燧ケ岳-登山②

PALOMON

2015年08月17日 22:08


日程:2015年8月12日~13日
天候:曇/晴 /

▲燧ケ岳(ひうちがたけ)
 標高:2,356m
 福島県 桧枝岐村 
 日本百名山
(地理院地図はこちら)

▲柴安嵓(しばやすぐら)
 標高:2,356m

▲俎嵓(まないたぐら)
 標高:2,346m)

<ルート>
 1日目:◎御池 ~ 広沢田代 ~ 熊沢田代 ~ ▲俎嵓-▲柴安嵓 ~ ナデッ窪 ~ 沼尻平 ~ 見晴(テント泊)
 2日目:見晴 ~ 沼尻平 ~ 尾瀬沼山荘 ~ 尾瀬沼ビジターセンター ~ 沼山峠 ~ ◎沼山峠バス停

<その1からの続き>
◎7:00 御池登山口 ~ 7:45 広沢田代 ~ 8:30 熊沢田代 ~ ▲9:45 俎嵓

御池出発時には怪しかった天候も徐々に回復。
2つの湿原を楽しみながら「俎嵓」へと登頂した。
三角点タッチは果たしたものの、本来の山頂は正面に聳える柴安嵓とのこと...

では、柴安嵓まで行ってみよう!
俎嵓から柴安嵓までのコースタイムは20分、往復40分である。



▲10:00 俎嵓 出発
柴安嵓から見晴までの登山道が閉鎖されているため、重いザックをデポしてピストンすることにした。

2つのピークの鞍部には綺麗な花が咲いていた。

<タテヤマリンドウ>


鞍部からは岩場を駆け登る。
ザックを背負っていないから楽に登り、燧ケ岳の山頂、柴安嵓へ登頂する!




▲10:15 柴安嵓(燧ケ岳山頂)
これで念願の東北最高峰・燧ケ岳を制覇する出来た!
おめでとう!

東北の日本百名山、残すところは飯豊山のみだな。




山頂から尾瀬ヶ原方面を眺めてみた。



ズームイン。
尾瀬ヶ原の正面の山が至仏山か?
天気が良ければこのまま至仏山まで足を延ばしてみたいところだが...
明日は雨だろう...



更にズーム。
尾瀬ヶ原への入口に付近に建物が見える。
あそこは何となく都会感があるな。
今日の宿泊地の見晴テン場の辺りか?



ここでは燧ケ岳山頂の碑を記念に撮影し俎嵓へと戻った。


▲10:40 俎嵓 下山開始
さて、これから尾瀬沼へと下山する。
俎嵓からの下山路の出だしは結構な急坂だった。



尾瀬沼への下山ルートだが、2つの選択肢がある。

1つは無難と言われる長英新道(燧新道)、もう一つは急登との噂のナデッ窪と言われるルート。

燧ケ岳に何度か登頂している山仲間のS氏に、「ナデッ窪は止めた方が良い」と言われていた。
しかし、今日の幕営地の見晴までのコースタイムを考えると1時間以上短縮できる。

ナデッ窪がどんなルートなのか、S氏の忠告を無視して下山してみることにした。
尾瀬沼湖畔の沼尻までの下山コースタイム、2時間さえ辛抱すればそれでよい...




ナデッ窪を下山する。
確かに急な岩場をテン泊装備で下山するのはきつかった。
下から登ってくる方もかなりきつそうだった。

近いようでなかなか辿り付かない尾瀬沼...



しかし、ナデッ窪を通ることで行動時間が短縮できたことは何より。




漸く急坂の下山も落ち着き樹林から抜け出る。

そこにはキンコウカの咲く湿原が広がる。
その奥に小屋が見えた。
上部からも見えていた営業小屋(沼尻休憩所)だ!



何だかんだで1時間半程で山頂(俎嵓)から下ってきた。
お疲れさん!


▲12:10 沼尻
沼尻へ下山すると、丁度良い具合に営業小屋(沼尻休憩所)が存在する。



そういえば今日は登山開始から何も食べていなかった。

小屋前のベンチでカップラーメンでも食べようかと思った。
しかし、せっかく来たのでここの営業小屋の軽食を食べてみることにした。

軽食メニューは山菜そば・うどん、キノコそば・うどんなど...



迷うほど選択肢も無く、山菜うどんを頂いた。(700円)
いやあ、とても美味かったよ!



そして!
嬉しいことにココに私の大好物があった!


<スイカバー>


スイカ自体はあまり好きではない。

理由としては種があるから...
スイカは種が何処に入っているのか分からないし、その種を齧ってしまった時のあの味が嫌い。
(スイカバーは種がチョコ!)

本日のアイスは2種類で、スイカバーは200円、もう一つはハーゲンダッツで400円だった。


山菜うどんとスイカバーに満足して小屋を出発する。
近くに水場はないか登山者に尋ねたところ、丁度ココに水場があった。
冷たくて美味い水だった。



手元の500ccペットボトル1本に水を詰め込んで、見晴テン場へ向かって出発。


▲12:40 沼尻 出発
見晴テン場までのコースタイムは2時間である。
しかし、その殆どは平坦な道のりだったので楽に行けた。



木道ばかりか、と思えばちょっと荒れた岩場などもあり。




その途中、閉鎖されている「見晴新道」への分岐点を通過した。
やはりまだ閉鎖中されているという情報は正しかった。

 平成25年の台風18号により土石流が発生し、登山道が流失しました。
 現在も斜面崩落や土石流出のおそれがあり、利用者の皆様の身の安全のため
 この先の立ち入りを禁止します。

と書かれている。

その後、倒れかけた標識のある分岐点へ差し掛かる。



ここまで来ればもう直ぐテン場だろう。
時刻は14時、思ったより早くここまで来れたな。

木道のその先には意外にも多くの建物が存在した。
この山の中で、「ココだけは都会だ!」とよく言われるのも実際に来てみて理解できた。




▲14:05 見晴テン場(燧小屋)
燧小屋の正面に「キャンプ申込所」との看板が立てかけられていた。

すかさず小屋へお邪魔しテン場の受付を行った。



名前と住所、電話番号をノートに記載し、利用人数には1名と記載した。
幕営料金は800円だった。

小屋番さんから簡単なテン場の説明を受けたら早速テン場へと向かう。
テントには受付でもらったこの札を付けておくようだ。



さて、テント設営にイイ場所は空いているかな?

尾瀬の中で予約が要らないテン場はココくらいらしいが...




おお、テン場は意外と空いていた!

では設営開始!


<その3へ続く>






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