今回はテント泊を諦め、久しぶりに鉾立から鳥海山を目指すことに決定。
登山自体は日帰りだが、車中泊をして早朝からじっくり鳥海山を楽しむ。
前日は夕方に自宅を出発した。
岩手内陸から鳥海山麓の日本海まで、自宅から車で3時間程の移動だ。
仁賀保の道の駅で車中泊を検討したのだが、晴天続きの昨今。
平地は夜になってもそこそこ暑い...
そこで一気に鉾立登山口へと車で登る。
標高1,200mの鉾立の気温は17度。
車中泊するには快適な気温まで下がった。
鉾立から夜景を眺める。
翌朝は4時に起床。
既に周囲は明るくなっていた。
そのまま車中で朝食をとり本日の登山に備える。
暑さに備えて冷凍ペットボトルも2本用意した。
▲05:30 鉾立登山口
鉾立ルートの登山は5年ぶり3度目になる。
暫くはコンクリートの登山道を歩き、その後は整備された石畳を歩く感じだ。
「賽の河原」で登りはひと段落する。
ここでオコジョに出遭うことが出来た。
その後の登山道もひたすら石畳的な道を登る。
花はすっかり夏の花。
整備された登山道は良いことだが、人の手が入り過ぎている感じもする。
振り返れば日本海がよく見える。
夏時期には海が見える山に登りたかった。
▲06:50 御浜
1時間以上かかり御浜小屋までやって来た。
一息ついてメニューを見れば「生ビール」もあるのね。(¥1,000)
(飲みませんが...)
この御浜小屋から表へ周ると超絶景が待っている。
<鳥海湖>
鳥海湖の横には形の良い山がある。
実に気持ちの良い景色だ。
御浜小屋の周辺では多くの花が楽しめた。
遠方に薄らと高い山が見える。
あれは月山だ。
そう言えば昨シーズンも雪不足で滑らずに終わったな...
十分に休憩をとった後に再出発。
御浜小屋を振り返る。
そして鳥海山の山頂はまだまだ遠い。
ここは御田ヶ原、一度下ってまた登る...
▲07:45 七五三掛
七五三掛の読み方はシメカケ。
ここから登山道は2つに分岐する。
今日は千蛇谷を登り、帰りは外輪(尾根)を下ることに決めた。
七五三掛から千蛇谷への登山道は新しく開かれていた。
以前は狭いうえに急な梯子があるなど、登山道が渋滞していたこともあった。
これにより楽に千蛇谷へ下りることが出来た。
千蛇谷の雪渓へ下りる。
谷から外輪を見上げると、何処かしらアルプス的な雰囲気を味わうことが出来た。
(北アへ行きたかっただけに)その景色にはとても癒される。
さて、千蛇谷ルートの登りは結構きつめ...
でも、ここへ来て涼しい風に見舞われたのはとても助かった。
ふと足元に目を向けると、ツガザクラが咲いている。
先日北海道で見たピンクのツガザクラ(エゾノツガザクラ)を思い出した。
形はそっくり、色のみ異なる。
千蛇谷は後半が急登。
ゴロゴロとした岩場を疲れ気味にダラダラと登り...
出発から3時間半かかって大物忌神社へと到着した。
▲09:05 大物忌神社
まずは大物忌神社を参拝する。
そのついでに奥にあるバイオトイレも利用させていただく。
未だ宿泊したことのない小屋内を覗く...
もちろん夏時期は有料だが、シーズンオフになると避難小屋的に無料になるらしい。
そして今日のおやつはコレだった。
一息ついたら新山アタック開始だ。
岩場は三点支持で慎重に登る。
以前はこんな岩場も全く恐怖感がなかったが、最近は随分慎重に登るようになった...
大物忌神社を見下ろす。
高所につきちょっと怖い...
こちらの岩盤の隙間を潜りぬければ新山の山頂直下へ出る。
今年の5月に百宅ルートからスキーを担いで新山へ登った。
その時はある程度の高さまで積雪があり、この辺りの岩場も差ほど高くなかった。
スキー靴のまま山頂へ立つこともできた。
今日の新山はすんなりとはいかない...
(5月の様子はこちら)
▲09:45 新山
岩をよじ登って3か月ぶりに新山へ登頂した。
お疲れさんでした。
狭い新山の山頂だが、5-6名の登山者が登頂していた。
その横に陣取って山頂景色を堪能する。
これから向かう旧山頂の七高山をアップ。
向こうの山頂も賑わっているようだ。
今日は七高山へ向かい、一等三角点にタッチしてから外輪を周って下山しよう。
<その2へ続く>
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