前回(5/4)は祓川駐車場に前泊(車中泊)した。
GWともあって、駐車場は凄い混み様だった。
今日も天気が良いので祓川駐車場は混んでいることだろう。
今回はルートも変えて「猿倉口」から登ることにした。
猿倉からは昨年5月に一度登っているが、強風の為に引き返した。
しかし今回は風も穏やかなので、無事山頂まで行けるだろう。
早朝、岩手を独りで出発。
7時頃には鳥海山が見える場所まで近づいた。
すると、まだまだ真っ白な鳥海山が正面に!
この景色を眺めながら、猿倉口へと車を走らせる。
▲7:15 猿倉口駐車場
猿倉口の駐車場はとても空いていた。
祓川駐車場と違って余裕でここへ駐車する。
そしてゆったりと、山スキーの準備を整えた。
登山口の気温は6℃程、風も穏やかだった。
しかし山頂はどうかな?
上部の雪面状態はどんな感じか? 前回は凍っていただけにちょっと心配。
念のため前回と同様、6本軽アイゼンをザックにぶら下げた。
▲7:40 猿倉口 出発
山スキーの準備も整い、いざフィールドへ!
今日も頑張って登ろう!
猿倉の登山口にはいつも通り「赤い雪上車」が停められていた。
その他、スノーモービルが4台ほど、シートが掛ったまま停められていた。
今日の雪面は解けていて前回と比べて大分柔らかかった。
斜面はシールで難なく登って行けた。
そんな雪面には所々に大きな割れ目ができている。
滑走時は十分に気を付けよう。
登山口から1時間以上かけて頑張って登ってきたが...
ここであっさりとスノーモービルに追い越される。
スノーモービル、速い!
先週より空気が澄んでいて視界が良い。
風車が並ぶあの丘には、以前近くまで行ったことがあるな。
そして日本海までが良く見えていた。
猿倉駐車場でいっしょだった方に、鳥海山のことをいろいろ教えて頂いた。
滑走ルートのこと、危険箇所、岩髭の滝での遭難のこと。
その方は途中でスキーをデポし、今日はアイゼンとピッケルで新山北壁に挑むらしい。
一緒に話しながら登ったが、ここでお別れした。
七ツ釜避難小屋がちょっと遠くに見えた。
前回登った祓川ルートとは結構離れている。
この猿倉ルート側には登山者がほとんどいなかった。
前に一名、ステップソールの方が登られていた。
窪んだ地形のど真ん中へ立った。
何となく不気味な感じだった... 左へ反れる...
空には鷲が飛んでいた。
急降下してきて何かを掴んだ。
しかし、それがゴミだと分かり、空中から私の側へごみを落としてきた...
大分登ってきた。
一列にしっかりとパーティーを組んだ登山隊が見えた。
舎利坂手前まで登ってくると、祓川からの登山者と合流する。
これでいつもの鳥海山らしくなる。 (人が多くなるということ)
舎利坂。
今回は舎利坂の急斜面もシールが良く効いていた。
滑って後退することなく、最後までシールで登れる。
▲11:00 七高山
そして今日は難なく七高山へ登頂できた。
お疲れさんでした。
景色は前回(一週間前)とあまり変わっていない。
ゴツゴツとした外輪は相変わらず迫力があり。
今日は空気が澄んでいた。
南方に前回は見えなかった月山を眺めることができた。
今年の滑り納はあの山、月山か?
北方には稲倉岳と日本海の海岸線。
今日も山頂だけはやや強い風だった。
岩陰に隠れて風を防ぐ。
そしておやつのどら焼きを食べた。
この5月の残雪期が一年で最も賑わっているのか?
七高山山頂の賑わいぶりはこんな感じ。 相変わらずだった。
▲11:40 滑走開始
前回、(スキーをデポしたため)出来なかった山頂からの滑走。
今回は山頂から猿倉まで一気に滑走する。
やはり山頂斜面の滑走は気持ちが良かった!
しかし、逆に気持ちよく滑れたのは標高が高いところのみ。
前回と違って今日の雪はスキー板が滑らない。
斜度があればいい感じで滑れるのだが...
ストップ雪...
ストップ雪は滑るのがとても大変...(脚が疲れるのみ)
▲12:05 猿倉口 下山
30分かからずに猿倉口まで戻ってきた。
標高差1,200mの滑走もあっという間だ。
まずは山頂から滑走を行い、前回のリベンジを達成できたといえる。
いろいろとアスファルト上で乾燥させる。
ちょっと散らかしているが、駐車場が空いているのでお構いなし。
しかし、今日は暖かいせいで虫が多いな...
今年は残雪が多いのだが、今日のストップ雪には「今期板納め」も考えさせられる。
里山にはカタクリなどの多くの花も咲き、場所によっては高山植物もチラホラと。
そろそろ土の上も歩きたくなってきた。
山スキー、あと一回!
今日の滑走はこんな感じ。 前回の祓川の軌跡も比較表示。
ではまた、山で!
(完)
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