▲9:50 犬倉山山頂
犬倉山の標高は1,408m、リフト終点から標高差100mしか登っていない。
時間も30分くらいで来れる。
お手頃なバックカントリーエリア!
先ほど歩いてきたルートを見下ろす。
あの雪庇の横を歩いてきた。
後ろの山々は秋田駒ヶ岳や乳頭山だ。 次回はあの山へ行きたい!
犬倉山頂の南側の谷を見下ろす。
谷間からモクモクと湯気が上がっていた。
そして硫黄の強い匂いがここまで流れてくる。
あそこが名湯・網張温泉の元湯か。
<網張温泉のページ>
暫く景色を眺めていた。
あとから単独の山スキーヤーが2名登ってきた。
何処を滑るのかと尋ねたが、やはり今日の雪質に残念がっていた。
雪は表面がやや硬く、中身はやや柔らかい、モナカっぽい感じだ。
ウサギの足跡もこの通り... 跡がはっきりしている...
スキー板は雪面に真っ直ぐ埋まり、滑ったら曲がりにくそう...
▲10:05 滑走
まずは、この北斜面を滑ってみよう!
スキーからシールを剥がしてザックへ入れる。
スキー靴のバックルを締めたら準備完了! そして北斜面を滑走!
思った通り、ぎこちない滑り...
こういう雪質でもうまく滑れるようになりたい...
下まで滑ったらまたシールを貼り直して登り返す。
シールGeckoは貼り直しが楽ちん。 でも、シールに雪が凍り付いて若干粘着が劣っていた。
そして同じ斜面をもう一回滑るが、やっぱりうまく曲がれない...
2回滑っただけだったが、登り返すのにシールがうまく貼り付かなくなってきた。
シールの雪をしっかり落としてから、ザックに収納しないとこうなるのね...
というわけで、今日はたった2回、この斜面を滑っただけで滑りは終了した。
だが、荒れるはずの天気も意外ともっている。 この後どうしようかと悩む。
そのままこの斜面にザックを敷いて座る。
そしてザックから(一応)持ってきたガスバーナーやらクッカーを取り出した。
この時、無風... 岩手山を眺めながらカレーヌードルを食べることに決めた。
雪山用に、ガス缶にはモンベルの「カートリッジソックプロテクター」を装着してきた。
「雪の上に直接置いても凍りつかず、ガスの消費量を抑えます。」 とのこと。
クッカーはヒートエクスチェンジャー付の
DUG・HEAT-I。
雪山ではソックプロテクター&ヒートエクスチェンジャーで効率アップ!
セブンイレブンのカップヌードルは日清より安くて110円くらい、味もまずまず。
(最近、日清カップヌードルは160円もするのね...)
食後のデザートにエクレアを持ってきたが、中も凍ることなく美味しく頂く!
無風ならではの雪山斜面カップラ休憩。
グレーの空ながら、ハッキリとした岩手山の山頂を眺めながら休憩した。
全く音の無い場所だった。 そして1人寂しい世界だった。
▲11:15 下山開始
休憩中は無風だったので寒くはなかった。
休憩前に比べると、やや岩手山の山頂は白く霞んでいた。
遠くに見えていた早池峰山は既に見えなくなっていた。
下山ではシールを付けたままタケカンバの樹林中を滑って下った。
シールを付けたまま、ビンディングの踵を開放したまま、これで滑るのもまた難しい。
再び樹林が開けたところでシールを剥がした。
ここから滑ろうと下を眺める。 すると、下方に2名... あんなところで何やら活動中?
おお、パラグライダーで飛び立つのか! そこは危険な雪庇地帯、勇気があるなぁ...
ちょっとだけ話を交わしただけでその場を通過した。
また登り斜面、シールを貼るのが面倒なのでスキーを担いで登り返し。
トップからは樹林の中を滑って降りていく。
すると、網張スキー場の双子林間コース途中へ合流した。
10番には三ツ石方面へのトレースがあり。
今シーズン、三ツ石山へも行きたいところだな。
スキー場をそのまま滑り下りていくと、途中であのパラグライダーが!
山スキー&パラグライダーとは素晴らしい冒険家だ。
そして自分は駐車場へ戻り、今日の山スキーを無事に終了する。
下山後、雪が降り出し積もり始めた。 予報通り天気が崩れた。
自分はタイミングよく下山してきた。
犬倉山、ちょっとした山スキー練習にはいいエリアである。
雪庇は離れて歩けるので問題ないし、北側斜面は雪崩の危険もないだろう。
天気が崩れても直ぐにスキー場へ戻って来れる。
さて、課題は深雪の滑りだ。
雪が重くても、うまくターンできるようになりたい。
次回はスキー場の隅で練習しよう!
(完)
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