日程:2013年8月16日~17日
天気:晴→曇 →
▲針ノ木岳(はりのきだけ)
標高:2,820.6m
長野県・富山県
日本二百名山
<ルート>
1日目:扇沢~針ノ木大雪渓~針ノ木小屋
(テント泊)
2日目:針ノ木小屋~針ノ木岳(ピストン)
針ノ木小屋(テント撤収)~大雪渓
~扇沢
7月の3連休に毎年恒例としている長野への登山遠征を実行することが出来なかった。
今回はお盆休みを利用して、テント1泊のみだが単独による登山遠征を行った。
選択した山は、北アルプスの「針ノ木岳」である。
暑いのが苦手なので...
連日猛暑が続く昨今、少しでも涼しい雪上を登りたい。
ということで、日本三大雪渓である「針ノ木大雪渓」に目を付けた。
針ノ木大雪渓を登り切ると、針ノ木小屋のテン場が待っている。
ここのテン場、写真で調べた限り、
自分好みのロケーションだ。
山中に1泊のみと、今回は日程的に限られた遠征だ。
テン場のロケーションはとても重要!
さて、針ノ木岳を目指して岩手を出発だ。
岩手から北アルプス・針ノ木岳登山口のある「扇沢」までは600kmの距離である。
今回の遠征は自動車での単独移動だ。
前日から移動して車中泊、帰りも登山後に岩手まで車中泊...
仲間と一緒なら、運転を交代しながら移動するのだが、単独だからしょうがない。
前日に家の用事を済ませると、長野へ向かって車を走らせた。
高速道路を利用せず、岩手~秋田~山形~新潟と移動する。
車移動ではその途中、どこかのお盆祭りや、交通事故現場の通過などで順調ではなかった。
しかし、日本海側へ出ると、その海岸景色から気持ちよくドライブが出来た。
そんな景色も夜とともに無くなり...
新潟市を通り過ぎた辺りから、高速道路を利用する。
長い...新潟県の北から南までを走り抜け、糸魚川ICで高速を降りた。
深夜0時に高速を降りて50%割引、これは大きい。
さて、糸魚川からは長い洞門を進み、小谷~白馬へと入っていった。
糸魚川では30℃近くあった気温が、白馬に入って一気に20℃へと下がる。
これは車中泊をするのに最適な温度だ。
30℃の車中では、車の窓を開けていても暑くてなかなか疲れがとれないだろう。
そのまま一気に扇沢の市営(無料)駐車場へ車を入れた。
深夜だが、予想以上に駐車場の車は多かった。
駐車スペースを探して、結局駐車場の一番奥へ駐車...
深夜1時半、扇沢の駐車場の気温は17℃。
車の窓を閉め切っていても、ちょっと寒いくらいだった。
タオルケットをかけて、快適に車中泊ができた。
<翌朝>---------------------------------------
▲5:00 起床
3時間程度だが、車中は涼しくよく眠れた。
車の窓から外を眺めると、早くも登山者は動き出している。
自分の出発時間は7時と決めていた。
車中にて朝食のパンを食べ、登山に備え着替え、その他の準備も整える。
市営(無料)駐車場の一番奥へ駐車した訳だが、ここから扇沢駅まで近道が続いていた。
ちょっと行ってみると直ぐに駅につけたので、駅のトイレを利用し再び車に戻った。
▲6:50 駐車場出発
忘れ物は無いか?
車中でしっかりと荷物をチェック。
テント装備の重いザックを背負っていざ出動!
2年ぶりの扇沢駅。
前回は爺ヶ岳経由で鹿島槍ヶ岳へ登った。
<鹿島槍ヶ岳の記事はこちら>
その時もお盆休みだった。
そして、「駅のトイレのみを利用」ということも、前回といっしょ...
針ノ木岳への登山口は扇沢駅の道路を挟んで左側にある。
登山口から右手(駅の裏側)に、あの電気で走るトロリーバスが見えた。
あれに乗れば黒部ダムに行けるんだな。
登山道に入っても直ぐに再びバズ道路へ出る。
曲がりくねったバス道路をショートカットするのが登山道だが、道路を歩いたほうが歩きやすいから楽かな?
暫く進むと道路にトンネルが見える。
あのトンネルの向こう、行ってみたい...
そして針ノ木岳の本当の登山口はトンネル手前の左側にあった。
▲7:20 針ノ木岳登山口
扇沢の駐車場から30分かかって此処へ来た。
ここが本当の針ノ木岳登山口ね... (暑い...)
そして、針ノ木岳も見えてきた。
あれか! 高いな... 遠いな...
既に気温も上がってきているし、順調に行けるか?
さあ、ここからが本当の登山だ。
頑張ってあの針ノ木岳へ登ろう!
(その2へ続く)
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