鳥海山-山スキー (リベンジならず)

PALOMON

2013年05月10日 01:05


日程:2013年5月6日(月)
天気:晴→曇(強風) →

▲鳥海山(ちょうかいさん)
 秋田県・山形県
 標高: 2,229m
 日本百名山

<ルート>
猿倉登山口→1,450m付近まで(ピストン)

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2013年4月29日 鳥海山-山スキー(祓川口より)


前回、4月29日の鳥海山(祓川口より)は凍った斜面と強風に苦戦...
登り2時間弱で諦め、七ツ釜避難小屋で折り返した。
不完全燃焼に終わっていたわけだ...

そんな最中、GWの最終日の5月6日に空きができた。
早速、前回のリベンジを果たそうと、再び鳥海山の祓川登山口へ向かった

出発したのは前日(5月5日)の夕方である。
車に車中泊道具と山スキー道具を積み込んだ。
夕日を眺めながら岩手を出で秋田に突入。 鳥海山付近に来た時は真っ暗になっていた。


雪の壁はなかなかワンダフル。
夜間となれば車も来ないのでちょっと降りて雪の壁を撮影した。


明日の天気がすごく気になっていた。
天気予報では午後から雨マークだったからだ。
早朝出発すれば雨に当たらず山頂ピストンできるのではないか?
そんなことを考えてここ祓川までやってきたのだが...

駐車場に付いたのは20時過ぎだった。
気温は9℃、前回(1週間前)は0℃だったので、ぜんぜん暖かい。

しかし、ゴーゴーと音を立てて吹く風、車が引っ切り無しに揺れるのだった...


前回も強風でテントが飛ばされそうだったが、今回の風はそれを上回っている。
駐車場には5-6台の車が停まっていた。
しかし、私は落ち着いてここの駐車場に居ることは出来なかった。


トイレはここにしかないので、トイレのみ利用して1つ下の駐車場に降りた。
下の駐車場には全く車が居ない。
そこで車内にて夕食を食べていたが、ここも強風で落ち着かない。

更に下る。
猿倉登山口の駐車場をパスして、更に下った所にある駐車場へ移動した。
車の気配は全くなかった。 一先ず風も気にならなくなったのでここで車中泊する。


翌朝の天気は晴れ。
これはいいぞと思ったが、鳥海山を眺めると上部は雪が舞い上がって荒れ模様?

一先ず祓川駐車場付近まで車で登ってみた。

しかし、昨日の夜と変わらぬ強風であった...

さて、どうしよう?
せっかく来たわけだし、天気も強風ながら晴れている。
猿倉登山口付近から少し入って滑ってみようか?

この時点で鳥海山山頂へのリベンジという気持ちは失敗に終わっていた。

猿倉登山口の駐車場でコーヒーを淹れ朝食を食べた。
そのうち1台の車が到着した。
私が山スキーの準備をしていると、その車から1名、同じく準備を始めていた。

さて、出発してみようか。
道路脇の壁の無い場所から鳥海山側へと入り込んだ。
ちょうど手持ちの紙地図には猿倉登山口からの地形が載っている。
GPSで位置確認しながら、夏道の猿倉ルート上を登って行った。


少なめの樹林地帯を選んで登ったが、今日の強風はあまり防げなかった。


気温は朝から7℃程あった。
前回(1週間前)と雪面状態は全く異なり、腐った雪だった。
シールが効いて、前回より全然楽に斜面を登って行った。

まあ、滑りはストップしてしまう雪だろうな...

この青空が非常にもったいない。
風が弱ければ猿倉口からでも確実に山頂まで登っているだろう。
今日は朝から山頂諦めモードだから... どこまで登ろうかな?


天気も下り坂だし、そう思うと、
2時間以内で行けるところまでにしよう、とそんな感じで決めていた。



スノーモービルの跡を良く見かけていた。
その通り道だろう。 フラグが立ててあり、猿倉雪上ルートを表している。


1時間30分くらい登った。
この樹はこれから上部へ向かって存在する最後の樹か?

そう思うと、風を少しでも避けて休憩できるのは此処しかないかと、勝手に決めつけた。

標高は1,450m付近だった。
斜度もちょっとあったので、座ると少しは風が弱まった。
ここで終わろうかと考え、GPSを参照した。

駐車場でいっしょだった方は私を追い越して上へと登って行った。

しかし、上には樹が無かった。
前回登った時に立ち寄った「七ツ釜避難小屋」までも距離が1km程あった。

やはり此処を今日のゴールとしたのだった。


ここで雪面に少し穴を空けてお湯を沸かした。
コーヒーを淹れて、一息ついた。

この雪の量なら5月はまだまだ山スキーが出来るだろう。
また来れるかな? なんだか、今年の山スキーをここで終われない気がした。



ここから日本海までよく眺めることが出来た。
何だかんだ言って、天気はまだもっている... 


そして祓川登山口付近にある、祓川ヒュッテを眺める。
強風を懸念してやめた祓川ルートだったが、そこから登っても、今日の猿倉ルートとは同じくらいの風の強さだったろう。


滑り降りるが今日の雪は全くスピードに乗らなかった。

今日は単独登行、自分のシュプールのみを撮影した。


下りは早くて、気付けばもう猿倉口の登山口だった。

猿倉口の赤い雪上車。
昨年の鳥海山に祓川から登った際、下山中にこの雪上車を見かけた。
その時、下山口を間違えてこっちに降りていたんだ...


そして駐車場に無事戻る。
今日も山行き、お疲れさんでした。


帰りはフォレスタ鳥海の温泉を利用した。(500円)
お昼前ということもあり温泉はだいぶ空いていた。 これにて今日も終了だ。

前回(4月29日)の祓川ルートは赤、今回の猿倉ルートは黄色。
Googleアースで3D参照。 双方、対して登ってはいない。


リベンジならず、今期3度目の挑戦はあるか?
雪の量はまだまだ十分、天気次第で再度...?
そういえば、2月に新品にしたシールGecko、接着面が早くもダメになってきたぞ。 
それも心配...



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