三ツ石山-山スキー(2019.1)

PALOMON

2019年01月26日 13:00


日程:2019年01月26日(土) 日帰り
天候:晴 

▲三ツ石山(みついしやま)
 標高:1,466m
 岩手県(雫石町・八幡平市) 
 東北百名山
 (地理院地図はこちら)

▲大松倉山(おおまつくらやま)
 標高:1,407.9m
 (地理院地図はこちら)

▲小松倉山(こまつくらやま)
 標高:1,241m
 (地理院地図はこちら)


<ルート>
 ◎網張スキー場(第1・2リフト利用) ~ ▲大松倉山 ~ ▲三ツ石山 ~
  三ツ石山荘 ~ ▲大松倉山 ~ ▲小松倉山 ~ ◎網張スキー場

<関連記事>
2016年02月06日 三ツ石山-山スキー(松川温泉から)
2014年01月18日 三ツ石山-山スキー(網張スキー場から)
2015年09月07日 源太ヶ岳~三ツ石山-縦走登山




久しぶりの三ツ石山滑走!
この日は8時過ぎに網張スキー場へ到着した。
スキー場の駐車場にはザックを背負った方も見られる。
話を聞けば姥倉方面へ向かうとのことだった。

我々は大松倉山の北斜面で滑るか三ツ石山まで行くか...
天気を見ながらその後の山行を決める予定である。


▲08:30 網張スキー場 出発
リフトの回数券を1人2枚ずつ(1回券=300円)購入しリフトで出発した。



第2リフトを降り、兎平ロッジの前に移動してシールを貼る。
ちょうど4名1組のパーティが三ツ石山へ向けて出発したところだった。




▲09:00 兎平ロッジ 出発
第2リフト終点から入山ポイントである10番プレートまではゲレンデを登る。
そういえば10番プレートは外されていたな...



ゲレンデからツアールートに入る。
(10番プレートは無くなったがピンクリボンがあり)
先に出発していたパーティのトレースを利用させていただく。

直ぐにそのパーティに追いつき、追い越すと先にはトレースが無かった。



大松倉山が近づいてくる。
19番プレート付近で第3リフト方面から入山したと思われるトレースに合流した。

しっかりとしたトレースである。
しばらくこのトレースを利用する。

すると大松倉山斜面に多くの登山者が見られた。




▲10:00 大松倉山
どうやら消防等の合同訓練のようだ。
大松倉山の山頂を踏みならしてテントの設営をするところだろうか。
ご苦労様です。



初めは大松倉山の北斜面の滑走も検討していた。
しかし見てみればここは藪や凸凹で滑りにくそうな斜面であった。

天気は思っていたほど悪くなかった。(むしろ回復気味である。)
そのため、今日は三ツ石山まで向かうことに決定する。



三ツ石山荘がしっかりと見えていた。



大松倉山の山頂でシールを剥がす。
一先ずこの斜面を滑り降りた。



三ツ石山荘へは寄らずに直接三ツ石山の東斜面へ向かった。

この時点で青空が見られる。
ますます天気が良くなってきた。



いつの間にか後方の岩手山もくっきりと見えてきた。



三ツ石山荘には途中で追い越してきたパーティも到着している模様。




▲11:10 三ツ石山
無事、三ツ石山へ登頂する。
久しぶりに網張スキー場からのルートで登頂した。
(前回は松川温泉から入山。)



一週間前に滑った源太ヶ岳。
(その様子はこちら)
今日も誰かがあの斜面を滑っていることだろう。



岩手山。
とてもスッキリした景色である。



山頂から北側の風景。
奥に覘標の台(三角点設置場所)が見える。



三ツ石山から北部にかけて、痩せているものの樹氷が確認できた。



三ツ石山山頂は常に強めの風が吹いていた。
長居せずに山頂を離れ、東斜面の滑走に取り掛かる。


▲11:20 滑走開始
まずは山頂付近からの緩斜面を滑走する。
三ツ石山上部の雪もサラリと積もっていてとても滑りやすかった。



そこから下が滑走メインの斜面だ。

上質な深雪のパウダーである。
今日の遊び場はここになる。

今回は久しぶりの動画です。





最高の天然ゲレンデを満喫する。






ここは何度か登り返して滑った。
天気が良いのに、ほぼ貸し切り状態...(先ほどの4名様は三ツ石山荘へ戻っていった)






まだまだ滑りたいところだったが、帰り時間も考慮して滑走を切り上げた。
これから大松倉山への登り返しもある。
そのため、どうしても帰路には時間がかかってしまう。


▲13:00 三ツ石山荘
ちょっと三ツ石山荘へ寄ってみた。
ここで登り返しに備えてシールを貼った。
今日はシールを何度も貼り直した。
凍ってしまうと接着しなくなるのだが、その都度ウェアの内部に入れて解凍していたので問題なし。



滑走した斜面を振り返る。
樹林外でこのくらいパウダーを楽しめる場所はなかなか無いのでは?




大松倉山への登り返しで再び東斜面を眺める。
まだまだ手付かずのエリアが右に広く残っているな...




▲13:40 大松倉山
大松倉山まで登り返したところ。
三ツ石山が遠ざかる。
またあの斜面を滑りたい...



大松倉山の標識が出ているということは例年より積雪が少ないということだろう。



大松倉山の雪庇の様子。




短めではあるが、シールを剥がして大松倉山からの滑走を楽しむ。

さて、帰りだが...
今日はツアールートを戻らずに小松倉山へ行ってみることにした。

再びシールを貼って深雪を進む。
小松倉手前の巨大雪庇は大きく左巻きにルートをとった。





▲14:30 小松倉山
初めて小松倉山へやって来た。
夏道がない小松倉山だが、山頂には標識がつけられていた。



さて、ここからシールを剥がして滑走を開始する。
上部は幅が狭いうえに三ツ石斜面より雪が重い。
(鎌倉森の斜面上部に似ている感じだった。)



途中から樹林へ突入する。
下るに連れて樹林密度が徐々に薄くなり、途中は滑りやすい場所もあった。
が、既に自分は疲労が蓄積...
樹木をかわして慎重に下るのみとなった。




▲14:55 奥産道合流
網張スキー場から延びている車道、「奥産道」へ下山した。



その後は奥産道を伝って網張スキー場へ戻るのみだ。
ここに何らかのトレースがあれば楽だったのだが、残念ながらラッセルすることになる。

網張スキー場へ向かってしばらく歩いていくと突如トレースが現れる。
どうやら、網張スキー場の管理区域外を滑り降りてきたトレースの様だ。
サイドカントリーコースはここで出るのか...

シールを剥がしてトレースを滑り降りた。



そのうちスキー場へ合流し無事下山となる。



2週連続となった山スキー。
そして久しぶりの三ツ石山への山行となった。

期待していなかった天気にも恵まれ、しかも雪質はパウダー。
手付かずのオープンバーンを何度も登り返して滑る。
山スキーの醍醐味を思う存分楽しんだ。
帰りに使った小松倉山のルートも雪の状況にもよるが楽しく滑ることができるだろう。
また行きたくなるルートであった。

では、また山で!

(完)





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