鳥海山-登山(2016鉾立口)①

PALOMON

2016年08月17日 21:47


日程:2016年08月14日(日) 日帰り
天候:晴 

▲鳥海山(ちょうかいさん)
 秋田県・山形県
 標高: 2,236m
 日本百名山
 花の百名山
 (チョウカイフスマ)




<ルート>
 ◎鉾立登山口 → 御浜 → 七五三掛 → 千蛇谷 → 大物忌神社 → ▲新山
   → ▲七高山 → 行者岳 → 文珠岳 → 七五三掛 → 御浜 → ◎鉾立登山口
 (地理院地図はこちら)


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夏休み。
一泊でもいいから北アの稜線に幕営したかった。
しかし、今年は仕事の都合が曖昧でなかなか予定が立てられず。

そのうち天気予報もイマイチになってきたし...
今回はテント泊を諦め、久しぶりに鉾立から鳥海山を目指すことに決定。
登山自体は日帰りだが、車中泊をして早朝からじっくり鳥海山を楽しむ。

前日は夕方に自宅を出発した。
岩手内陸から鳥海山麓の日本海まで、自宅から車で3時間程の移動だ。
仁賀保の道の駅で車中泊を検討したのだが、晴天続きの昨今。
平地は夜になってもそこそこ暑い...

そこで一気に鉾立登山口へと車で登る。
標高1,200mの鉾立の気温は17度。
車中泊するには快適な気温まで下がった。


鉾立から夜景を眺める。




翌朝は4時に起床。
既に周囲は明るくなっていた。
そのまま車中で朝食をとり本日の登山に備える。
暑さに備えて冷凍ペットボトルも2本用意した。




▲05:30 鉾立登山口
鉾立ルートの登山は5年ぶり3度目になる。
暫くはコンクリートの登山道を歩き、その後は整備された石畳を歩く感じだ。
「賽の河原」で登りはひと段落する。



ここでオコジョに出遭うことが出来た。

その後の登山道もひたすら石畳的な道を登る。

花はすっかり夏の花。



整備された登山道は良いことだが、人の手が入り過ぎている感じもする。

振り返れば日本海がよく見える。
夏時期には海が見える山に登りたかった。




▲06:50 御浜
1時間以上かかり御浜小屋までやって来た。
一息ついてメニューを見れば「生ビール」もあるのね。(¥1,000)
(飲みませんが...)



この御浜小屋から表へ周ると超絶景が待っている。

<鳥海湖>


鳥海湖の横には形の良い山がある。
実に気持ちの良い景色だ。



御浜小屋の周辺では多くの花が楽しめた。




遠方に薄らと高い山が見える。

あれは月山だ。
そう言えば昨シーズンも雪不足で滑らずに終わったな...



十分に休憩をとった後に再出発。
御浜小屋を振り返る。



そして鳥海山の山頂はまだまだ遠い。
ここは御田ヶ原、一度下ってまた登る...




▲07:45 七五三掛
七五三掛の読み方はシメカケ。
ここから登山道は2つに分岐する。
今日は千蛇谷を登り、帰りは外輪(尾根)を下ることに決めた。



七五三掛から千蛇谷への登山道は新しく開かれていた。
以前は狭いうえに急な梯子があるなど、登山道が渋滞していたこともあった。
これにより楽に千蛇谷へ下りることが出来た。



千蛇谷の雪渓へ下りる。



谷から外輪を見上げると、何処かしらアルプス的な雰囲気を味わうことが出来た。
(北アへ行きたかっただけに)その景色にはとても癒される。




さて、千蛇谷ルートの登りは結構きつめ...

でも、ここへ来て涼しい風に見舞われたのはとても助かった。
ふと足元に目を向けると、ツガザクラが咲いている。
先日北海道で見たピンクのツガザクラ(エゾノツガザクラ)を思い出した。
形はそっくり、色のみ異なる。



千蛇谷は後半が急登。
ゴロゴロとした岩場を疲れ気味にダラダラと登り...

出発から3時間半かかって大物忌神社へと到着した。




▲09:05 大物忌神社
まずは大物忌神社を参拝する。
そのついでに奥にあるバイオトイレも利用させていただく。



未だ宿泊したことのない小屋内を覗く...
もちろん夏時期は有料だが、シーズンオフになると避難小屋的に無料になるらしい。

そして今日のおやつはコレだった。



一息ついたら新山アタック開始だ。

岩場は三点支持で慎重に登る。
以前はこんな岩場も全く恐怖感がなかったが、最近は随分慎重に登るようになった...



大物忌神社を見下ろす。
高所につきちょっと怖い...



こちらの岩盤の隙間を潜りぬければ新山の山頂直下へ出る。



今年の5月に百宅ルートからスキーを担いで新山へ登った。
その時はある程度の高さまで積雪があり、この辺りの岩場も差ほど高くなかった。
スキー靴のまま山頂へ立つこともできた。

今日の新山はすんなりとはいかない...
(5月の様子はこちら)


▲09:45 新山
岩をよじ登って3か月ぶりに新山へ登頂した。
お疲れさんでした。



狭い新山の山頂だが、5-6名の登山者が登頂していた。
その横に陣取って山頂景色を堪能する。



これから向かう旧山頂の七高山をアップ。
向こうの山頂も賑わっているようだ。



今日は七高山へ向かい、一等三角点にタッチしてから外輪を周って下山しよう。


<その2へ続く>




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