を目指すことにした。
4年前の秋にこの小屋の中に立ち寄ったことがあったな。
どんな感じだったかあまり覚えていない...
出発から1時間以上経つが青空になる気配はまるで無し。(曇では無いのだが)
今日の天気は下山までこんな感じだろう。
風が弱めで穏やかな感じではある。
標高1,630m付近まで登ってきた。
祓川駐車場が1,150m、七高山山頂が2,230m、標高ではまだ半分以下か...
今日は単独なのでマイペースでイイ感じに登れていた。
気温は登山に快適な気温、疲れも出ずここまで順調だ。
出発直前に飲んだ「エスカップ」もちょっと効いているのかな...?
急斜面を直登するスキーヤー、早くも滑走中のスキーヤー。
(単独なので他の登山者の写真を撮る...)
山頂が近付くにつれて斜度が増していく。
雪は柔らかく、つぼ足だと踝まで沈むだろう。(残された足跡が深い)
この斜度でこの雪、つぼ足では登るのは結構大変だな。 スキーシールで登るのが一番だ。
今年2月にディアミールとシールを買うまではスキー板とスキー靴を背負っていた。
過去に2回、この時期の鳥海山に登ったことがあるが、その時も板と靴を背負ってつぼ足で登った。
写真は同じようなスタイルで登っている他の登山者。 今更だが担ぐのは大変そうに見える...
山頂までもう少し、斜度がとてもキツイ...
ディアミールのヒールリフターを初めてMAXまで上げた。
するとやっぱり楽! 斜度がゆるくなった気がする。(でも、直登するとズルリと滑る...)
いつもヒールを上げるときは同じ位置を使っていたがMAXの位置も早く試しておくんだったな。
(左はいつも使う位置、右はリフトMAXの位置)
日本海方面の景色、この斜度はマジです。
ちょっと登るだけで直ぐに息が上がるようになってきた...
立ち止って後ろを振り向けば、みんなも疲れて立ち止っている。
ここは呼吸を整えて、最後の急斜面を登り切ろう! 頑張ろう!
<その2へ続く>
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