鹿島槍ヶ岳-その3

PALOMON

2011年08月20日 20:12

鹿島槍ヶ岳
標高 2,889m (長野県・富山県) 百名山
2011年8月14日~15日
テント泊(冷池山荘テン場)

1日目:晴→曇  →
扇沢→(柏原新道)→種池山荘爺ヶ岳→冷池山荘
2日目:晴→曇  →
冷池山荘→鹿島槍ヶ岳→冷池山荘→種池山荘→扇沢

移動:自家用車(岩手→糸魚川IC→扇沢)
移動距離:往復1,270km


<8月14日> その1 その2からの続き


▲10:00 種池山荘出発
種池山荘ではゆっくり休ませてもらった。
水分補給も、山バッチ購入も、いつものおやつも、トイレもOK!
さて、次の目的地である「爺ヶ岳」へ向かう。 


雲が多くなってきたが、辛うじて今回のメインである「鹿島槍ヶ岳」を眺めることが出来た。
鹿島槍ヶ岳の東側から、どんどんとガスが上がってきているようだ。
今日の宿泊地はあそこの麓、まだまだ遠い。(翌日鹿島槍ヶ岳へ登ることにしている。)


これから登る爺ヶ岳。南峰、中峰、北峰とあるようだ。
ピラミッド型に見えているのは南峰(2,660m)、まずはあそこへ行こう。

道は常に九十九折になっており、斜度はあるが疲れにくい。
ちょっとガレていて下りでは滑りやすいか?
雲が出てきたので雷鳥に逢えないかなとちょっとだけ期待して歩く。

振り向くと雲でなかなか見えなかった剱岳が!
剱岳の山頂までを見ることが出来たのはこの辺りではほんの一瞬だった。
左下に見えているのは先程までいた種池山荘。

爺ヶ岳南峰の直前まで登ってきた。辛うじて青空が覗いていた。
ここは巻き道があるので、帰りは体力温存のためパスしようと...


▲10:50 爺ヶ岳南峰(2,660m)
まずは登頂、おめでとう!
南峰はそこそこの登山客で賑わっていた。
南西側は完全ガス状態。北側にわずかな青空が見えていた。

ケルンの横に三角点らしき物体がある。
国土地理院の地図を持参していたが、三角点は中峰にあるようだな?
ここは4等三角点か? ひとまずいつもの三角点タッチを!

▲11:05 南峰を出発
とりあえず三角点からパワーを貰ったので、早くもこの場を去ることにする。
次は隣にある中峰を目指そう!
中峰に見えているピークは中峰。その左側は北峰かな?

南峰と中峰の中間地点には「コマクサ」が咲いていた!
そういえば今年はまだコマクサを見ていなかったな...
ここのコマクサは咲き終わりではあったが、今年も見れて良かった。


▲11:20 爺ヶ岳中峰(2,669m)
こちらの方が南峰よりも9m高い!本当の爺ヶ岳山頂か!
三角点がしっかりと埋められている。こちらは三等三角点だ。
こっちの三角点からもパワーを貰う。



中峰を通過し次を目指す。どうやら「北峰」へは行けないようだ。
ここから先はせっかく稼いだ標高を下っていく。下りも疲れるものだ...
そして何時しか青空は見えなくなっていた。

雷鳥ばかり探しているとパートナーのやすさんが発見したのは「猿」。
向こうもこちらを警戒していたがとりあえず写真を撮らせてもらう。

山で猿に遭うのは初めてだった。
よく里では猿に襲われる人がいるが、山の猿は大丈夫なのだろうか?

で、雷鳥を意識して探していたら漸く見つけた!

雷鳥に逢うのは2回目だった。
前回出遭ったのは「五竜岳」でのこと。登山道にいて踏みそうになったのを覚えている。
他にもいないか探してみたがなかなか見つけることが出来なかった。

▲12:15 冷乗越
登山を開始してから6時間が経過していた。
そろそろ足の裏にも疲れとちょっとした痛みが出てきた。
ここ冷乗越から今日の宿泊地である冷池山荘までは地図上で10分。
もう少しの辛抱...頑張ろう! 

一度鞍部の森林に入り、そこを越えていくと...
そして見えてきた!冷池山荘だ!

▲12:30 冷池山荘
お疲れさま!今日のゴール「冷池山荘」へ到着。
まずはテントの受付を済ませてしまおう。1張=500円だ。

テントの受付を済ませ、ここでも山バッジを500円で購入する。
その他、冷たいコーラ(缶300円)で一息ついてと...

さて、キャンプ地はここから8分くらい離れた場所にある。
しかもこの間は結構な急坂なのであった。これを上り下りしないといけないのね...
トイレも水もここの山荘にしかない。


なるべくテン場から動かなくても良いようにしよう。

水は1リットル150円で購入できる。とりあえず2リットルを購入した。
味はそのまま飲んでも問題無しだ。(ちょっとだけ薬っぽいかな?)
外トイレもすごくキレイだった。

▲13:00 冷池テン場
さて、テン場へやって来た。
思ったより空いている。これなら一等地を確保できるな!
どこも若干斜めな地形であるが、奥側のまずまずの場所に我家を設営できた。

今日はこれで終わりだ。
雨が降らないことを願って長い午後の休憩に入る。

<その4へつづく>

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