栗駒山(須川岳)-登山

PALOMON

2015年08月06日 20:44


日程:2015年7月26日(日)
天候:曇

▲栗駒山(くりこまやま)
 標高:1,626m
 岩手県・宮城県 日本二百名山

<ルート>
◎須川温泉 ~ 昭和湖
   ~ ▲栗駒山山頂(ピストン)




<関連記事>
 2012年9月 8日 栗駒山~秣岳縦走
 2015年3月15日 栗駒山-山スキー
 2014年4月13日 栗駒山-山スキー
 2013年3月17日 栗駒山-山スキー

栗駒山は日本二百名山。
先月にはグレートトラバース2で彼が通過したところだ。

今日は久しぶりに岩手県側から夏の栗駒山を目指してみた。
ゆったりと涼しげな雰囲気の登山を楽しむ!
今回は久しぶりに職場の同期、M氏が山行きに参加する。
いつものメンバー、やす氏と3名で岩手県側の登山口「須川温泉」を目指した。

栗駒山へは毎年登っているが、最近その殆どは山スキーが目的だった。
山スキーでは宮城県側の「いこいの村跡」からイワカガミ平を経由して登るのが無難。

そんな訳で、ここ須川温泉から登山するのは久しぶり(2年ぶり)である。(2年前の記事はこちら)

<登山口の様子>



▲9:15 須川温泉 出発
今日はM氏の足慣らしということもあり、3名でゆっくりと登ることにした。



<ゆげ穴>
須川名物との記載があり。
この穴から地熱が出ているので「注意」とのことだ。



登山口から15分程で名残ヶ原の湿原までやってくる。



湿原にキンコウカが一面に咲いていた。
すっかり夏景色になったものだ。



足元をよく見ればモウセンゴケもいっぱい育っている。



名残ヶ原を過ぎると遊歩道は登山道へと変化する。
ここから昭和湖までの登山道は緩やかな登り坂だ。

途中一カ所の渡渉点を通過すると地獄谷である。



地獄谷から発生している硫黄の臭いが強めだった。
風向き次第ではちょっと硫黄臭が厳しい...



そんな中、コケを発見した。

胞子の様な赤い物体がコケの先端に付いている。
これはイオウゴケというらしい...
よく見ればなかなか面白い植物だな。



▲10:00 昭和湖
須川温泉から45分程度で休憩ポイントの昭和湖へと到着する。
ベンチがあるのでここで一息ついた。



昭和湖から急な階段を登っていく。
この辺りがちょっと疲れるところだ...

標高が上がるに連れて天候が悪化してきた。
下山ですれ違う方に情報を聞くと、どうやら山頂は暴風らしい。
まあ、暑いよりは涼しい方が嬉しいし、これはこれでイイかな...

▲10:45 天狗平
天狗平へ到着。
樹林外へ抜ける頃にはすっかりと雲の中に入ってしまった。
すれ違った方が言ってた通り、そこは強風が吹き荒れていた...



天狗平からは強風に耐えながら山頂までの尾根道を歩いた。
登山道の周囲にはハクサンシャジンが咲き、見頃を迎えていた。





▲11:00 栗駒山山頂
景色は何も見えないが今日はこれで我慢しよう。

3人で三角点タッチ。
そして記念撮影を済ませておく。





そして一先ず風の凌げる場所で休憩した。
休む間も、天候は相変わらず曇りで青空は見られなかった。

最近マイブームのノンアルビールで今日も乾杯しておく。



▲11:20 下山開始
さて、天気も悪いのでさっさと下山だ。

天狗平から秣岳方面へ歩いてみるも、風は強まるばかりだった。
秣岳までの縦走は早々に諦める。

岩手・宮城・秋田の三県境まで歩いてみたが、ここで撤退を決める。



天狗平へ戻り、そこからは大人しく昭和湖へと下りることにした。


▲12:20 昭和湖
昭和湖へと戻ってきた。
ここはやや風があるものの天候は安定していた。
そんな訳でここでランチにすることにした。

一先ずお湯を沸かしてカップラーメンで一息つく。
ヒートエクスチェンジャーでお馴染のDUG・HEAR-I
熱効率が良くお湯の湧きが早いのでお勧め。




食後にコーヒーを淹れようと、マグカップにドリップコーヒーをセットしたが...
いきなりの突風に、コーヒーが全て飛ばされてしまった。
コーヒーと共にどら焼きを食べる、いつもの楽しみも無くなった。

▲13:00 下山開始
昭和湖から登ってきた道をそのまま下山する。

昭和湖の奥に見えるのは新しく出来たトイレ。
しかし、なぜかトイレへ向かう道はロープで閉鎖中?
(冬季閉鎖にしてはもう夏だし...)



天気も回復しつつある。
地獄谷付近からは名残ヶ原の湿原が良く見えていた。



▲13:15 名残ヶ原
名残ヶ原の分岐点から久しぶりに剱岳方面へと左折してみた。
この辺りからは遊歩道の感覚で楽に歩いて行ける。



<剱岳>


ちなみに北アルプスの剱岳登山はこちら。

栗駒山の中でもこの辺りはちょっと違った雰囲気の景色が楽しめる。



登山道沿いに多く生えるのはアカモノの実かなと。



やや時間がかかったが、名残ヶ原から剱岳方面へと遊歩道を歩き、須川温泉へと下山した。

▲13:40 須川温泉
無事下山、お疲れさんでした。
登り口とは少し違う登山者向けの駐車場へと下山した。



さて、登山靴を脱いだらそのまま温泉へ入ろう。

下山後の温泉は須川高原温泉ホテルの温泉を利用させていただく。
(1人=600円)
ここは硫黄の効いた名湯である。
これにてとてもスッキリした!

栗駒山(須川岳)を車で離れる。

栗駒山の帰り道には一関のジェラードのお店「ポラーノ」でジェラードを頂くのが定番だ。
しかし、今回はポラーノを通過して別な場所へ行ってみた。

世界遺産となって名の知れた平泉の国道沿いに「コゼンジカフェ」へと立ち寄る。



ここへは初めて訪れた。

いろいろとメニューがある中、私は5種類のお任せアイスを頂いた。
その5種類はお店のおばさんにお任せ。
(嫌いなものは無いかと聞かれる...)
いろいろな種類のアイスを楽しめて満足。
もちろんアイスは美味いが、値段は少々高めの450円。

あれこれ満足したところで無事帰宅だ。
お疲れさんでした。

<今日のその他の花はこちら>







栗駒山への登山だが、標高1,200m(須川温泉)の登山口から登山を開始できる。
高所の為、今日の様な真夏でも暑さを凌いでの登山が楽しめる。
それが何よりだな。

岩手で1,200mまで上がれば大分涼しく、今朝の登山開始前は寒いくらいだった。
打って変わって、下界の一関市で34℃ほどの猛暑...


では、また山で!


(完)





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