▲7:20 針ノ木岳登山口
扇沢の駐車場付近は多くの車で混雑していた。
しかし、針ノ木岳へ向かう道では誰にも会わず...
みんなトロリーバスで黒部ダム・立山方面へ向かうのだろう?
針ノ木方面はちょっと寂しい感じ... 独り、針ノ木岳を目指す。
序盤から岩場で足を滑べらせてバランスを崩す。
テント装備の重いザックにバランスも立て直せずに、独り転倒...
その際に左膝を岩にぶつけた。
これは油断。
重いザックを背負っているのに岩場の歩行に注意していなかった。
気を付けよう...
で、左膝に痛みはあったが、骨には影響なしだ。 (大きなアザとなる)
再び元気を出して歩き出す。
涸れた沢を2つほど越えて行った。 そして小川もあり。
序盤の登山道沿いにはこんな花が咲いていた。
今度は水量のある沢に出た。
ここで目にしたのは針ノ木小屋への道しるべ、「鯉のぼり」だ。
鯉のぼりを目印にして、この後のルートを進んで行く。
沢は木を組み立てて作られた橋で渡らせていただく。
橋の上流を眺めると、針ノ木岳から種池へと連なる尾根が望める。
もう1日の余裕があれば、あの尾根上を縦走することも考えていた。
結構疲れそうだが...
▲8:15 大沢小屋
扇沢から1時間半、登山口からは1時間、ここで「大沢小屋」が現れる。
大沢小屋のちょっと手前、右側にテン場があった。
テン場を覗いてみた。
特に何が置かれているわけでもなく、テント3張程度の空き地かな。(↓テン場)
小屋前には百瀬晋太郎氏のレリーフがあった。
この辺りにザックを置かせて頂き、ちょっとだけ大沢小屋の内部も見学した。
小屋では軽アイゼンを1セット500円で借してもらえる。
大雪渓だけにアイゼンは持っていたほうが良いだろう。
自分は6本の軽アイゼンを持ってきたのでこれは不要。
その他、大沢食堂の「天然湧水のコーヒー」が気になるところだ...
さて、針ノ木峠まであと4km。涼しい大雪渓はまだ先か?
大沢小屋から再び樹林を歩きだす。
特に急な斜面ではないが、今日のザックの重さは腰にくる。
今シーズンの登山で脚は鍛えてあったが、腰は鍛えられていなかった...
樹林の途中で一気に景色が開けると、すぐそこに大雪渓が見えた。
その雪渓の最上部に「針ノ木岳」が聳えたっている。
▲9:00 針ノ木大雪渓
漸く大雪渓の麓にたどり着いた。
雪渓の下から、融けた雪が川となって流れて行く。
雪解け水、水量は結構多めだ。
水しぶきに若干濡れながら、この木の橋を渡った。
この雪渓の底から、もの凄い冷気が噴き出してくる。
冷房では出せない冷気の温度の低さ...
この天然冷房、涼しいを越えて寒いくらい。 とても気持ち良い!
大雪渓の下からは針ノ木岳までを一望できた。
さて、ここで大雪渓の登りに備えて軽アイゼンを装着する。
軽アイゼンはモンベルの6本クイックフィットだ。
8月にしてこのアイテムを使うとは思わなかったな。
そして「アミノバイタル・カプシ」も使っておく。(燃焼力アップ)
これにて大雪渓の登りの準備は完了。
私の後に到着した方がグローブを拾ってきてくれた。
グローブは正しく私の物だった。
序盤に転倒した時か? ポケットに入れていたのを思い出した。
しかし、拾って頂いたグローブは片方のみだった。
帰りは同じルートを戻るので、もう片方のグローブを探しながら歩こう。
落し物に全く気付かず、気が抜けていた... もっとシッカリしよう。
では、大雪渓の登りにとりかかる。
この6本アイゼンは意外と役に立った。
無くても大丈夫という人もいるだろうが、やはり少しは滑る。
アイゼンで滑らない分、疲労が軽減されるであろう。
振り向けば2年前に登った
爺ヶ岳が見えていた。
向こうから少し雲が湧いてきたかな?
そういえば、他の登山者が昨日の夕方に降った雨について語っていた。
その雨は大雨だったらしい。
今日は同じような天気、テント泊なので夕立がちょっと心配だ。
雪渓上には落石がゴロゴロと転がっている。
白馬大雪渓などでは、この落石が登山にとってすごく危険というイメージがある。
ここは思ったほど危険性を感じない場所だった。
でも、あの岩は転がりそうな予感?
直径1mくらいは有りそうな岩だ。
あの様な大きな岩が雪渓上を音もなく転がっていくのか? やっぱり怖いなぁ...
大雪渓を慎重に上部まで登ってきた。
今日は暑い日だったが、雪渓上は一転してとても涼しい。
少し風が吹くとひんやりして気持ちよく、意外と楽に雪渓を登れた。
雪渓登りは約1時間であった。
三大雪渓の針ノ木大雪渓だが、白馬大雪渓に比べれば大分短いのだろう。
▲10:10 大雪渓上部
涼しい雪渓もこれで終わる。
雪渓上部から登山道へ入ったところでザックを下して軽アイゼンを外した。
まだ半分凍っている飲み物を飲んでクールダウン。
雪渓を外れるとやはり暑いな...
休憩しながらエネルギー補給、やっぱりこれだ! (どら焼き~)
ここから針ノ木峠までは急登となる。
登山道沿いに咲くミヤマキンポウゲやチングルマの花に癒されながらゆっくりと登った。
何処からか、落石の大きな音が聞こえてくる。
針ノ木岳の斜面は大きく崩れていた。 頻繁に落石が起きているのだろう。
▲10:40 最終水場
雪渓上部から30分、ここが最終水場か。
針ノ木小屋のホームページに、「ここで水を確保するように」と書いてあった。
尾根では水は貴重だから、ここでいっぱい汲んでおこう。
ここの水はとても冷たくて美味しい!
ということで、1Lのプラティパス2個と500ccのペットボトル2個。
合計3リットルの水を確保した。
その他、ザックにはスポーツドリンクやレモン水などの飲み物が1リットルある。
プラス3リットルもあれば、明日の朝まで水に関しては大丈夫だろう。
しかし、ザックが3kg重くなった...
最後の急登、この「プラス3Kg」はちょっと辛かったな...
当然、針ノ木小屋で水は購入できる。(1リットル=200円とのこと)
余計重くなったザックで最後の急登を登る。
九十九折のこの坂、大変キツイ... ゆっくり行こう。
▲11:35 針ノ木小屋
最終水場から1時間弱。
針ノ木峠へ到着だ。 お疲れさん。
扇沢の駐車場からは4時間半ちょっと。
コースタイムよりは早く来たものの、最後の急登はとても疲れた...
一先ず小屋前にザックを下して小屋の中へとお邪魔する。
早速、テント泊の受付を行った。 (1張=500円)
ついでに針ノ木岳の山バッジも購入。(1個=600円)
ここのテン場だが、テントのサイズを聞かれたうえで、設営場所を指定される。
私は1人用のテント、ここで「30番」という位置を指定された。
(テン場は大小含めて30張である)
30番の場所は最上部の一番奥だった。
この場所への設営、とてもいいロケーションが期待できるぞ!
(その3へ続く)
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